2012年11月
2012年11月23日
2012 英国旅行記 [目次]
ここは2012年9月にUKで行われたULTRAVOXのBrilliant Tourの
Oxford公演の観戦記及び英国旅行記の目次です。
livedoor Blogの「Blogressive Station - Jの日記」にて細切れに
綴ってきましたが、英国旅行記のみを一気に読む場合、この目次ページ
よりご覧下さい。
2012 英国旅行記(1)〜(14)をまとめて読む場合はこちらをご覧下さい。
・2012 英国旅行記(1)〜(14)をまとめて読む。
環境により上記全部をダウンロードできない場合は、各章ごとにご覧下さい。
・2012 英国旅行記(14) 〜おわりに〜
・2012 英国旅行記(13) 〜帰国〜
・2012 英国旅行記(12) 〜バックステージとハウスパーティー〜
・2012 英国旅行記(11) 〜22/09/2012 Ultravox @New Theatre, Oxford, UK LxIxVxE Report (後編)〜
・2012 英国旅行記(10) 〜22/09/2012 Ultravox @New Theatre, Oxford, UK LxIxVxE Report (前編)〜
・2012 英国旅行記(9) 〜Oxford New Theatreへ、ライヴ直前〜
・2012 英国旅行記(8) 〜Oxford散策3 British Pub Turf TavernとWhite Horse〜
・2012 英国旅行記(7) 〜Oxford散策2 Christ Church〜
・2012 英国旅行記(6) 〜Oxford散策1 街の風景〜
・2012 英国旅行記(5) 〜HeathrowからOxfordへ〜
・2012 英国旅行記(4) 〜成田からHeathrowへ〜
・2012 英国旅行記(3) 〜準備〜
・2012 英国旅行記(2) 〜決断〜
・2012 英国旅行記(1) 〜はじめに〜
----------------
【参考】
・2005 英国旅行記
・2006 英国旅行記
・2007 英国旅行記
・2009 英国旅行記
・2009-12 英国旅行記
・2011 英国旅行記
・2012 シンガポール旅行記
Oxford公演の観戦記及び英国旅行記の目次です。
livedoor Blogの「Blogressive Station - Jの日記」にて細切れに
綴ってきましたが、英国旅行記のみを一気に読む場合、この目次ページ
よりご覧下さい。
2012 英国旅行記(1)〜(14)をまとめて読む場合はこちらをご覧下さい。
・2012 英国旅行記(1)〜(14)をまとめて読む。
環境により上記全部をダウンロードできない場合は、各章ごとにご覧下さい。
・2012 英国旅行記(14) 〜おわりに〜
・2012 英国旅行記(13) 〜帰国〜
・2012 英国旅行記(12) 〜バックステージとハウスパーティー〜
・2012 英国旅行記(11) 〜22/09/2012 Ultravox @New Theatre, Oxford, UK LxIxVxE Report (後編)〜
・2012 英国旅行記(10) 〜22/09/2012 Ultravox @New Theatre, Oxford, UK LxIxVxE Report (前編)〜
・2012 英国旅行記(9) 〜Oxford New Theatreへ、ライヴ直前〜
・2012 英国旅行記(8) 〜Oxford散策3 British Pub Turf TavernとWhite Horse〜
・2012 英国旅行記(7) 〜Oxford散策2 Christ Church〜
・2012 英国旅行記(6) 〜Oxford散策1 街の風景〜
・2012 英国旅行記(5) 〜HeathrowからOxfordへ〜
・2012 英国旅行記(4) 〜成田からHeathrowへ〜
・2012 英国旅行記(3) 〜準備〜
・2012 英国旅行記(2) 〜決断〜
・2012 英国旅行記(1) 〜はじめに〜
----------------
【参考】
・2005 英国旅行記
・2006 英国旅行記
・2007 英国旅行記
・2009 英国旅行記
・2009-12 英国旅行記
・2011 英国旅行記
・2012 シンガポール旅行記
2012年11月22日
2012 英国旅行記(14) 〜おわりに〜
[2012 英国旅行記(14)の前後を読む]
2012年9月21日(金)〜9月24日(月)の2泊3.5日の日程を14回に分けて綴ってきた
「2012 英国旅行記」も最後にまとめて終わりにしたいと思う。
過去7回の強行日程の渡英の中でも最短滞在となる今回の旅には、長期休暇を
取らなくても金曜日1日と月曜日のAM半休のみの計1.5日の休暇でイギリスでの
ライヴを観れるのかどうかを自分自身で確認するという目的があったが、
それが出来るということを身をもって確認できたのが大きな収穫だった。
休暇については各個人の仕事の環境にもよるが、私の場合は3日以上続けて
休むとなるとインパクトは大きく厳しいものがあるが、1.5日や2日なら
それほどハードルが高くないので、今後イギリスで観たいライヴがあれば
今回の経験を活かして積極的に観に行きたいと思う。
結果的には大成功の旅であるが、反省点、改善点を挙げるとすれば、まず、
「2012 英国旅行記(5)」でも書いたように、鉄道の休日ダイヤに対する調査
が甘かった点がある。これは短期滞在に限ったことではないが、今回の
ような英国での滞在時間がわずか約44時間と短い場合、計画の崩れによる影響
が顕著に表れ、目的のライヴが観れなかったり、帰国出来なかったりと大変な
ことにすぐに繋がってしまう。幸い今回は大きな問題にならなかったが、
次回以降の旅では気をつけたい。
あとは、もうちょっと観光と食事(ビール)の内容を濃くできたのではないか
という点である。ライヴ観戦がメインの旅行なので、観光と食事の計画に
ついては、あまり詰め込まずにざっくりとしか考えていなかったが、
後から振り返ってみると、事前にもうちょっと調査して計画を詰めていれば
良かったかなとも思った。
今回の短期旅行は長期休暇は取れないがイギリスでのライヴは観たい
という想いから編み出された苦肉の策による人体実験みたいなもので、
その実験が成功したことを証明できたが、ハードスケジュールなだけあって、
全く体が疲れていないわけではない。なので、休暇が長期で取れてゆっくり
旅行できるならそれにこしたことはないことを付け加えておきたい。
最後にいろいろと書いてしまったが、全部ひっくるめて一番良かったことは、
ULTRAVOXの4人が今も健在で、彼らの素晴らしいパフォーマンスを
確認できたこと。結局はこれに尽きる。
過去の旅行記と同様に今回も大変長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
(おわり)

(写真はOxfordのアリス・ショップで購入したコースター2種。画像はクリックで拡大。)
2012年9月21日(金)〜9月24日(月)の2泊3.5日の日程を14回に分けて綴ってきた
「2012 英国旅行記」も最後にまとめて終わりにしたいと思う。
過去7回の強行日程の渡英の中でも最短滞在となる今回の旅には、長期休暇を
取らなくても金曜日1日と月曜日のAM半休のみの計1.5日の休暇でイギリスでの
ライヴを観れるのかどうかを自分自身で確認するという目的があったが、
それが出来るということを身をもって確認できたのが大きな収穫だった。
休暇については各個人の仕事の環境にもよるが、私の場合は3日以上続けて
休むとなるとインパクトは大きく厳しいものがあるが、1.5日や2日なら
それほどハードルが高くないので、今後イギリスで観たいライヴがあれば
今回の経験を活かして積極的に観に行きたいと思う。
結果的には大成功の旅であるが、反省点、改善点を挙げるとすれば、まず、
「2012 英国旅行記(5)」でも書いたように、鉄道の休日ダイヤに対する調査
が甘かった点がある。これは短期滞在に限ったことではないが、今回の
ような英国での滞在時間がわずか約44時間と短い場合、計画の崩れによる影響
が顕著に表れ、目的のライヴが観れなかったり、帰国出来なかったりと大変な
ことにすぐに繋がってしまう。幸い今回は大きな問題にならなかったが、
次回以降の旅では気をつけたい。
あとは、もうちょっと観光と食事(ビール)の内容を濃くできたのではないか
という点である。ライヴ観戦がメインの旅行なので、観光と食事の計画に
ついては、あまり詰め込まずにざっくりとしか考えていなかったが、
後から振り返ってみると、事前にもうちょっと調査して計画を詰めていれば
良かったかなとも思った。
今回の短期旅行は長期休暇は取れないがイギリスでのライヴは観たい
という想いから編み出された苦肉の策による人体実験みたいなもので、
その実験が成功したことを証明できたが、ハードスケジュールなだけあって、
全く体が疲れていないわけではない。なので、休暇が長期で取れてゆっくり
旅行できるならそれにこしたことはないことを付け加えておきたい。
最後にいろいろと書いてしまったが、全部ひっくるめて一番良かったことは、
ULTRAVOXの4人が今も健在で、彼らの素晴らしいパフォーマンスを
確認できたこと。結局はこれに尽きる。
過去の旅行記と同様に今回も大変長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
(おわり)

