2014年01月

2014年01月31日

2009-12 英国旅行記(2) 〜決断〜

[2009-12英国旅行記(2)の前後を読む]

ここでは、渡英の決断に至った経緯について書きたいと思う。
過去の旅行記で何度も書いているが、一番大変なのは決断する瞬間である。

2005年、2006年にDepeche Modeのアルバム「Playing The Angel」発売に
伴うワールド・ツアー「Touring The Angel」が開催された。このツアーの
日程に日本が含まれることは無かったが、日本からイギリスやドイツ等に
海外遠征をして観に行った友人が周りには本当に大勢いた。(自分の相方も
その中の1人である。)そんな友人達の土産話を沢山聴かせてもらったりした
ことや、自分自身でも2005年に初めて渡英してライヴを観るという体験をして
海外ライヴ観戦のハードルが下がったこと等から、次のDepeche Modeの新譜の
ツアーは自分でも海外遠征をして観に行きたいという思いが募っていった。
そして2008年10月になり、Depeche Modeの新譜「Sounds Of The Universe」
発売に伴うワールド・ツアー「Tour Of The Universe」の日程が発表された。
(注意: この時点では、まだ新譜及びツアーのタイトルは発表されていなかった。)
ツアー日程は下記の通り。
(*印が付いているのは、後から決まった追加公演。
 また、何故、途中に点線が入っているかは、後ほど説明する。)


2009
May
06 - Esch-sur-Alzette, Rockhal (*)
10 - Tel Aviv, Ramat Gan Stadium

-- -- -- -- -- -- -- -- --
12 - Athens, Terra Vibe Park
14 - Istanbul, Santral Istanbul
16 - Bucharest, Park Izvor
18 - Sofia, Vasil Levski Stadium
20 - Belgrade, USCE Park
21 - Zagreb, Arena (Tuborg Greenfest)
23 - Warsaw, Gwardia Stadium
25 - Riga, Skonto Stadium
27 - Vilnius, Zalgirio Stadionas
30 - London, O2 Arena

June
02 - Hamburg, HSH Nordbank Arena
04 - Dusseldorf, LTU Arena
05 - Dusseldorf, LTU Arena (*)
07 - Leipzig, Zentralstadion

-- -- -- -- -- -- -- -- --
08 - Leipzig, Zentralstadion (*)
10 - Berlin, Olympiastadion
12 - Frankfurt, Commerzbank Arena
13 - Munich, Olympiastadion
16 - Rome, Stadio Olympico
18 - Milan, Stadio San Siro
20 - Werchter, TW Classic Festival
22 - Bratislava, Inter Stadium
23 - Budapest, Puskas Ferenc Stadium
25 - Prague, Slavia Stadium
27 - Paris, Stade Du France
28 - Nancy, Le Zenith (*)
30 - Copenhagen, Parken

July
02 - Bergen, Bergen Festival
03 - Arvika, Arvika Festival
08 - Valladolid, Estadio Jose Zorrilla (*)
11 - Porto, Superbock Super Rock Festival
12 - Sevilla, Estadio de la Cartuja (*)


今回のツアーは相方と一緒に行くことにし、他人に依存せずに自分達で自力で
行けることを前提に、どこに行こうか検討した結果、2009/5/30(土)にO2 Arena
で開催されるUK London公演を候補とした。Londonならお互い過去に何度か
行っているので、難易度は低い。しかし、UKはDepeche Modeの本国であるにも
関わらず1公演しかない。せっかく海外遠征するならせめて2公演は観たい
ところだ。例えばドイツなら後に発表される追加公演も含めると8公演もあり、
複数公演を観る日程が組みやすいが、この時点の自分達のスキルではドイツは
自力で行けないため、ここは5/29(金)か5/31(日)にUKの追加公演が出ることに
期待し、5/30(土)のLondon公演に行くことにした。旅程は、5/28(木)〜6/1(日)
か、もしくは5/29(金)〜6/2(月)の3泊5日である。
そのLondon公演のチケット発売はTicketmaster.co.ukのサイトにて日本時間
だと10/9(木)17:00からとの発表があり、当日はパソコンの前で待機した。
ちなみに、O2 Arenaはオールスタンディングのフロアと座席ありの1階席と
2階席がある。ここは座席ありの1階席でMartin側(向かって左側)を狙うこと
にした。
そして17:00になった瞬間にアクセスしたところ、最初に出てきた座席は
1階の向かって右側(Fletch側)だった。Fletch側は希望ではないので、
もう1度選びなおしたところ、縦長の会場の正面の一番遠い1階席が出てきた。
さらにもう1度選びなおしたところ、今度は2階席になってしまい、その後、
何度選びなおしても2階席しか出てこなくなってしまった。海外のクリック勝負
の瞬殺チケット予約が初めてだったため、よくわからずに何度も選びなおして
しまったが、正解は最初に出てきた席で購入手続きをしておくべきだった。
仕方なく、2階のカス席を購入する。もう敗北感と脱力感しかなかった。
(しかし、この時のチケット争奪戦で惨敗した教訓を活かし、対策を練った
ところ、その後の海外ライヴのチケット争奪戦では良い席を取れるようになった。)
カス席ではあるが、まずは参戦の第一歩であるチケットを確保することができた。

チケットを確保した10/9(木)から2日後の10/11(土)に新橋にてDepeche Modeの
カラオケOFF会があり、私もそれに参加した。参加者は合計20人いたのだが、
そのうちTour Of The Universeを観に行く予定の人がなんと半分くらいいた。
私と同じくイギリスに行く人も何人かいたが、一番多かったのはドイツに
観に行く人達だった。このOFF会では海外遠征に関する情報交換をさせて
もらったり、何よりも同志達と話すことにより「絶対に観に行くぞ!」という
気持ちが高まった。

