2014年01月28日

2011 英国旅行記(3) 〜準備〜

[2011英国旅行記(3)の前後を読む]

2011 英国旅行記(2) 〜決断〜」にて、7/29(金)にチケット、飛行機、ホテル
の海外遠征に重要な3点セットを確保しても、まだ悩み事があったりすると
書いたが、それは何かと言えば、次の2点でだった。

(1)10/25(火)はJohn Foxx And The MathsをやめてErasureを観るかどうか。
(2)フリーの10/26(水)には何かのライヴを観るかどうか。


まず(1)であるが、ちょうどErasureも4年振りの新譜「Tomorrow's World」の
リリースに伴うTomorrow's World Tourの真っ最中であり、10/25(火)は
LondonのRoundhouseでのライヴが決まっていた。このツアーは2007年の前作
「Light At The End Of The World」のツアー以来の4年振りで、Erasureの
ツアーもそれほど頻繁にやっているわけではないので、ここは巡り合わせが
良いこの機会に是非観ておきたいという気持ちもある。
次に(2)であるが、せっかくイギリスに行ってフリーの日があるのなら、
何もライヴを観ないのはもったいない。

(1)については、10/25(火)にErasure、10/27(木)にJohn Foxx And The Maths
とをそれぞれ1公演ずつ観るというのも本当に捨て難いのだが、悩んだ末、
やはり渡英の決断のきっかけがJohn先生だったので、当初の予定通り
10/25(火)と10/27(木)の2日ともJohn Foxx And The Mathsを観ることにした。
(2)については、10/26(水)にLondonで開催されるライヴを検索してみたところ、
Royal Albert Hallにて、元Wham!のGeorge Michaelのライヴがあった。
George Michaelといえば青春の1ページでもあるし、会場のRoyal Albert Hall
も一度は行ってみたかったので、チケットを探してみることにした。
しかし、既に発売された後だったので、SOLD OUTとなっており、転売サイト等
で調べてみたところ、後ろのほうの悪い席でも£200(当時のレートで
約27,000円)を超えていた。もちろん良い席はもっと高い。フリーの日を埋める
ライヴとしては、あまり割に合わない。それよりも、仮にお金を出したとしても、
転売サイト等からチケットを入手する必要があった。ちなみに、この条件なら
同行者のCは行かないとの返事だった。
私としては高くても行きたいという気持ちだったので、1人でもいいので、
どうやってチケットを入手するか検討し続けていた。
そんな中、9/7(水)にErasureのオフィシャルツイッターから、次のような
ツイートがあった。

We have announced a new UK date at Southend Cliffs Pavilion on October 26th.

なんと、フリー日の10/26(水)にErasureの追加公演が出たのである。
この絶妙な日程のハマり具合に、もちろん狂喜乱舞した。
しかし、Southendって地名は聞いたことが無い。地球の歩き方にも載ってない。
どうやら日本人が観光で行くような場所では無いようである。
早速、地図でGoogle Mapで調べてみると、Londonの中心部から東に65kmほど
離れたテムズ川の河口にある街だった。また、どうやって行くのか調べてみると、
London中心部のFenchurch Street駅からNational Railで1時間弱だった。
1時間といえば、方向は違うが、LondonからBrightonに行くのと同じような
イメージである。これなら現実味が十分にある。
この情報をCに知らせたところ、是非とも行きたいとのことだった。
実はCはErasureのライヴが観たくて2003年に初めて渡英し、Manchesterで
ライヴを観たほどのErasureのファンでもある。
Erasureを観る方向で動き始めることにし、まずは、SouthendにはLondonから
日帰りで行くか、それともSouthendで1泊するかを検討をする。会場の最寄駅
であるWestcliff-on-Sea駅からLondonのFenchurch Street駅までのNational Rail
の終電は下記だった。