(写真はOxfordのアリス・ショップで購入したコースター2種。画像はクリックで拡大。)
2012年11月20日
2012 英国旅行記(13) 〜帰国〜
[2012 英国旅行記(13)の前後を読む]
英国3日目の9/23(日)がスタート。
スタートと言っても、3日目にしてもう日本に帰らなければいけないのだが・・・。

朝食はホテルのEnglish Breakfastをいただきたいところだが、このホテルの
日曜日の朝食時間は8:00からだが、始発が8:50なので食べていたら間に合わない。
せっかくの五つ星ホテルのEnglish Breakfastが食べられないのは残念・・・。
なので、前日にスーパーで買っておいたサンドウィッチを食べる。渡英中に
時間が無いとき等はよくサンドウィッチを食べるが、意外と美味しい。

ホテルのオリジナルのチョコレートももらっていたので、それも食べる。
旅行記の(5)や(7)で書いたが、電車が遅れると13:45発の帰国の飛行機に
間に合わないので、Heathrow空港行きの交通手段をバスに切り替えるかどうか
判断するため、始発の8:50より1時間20分前の7:30にOxford駅に行く。
運行状況を確認したところ、遅延は無いとのことで一安心した。

9月だというのに10℃を切る寒さの中、1時間強待っていると、やっと始発が到着。
但し、8:50の始発だというのに、なんと3両編成だった。ホームに人が溢れて
激混みだったが、座席にも座れ、座席から見える荷物置き場にスーツケースを
置くことができた。ブリットレイルでLondonと地方都市の間を移動する場合、
意外とスーツケース等の荷物の管理は大変なものだといつも思う。

こんな景色を眺めながらOxford駅からPaddington駅に向かう。
Paddington駅からはHeathrow ExpressでHeathrow空港へ。
Heathrow空港には10:20頃到着した。帰国便の出発時間13:45に対して3時間前
という充分に余裕のある時間に到着してホッとした。

チェックインと出国審査を済ませ、免税店で買い物をした後、まだ時間に
余裕があったので、免税店内のレストランでイギリス最後の充電をする。
Spitfireというイギリスのペールエールを飲む。日本で樽生を置いている店は
まだ見たことが無く、初めて飲んだ。Spitfireとはイギリス製の戦闘機
Supermarine Spitfireにちなんで名づけられたエール。
おつまみはノルウェーサーモンとスクランブルエッグ。


帰りの便VS900。外は大雨だったので、その影響かやや遅れて出発。
さようならイギリス。

離陸してすぐにビールとプレッツェルのサービス。
イギリスで無事に過ごせたことに祝杯を挙げた。

オレンジジュース。

その後、機内食。
筑前煮(鶏肉、椎茸)、野菜の炒めもの、ご飯、パン、
枝豆サラダとヌードル。
そういえば、Virgin Atlantic名物の松花堂弁当は今回の便では往復ともに
無かった。無くなったのか?

しばらくしてアイス。

またしばらくしてソーセージのパン。

日本に着く直前に朝食。
普通のEnglish BreakfastとヴェジタリアンのEnglish Breakfastが選べたので
ヴェジタリアンにしてみた。
スクランブルエッグ、トマトコンカッセ、マッシュルーム、ハッシュブラウン。
マフィン、ヨーグルト、オレンジジュースも。

そして、日本、成田空港に到着。
9/24(月)9:30到着の予定だったが、30分以上遅れた。
過去の渡英では到着が遅れたことは無かったが、行き、帰りともに遅れたのは
初めて。入国審査を済ませて、荷物返却台から預けたスーツケースが戻って
くるのを待つ。
ここで異変に気付く。(自分達のではない)びしょ濡れの布製のスーツケース
が流れてきた。おかしいな?と思いつつ、良く見ると、他のほとんどのスーツ
ケースも濡れている。チェックイン時に預けた荷物は外に放置されるという
ことを実は初めて知った。Heathrow空港での雨は酷かったので、自分達の
スーツケースも案の定びしょ濡れだった。自分のスーツケースはリモワの
ポリカーボネート製の接合部が防水ファスナー式になっているものだが、
防水ファスナーが効いたのか、中身は濡れずに無事だった。
一方、相方はリモワのジュラルミン製のものであるが、接合部は防水加工
されているものの、酷い雨だったため、中身が濡れていた。たまたま
接合部付近にモッズコートを入れていたので、コートがほとんどの水を吸って
くれたのだが、残念なことに、相方が荷物の中で唯一ビニール袋に入れ
忘れていたWarrenとBillyのサインの入ったツアーパンフが少し濡れて
しまった・・・。
濡れたのが少しだけだったのが不幸中の幸いだったが、ショックは大きい。
今後の海外旅行に向けて、いろいろと勉強になった。
荷物も受け取り、地元駅に向かうリムジンバス乗り場に向かうが、飛行機が
遅れたり、濡れたスーツケースの中身を確認していたこともあり、乗ろうと
している10:30発のバスまで10分を切っていた。急いで走って、なんとか
10:30発のバスに滑り込んで乗れた。
バスに乗ってからは約1時間半後の12:00前に地元駅に到着。
自分の場合、ここから、午後に会社に出社しても間に合う時間なので、
1.5日のみの休暇取得(金曜の1日休暇と月曜のAM半休)で2泊3.5日の英国旅行が
実現できることが身をもって証明された。
但し、普段の休日出勤の振り替え休日が沢山貯まっており、業務上休んでも
影響が無かったので、この帰国日9/24(月)は午後から出社せずに休みにすることにした。

昼食も兼ねて、地元駅のパブで、大成功だったULTRAVOX Brilliant Tour観戦
英国旅行にヒューガルデンホワイトで祝杯を挙げ、長いようで短く、
短いようで長かった、2泊3.5日の渡英に幕を閉じた。

【おまけ】
帰国日のこの日は昼食を食べた後、自宅に帰って少し休んで荷物の片付け等を
した後、夕方にASIAの来日公演を観に渋谷公会堂に行った。
ASIAのチケット購入後にULTRAVOXのUKツアー日程が発表されたため、
このようなスケジュールになった。強行スケジュールに輪をかけた形に
なってしまったが、重なってASIAが観れなくならなかっただけ幸いかもしれない。
最後に、次回(14)でまとめて、長かった旅行記も終了とする。
(つづく)
英国3日目の9/23(日)がスタート。
スタートと言っても、3日目にしてもう日本に帰らなければいけないのだが・・・。

朝食はホテルのEnglish Breakfastをいただきたいところだが、このホテルの
日曜日の朝食時間は8:00からだが、始発が8:50なので食べていたら間に合わない。
せっかくの五つ星ホテルのEnglish Breakfastが食べられないのは残念・・・。
なので、前日にスーパーで買っておいたサンドウィッチを食べる。渡英中に
時間が無いとき等はよくサンドウィッチを食べるが、意外と美味しい。

ホテルのオリジナルのチョコレートももらっていたので、それも食べる。
旅行記の(5)や(7)で書いたが、電車が遅れると13:45発の帰国の飛行機に
間に合わないので、Heathrow空港行きの交通手段をバスに切り替えるかどうか
判断するため、始発の8:50より1時間20分前の7:30にOxford駅に行く。
運行状況を確認したところ、遅延は無いとのことで一安心した。

9月だというのに10℃を切る寒さの中、1時間強待っていると、やっと始発が到着。
但し、8:50の始発だというのに、なんと3両編成だった。ホームに人が溢れて
激混みだったが、座席にも座れ、座席から見える荷物置き場にスーツケースを
置くことができた。ブリットレイルでLondonと地方都市の間を移動する場合、
意外とスーツケース等の荷物の管理は大変なものだといつも思う。

こんな景色を眺めながらOxford駅からPaddington駅に向かう。
Paddington駅からはHeathrow ExpressでHeathrow空港へ。
Heathrow空港には10:20頃到着した。帰国便の出発時間13:45に対して3時間前
という充分に余裕のある時間に到着してホッとした。

チェックインと出国審査を済ませ、免税店で買い物をした後、まだ時間に
余裕があったので、免税店内のレストランでイギリス最後の充電をする。
Spitfireというイギリスのペールエールを飲む。日本で樽生を置いている店は
まだ見たことが無く、初めて飲んだ。Spitfireとはイギリス製の戦闘機
Supermarine Spitfireにちなんで名づけられたエール。
おつまみはノルウェーサーモンとスクランブルエッグ。


帰りの便VS900。外は大雨だったので、その影響かやや遅れて出発。
さようならイギリス。

離陸してすぐにビールとプレッツェルのサービス。
イギリスで無事に過ごせたことに祝杯を挙げた。

オレンジジュース。

その後、機内食。
筑前煮(鶏肉、椎茸)、野菜の炒めもの、ご飯、パン、
枝豆サラダとヌードル。
そういえば、Virgin Atlantic名物の松花堂弁当は今回の便では往復ともに
無かった。無くなったのか?