ところが、約1ヶ月が経った11/7(金)に、なんと
Midge Ure期ULTRAVOXの再結成と2009年4月の再結成ツアーが発表された。
Depeche Modeは2008年10月にチケットが発売されてライヴは2009年5月、
ULTRAVOXは2008年11月にチケットが発売されてライヴは2009年4月、
と、非常に近い日程だ。先に決まったDepeche Modeも観たいが、後から
決まったULTRAVOXも観たい。ULTRAVOXのニュースが発表されたこの日は、
Perfumeの初の武道館公演が開催されたのだが、これを相方と観に行き、
ライヴ後に行った居酒屋では当然Depeche ModeとULTRAVOXの2つのツアーの話
になった。飲みながら話し合った結果、無理してでもどちらも行くことにした。
ULTRAVOXは2009年の4/22(水)〜4/26(日)の3泊5日、Depeche Modeは5/28(木)
〜6/1(日)の3泊5日、と1ヶ月の差で弾丸日程が2回と我ながら凄い計画である。

その後は、Depeche ModeのTour Of The Universeを観に行く予定のメンバー
15人で集まったり、UltravoxのReturn To Eden Tourを一緒に観に行くメンバー
5人で集まったり、と情報交換会を兼ねた海外遠征決起集会等もあったりして、
2つの渡英の準備をしながら日々を過ごしていたが、4月に入ってから、諸事情
により相方の都合が悪くなり、5月のDepeche Mode渡英の雲行きが怪しくなって
しまう。そして二人で相談した結果、ULTRAVOX渡英の3日前になる4/19(日)に、
5月のDepeche Mode渡英の計画を取りやめとする決断をし、同じ年の冬に開催
されるヨーロッパ2nd Legに計画を変更することにした。
3月に発表されたヨーロッパ2nd LegのうちUK及びIreland公演のツアー日程は
下記の通りである。

2009
December
10th - Dublin, The O2
12th - Glasgow, SECC
13th - Bimingham, LG Arena
15th - London, O2 Arena
16th - London, O2 Arena
18th - Manchester, MEN Arena


この中から、12/15(火)London、12/16(水)London、12/18(金)Manchesterの
3公演を観る計画で進めることにした。
旅程は、12/14(月)〜12/20(日)の5泊7日である。7日のうち、平日の休暇を
5日間取得することになるが、4月から数えて8ヶ月 先のことなので、お互い
休みはなんとか調整することにした。
計画変更後の日程を決めたのはよいが、肝心のチケットは既に発売済で、
SOLD OUTになっている状況なので、まずは、チケットを探すところから
始めることになった。


********************


ところで、観に行くのを断念した5/30(土)のUK London公演を含むヨーロッパ
1st Legであるが、ツアーの初期にDave Gahanに癌が見つかり、その治療の
ため(上のほうに書いたツアー日程にある点線に囲まれた期間にあたる)
5/12(火)のGreece Athens公演から、6/7(日)のGermany Leipzig公演までの
全ての公演が、中止もしくは延期という緊急事態となった。仮に、最初の
予定通り5/30(土)のUK London公演に行ったとしても、残念ながら観れない
運命だった。


(つづく)

TourOfTheUniverse_1 TourOfTheUniverse_2


jage at 20:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2009-12 英国旅行記 

2014年01月28日

2011 英国旅行記(3) 〜準備〜

[2011英国旅行記(3)の前後を読む]

2011 英国旅行記(2) 〜決断〜」にて、7/29(金)にチケット、飛行機、ホテル
の海外遠征に重要な3点セットを確保しても、まだ悩み事があったりすると
書いたが、それは何かと言えば、次の2点でだった。

(1)10/25(火)はJohn Foxx And The MathsをやめてErasureを観るかどうか。
(2)フリーの10/26(水)には何かのライヴを観るかどうか。


まず(1)であるが、ちょうどErasureも4年振りの新譜「Tomorrow's World」の
リリースに伴うTomorrow's World Tourの真っ最中であり、10/25(火)は
LondonのRoundhouseでのライヴが決まっていた。このツアーは2007年の前作
「Light At The End Of The World」のツアー以来の4年振りで、Erasureの
ツアーもそれほど頻繁にやっているわけではないので、ここは巡り合わせが
良いこの機会に是非観ておきたいという気持ちもある。
次に(2)であるが、せっかくイギリスに行ってフリーの日があるのなら、
何もライヴを観ないのはもったいない。

(1)については、10/25(火)にErasure、10/27(木)にJohn Foxx And The Maths
とをそれぞれ1公演ずつ観るというのも本当に捨て難いのだが、悩んだ末、
やはり渡英の決断のきっかけがJohn先生だったので、当初の予定通り
10/25(火)と10/27(木)の2日ともJohn Foxx And The Mathsを観ることにした。
(2)については、10/26(水)にLondonで開催されるライヴを検索してみたところ、
Royal Albert Hallにて、元Wham!のGeorge Michaelのライヴがあった。
George Michaelといえば青春の1ページでもあるし、会場のRoyal Albert Hall
も一度は行ってみたかったので、チケットを探してみることにした。
しかし、既に発売された後だったので、SOLD OUTとなっており、転売サイト等
で調べてみたところ、後ろのほうの悪い席でも£200(当時のレートで
約27,000円)を超えていた。もちろん良い席はもっと高い。フリーの日を埋める
ライヴとしては、あまり割に合わない。それよりも、仮にお金を出したとしても、
転売サイト等からチケットを入手する必要があった。ちなみに、この条件なら
同行者のCは行かないとの返事だった。
私としては高くても行きたいという気持ちだったので、1人でもいいので、
どうやってチケットを入手するか検討し続けていた。
そんな中、9/7(水)にErasureのオフィシャルツイッターから、次のような
ツイートがあった。

We have announced a new UK date at Southend Cliffs Pavilion on October 26th.