Westcliff-on-Sea 23:17 ⇒ Fenchurch Street 0:23

前座が終わってメインのアーティストの開演が21:00を過ぎるのが普通の
イギリスでは、23:17だとライヴ自体が終わってない可能性が高く、Londonに
着いた後も、ホテルのあるOld Street駅にはタクシーで移動する必要がある。
日帰り案にはやや無理があるので、Southendで1泊することにした。
その際に、Londonのホテルにスーツケース等の荷物を置いたままにして、
1泊分のコンパクトな荷物にしてSouthendに行くことにした。
ホテルは徒歩圏から選択し、会場のCliffs Pavilionから300mほどの近距離に
あるWestcliff Hotel(三つ星)をBooking.com経由で予約した。
そしてチケットであるが、この会場は1階はオールスタンディング、2階は
座席ありとなっており、過去の経験だと、1階だと背の高いイギリス人に
囲まれた場合、よく見えなくなってしまうので、2階席にすることにした。
購入方法であるが、会場のCliffs Pavilionのサイトを見ると、2階のバルコ
ニー席の最前列やサイドに張り出しているボックス席もまだ沢山残っていた。
しかし、会場のサイトは住所が日本だとアカウント登録が出来ないように
なっていたため、諦めて、Ticketmaster.co.ukから購入することにした。
ここなら過去に何度も購入実績があるので慣れている。だが、扱っている座席
の配分が一番良い席でも2階の5列目からで、ボックス席も無しだった。
一応SeeTicketsでも検索してみたが、さらに後方だった。仕方が無いので、
Ticketmaster.co.ukで、2階バルコニー席5列目中央を2席購入した。
これで、John Foxx → Erasure → John Foxxの3連荘という夢のような
日程でライヴを観れることになった。
しかし、ライヴの神様は、まだすんなりと事を進めさせてはくれない。(笑)
出発日10/24(月)の1週間前の10/17(月)になっても、John FoxxもErasureも
困ったことに、チケットが到着しないのである。これは出発前にチケットが
届かないようなヤバさが漂っている感じである。
まずはJohn Foxxのチケットを購入したTownsend Recordsにメールで、日本に
住んでいるのでこれから発送しても間に合わないので現地で受け取りたい旨
を伝えると、希望を了承してもらい、購入時の承認メールをプリントアウト
したものを持って行けば入場できることになった。
次に、Erasureのチケットを購入したTicketmaster.co.ukに問い合わせフォーム
から連絡しようとしたのだが、はじかれてしまう。注意事項をよく読むと
ライヴの1週間前でないと問い合わせができないとのことだった。よって、
10/26(水)の1週間前の10/19(水)にならないと問い合わせができない・・・。
問い合わせ可能な日が来る前にチケットが発送され、チケットが受け取れない
という最悪な事態にならないことを祈りつつ、10/19(水)になったらすぐに
問い合わせをした。チケットはまだ発送していなかったとのことなので、
現地会場のBox Office預かりにしてもらい、問い合わせのメールのプリント
アウト、予約番号、購入時のクレジットカードを持って行けば、チケットは
引き取れることになった。この件にはかなり焦ったが、なんとか全ての
チケットを無事に受け取れることになって良かった。
「準備」といいながら、ほとんどライヴのチケットのことばかり書いてしまっ
たが、それ以外の準備と言えば、スーツケース、デジカメ等は過去の渡英に
使ったものがまだ使えるので、新調はしないことにした。
あと、今回は往路のみだが初めての一人旅になるので、今までの渡英で
やっていなかったこととしては、犯罪に巻き込まれたり、パスポート紛失等の
事故に備えて、日本大使館での対応方法を調べた資料や、パスポート再申請用
の顔写真等も用意して持って行くことにした。
それから、今までの渡英中は現地ではネットをしていなかったが、今回は
2010年6月に初めてiPhoneを購入し、ネットができる環境になったので、海外
パケットし放題の設定や、Googleストリートヴュー、GPS機能、等の海外での
便利な機能の活用術についても調べておいた。
そうそう、この年2011年のイギリスは8月にLondonから発生し、Manchesterや
Liverpool等の地方都市にも波及した大規模な暴動があった。デパートや
工場が放火される光景がニュースでも放送され、これから渡英する身としては
(しかもキャンセルできない航空券だったので)心配になったが、暴動は1週間
程度で沈静化し、出発する頃には特に問題は無くなっていてホッとした。
思いつくことは全て済ませ、準備万全にして、あとは出発を待つだけとなった。

(つづく)

Erasure_001


jage at 20:55│Comments(0)TrackBack(0) 2011 英国旅行記 

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