しばらくしてアイス。

またしばらくしてソーセージのパン。

日本に着く直前に朝食。
普通のEnglish BreakfastとヴェジタリアンのEnglish Breakfastが選べたので
ヴェジタリアンにしてみた。
スクランブルエッグ、トマトコンカッセ、マッシュルーム、ハッシュブラウン。
マフィン、ヨーグルト、オレンジジュースも。

そして、日本、成田空港に到着。
9/24(月)9:30到着の予定だったが、30分以上遅れた。
過去の渡英では到着が遅れたことは無かったが、行き、帰りともに遅れたのは
初めて。入国審査を済ませて、荷物返却台から預けたスーツケースが戻って
くるのを待つ。
ここで異変に気付く。(自分達のではない)びしょ濡れの布製のスーツケース
が流れてきた。おかしいな?と思いつつ、良く見ると、他のほとんどのスーツ
ケースも濡れている。チェックイン時に預けた荷物は外に放置されるという
ことを実は初めて知った。Heathrow空港での雨は酷かったので、自分達の
スーツケースも案の定びしょ濡れだった。自分のスーツケースはリモワの
ポリカーボネート製の接合部が防水ファスナー式になっているものだが、
防水ファスナーが効いたのか、中身は濡れずに無事だった。
一方、相方はリモワのジュラルミン製のものであるが、接合部は防水加工
されているものの、酷い雨だったため、中身が濡れていた。たまたま
接合部付近にモッズコートを入れていたので、コートがほとんどの水を吸って
くれたのだが、残念なことに、相方が荷物の中で唯一ビニール袋に入れ
忘れていたWarrenとBillyのサインの入ったツアーパンフが少し濡れて
しまった・・・。
濡れたのが少しだけだったのが不幸中の幸いだったが、ショックは大きい。
今後の海外旅行に向けて、いろいろと勉強になった。
荷物も受け取り、地元駅に向かうリムジンバス乗り場に向かうが、飛行機が
遅れたり、濡れたスーツケースの中身を確認していたこともあり、乗ろうと
している10:30発のバスまで10分を切っていた。急いで走って、なんとか
10:30発のバスに滑り込んで乗れた。
バスに乗ってからは約1時間半後の12:00前に地元駅に到着。
自分の場合、ここから、午後に会社に出社しても間に合う時間なので、
1.5日のみの休暇取得(金曜の1日休暇と月曜のAM半休)で2泊3.5日の英国旅行が
実現できることが身をもって証明された。
但し、普段の休日出勤の振り替え休日が沢山貯まっており、業務上休んでも
影響が無かったので、この帰国日9/24(月)は午後から出社せずに休みにすることにした。

昼食も兼ねて、地元駅のパブで、大成功だったULTRAVOX Brilliant Tour観戦
英国旅行にヒューガルデンホワイトで祝杯を挙げ、長いようで短く、
短いようで長かった、2泊3.5日の渡英に幕を閉じた。

【おまけ】
帰国日のこの日は昼食を食べた後、自宅に帰って少し休んで荷物の片付け等を
した後、夕方にASIAの来日公演を観に渋谷公会堂に行った。
ASIAのチケット購入後にULTRAVOXのUKツアー日程が発表されたため、
このようなスケジュールになった。強行スケジュールに輪をかけた形に
なってしまったが、重なってASIAが観れなくならなかっただけ幸いかもしれない。
最後に、次回(14)でまとめて、長かった旅行記も終了とする。
(つづく)
2012年11月16日
2012 英国旅行記(12) 〜バックステージとハウスパーティー〜
[2012 英国旅行記(12)の前後を読む]

Oxford New Theatreでのライヴ終了後はバックステージパスを胸に貼って
Robさんとの待ち合わせ場所の関係者入口へ行く。
そこで照明エンジニアのChris氏と再会。Chris氏はJohn Foxxのライヴの
照明エンジニアでもあるので、2011年10月に観に行ったJohn Foxx And The Maths
のLondon XOYO公演で会って以来の挨拶をした。
その後、Robさんに連れられて、再会の約束をしたWarren Cannの待つ
バックステージへ行く。バックステージは2009年のReturn To Eden Tourと同様
に実際にメンバーが使っていた部屋ではなく、空き部屋だった。
【参考】2009 英国旅行記(12) 〜Brighton Domeバックステージで念願のメンバーと対面〜
バックステージにはスタッフのPaulさん夫妻もいて、再会の挨拶をした。
バックステージに来ていたのは我々も含めて7人くらいで、もちろん(?)、
日本人は我々だけだった。最初に我々がWarrenのもとへ。
Warrenはビールを片手にライヴ後の疲れを癒していた。以前よりちょっと
白髪が多くなった印象。
3年半振りに挨拶し、はるばる日本から観に来た我々を歓迎してくれた。
毎度のことながら、日本のファンが来日公演を待ち望んでいることを伝えると、
行きたいんだけど・・・と、来日公演をとりまく状況はなかなか厳しそうな
感じだった。
一緒に写真を撮ってもらい、ツアーパンフレットにサインをしてもらった。


Warrenとの再会の後、Robさんと会場の外に向かったところ、廊下で帰ろうと
していたBilly Currieに会った。
Billyには、最初に「Return To Eden Tourを観に来てくれてたよね。」と
言われ、Brighton Dome公演のバックステージに訪問させてもらった
我々のことをすぐに思い出してくれたようだった。イギリスのライヴで
日本人は珍しいから印象が強かったのかもしれない。
Billyにも一緒に写真を撮ってもらい、ツアーパンフレットにサインをして
もらった。


WarrenとBillyにサインしてもらったツアーパンフレット。
MidgeとChrisはといえば、ライヴ後は速攻で帰ったらしい。(笑)
Brilliant Tourが始まって2日目だから、いろいろと疲れもあったのだと思う。
そう考えると、ファンと交流の機会を多く持っているWarrenは元気者だ。(笑)
関係者出入口から外に出ると、多くのファンが出待ちしていた。
その後は、Robさんに誘われていたパーティーへ。
事前に、ファンが集まるパーティーがあるからと誘われていたので、参加表明
はしていたが、パーティーの詳細については特に質問していなかったので
どんなパーティーかは知らなかった。
ライヴ会場の近くからRobさんとタクシーに乗ってパーティー会場に向かう。
10分ほど乗って到着したのは、Paulさん夫妻の家だった。そういえば、夫妻は
Oxford在住だった。中に入ると、10人弱のファンと なんと、さっき会った
ばっかりのWarrenがいた。
我々がBillyと話している間に、Paulさん夫妻とWarrenは先に家に戻ってた
ようである。パーティーとはWarrenを囲んでのハウスパーティーだった。
こんな状況は全く想像していなかったので、本当にビックリした。
緊張しながらもビールと料理をいただきながらパーティーを過ごしていると
Warrenが我々に話しかけてきてくれた。
英語が得意でない我々のために、Warrenはゆっくりわかりやすい英語で
話してくれた。とてもやさしいWarrenである。
ULTRAVOXとして1982年、1983年に2度来日したときの思い出話や、そのつながり
で好きな日本映画の話、等を話してくれた。来日時の話はもう30年も前のこと
であるが、どこに行ったとか、何を食べたかとか、鮮明に憶えていたのには
驚いた。また、日本映画もけっこう観ているようで、意外にも日本ツウである
ことにも驚いた。そんなWarrenには是非ともまた来日して欲しい。
パーティーは朝まで続くような雰囲気であったが、翌日は帰国しなければ
いけないので、Paulさん宅を2:00頃に失礼させてもらい、車で送ってもらって
ホテルに帰った。
ハウスパーティーではとても貴重な体験をさせていただいて本当に感謝である。
こうして、観光、ライヴ観戦、ライヴ後のパーティーと、とても充実していて
長かった英国2日目に幕を閉じた。
(つづく)