なんと、フリー日の10/26(水)にErasureの追加公演が出たのである。
この絶妙な日程のハマり具合に、もちろん狂喜乱舞した。
しかし、Southendって地名は聞いたことが無い。地球の歩き方にも載ってない。
どうやら日本人が観光で行くような場所では無いようである。
早速、地図でGoogle Mapで調べてみると、Londonの中心部から東に65kmほど
離れたテムズ川の河口にある街だった。また、どうやって行くのか調べてみると、
London中心部のFenchurch Street駅からNational Railで1時間弱だった。
1時間といえば、方向は違うが、LondonからBrightonに行くのと同じような
イメージである。これなら現実味が十分にある。
この情報をCに知らせたところ、是非とも行きたいとのことだった。
実はCはErasureのライヴが観たくて2003年に初めて渡英し、Manchesterで
ライヴを観たほどのErasureのファンでもある。
Erasureを観る方向で動き始めることにし、まずは、SouthendにはLondonから
日帰りで行くか、それともSouthendで1泊するかを検討をする。会場の最寄駅
であるWestcliff-on-Sea駅からLondonのFenchurch Street駅までのNational Rail
の終電は下記だった。

Westcliff-on-Sea 23:17 ⇒ Fenchurch Street 0:23

前座が終わってメインのアーティストの開演が21:00を過ぎるのが普通の
イギリスでは、23:17だとライヴ自体が終わってない可能性が高く、Londonに
着いた後も、ホテルのあるOld Street駅にはタクシーで移動する必要がある。
日帰り案にはやや無理があるので、Southendで1泊することにした。
その際に、Londonのホテルにスーツケース等の荷物を置いたままにして、
1泊分のコンパクトな荷物にしてSouthendに行くことにした。
ホテルは徒歩圏から選択し、会場のCliffs Pavilionから300mほどの近距離に
あるWestcliff Hotel(三つ星)をBooking.com経由で予約した。
そしてチケットであるが、この会場は1階はオールスタンディング、2階は
座席ありとなっており、過去の経験だと、1階だと背の高いイギリス人に
囲まれた場合、よく見えなくなってしまうので、2階席にすることにした。
購入方法であるが、会場のCliffs Pavilionのサイトを見ると、2階のバルコ
ニー席の最前列やサイドに張り出しているボックス席もまだ沢山残っていた。
しかし、会場のサイトは住所が日本だとアカウント登録が出来ないように
なっていたため、諦めて、Ticketmaster.co.ukから購入することにした。
ここなら過去に何度も購入実績があるので慣れている。だが、扱っている座席
の配分が一番良い席でも2階の5列目からで、ボックス席も無しだった。
一応SeeTicketsでも検索してみたが、さらに後方だった。仕方が無いので、
Ticketmaster.co.ukで、2階バルコニー席5列目中央を2席購入した。
これで、John Foxx → Erasure → John Foxxの3連荘という夢のような
日程でライヴを観れることになった。
しかし、ライヴの神様は、まだすんなりと事を進めさせてはくれない。(笑)
出発日10/24(月)の1週間前の10/17(月)になっても、John FoxxもErasureも
困ったことに、チケットが到着しないのである。これは出発前にチケットが
届かないようなヤバさが漂っている感じである。
まずはJohn Foxxのチケットを購入したTownsend Recordsにメールで、日本に
住んでいるのでこれから発送しても間に合わないので現地で受け取りたい旨
を伝えると、希望を了承してもらい、購入時の承認メールをプリントアウト
したものを持って行けば入場できることになった。
次に、Erasureのチケットを購入したTicketmaster.co.ukに問い合わせフォーム
から連絡しようとしたのだが、はじかれてしまう。注意事項をよく読むと
ライヴの1週間前でないと問い合わせができないとのことだった。よって、
10/26(水)の1週間前の10/19(水)にならないと問い合わせができない・・・。
問い合わせ可能な日が来る前にチケットが発送され、チケットが受け取れない
という最悪な事態にならないことを祈りつつ、10/19(水)になったらすぐに
問い合わせをした。チケットはまだ発送していなかったとのことなので、
現地会場のBox Office預かりにしてもらい、問い合わせのメールのプリント
アウト、予約番号、購入時のクレジットカードを持って行けば、チケットは
引き取れることになった。この件にはかなり焦ったが、なんとか全ての
チケットを無事に受け取れることになって良かった。
「準備」といいながら、ほとんどライヴのチケットのことばかり書いてしまっ
たが、それ以外の準備と言えば、スーツケース、デジカメ等は過去の渡英に
使ったものがまだ使えるので、新調はしないことにした。
あと、今回は往路のみだが初めての一人旅になるので、今までの渡英で
やっていなかったこととしては、犯罪に巻き込まれたり、パスポート紛失等の
事故に備えて、日本大使館での対応方法を調べた資料や、パスポート再申請用
の顔写真等も用意して持って行くことにした。
それから、今までの渡英中は現地ではネットをしていなかったが、今回は
2010年6月に初めてiPhoneを購入し、ネットができる環境になったので、海外
パケットし放題の設定や、Googleストリートヴュー、GPS機能、等の海外での
便利な機能の活用術についても調べておいた。
そうそう、この年2011年のイギリスは8月にLondonから発生し、Manchesterや
Liverpool等の地方都市にも波及した大規模な暴動があった。デパートや
工場が放火される光景がニュースでも放送され、これから渡英する身としては
(しかもキャンセルできない航空券だったので)心配になったが、暴動は1週間
程度で沈静化し、出発する頃には特に問題は無くなっていてホッとした。
思いつくことは全て済ませ、準備万全にして、あとは出発を待つだけとなった。

(つづく)

Erasure_001


jage at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2011 英国旅行記 

2014年01月27日

2011 英国旅行記(2) 〜決断〜

[2011英国旅行記(2)の前後を読む]

