こんにちは!「まちるだいすけ」だよ!
農協の職員さんと一緒に、冬の畑の調査に行ってきたよ!
真っ白い畑の中にポールが立っているよ!なんだろう?
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職員さんは、このポールで畑に積もった雪の深さと土が凍っている深さを調べているんだって。
ポールには目盛がついていて、見てみると雪の深さは40cmあったよ。
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ポールの中には、青い水の入った管が吊り下げられていて、上の透明な部分が土の
凍っている深さを表しているんだって、ぼくが見た場所では20cmちょっと凍っていたよ!

寒い中、わざわざ畑に行って雪の深さを調べるのはどうしてなのかな?

この畑の下には、昨年の秋に種をまいた小麦が育っているんだけど、あんまり長い間雪の下にいると小麦を腐らせる病気にかかってしまうんだって。
それで、早く雪を解かすため、春になる前から「融雪材」という黒い粒々を畑にまくんだけど、雪の深さによっていつ頃から始めるかの目安にしているんだよ。
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では、凍った土の深さを調べているのはどうしてなのかな?
昨年のじゃがいも畑には、収穫の時にこぼれ落ちた小さな芋がもが埋まっていて、春になると芋の芽が出てきて雑草になるから農家さんは困っているんだって。
土が30cm以上凍れば芋は死んでしまうのだけど、雪が多く積もっていると雪が断熱材となって土が凍らないんだ。
だから、土を凍らせるために、農家さんたちは雪を踏んづける「雪踏み」という作業や、雪をかき分ける「雪割り」という作業をするんだけど、土がどのくらい凍っているか調べて作業をおこなうかどうか判断しているんだ。
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今年は、雪が降るのが遅くて土が深くまで凍ったので「雪踏み」や「雪割り」作業はほとんどしなくてもすんだみたい。でも、ながいもを作っている農家さんは、土が深く凍ると畑に残っているながいもが凍ってダメになってしまうかもと心配しているんだ。

まだまだ冬だと思っていたけど、3月に入るとビートの苗づくりが始まるんだ。
帰り際に、調査にいった畑の近くの農家さんがビニールハウスで苗づくりの準備をしていたので、
ぼくも少しお手伝いしたよ!
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これから、春に向けて農家さんたちは準備が少しずつはじまるんだよ!
春が待ち遠しくなってきたね!