Oxford New Theatreでのライヴ終了後はバックステージパスを胸に貼って
Robさんとの待ち合わせ場所の関係者入口へ行く。
そこで照明エンジニアのChris氏と再会。Chris氏はJohn Foxxのライヴの
照明エンジニアでもあるので、2011年10月に観に行ったJohn Foxx And The Maths
のLondon XOYO公演で会って以来の挨拶をした。
その後、Robさんに連れられて、再会の約束をしたWarren Cannの待つ
バックステージへ行く。バックステージは2009年のReturn To Eden Tourと同様
に実際にメンバーが使っていた部屋ではなく、空き部屋だった。
【参考】2009 英国旅行記(12) 〜Brighton Domeバックステージで念願のメンバーと対面〜
バックステージにはスタッフのPaulさん夫妻もいて、再会の挨拶をした。
バックステージに来ていたのは我々も含めて7人くらいで、もちろん(?)、
日本人は我々だけだった。最初に我々がWarrenのもとへ。
Warrenはビールを片手にライヴ後の疲れを癒していた。以前よりちょっと
白髪が多くなった印象。
3年半振りに挨拶し、はるばる日本から観に来た我々を歓迎してくれた。
毎度のことながら、日本のファンが来日公演を待ち望んでいることを伝えると、
行きたいんだけど・・・と、来日公演をとりまく状況はなかなか厳しそうな
感じだった。
一緒に写真を撮ってもらい、ツアーパンフレットにサインをしてもらった。


Warrenとの再会の後、Robさんと会場の外に向かったところ、廊下で帰ろうと
していたBilly Currieに会った。
Billyには、最初に「Return To Eden Tourを観に来てくれてたよね。」と
言われ、Brighton Dome公演のバックステージに訪問させてもらった
我々のことをすぐに思い出してくれたようだった。イギリスのライヴで
日本人は珍しいから印象が強かったのかもしれない。
Billyにも一緒に写真を撮ってもらい、ツアーパンフレットにサインをして
もらった。


WarrenとBillyにサインしてもらったツアーパンフレット。
MidgeとChrisはといえば、ライヴ後は速攻で帰ったらしい。(笑)
Brilliant Tourが始まって2日目だから、いろいろと疲れもあったのだと思う。
そう考えると、ファンと交流の機会を多く持っているWarrenは元気者だ。(笑)
関係者出入口から外に出ると、多くのファンが出待ちしていた。
その後は、Robさんに誘われていたパーティーへ。
事前に、ファンが集まるパーティーがあるからと誘われていたので、参加表明
はしていたが、パーティーの詳細については特に質問していなかったので
どんなパーティーかは知らなかった。
ライヴ会場の近くからRobさんとタクシーに乗ってパーティー会場に向かう。
10分ほど乗って到着したのは、Paulさん夫妻の家だった。そういえば、夫妻は
Oxford在住だった。中に入ると、10人弱のファンと なんと、さっき会った
ばっかりのWarrenがいた。
我々がBillyと話している間に、Paulさん夫妻とWarrenは先に家に戻ってた
ようである。パーティーとはWarrenを囲んでのハウスパーティーだった。
こんな状況は全く想像していなかったので、本当にビックリした。
緊張しながらもビールと料理をいただきながらパーティーを過ごしていると
Warrenが我々に話しかけてきてくれた。
英語が得意でない我々のために、Warrenはゆっくりわかりやすい英語で
話してくれた。とてもやさしいWarrenである。
ULTRAVOXとして1982年、1983年に2度来日したときの思い出話や、そのつながり
で好きな日本映画の話、等を話してくれた。来日時の話はもう30年も前のこと
であるが、どこに行ったとか、何を食べたかとか、鮮明に憶えていたのには
驚いた。また、日本映画もけっこう観ているようで、意外にも日本ツウである
ことにも驚いた。そんなWarrenには是非ともまた来日して欲しい。
パーティーは朝まで続くような雰囲気であったが、翌日は帰国しなければ
いけないので、Paulさん宅を2:00頃に失礼させてもらい、車で送ってもらって
ホテルに帰った。
ハウスパーティーではとても貴重な体験をさせていただいて本当に感謝である。
こうして、観光、ライヴ観戦、ライヴ後のパーティーと、とても充実していて
長かった英国2日目に幕を閉じた。
(つづく)
2012年11月14日
2012 英国旅行記(11) 〜22/09/2012 Ultravox @New Theatre, Oxford, UK LxIxVxE Report (後編)〜
[2012 英国旅行記(11)の前後を読む]
20分の休憩時間の後にメンバーがステージに戻り、第2部がスタート。
- 11. Live [Brilliant]

真っ暗のステージの中、Billyのみにスポットライトがあたりイントロを弾く。
第2部の1曲目は、自分がライヴの1曲目と予想して外れた曲"Live"だった。
ライヴで聴くことを特に楽しみにしていた曲でもある。
Midgeの♪Oh, Oh, Oh, Oh〜, Oh, Oh, Oh, Oh〜というコーラスに、観客も
大合唱して盛り上がる。
第1部では観客はほとんど座っていたが、第2部からはパラパラと立っている
観客もいた。自分は最前列ということもあり、立たなくても観えるので、
まわりの様子を見て座ったままでいた。
- 12. We Stand Alone [Rage In Eden]

Return To Eden Tourの目玉でもあった名曲。
スクリーンの映像無し、照明も前回とほとんど変わらず。
この後もReturn To Eden Tourで演奏した旧曲が3曲続く。
どれも名曲ではあるが、15曲中、新曲は3曲のみと旧曲率が高く、もう少し
新曲を聴きたいところである。
- 13. The Thin Wall [Rage In Eden]

- 14. Lament [Lament]

- 15. I Remember (Death In The Afternoon) [Rage In Eden]


- 16. Lie [Brilliant]

新譜Brilliantからの4曲目は"Lie"。Midgeのヴォーカルでもギターでも
泣かせてくれる名曲だ。
先ほどまでは観客はパラパラと立っていた程度で、最前列中央のブロックは
自分も含めて全員座ったままだったが、4つ右隣の女性が立ち上がったので、
自分もここぞとばかりに立ち上がる。すると隣の男性達も立ちたいけど今まで
まわりを気にしていたのか、合わせて立ち上がる。最前列が立ち上がったので
2列目以降も立ち上がる、といった感じでやっと総立ちになった。
- 17. Astradyne [Vienna]

前曲"Lie"で総立ちになった中で、Return To Eden Tourの1曲目を飾った曲
"Astradyne"。Return To Eden Tourのライヴ映像を収録したDVD
"Return To Eden - Live At The Roundhouse (2010)"で見られた光景と同様に、
Billyがピアノでイントロを弾く中、観客は大きな手拍子を送る。
曲の序盤ではBillyがヴァイオリンソロを弾く。

Midgeも間奏では手拍子を促して盛り上げる。

曲の後半に静から動へ変わるところでのスクリーン映像は、Return To Eden
Tourでは雲の流れて迫ってくる映像が使われていたが、今回は花が迫ってくる
映像に変わっていた。この映像の中でBillyのグニョグニョしたシンセソロが
炸裂する。
- 18. Vienna [Vienna]

Return To Eden Tourでは、火花が落ちるスクリーン映像が使われていたが、
今回は映像無しになっていた。

- 19. Flow [Brilliant]

新譜Brilliantからの5曲目は"Flow"。
UltravoxというよりはMidgeのソロ4thアルバムBreathe以降の曲のイメージが
強く、Midgeがプロデュースした日本人アーティストのYuki RyoichiのアルバムDear God
のアウトテイクではないかと思えるような曲。
Midgeは伸び伸びと歌う。
- 20. One Small Day [Lament]

ライヴで一番盛り上がるのはこの曲ではないかと思える曲。
特にサビの「♪One Day〜」の部分の観客の大合唱は凄い。
ギターソロが終わったところで、ギターの調子が悪かったのか、
観客の手拍子だけ鳴る中、
Midgeが「♪ How many times has it turned against you」と歌い、
その後の「♪ How many times will they walk away」の部分を観客に歌わせる
という掛け合いを、回数を長めに繰り返して、その間にギターの調整を
しているようだった。
- 21. Passing Strangers [Vienna]