ここでは、今回の渡英の決断に至った経緯について書きたいと思う。
過去の旅行記で何度も書いているが、一番大変なのは決断する瞬間である。

2011/06/27に、John Foxx先生のCDやライヴチケットを扱うイギリスの
Townsend Recordsから「John Foxx - Interplay UK tour 2011」という
タイトルのメールが届き、John Foxx And The Mathsが新譜「Interplay」と
初期のULTRAVOXとソロの曲を演奏するツアーを行うとの情報が載っていた。
このメールで発表されていたのは、10/27の会場がXOYOのLondon 1公演のみで
他の公演については近々に発表されるとのことだった。
その後、7/12のJohn Foxx And The MathsのOfficial Blogには、
下記のようにツアーの全日程が発表されていた。

John Foxx And The Maths, Interplay UK Tour 2011

Thursday the 13th of October, 2011 - Leamington Spa : Assembly
Thursday the 20th of October, 2011 - Bristol : Thekla
Friday the 21st of October, 2011 - Manchester : Academy 4
Saturday the 22nd of October, 2011 - Liverpool : Stanley Theatre
Sunday the 23rd of October, 2011 - Glasgow : Arches
Monday the 24th of October, 2011 - York : Duchess
Tuesday the 25th of October, 2011 - London : The XOYO
Thursday the 27th of October, 2011 - London : The XOYO
Friday the 28th of October, 2011 - Holmfirth : Picturedrome


行くとしたら10/25(火)、10/27(木)のLondon公演が良さそうだと
思いつつも、この時点で決断までは行かず、今回もパスかなぁ・・・
という感じだった。

それから11日後の7/23(土)に自分の主催する第23回ULTRAVOX OFF会があり、
そこでULTRAVOXファン仲間のCに会って話をしたところ、既にLondon 2公演を
観に行く決断をしており、2公演のチケットと航空券、ホテルは手配済
とのことだった。Cとは過去に2006年と2009年の2回、一緒にイギリスに
行ったこともあり、とても信頼できる友人である。
そのCが観に行くと聞いて、自分も行きたいという気持ちがあるものの、
やはり決心がつかない。Cには手配済の飛行機とホテルについて後ほどメールで
詳しく教えてもらうことをお願いして、OFF会の場では別れた。
どうしようかな?と渡英のことばかり考え、7/24(日)、7/25(月)と過ごし、
7/25(月)の夜になってCからの詳細な情報のメールが届く。
Cの日程は10/25(火)〜10/29(土)の3泊5日で、航空会社はBritish Airways。
ホテルは最寄駅がOld Streetの会場XOYOから400mのTravelodge London City Road
とのこと。
驚くべきは初日のスケジュールで、10/25(火)の10:55に成田空港を出発し、
当日の15:05にLondon Heathrow空港に到着。そのままLondon中心部の
Old Streetに地下鉄で移動し、ホテルにチェックインしてから10/25(火)夜の
ライヴを観るという、初日は特にハードなものだった。その後については、
10/26(水)はライヴも無いフリーの日で、10/27(木)にまた同じ会場であるXOYO
でライヴを観て、10/28(金)13:25にLondon Heathrow空港を出発し、10/29(土)
9:05に成田に到着、という普通の(?)弾丸ツアーなので、初日を乗り越えて
しまえばそれほどキツくはなさそうではあった。それにしてもイギリス到着日
にそのままライヴというのは、もし飛行機が遅れたらライヴが観れなくなって
しまうリスクの高い計画であるが、C曰く、仮にそうなったとしても、10/27(木)
に同じライヴが観れるので、そこは割り切っているとのことだった。
ここで、観に行くために必要な休暇の話に触れるが、実は、勤務している会社
では、10年、15年、20年・・・等の節目の年に永年勤続休暇の制度があり、
本来は前年の2010年がその対象だったのだが、業務の都合上、取得できなかっ
たので、そのまま2011年に繰り越していた。また、繰り越しは翌年までのため、
2011年度のうちに使い切らなければならなかった。その休暇は9日間なので、
今回の渡英に取得するとすれば、Cより1日早い10/24(月)に出発、10/29(土)
に帰国の余裕を持った4泊6日の日程が組めるので、イギリス到着日にライヴ
というのは避けられる。但し、Cと日程をずらすと往路は自分1人でイギリス
に行かなくてはいけなくなり、今まで1人で海外に行ったことのない自分と
しては、とても不安である。
この時点でまだ行くという決断はしていないが、とりあえず、さらに情報を
得るため、H.I.S.に行ってみることにした。
翌日7/26(火)に会社が終わった後、H.I.S.に行き、航空券やホテルのことを
訊いてみる。
まずは航空券であるが、最後にイギリスに行ったのが2009年12月だったのだが、
それから1年7ケ月しか経っていないのに、直行便のある4社(ANA、JAL、
Virgin Atlantic、British Airways)とも いつの間にかだいぶ値上がりして
いて驚いた。何故、値上がりしているのか訊いてみると、燃油サーチャージが
値上がりしたとのこと。その時の燃油サーチャージは50600円だが、7/30(土)
になるとさらに8000円が値上げされると聞き、行くかどうかの決断は、
航空券代が値上がりする前の7/29(金)までの3日以内にする必要が出てきた。
またCが予約したホテルTravelodge London City Roadについては、お馴染みの
Booking.comでの取り扱いは無く、CはDISCOUNTED HOTELS LONDONという
斡旋サイトを経由して予約したとのことだったが、この斡旋サイトは使った
ことが無いのでできればH.I.S.経由のほうが良いと思い、訊いてみたがH.I.S.
では取り扱っていないとのことだった。
これらの情報を得た後、H.I.S.を後にして、引き続き悩んでみることにした。
7/26(火)、7/27(水)、7/28(木)と悩み続けた結果、Cという信頼できる同行者
がいること、今年度中に取得しなければ消えてしまう永年勤務休暇を消化する
良い機会であること、等から、行くことを決心した。また、行動を共に
しやすいよう飛行機もホテルもCに合わせることにした。
心配なのは往路のみ一人旅になってしまうことだが、気が付けば渡英も6回目
なので、そこは充分に注意して行動することにした。
行くと決まれば、まずはこれが無いと何も始まらないライヴのチケットの確保
からスタート。7/28(木)の夜に、チケットを販売しているTownsend Recordsの
サイトから10/25(火)と10/27(木)のLondon XOYO公演のチケットを購入した。
翌日7/29(金)は、たまたま会社の夏休みだったので、昼前に航空券を購入のため
H.I.S.に行く。キャンセル可能な航空券を買うに越したことはないが、
キャンセル不可のチケットに比べて3〜4万円ほど高くなってしまい想定予算の
15万円を超えてしまうので、リスクはあるがキャンセル不可の航空券を購入した。
それでも141,740円(うち燃油サーチャージが50600円)と過去の渡英で購入した
航空券の中でも一番高い金額だった。購入したのはBritish Airwaysで下記の便。