旧曲を抜群の安定感で無難にこなしている感じ。コーラスはChris。
- 22. Rise [Brilliant]

新譜Brilliantからの6曲目は"Rise"。
hold → on → i've → come → to → help → you → rise
と、サビの部分の歌詞がスクリーンに映し出されていた。
"Rage In Eden"の曲紹介のときも書いたが、この日のMidgeのギターは
ゴールドのレスポールが多い中で、珍しく黒の12弦ギターを弾いていた。
強いリードを弾く時はレスポールを、打ち込みの曲で脇役的な音を入れる
ような時は12弦ギターを使っていたようである。

- 23. Love's Great Adventure [Single Release]

"New Europeans"、"White China"に続き、Return To Eden Tour 2から追加
された曲。前記2曲が演奏されたとき、きっと"Love's Great Adventure"も
やってくれるだろうとすぐに考えたが、やっぱりやってくれた。
聴きたかった曲の1つである。
この曲が終わるとMidgeは「戻ってこられて嬉しい。」と言っていた。
1980年代当時はこの曲の後にWarrenが脱退したため、最後の4人でのリリース
曲だったからだろうか。

- 24. All Stood Still [Vienna]

ライヴも終盤の24曲目になり、この辺になるとどの曲でも観客の大合唱が凄い。
- 25. Hymn [Quartet]

Midge期Ultravoxの好きな曲として多くの人が挙げるのがこの曲。
Return To Eden Tourでも本編最後の曲はこの曲だったが、Brilliant Tour
でもやはりこの曲だった。
Billyがキーボードを弾いている手元がそのままスクリーンに映し出される
という演出も前回と同様だった。
盛り上がりは最高潮に達し、本編の幕を閉じた。

ここからアンコール。
- 26. Dancing With Tears In My Eyes [Lament]

アンコール1曲目は、まだやり残していた名曲中の名曲。
Billyがキーボードを弾いている手元がそのままスクリーンに映し出される
という演出が、前曲"Hymn"に引き続きこの曲でもされていた。
(ちなみに、この演出はReturn To Eden Tourでは無かった。)
曲の終盤ではMidgeから、「Chris Cross on bass, Warren Cann on drums,
Billy Currie on keyboard.」とメンバーが紹介された。
Midge Ureがライヴ中に喋ったのはこのメンバー紹介+αで、MCをほとんど
しない人である。

- 27. Contact [Brilliant]

Brilliant Tour最後の曲は、新譜Brilliantからの7曲目となる"Contact"。
アルバムBrilliantの最後を飾る曲でもある。
この曲の歌詞は、人間不信に陥った夜に誰かとコンタクトを取りたい、と
いうような内容であるが、その歌詞の内容を表すかのように、
スクリーンには、夜に窓から外を眺めている人の姿があり、それは携帯電話の
中の画像で、その携帯電話は空に浮かび上がり、地上に降りてはビルになり、
そのビルには人が沢山住んでいて段々と灯りが点いていく、という映像が
映し出される。
Midgeの歌うバラードがスクリーンの映像とよく合っていて感動的だった。



最後にReturn To Eden Tourの時のように4人で肩を組んで挨拶をするシーン
を写真に撮ろうとカメラを待ち構えていたが、演奏終了後に4人はすぐに
バラバラに帰ってしまった・・・。残念・・・。
(ちなみに、後に行われた別会場の公演では、ライヴ終了後の挨拶はしていた
ようなので余計に残念・・・。)
こうして、第1部は50分、第2部は1時間30分、合計2時間20分、全27曲の
ULTRAVOXにしてはとても長いライヴが終了した。
(Return To Eden Tourは約1時間30分。)
さて、ライヴで演奏された曲を振り返ってみる。
収録アルバム別では、
Vienna・・・7曲
Rage In Eden・・・5曲
Quartet・・・3曲
Lament・・・4曲
U-Vox・・・0曲
Brilliant・・・7曲
Single Releaseのみ・・・1曲
と、新譜Brilliantからの曲以外は特に初期の旧曲が多めである。
U-Voxからは今回も演奏されなかったが、Warren脱退時のアルバムで
あるからこれは仕方ないだろう。
過去のセットリストと比較すると、
2009年のReturn To Eden Tourの18曲から
"Your Name (Has Slipped My Mind Again)"のみが消え、
2010年のReturn To Eden Tour 2から演奏された
"New Europeans"、"White China"、"Love's Great Adventure"
の3曲を加え、さらに最新アルバム"Brilliant"から7曲を加えた全27曲で、
Return To Eden Tour 1 & 2の曲をほぼ聴くことができ、見逃した人に
とっては、Brilliant TourとあわせてReturn To Eden Tour 1 & 2も
楽しめるお得感たっぷりと言えるセットリストだった。私自身もReturn
To Eden Tour 2は観れなかったので、今回のライヴで"New Europeans"等
の3曲を聴けてとても嬉しかった。
でも欲を言うなら、もう少しBrilliantの曲を聴きたく、ライヴ映え
しそうな"Hello"、"Satellite"の2曲は是非とも演奏して欲しかった。
また、旧曲もReturn To Eden Tour 1 & 2で演奏済みの曲ばかりで
少しサプライズ感に欠けていたので、再結成後にまだ披露していない旧曲
も取り上げて欲しかった。
しかしこれは「欲を言うなら」の話なので、再結成が有り得ないと
思っていた大好きなバンドが奇跡の復活して、さらには新譜も制作して
ツアーもしてくれているのだから、それでもう十分。贅沢な望みだ。
ULTRAVOXのツアー史上最長の演奏時間 2時間20分、演奏曲数 全27曲には
本当に満足している。
Midgeのヴォーカル、4人の演奏力ともに、80年代を、そして前回の
Return To Eden Tourを上回る出来で、とても素晴らしいライヴだった。

セットリストは"Lie"のときに立ち上がった4つ右隣の席の女性がゲット
していたので、写真を撮らせてもらった。
第2部の曲しか載っていなかったので、第1部と第2部でセットリストを
貼り替えたようである。ライヴが2部構成だと最初からわかっていれば、
第1部終了時の休憩時にスタッフに声を掛けたのだが。
ULTRAVOX @New Theatre, Oxford, UK 22/09/2012
Set List:
- 01. Brilliant [Brilliant]
- 02. New Europeans [Vienna]
- 03. Mr. X [Vienna]
- 04. Reap The Wild Wind [Quartet]
- 05. Visions In Blue [Quartet]
- 06. Change [Brilliant]
- 07. White China [Lament]
- 08. Rage In Eden [Rage In Eden]
- 09. Sleepwalk [Vienna]
- 10. The Voice [Rage In Eden]
-----20 minute interval-----
- 11. Live [Brilliant]
- 12. We Stand Alone [Rage In Eden]
- 13. The Thin Wall [Rage In Eden]
- 14. Lament [Lament]
- 15. I Remember (Death In The Afternoon) [Rage In Eden]
- 16. Lie [Brilliant]
- 17. Astradyne [Vienna]
- 18. Vienna [Vienna]
- 19. Flow [Brilliant]
- 20. One Small Day [Lament]
- 21. Passing Strangers [Vienna]
- 22. Rise [Brilliant]
- 23. Love's Great Adventure [Single Release]
- 24. All Stood Still [Vienna]
- 25. Hymn [Quartet]
-----Encore-----
- 26. Dancing With Tears In My Eyes [Lament]
- 27. Contact [Brilliant]
[ ]内は収録アルバム。
(つづく)
20分の休憩時間の後にメンバーがステージに戻り、第2部がスタート。
- 11. Live [Brilliant]

真っ暗のステージの中、Billyのみにスポットライトがあたりイントロを弾く。
第2部の1曲目は、自分がライヴの1曲目と予想して外れた曲"Live"だった。
ライヴで聴くことを特に楽しみにしていた曲でもある。
Midgeの♪Oh, Oh, Oh, Oh〜, Oh, Oh, Oh, Oh〜というコーラスに、観客も
大合唱して盛り上がる。
第1部では観客はほとんど座っていたが、第2部からはパラパラと立っている
観客もいた。自分は最前列ということもあり、立たなくても観えるので、
まわりの様子を見て座ったままでいた。
- 12. We Stand Alone [Rage In Eden]

Return To Eden Tourの目玉でもあった名曲。
スクリーンの映像無し、照明も前回とほとんど変わらず。
この後もReturn To Eden Tourで演奏した旧曲が3曲続く。
どれも名曲ではあるが、15曲中、新曲は3曲のみと旧曲率が高く、もう少し
新曲を聴きたいところである。
- 13. The Thin Wall [Rage In Eden]

- 14. Lament [Lament]

- 15. I Remember (Death In The Afternoon) [Rage In Eden]


- 16. Lie [Brilliant]

新譜Brilliantからの4曲目は"Lie"。Midgeのヴォーカルでもギターでも
泣かせてくれる名曲だ。
先ほどまでは観客はパラパラと立っていた程度で、最前列中央のブロックは
自分も含めて全員座ったままだったが、4つ右隣の女性が立ち上がったので、
自分もここぞとばかりに立ち上がる。すると隣の男性達も立ちたいけど今まで
まわりを気にしていたのか、合わせて立ち上がる。最前列が立ち上がったので
2列目以降も立ち上がる、といった感じでやっと総立ちになった。
- 17. Astradyne [Vienna]

前曲"Lie"で総立ちになった中で、Return To Eden Tourの1曲目を飾った曲
"Astradyne"。Return To Eden Tourのライヴ映像を収録したDVD
"Return To Eden - Live At The Roundhouse (2010)"で見られた光景と同様に、
Billyがピアノでイントロを弾く中、観客は大きな手拍子を送る。
曲の序盤ではBillyがヴァイオリンソロを弾く。

Midgeも間奏では手拍子を促して盛り上げる。

曲の後半に静から動へ変わるところでのスクリーン映像は、Return To Eden
Tourでは雲の流れて迫ってくる映像が使われていたが、今回は花が迫ってくる
映像に変わっていた。この映像の中でBillyのグニョグニョしたシンセソロが
炸裂する。
- 18. Vienna [Vienna]

Return To Eden Tourでは、火花が落ちるスクリーン映像が使われていたが、
今回は映像無しになっていた。

- 19. Flow [Brilliant]

新譜Brilliantからの5曲目は"Flow"。
UltravoxというよりはMidgeのソロ4thアルバムBreathe以降の曲のイメージが
強く、Midgeがプロデュースした日本人アーティストのYuki RyoichiのアルバムDear God
のアウトテイクではないかと思えるような曲。
Midgeは伸び伸びと歌う。
- 20. One Small Day [Lament]

ライヴで一番盛り上がるのはこの曲ではないかと思える曲。
特にサビの「♪One Day〜」の部分の観客の大合唱は凄い。
ギターソロが終わったところで、ギターの調子が悪かったのか、
観客の手拍子だけ鳴る中、
Midgeが「♪ How many times has it turned against you」と歌い、
その後の「♪ How many times will they walk away」の部分を観客に歌わせる
という掛け合いを、回数を長めに繰り返して、その間にギターの調整を
しているようだった。
- 21. Passing Strangers [Vienna]

旧曲を抜群の安定感で無難にこなしている感じ。コーラスはChris。
- 22. Rise [Brilliant]

新譜Brilliantからの6曲目は"Rise"。
hold → on → i've → come → to → help → you → rise
と、サビの部分の歌詞がスクリーンに映し出されていた。
"Rage In Eden"の曲紹介のときも書いたが、この日のMidgeのギターは
ゴールドのレスポールが多い中で、珍しく黒の12弦ギターを弾いていた。
強いリードを弾く時はレスポールを、打ち込みの曲で脇役的な音を入れる
ような時は12弦ギターを使っていたようである。

- 23. Love's Great Adventure [Single Release]

"New Europeans"、"White China"に続き、Return To Eden Tour 2から追加
された曲。前記2曲が演奏されたとき、きっと"Love's Great Adventure"も
やってくれるだろうとすぐに考えたが、やっぱりやってくれた。
聴きたかった曲の1つである。
この曲が終わるとMidgeは「戻ってこられて嬉しい。」と言っていた。
1980年代当時はこの曲の後にWarrenが脱退したため、最後の4人でのリリース
曲だったからだろうか。

- 24. All Stood Still [Vienna]

ライヴも終盤の24曲目になり、この辺になるとどの曲でも観客の大合唱が凄い。
- 25. Hymn [Quartet]

Midge期Ultravoxの好きな曲として多くの人が挙げるのがこの曲。
Return To Eden Tourでも本編最後の曲はこの曲だったが、Brilliant Tour
でもやはりこの曲だった。
Billyがキーボードを弾いている手元がそのままスクリーンに映し出される
という演出も前回と同様だった。
盛り上がりは最高潮に達し、本編の幕を閉じた。

ここからアンコール。
- 26. Dancing With Tears In My Eyes [Lament]

アンコール1曲目は、まだやり残していた名曲中の名曲。
Billyがキーボードを弾いている手元がそのままスクリーンに映し出される
という演出が、前曲"Hymn"に引き続きこの曲でもされていた。
(ちなみに、この演出はReturn To Eden Tourでは無かった。)
曲の終盤ではMidgeから、「Chris Cross on bass, Warren Cann on drums,
Billy Currie on keyboard.」とメンバーが紹介された。
Midge Ureがライヴ中に喋ったのはこのメンバー紹介+αで、MCをほとんど
しない人である。

- 27. Contact [Brilliant]

Brilliant Tour最後の曲は、新譜Brilliantからの7曲目となる"Contact"。
アルバムBrilliantの最後を飾る曲でもある。
この曲の歌詞は、人間不信に陥った夜に誰かとコンタクトを取りたい、と
いうような内容であるが、その歌詞の内容を表すかのように、
スクリーンには、夜に窓から外を眺めている人の姿があり、それは携帯電話の
中の画像で、その携帯電話は空に浮かび上がり、地上に降りてはビルになり、
そのビルには人が沢山住んでいて段々と灯りが点いていく、という映像が
映し出される。
Midgeの歌うバラードがスクリーンの映像とよく合っていて感動的だった。



最後にReturn To Eden Tourの時のように4人で肩を組んで挨拶をするシーン
を写真に撮ろうとカメラを待ち構えていたが、演奏終了後に4人はすぐに
バラバラに帰ってしまった・・・。残念・・・。
(ちなみに、後に行われた別会場の公演では、ライヴ終了後の挨拶はしていた
ようなので余計に残念・・・。)
こうして、第1部は50分、第2部は1時間30分、合計2時間20分、全27曲の
ULTRAVOXにしてはとても長いライヴが終了した。
(Return To Eden Tourは約1時間30分。)
さて、ライヴで演奏された曲を振り返ってみる。
収録アルバム別では、
Vienna・・・7曲
Rage In Eden・・・5曲
Quartet・・・3曲
Lament・・・4曲
U-Vox・・・0曲
Brilliant・・・7曲
Single Releaseのみ・・・1曲
と、新譜Brilliantからの曲以外は特に初期の旧曲が多めである。
U-Voxからは今回も演奏されなかったが、Warren脱退時のアルバムで
あるからこれは仕方ないだろう。
過去のセットリストと比較すると、
2009年のReturn To Eden Tourの18曲から
"Your Name (Has Slipped My Mind Again)"のみが消え、
2010年のReturn To Eden Tour 2から演奏された
"New Europeans"、"White China"、"Love's Great Adventure"
の3曲を加え、さらに最新アルバム"Brilliant"から7曲を加えた全27曲で、
Return To Eden Tour 1 & 2の曲をほぼ聴くことができ、見逃した人に
とっては、Brilliant TourとあわせてReturn To Eden Tour 1 & 2も
楽しめるお得感たっぷりと言えるセットリストだった。私自身もReturn
To Eden Tour 2は観れなかったので、今回のライヴで"New Europeans"等
の3曲を聴けてとても嬉しかった。
でも欲を言うなら、もう少しBrilliantの曲を聴きたく、ライヴ映え
しそうな"Hello"、"Satellite"の2曲は是非とも演奏して欲しかった。
また、旧曲もReturn To Eden Tour 1 & 2で演奏済みの曲ばかりで
少しサプライズ感に欠けていたので、再結成後にまだ披露していない旧曲
も取り上げて欲しかった。
しかしこれは「欲を言うなら」の話なので、再結成が有り得ないと
思っていた大好きなバンドが奇跡の復活して、さらには新譜も制作して
ツアーもしてくれているのだから、それでもう十分。贅沢な望みだ。
ULTRAVOXのツアー史上最長の演奏時間 2時間20分、演奏曲数 全27曲には
本当に満足している。
Midgeのヴォーカル、4人の演奏力ともに、80年代を、そして前回の
Return To Eden Tourを上回る出来で、とても素晴らしいライヴだった。