 2011年10月24日(月)
 東京/成田(NRT)10:55 → ロンドン/ヒースロー(LHR)15:05
 ブリティッシュ・エアウェイズ BA006

 2011年10月28日(金)
 ロンドン/ヒースロー(LHR)13:25 →東京/成田(NRT) 09:05(10/29)
 ブリティッシュ・エアウェイズ BA005



航空券購入後は自宅に戻り、DISCOUNTED HOTELS LONDONのサイトから
ホテルTravelodge London City Roadを予約した。
これで、チケット、飛行機、ホテル、と重要なものは確保したので、
前祝として祝杯をあげるため、夕方からビールを飲みに行った。
これで一安心と思いきや、ホッとして、気持ち良く飲んでいると、発信者番号
通知の先頭に「+44」のつく電話番号からiPhoneに着信があり、これはイギリス
からの電話ではないか!と焦って電話に出る。ホテルからの直接の電話で、
斡旋サイトDISCOUNTED HOTELS LONDONからホテルを予約したものの、それは
予約完了ではなく、実際には部屋は一杯で用意できないから近くのホテルを
紹介するとのことだった。
その場はすっかり酔いが醒めて、すぐに自宅に戻って斡旋サイト経由ではなく
ホテルの直接のサイトで調べたところ、シングルの部屋は空きが無かったが
まだダブルの部屋は残っていた。4泊で合計£70ほど高くはなってしまうものの
なんとかCと同じホテルを確保することができた。
今度こそ本当にチケット、飛行機、ホテルの重大3点セットを確保し、あとは
出発までに細かい準備をすればOK・・・と言いたいところだが、実はまだまだ
旅程は確定せず、まだ悩み事があったりするのだが、だいぶ長くなったので
次の「2011 英国旅行記(3) 〜準備〜」で書くことにする。

(つづく)

JohnFoxxAndTheMaths_InterplayTour_Flier JohnFoxxAndTheMath_001 JohnFoxxAndTheMaths_XOYO


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2014年01月26日

Midge Ure LxIxVxE Report, 2013/09/23 & 09/24, @Billboard Live Tokyo

大変遅くなりましたが、2013年9月のミッジ・ユーロ来日公演のライヴレポートを書きました。
以下のリンクからどうぞ。

【Midge Ure LxIxVxE Report, 2013/09/23 & 09/24, @Billboard Live Tokyo】

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2014年01月19日

2013年12月14日(土) 第28回 ULTRAVOX OFF会 & 2013忘年会

半年に1回のペースで開催しているULTRAVOX OFF会ですが、
忘年会を兼ねた第28回を12/14(土)に開催しました。
定期開催は28回目ですが、それ以外にも番外編で4回開催しているので
通算では32回目の開催になります。
今回のOFF会の参加者は、Ci、Mi、G、No、B、L、S、Ni、h、Mo、Jの合計11人
が集まりました。

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通常は、1次会に報告会等の企画、2次会に懇親会と2部構成になることが多い
ですが、今回は都合上、この日しか日程が空いておらず、また幹事チームが
翌日早朝から用事があったため、懇親会のみの1次会を13:50〜17:00の約3Hと
いう変則的な会となりました。
懇親会の会場は何度も利用させていただいている新宿ライオン会館 安具楽の
個室でした。やはり過去の経験上、人数が多くなったときのOFF会は、他の
お客さんの話し声があまり聞こえない個室が快適です。
今回は参加者11人の中に初参加の方が2人いらっしゃったので、久しぶりに
ULTRAVOX OFF会名物の長時間自己紹介(笑)を行いました。
忘年会なので各自の2013年の良かった出来事等も語っていただきましたが、
脱線が激しく、盛り上がり過ぎたため、最後の順番である私の番がまわって
きたときには終了時間間際になっていたため、幹事なので特に自己紹介する
こともないだろうとのことで、2013年に観たライヴの一覧(49日、72本)を
読み上げることを中心にして終了しました。(笑)
また、2013年は9月23日、24日にMidge Ureの14年振りの来日公演があり、
OFF会の参加者11人中7人がライヴを観ており、Midge Ure来日公演の打ち上げ
的な要素もあり、来日の話題でも盛り上がりました。
終了時間の17:00になり1次会は終了し、最後に来年も良いことがあることを
祈願して1本締めをし、解散となりました。

が、とても楽しい時間だったので、皆さん心惜しかったのか、ほとんどの方が
家に帰ろうとしなかったため、時間も17:00と早かったこともあり、ちょっと
だけということで急遽2次会を開催することとし、Scottish Pubへ行きました。
Midge Ureの故郷であるスコットランドの郷土料理ハギスを食べたり、
スコットランドのエール(ビール)を飲だりして盛り上がりました。
2時間くらいで2次会は終了し、今度こそ解散となりました。

が、私Jはその後も、何人かで3次会、4次会と行ってしまい、結局なんのために
13:50開始に設定したのか?という感じになってしまいました。(^^;

参加された皆様、どうもありがとうございました。

さて、次回のOFF会ですが、レギュラー版の第29回は2014年5〜7月の土曜日に開催予定です。
2014年 3/22(土)、3/23(日)にVISAGEの初来日公演が予定されていますので、
その打ち上げもできたらいいなぁと思います。