セットリストは"Lie"のときに立ち上がった4つ右隣の席の女性がゲット
していたので、写真を撮らせてもらった。
第2部の曲しか載っていなかったので、第1部と第2部でセットリストを
貼り替えたようである。ライヴが2部構成だと最初からわかっていれば、
第1部終了時の休憩時にスタッフに声を掛けたのだが。
ULTRAVOX @New Theatre, Oxford, UK 22/09/2012
Set List:
- 01. Brilliant [Brilliant]
- 02. New Europeans [Vienna]
- 03. Mr. X [Vienna]
- 04. Reap The Wild Wind [Quartet]
- 05. Visions In Blue [Quartet]
- 06. Change [Brilliant]
- 07. White China [Lament]
- 08. Rage In Eden [Rage In Eden]
- 09. Sleepwalk [Vienna]
- 10. The Voice [Rage In Eden]
-----20 minute interval-----
- 11. Live [Brilliant]
- 12. We Stand Alone [Rage In Eden]
- 13. The Thin Wall [Rage In Eden]
- 14. Lament [Lament]
- 15. I Remember (Death In The Afternoon) [Rage In Eden]
- 16. Lie [Brilliant]
- 17. Astradyne [Vienna]
- 18. Vienna [Vienna]
- 19. Flow [Brilliant]
- 20. One Small Day [Lament]
- 21. Passing Strangers [Vienna]
- 22. Rise [Brilliant]
- 23. Love's Great Adventure [Single Release]
- 24. All Stood Still [Vienna]
- 25. Hymn [Quartet]
-----Encore-----
- 26. Dancing With Tears In My Eyes [Lament]
- 27. Contact [Brilliant]
[ ]内は収録アルバム。
(つづく)
2012年11月13日
2012 英国旅行記(10) 〜22/09/2012 Ultravox @New Theatre, Oxford, UK LxIxVxE Report (前編)〜
[2012 英国旅行記(10)の前後を読む]
開演時間の20:00になり客電が落ち、前座を待っていると、
なんと前座ではなくULTRAVOXのメンバー4人が出てきた。
前座無しというのは本当に嬉しい。チケット発売後にライヴの構成を決めて
いく中で前座無しに変更になったのだろうか。
ステージの立ち位置は、向かって、中央にMidge Ure、右側にBilly Currie、
左側にChris Cross、中央後ろの一段高くなったところにWarren Cann。
MidgeのキーボードはReturn To Eden TourのときにはWarrenの前の中央に
設置してあったが、今回のBrilliant Tourでは中央ではなくChrisの横に並べる
形で設置されている。(ステージ写真は「2012 英国旅行記(9)」を参照)
2009年にReturn To Eden Tourを観ているので、今回のBrilliant Tourは
前回のツアーと比べてどうだったかという点に着目して観た。
【参考】2009 英国旅行記(11) 〜23/04/2009 Ultravox @Brighton Dome, Brighton, UK LxIxVxE Report〜
ステージ衣装は、Midgeはネクタイを締めたスーツ、Billyは半袖Tシャツ、
Chrisはスーツだが中は長袖のTシャツでネクタイ無し、Warrenは襟付きの
シャツ、であり、Return To Eden Tourに比べると、BillyとChrisがラフに
なっていた。
(以下、曲目に続く[ ]内は収録アルバム。)
- 01. Brilliant [Brilliant]
1曲目はアルバムBrilliantの1曲目である"Live"だと予想していたが、
タイトル曲の"Brilliant"だった。個人的な予想は外れたが、ツアーの1曲目
を飾る曲としては相応しい曲だった。
バックのスクリーンには、「i||!」と「ULTRAVOX i||! BRiLL!ANT」の文字が
交互に映し出される。



この曲のスタジオテイクの中間部ではちょっとしたドラム間奏が入るが、
ライヴではその部分を4倍に延ばしてドラムソロとし、いきなり1曲目から
Warrenの見せ場が訪れた。
Midgeの声は良く出ているし、Billy、Chris、Warrenの調子も良さそうだ。
Brilliant Tourは前日9/21のBristol公演が初日で、このOxford公演は2日目
であるが、ツアー2日目にしてはかなり調子が良いのではないかと思った。
タイトルBrilliantの通り、4人は輝いていた。

Midge Ure (VOCAL, GUITAR, SYNTHESISER)

Billy Currie (PIANO, VIOLIN, SYNTHESISER)

Chris Cross (BASS GUITAR, SYNTHESISER, VOCAL)

Warren Cann (DRUMS, VOCAL)
観客はといえば、1曲目から総立ちにはならず、座ったままであった。
Return To Eden Tourを観た経験からすると、Londonでは1曲目から総立ち
であったが、地方都市(Brighton)では途中まで座ったままであったので、
順当な反応と思えた。
- 02. New Europeans [Vienna]

2曲目は暗闇の中、Midgeが ♪ギャッッッッッ、ギャギャッッッッッ・・・と
ギターのイントロを弾く。三宅一生出演のサントリー角瓶のCM(1982年)で
使われ、日本では一番有名なULTRAVOXの曲といえる、2010年の
Return To Eden Tour 2からセットリストに追加された"New Europeans"だ。
前回はこの曲が聴けずに少し物足りない感があったので、初めて生で聴くこと
が出来て嬉しかった。

- 03. Mr. X [Vienna]

この曲ではMidgeとChrisはキーボードの前に立ち、ドラムが打ち込み曲の
ためWarrenもドラムセット横のマイクとPC(マッキントッシュ)の前に立つ。
Return To Eden Tourでも演奏されており、バックのスクリーンの映像は
前回は"X"の文字が動くだけだったが、今回はMr. Xの本人であろう男の映像
も追加されていた。
Warrenがヴォーカルを取り、途中でBillyがヴァイオリンを弾く。
前回は気にならなかったのだが、今回、4人が立っている姿がKraftwerkに
見え、Kraftwerkに影響を受けたバンドであることをあらためて認識した。
またこの曲で初めて、MidgeとChrisが同時に隣同士で並んでキーボードを
弾いたが、その姿が仲良さそうに見えて良かった。

- 04. Reap The Wild Wind [Quartet]

LIVE AIDではMidgeが1人でメインヴォーカルからコーラスまでを担当して
いたが、Chrisがコーラスを担当。Midgeは歌いながら観客に手拍子をする
よう促して盛り上げる。


- 05. Visions In Blue [Quartet]

Midgeは序盤は中央のスタンドマイクの前に立ちヴォーカルに専念し、中盤に
キーボードを弾きながら歌い、終盤でスタンドマイクに戻る。
スクリーンは曲名に合わせてブルーになる。
この曲でのMidgeの熱唱は本当に凄い。アルバムBrilliantがリリースされた
ときに、Midgeの高音域が出てないというファンの評価も目にしたが、
ライヴでのこの曲を聴けば、きっと払拭されるに違いない。


- 06. Change [Brilliant]

本ライヴでアルバムBrilliantからの2曲目は静かな曲"Change"。
できるだけ新譜からの曲を聴きたかったので、待ってましたという感じだった。
Billyのウネウネしたシンセが地味に活躍する。
- 07. White China [Lament]

Return To Eden Tour 2から追加されライヴで初めて聴けた曲。
ドラムは打ち込みなのでWarrenは立ち上がり、時々、シンバルやシンセドラム
を叩いている。
ちなみに、この日のライヴでのMidgeのギターは3本使用していたが、
写真に写っているゴールドのレスポールがメインで、ULTRAVOXのライヴでは
お馴染みだったグレーのストラトキャスターは無かった。
- 08. Rage In Eden [Rage In Eden]

Midgeはこの曲で本日初めての黒の12弦ギターを弾く。
Return To Eden Tourでは、曲の途中からPeter Savilleデザインの
"Rage In Eden"のジャケットがバックのスクリーンの中央に小さく現れ、曲が
進むにつれ段々と大きくなっていき、最後には画面いっぱいになるという
演出があったが、今回は映像が変わり、沢山のT字型のような模様が後ろから
前に迫ってくるというものになっていた。
- 09. Sleepwalk [Vienna]

Midge Ure期Ultravoxのシングル第一弾のSleepwalk。
Return To Eden Tourとは映像が異なり、Billyのキーボードソロのときに
(写真の)放射線状の模様がぐるぐる回るものになっていた。
- 10. The Voice [Rage In Eden]