本家のULTRAVOX STATIONmixi出張所コミュのほうで
いつものように告知しますので、次回の参加もよろしくお願いします。

(リンク: 過去のOFF会のレポート)

jage at 16:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) OFF会 

2014年01月18日

2013年のライヴ観戦記録 & マイベストライヴ2013

2014年になってから2週間以上経ってしまいましたが、
2013年に観たライヴを振り返ってみます。

まず、参考データとして、
2012年の記録(45日、83本)
http://blog.livedoor.jp/jage/archives/52457415.html

ちなみに、2011年は43日58本、2010年は25日、2009年は42日、2008年は60日。
それ以前は下記URLを参照。
http://jage.jp/live/saikin-live.html

そして、2013年といえば、49日、72本でした。
(2010年までの集計ルールとしては、フェスで多数のアーティストを
観た場合も1日を1本と数え、例えば、サマソニに2日参加したら2本と
数えてましたが、2011年から日にちと本数の両方で数えることに
しました。)

今年の観戦の特徴はといえば・・・、
幸運にも2回の海外遠征(5月、11月イギリス)が出来たこと、
Billboard Live Tokyoでのライヴが9回と多かったこと、
クラブチッタ主催のプログレ系フェスや、フジロック、ソニマニ、
サマソニ、とお馴染みのフェスにも無事に参加できたこと、
15年振りにライヴ活動を再開した森高千里さんを5公演も観れたこと、
14年振りに来日してくれたMidge Ureを全4公演観れたこと、
等でしょうか。

どれも良いライヴでしたが、その中でもマイベスト10くらいを選んでみます。


1位: 2013/05/02(Thu) Orchestral Manoeuvres In The Dark
               @Ipswich Regent Theatre, Ipswich, UK
1位: 2013/03/30/(Sat) 森高千里 LIVE ザ・NEW SEASON!〜 DO MY BEST in 足利 〜
               @足利市民会館
3位: 2013/09/24(Tue) Midge Ure from Ultravox (2nd Stage) @Billboard Live TOKYO
4位: 2013/09/12(Thu) Michael Rother special guest Hans Lampe @代官山UNIT
5位: 2013/06/08(Sat) Steve Hackett Genesis Revisited 2013 Japan Tour @CLUB CITTA'
6位: 2013/03/16(Sat) The Crimson ProjeKct @CLUB CITTA’
7位: 2013/01/11(Fri) The Flower Kings @EUROPEAN ROCK FES 2013、CLUB CITTA’
8位: 2013/05/13(Mon) Kraftwerk 3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8 "Computer World"
              @赤坂BLITZ
9位: 2013/11/21(Thu) Paul McCartney @東京ドーム
10位: 2013/02/25(Mon) Ringo Starr & His All Starr Band @ZEPP TOKYO
特別枠1: 2013/05/02(Thu) John Foxx & The Maths
                 @Ipswich Regent Theatre, Ipswich, UK
特別枠2: 2013/11/15(Fri) Depeche Mode @MEN Arena, Manchester, UK



個人的な思い入れとインパクトの強さで選んでみました。
なので、過去に何度も観ていて多少でもマンネリを感じてしまったものは、
今回は選ばないようにしました。
しかし、72本観てベスト10に絞らなければいけないのは、とてもキツイです。(^^;
ベスト20でも良かったかなと・・・。
まあ、個人の集計なので厳密にやる必要はないのですが。(^^;


1位はOMDと森高千里の同率1位になります。
この2組のアーティストは2013年の自分の中でも特に印象に残っているライヴで、
どちらを1位にするかかなり迷ったので、同率1位にすることにしました。

まず一つ目の1位のOMDは過去に、再結成1発目のArchitecture & Morality Tour
と、再結成後の初のアルバムに伴うHistory Of Modern Tourを海外にて
それぞれ観ているのですが、今回の新譜に伴うEnglish Electric Tourは
アルバム自体の出来が良かったこともあり、過去の2つのツアーを超える内容
でした。さらに、幸運にもVIPチケットを購入できたので、最前列ど真ん中の
席で観れたことや、サウンドチェックとミート&グリートにも参加でき、
初めてメンバー4人と話すことができ、また日本から観に来たことにとても
喜んでくれたこと等、本当に良い思い出となったライヴでした。

二つ目の1位の森高千里は、15年振りのフルライヴの復活初日となった足利
公演です。森高さん自身が、もしも1度しかライヴができなかったら、どこで
やりたいか?というスタッフの問いに、復活初日の公演地として選ばれた
のが名曲「渡良瀬橋」の舞台となっている森高ファンの聖地 足利でした。
復活のライヴをこの聖地で観れたことが幸せでした。セットリストは森高さん
のキャリアを振り返るグレイテストヒッツ的なものでしたが、最後に
森高さんが顎の病気で長期休養していた時期に自分自身を励ますために作った
曲「今日から」を感極まって歌い、感動せずにはいられませんでした。
2013年には森高さんを、足利2DAYS、中野、武道館、COTTON CLUBと、5公演観る
ことができましたが、意表を突いたセットリストの武道館や初のディナー
ショーで2列目という超近距離で観れたCOTTON CLUBも捨てがたいですが、
ある意味歴史的瞬間に立ち会えた足利公演初日を選びました。

3位は14年振りの来日公演となったULTRAVOXのMidge Ureです。
前回の1999年の来日は客入りが悲惨な状況で、Midge Ure自身もトラウマに
なったようで、今回の来日直前のビデオメッセージにて「長旅の結果、観客が
3人と犬しかいなかったら寂しいので友達を沢山誘って来てね!」と発言する
ほどでした。今回は、前回の状況を挽回して絶対に成功して欲しかったので、
自分なりの方法でライヴを盛り上げられるよう頑張ったつもりです。
14年前とは大違いのライヴでの観客の盛り上がりにMidge自身もノリノリで
ご機嫌だったようで、それが本当に嬉しかったです。
全4公演を観ましたが、Midgeも観客も緊張が解けて一番盛り上がった
最終公演を選びました。