Return To Eden Tourのセットリストのラストを飾り、大変盛り上がった
"Voice"が早くもここで登場。
曲の最後に"The Song (We Go)"の間奏部分を流用した「太鼓の乱れ打ち」
を披露し、観客も曲に合わせて手拍子をして会場が一体となって盛り上がる。
Midge、Billy、Chrisが使っていたのは今回もシモンズではなく、生ドラムだった。


"The Voice"の演奏が終わるとメンバーは楽器を置き、ステージを
去ろうとしている。
ここまでライヴ開始から50分で、「あれ?もう本編は終了?」と思ったら、
Midgeが「20分後にまた会おう!」と言って去って行った。Brilliant Tourは
休憩20分を挟んだ2部構成だったのである。
そりゃそうだ。新譜"Brilliant"のツアーだというのに本編で新曲2曲しか
やらないのはおかしい。(苦笑)
ライヴレポートには1曲1枚以上の写真を載せることにしたため、写真が多く
なったので便宜上、休憩前を前半として区切ることにする。
(つづく)
開演時間の20:00になり客電が落ち、前座を待っていると、
なんと前座ではなくULTRAVOXのメンバー4人が出てきた。
前座無しというのは本当に嬉しい。チケット発売後にライヴの構成を決めて
いく中で前座無しに変更になったのだろうか。
ステージの立ち位置は、向かって、中央にMidge Ure、右側にBilly Currie、
左側にChris Cross、中央後ろの一段高くなったところにWarren Cann。
MidgeのキーボードはReturn To Eden TourのときにはWarrenの前の中央に
設置してあったが、今回のBrilliant Tourでは中央ではなくChrisの横に並べる
形で設置されている。(ステージ写真は「2012 英国旅行記(9)」を参照)
2009年にReturn To Eden Tourを観ているので、今回のBrilliant Tourは
前回のツアーと比べてどうだったかという点に着目して観た。
【参考】2009 英国旅行記(11) 〜23/04/2009 Ultravox @Brighton Dome, Brighton, UK LxIxVxE Report〜
ステージ衣装は、Midgeはネクタイを締めたスーツ、Billyは半袖Tシャツ、
Chrisはスーツだが中は長袖のTシャツでネクタイ無し、Warrenは襟付きの
シャツ、であり、Return To Eden Tourに比べると、BillyとChrisがラフに
なっていた。
(以下、曲目に続く[ ]内は収録アルバム。)
- 01. Brilliant [Brilliant]
1曲目はアルバムBrilliantの1曲目である"Live"だと予想していたが、
タイトル曲の"Brilliant"だった。個人的な予想は外れたが、ツアーの1曲目
を飾る曲としては相応しい曲だった。
バックのスクリーンには、「i||!」と「ULTRAVOX i||! BRiLL!ANT」の文字が
交互に映し出される。



この曲のスタジオテイクの中間部ではちょっとしたドラム間奏が入るが、
ライヴではその部分を4倍に延ばしてドラムソロとし、いきなり1曲目から
Warrenの見せ場が訪れた。
Midgeの声は良く出ているし、Billy、Chris、Warrenの調子も良さそうだ。
Brilliant Tourは前日9/21のBristol公演が初日で、このOxford公演は2日目
であるが、ツアー2日目にしてはかなり調子が良いのではないかと思った。
タイトルBrilliantの通り、4人は輝いていた。

Midge Ure (VOCAL, GUITAR, SYNTHESISER)

Billy Currie (PIANO, VIOLIN, SYNTHESISER)

Chris Cross (BASS GUITAR, SYNTHESISER, VOCAL)

Warren Cann (DRUMS, VOCAL)
観客はといえば、1曲目から総立ちにはならず、座ったままであった。
Return To Eden Tourを観た経験からすると、Londonでは1曲目から総立ち
であったが、地方都市(Brighton)では途中まで座ったままであったので、
順当な反応と思えた。
- 02. New Europeans [Vienna]

2曲目は暗闇の中、Midgeが ♪ギャッッッッッ、ギャギャッッッッッ・・・と
ギターのイントロを弾く。三宅一生出演のサントリー角瓶のCM(1982年)で
使われ、日本では一番有名なULTRAVOXの曲といえる、2010年の
Return To Eden Tour 2からセットリストに追加された"New Europeans"だ。
前回はこの曲が聴けずに少し物足りない感があったので、初めて生で聴くこと
が出来て嬉しかった。

- 03. Mr. X [Vienna]

この曲ではMidgeとChrisはキーボードの前に立ち、ドラムが打ち込み曲の
ためWarrenもドラムセット横のマイクとPC(マッキントッシュ)の前に立つ。
Return To Eden Tourでも演奏されており、バックのスクリーンの映像は
前回は"X"の文字が動くだけだったが、今回はMr. Xの本人であろう男の映像
も追加されていた。
Warrenがヴォーカルを取り、途中でBillyがヴァイオリンを弾く。
前回は気にならなかったのだが、今回、4人が立っている姿がKraftwerkに
見え、Kraftwerkに影響を受けたバンドであることをあらためて認識した。
またこの曲で初めて、MidgeとChrisが同時に隣同士で並んでキーボードを
弾いたが、その姿が仲良さそうに見えて良かった。

- 04. Reap The Wild Wind [Quartet]

LIVE AIDではMidgeが1人でメインヴォーカルからコーラスまでを担当して
いたが、Chrisがコーラスを担当。Midgeは歌いながら観客に手拍子をする
よう促して盛り上げる。


- 05. Visions In Blue [Quartet]

Midgeは序盤は中央のスタンドマイクの前に立ちヴォーカルに専念し、中盤に
キーボードを弾きながら歌い、終盤でスタンドマイクに戻る。
スクリーンは曲名に合わせてブルーになる。
この曲でのMidgeの熱唱は本当に凄い。アルバムBrilliantがリリースされた
ときに、Midgeの高音域が出てないというファンの評価も目にしたが、
ライヴでのこの曲を聴けば、きっと払拭されるに違いない。


- 06. Change [Brilliant]

本ライヴでアルバムBrilliantからの2曲目は静かな曲"Change"。
できるだけ新譜からの曲を聴きたかったので、待ってましたという感じだった。
Billyのウネウネしたシンセが地味に活躍する。
- 07. White China [Lament]

Return To Eden Tour 2から追加されライヴで初めて聴けた曲。
ドラムは打ち込みなのでWarrenは立ち上がり、時々、シンバルやシンセドラム
を叩いている。
ちなみに、この日のライヴでのMidgeのギターは3本使用していたが、
写真に写っているゴールドのレスポールがメインで、ULTRAVOXのライヴでは
お馴染みだったグレーのストラトキャスターは無かった。
- 08. Rage In Eden [Rage In Eden]

Midgeはこの曲で本日初めての黒の12弦ギターを弾く。
Return To Eden Tourでは、曲の途中からPeter Savilleデザインの
"Rage In Eden"のジャケットがバックのスクリーンの中央に小さく現れ、曲が
進むにつれ段々と大きくなっていき、最後には画面いっぱいになるという
演出があったが、今回は映像が変わり、沢山のT字型のような模様が後ろから
前に迫ってくるというものになっていた。
- 09. Sleepwalk [Vienna]

Midge Ure期Ultravoxのシングル第一弾のSleepwalk。
Return To Eden Tourとは映像が異なり、Billyのキーボードソロのときに
(写真の)放射線状の模様がぐるぐる回るものになっていた。
- 10. The Voice [Rage In Eden]

Return To Eden Tourのセットリストのラストを飾り、大変盛り上がった
"Voice"が早くもここで登場。
曲の最後に"The Song (We Go)"の間奏部分を流用した「太鼓の乱れ打ち」
を披露し、観客も曲に合わせて手拍子をして会場が一体となって盛り上がる。
Midge、Billy、Chrisが使っていたのは今回もシモンズではなく、生ドラムだった。


"The Voice"の演奏が終わるとメンバーは楽器を置き、ステージを
去ろうとしている。
ここまでライヴ開始から50分で、「あれ?もう本編は終了?」と思ったら、
Midgeが「20分後にまた会おう!」と言って去って行った。Brilliant Tourは
休憩20分を挟んだ2部構成だったのである。
そりゃそうだ。新譜"Brilliant"のツアーだというのに本編で新曲2曲しか
やらないのはおかしい。(苦笑)
ライヴレポートには1曲1枚以上の写真を載せることにしたため、写真が多く
なったので便宜上、休憩前を前半として区切ることにする。
(つづく)