4位は元Neu!のMichael Rotherです。今回はアルバムNeu75やLa Dusseldorfの
メンバーでもあったHans Lampeもゲストというファンにはたまらない編成でした。
Michael Rother1人の来日の場合、打ち込みで済まされてしまうドラムも、
Hans Lampeが生で叩くことにより、最高の心地良さとなりました。
実験的な曲が多かった1999年のRother & Moebiusでの来日に比べると、Neu!、
Harmonia、ソロ曲、と有名な曲も多く、Michael Rotherファンはもちろんの
こと、ファンでなくても聴きやすく楽しめた内容だったと思います。
1999年にもらい損ねたサインも今回はしてもらうことができました。

5位はSteve Hackettの全曲がGenesis曲の再現ライヴです。
観た人の誰もが行って良かったと言っていたほどの、誰も異議を唱えない
本当に素晴らしい中期Genesisの再現ライヴでした。今回はThe Flower Kingsの
Roine Stoltが発掘したNad SylvanがPeter Gabrielの役を頑張ったことも
間違いなくライヴのクオリティが上がったことの一つでもあり、The Flower
KingsファンとしてはNadが評価されたことも嬉しかったです。Nadのご厚意で
ライヴ後のバックステージにも入れていただき、Hackettさんともお会い
できたのも良い思い出です。

6位はThe Crimson ProjeKctです。King Crimsonを最後に観たのは2003/4/16
だったので、もう10年あまりCrimsonの生音に飢えてました。今回は残念ながら
Robert Frippはいなかったものの、Adrian Belew、Tony Levin、Pat Mastelotto
といった(元)メンバーも揃っており、充分にKing Crimsonでした。Dicipline期
が好きな自分としてはセットリストも良かったです。

7位は1999年以来14年振りの来日となったThe Flower Kingsです。
偶然にもMidge Ureと同じ周期で来日していますが、The Flower Kingsも前回
の客入りが悲惨なものであり、それが原因で再来日は絶望的な状況でした。
今回ヨーロピアンロックフェス(実質は北欧フェス)のトリという形で奇跡の
再来日を果たしました。14年の間で度重なるメンバーチェンジ、活動休止、等
もあり、戻ってきた彼らは大きく成長していました。
このフェスは2日間観ましたが、初日のみアンコールで演奏された
「I Am The Sun」がライヴのハイライトでバンドとしての圧倒的な存在感に
感動せずにはいられませんでした。

8位はKraftwerkの全アルバム再現3-Dライヴです。このライヴは、
ヨーロッパ特急、人間解体、コンピューター・ワールドの3公演を観ました。
Kraftwerkは初来日公演以外は全ての来日公演(1998、2002、2004、2012、2013)
を観ていますが、毎回、何か新しいものを見せてくれており、今回は3-D映像
という度胆を抜く演出を見せてくれました。何度観てもマンネリ化しない
姿勢はまさにプログレッシヴだと思いました。
可能なら全アルバムの8公演に行きたかったですが、8公演中7公演が平日という
日程では厳しかったです。

9位は11年振りの来日となったPaul McCartneyです。
71歳となった今、正直11年前のパフォーマンスのほうが良かったのですが、
そこは本物の中の本物のPaulですから2時間40分、水も飲まず、休憩もせずに
歌いっぱなしという71歳とは思えぬパフォーマンスを披露し、格の違いを見せて
くれました。

10位はRingo Starr & His All Starr Bandです。2013年は、PaulとRingoという
The Beatlesのメンバーが2人も来日した年となりました。
Ringoが歌うThe Beatlesの曲が良かったのはもちろんですが、All Starr Band
のメンバーにはRichard Pageが含まれており、「Kyrie」、「Broken Wings」
といったMr. Misterの曲を2曲披露したことが、当時Mr. Misterのライヴを
観れなかった自分にとっては思わぬ収穫でした。

さて、ここまでが絞りに絞ったマイベスト10で、
次は、特別枠というか、次点というか、番外編です。
これは、イギリスで観たJohn Foxx And The MathsとDepeche Modeです。
自分の中では、通常は海外遠征して観たライヴというのは、必ずマイベスト10
の上位には入るのですが、そうならなかった原因を分析してみます。

まず、John Foxx And The Mathsですが、もともとOMDをイギリスに観に行く
ことを決めていましたが、そのライヴの前座として決まったのがJohn Foxxでした。
一度の遠征でOMDとJohn Foxxが観れるという願っても無い状況でしたが、
そこは前座ということもあり、9曲、40分と少し消化不良でした。ただ、
ミート&グリートの機会もあり1年半振りに、元気で創作意欲に満ち溢れている
John先生にお会いできたのは良かったです。

もう1つのDepeche Modeですが、2009年にイギリスで観たツアー
Tour Of The Universe以来の新しいツアーであるThe Delta Machine Tourになります。
もともとこのツアーはツアー開始直後の5月のUK London公演を狙っていましたが、
日程が合わず、行きやすい日程だったヨーロッパ2nd Leg 11月のUK Manchester
公演に変更しました。
ツアー開始後、ライヴのストリーミング中継が何度かあり、家に居ながら
ツアーを観れたことはとても良いことだったのですが、逆に観過ぎて、
セットリスト等、ネタバレし過ぎてしまったことです。もちろん生で観れたこと
は良かったですが、サプライズ感が無くなってしまい消化不良気味となって
しまいました。次回のツアーはおそらく4年後くらいにあるかと思いますが、
多少無理してでもツアー開始直後のヨーロッパ1st Legに行けるよう頑張ろう
と思いました。

ということで、今年2014年もまた良いライヴが観れればいいなぁ・・・と思います。


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【2013ライヴ観戦記録 全49日、72本】

- 2013/12/28(Sat) コサキン DE ライブ! 〜ブンダバー2013〜
               (小堺一機 / 関根勤) @原宿クエストホール
- 2013/12/24(Tue) Perfume 4th Tour in DOME 「LEVEL3」 @東京ドーム
- 2013/12/13(Fri) 森高千里 25th Anniversary CHISATO MORITAKA at COTTON CLUB
              (2nd Show) @COTTON CLUB
- 2013/11/21(Thu) Paul McCartney @東京ドーム
- 2013/11/15(Fri) Depeche Mode @MEN Arena, Manchester, UK (opening act: The Jezabels)
- 2013/11/08(Fri) UK Special Live 2013 @CLUB CITTA'
- 2013/10/26(Sat) めざましLIVE ISLAND TOUR 2013 FINAL in 日本武道館
              (森高千里、きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバー、ゆず)
              @日本武道館
- 2013/10/07(Mon) Huey Lewis And The News @渋谷公会堂
- 2013/09/24(Tue) Midge Ure from Ultravox (2nd Stage) @Billboard Live TOKYO
- 2013/09/24(Tue) Midge Ure from Ultravox (1st Stage) @Billboard Live TOKYO
- 2013/09/23(Mon) Midge Ure from Ultravox (2nd Stage) @Billboard Live TOKYO
- 2013/09/23(Mon) Midge Ure from Ultravox (1st Stage) @Billboard Live TOKYO
- 2013/09/22(Sun) B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER- @日産スタジアム
- 2013/09/21(Sat) シャ乱Q 結成25周年記念ライブツアー 2013 秋の乱
              〜シハンセイキ伝説〜 @中野サンプラザ
- 2013/09/12(Thu) Michael Rother special guest Hans Lampe @代官山UNIT
- 2012/09/07(Sat) 小堺クンのおすましでSHOW 28 IN THE * * * * SHAREHOUSE
              〜イン・ザ・シェアハウス〜 @東京グローブ座
- 2013/08/28(Wed) 手島いさむ 50祭 ワシモ半世紀 (ユニコーン、電大、
              手島いさむソロバンド、阿部民バンド) @日本武道館
- 2013/08/24(Sat) メテオール / バチバチソニック @Eggman tokyo east
- 2013/08/21(Wed) Todd Rundgren State Japan Tour (2nd Stage)
              @Billboard Live TOKYO
- 2013/08/11(Sun) Summer Sonic 2013
         (Pet Shop Boys、Johnny Marr、Cindi Lauper、
          The Jon Spencer Blues Explosion、Peace)
              @千葉マリンスタジアム & 幕張メッセ
- 2013/08/09(Fri) Sonic Mania (Perfume、Pet Shop Boys、The Stone Roses)
              @幕張メッセ
- 2013/08/03(Sat) カンコンキンシアター27『クドい!』 飯尾 ケニアに行く!
              (構成・演出・出演:関根勤) @東京グローブ座
- 2013/07/26(Fri) Fuji Rock Festival '13
              (Sparks、Nine Inch Nails、The Sea And Cake)
              @苗場スキー場
- 2013/06/21(Fri) Van Halen @東京ドーム
- 2013/06/15(Sat) Greg Lake @Shimokitazawa GARDEN
- 2013/06/08(Sat) Steve Hackett Genesis Revisited 2013 Japan Tour @CLUB CITTA'
- 2013/05/27(Mon) Giorgio Moroder featuring DJ Chris Cox (2nd Stage)
              @Billboard Live TOKYO
- 2013/05/13(Mon) Kraftwerk 3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8 "Computer World"
              @赤坂BLITZ
- 2013/05/11(Sat) Kraftwerk 3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8 "The Man Machine"
              @赤坂BLITZ
- 2013/05/10(Fri) Kraftwerk 3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8 "Trans Europe Express"
              @赤坂BLITZ
- 2013/05/03(Fri) Orchestral Manoeuvres In The Dark / John Foxx & The Maths
              @Roundhouse, London, UK
- 2013/05/02(Thu) Orchestral Manoeuvres In The Dark / John Foxx & The Maths
              @Ipswich Regent Theatre, Ipswich, UK
- 2013/04/28(Sun) イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル
              (Mauro Pagani, Area) @CLUB CITTA’
- 2013/04/22(Mon) 森高千里 LIVE ザ・NEW SEASON!〜DO MY BEST〜
              @中野サンプラザ
- 2013/03/31(Sun) 森高千里 LIVE ザ・NEW SEASON!〜 DO MY BEST in 足利 〜
              @足利市民会館
- 2013/03/30/(Sat) 森高千里 LIVE ザ・NEW SEASON!〜 DO MY BEST in 足利 〜
              @足利市民会館
- 2013/03/23(Sat) Gang Of Four @下北沢GARDEN
- 2013/03/16(Sat) The Crimson ProjeKct special guest Anglagard
              @CLUB CITTA’
- 2013/02/25(Mon) Ringo Starr & His All Starr Band @ZEPP TOKYO
- 2013/02/22(Fri) ピコピコおじさん @高円寺HIGH
- 2013/02/16(Sat) +GOLD FISH (米倉利紀/杏子、他)@東京芸術劇場プレイハウス
- 2013/02/08(Fri) My Bloody Valentine @新木場STUDIO COAST
- 2013/02/04(Mon) Level 42 @Billboard Live TOKYO
- 2013/01/25(Fri) 平沢進 INTERACTIVE LIVE SHOW 2013 『ノモノスとイミューム』
              @渋谷公会堂
- 2013/01/22(Tue) Saint Etienne (2nd Stage) @Billboard Live TOKYO
- 2013/01/16(Wed) Robin Guthrie Trio (2nd Stage) @Billboard Live TOKYO
- 2013/01/12(Sat) EUROPEAN ROCK FES 2013 (Moon Safari, Trettioariga Kriget,
              The Flower Kings) @CLUB CITTA’
- 2013/01/11(Fri) EUROPEAN ROCK FES 2013 (Anekdoten, The Flower Kings)
              @CLUB CITTA’
- 2013/01/08(Tue) Sparks @渋谷CLUB QUATTRO

jage at 13:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 音楽 
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