jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

V.S.O.P. ベース音やバスドラを楽しむ。4


V.S.O.P"SKAGRY"1979
vsop。Very Special Onetime Performance の略。
1976年にハンコックが当時一緒に演奏していたメンバーを集めて
ニューポートJFにおける一度だけのライブ活動を目的としたグループ。
1979年まで幾度か結成され、複数のアルバムが発売された。
Freddie Hubbard (trumpet),
Wayne Shorter (soprano saxophone, tenor saxophone),
Herbie Hancock (electric piano) ,
Ron Carter (bass) ,
Tony Williams (drums)

このアルバムはザ・クインテットが
 東京のスタジオで録音した
唯一のスタジオ録音であり、
同グループ最後の録音となったもの。
らしいが、評論家筋にはあまり評価されていないらしい。
わたしは自分の感性で効くタイプなのであまり抵抗なくこのアルバムを受け入れた。

まず一発スタジオ録音。ダイレクトカットということで各楽器の音が尖って聞こえるのが
魅力だと思う。
特にトニーのドラム。
バスドラの音がやや大きめ。
嵐のようなスネアの細かなザラザラした音も聞こえる。
一曲目はこれを楽しむために聞いてもいいくらいの音量のでかさだ。
もちろんハービーのテクニックも聞き逃せませんが。
更にはロンカーターのベース。2曲目のフィンガー・・での流れるような
ベース音はクセになりそう。ウッドならではのボヨー~ン音がやけに大きめに聞こえて
いい音で迫ってくる。
これを聴くために2曲目があるといってもいいくらいだ。

4曲鑑賞は32分で終わる。
このCDには残り2曲別テイクは入っていてさらに楽しめるので
このアルバムはハービーやフレディーのプレイよりも
リズム隊の音を堪能できるいいアルバムだと思う。

渡辺香津美。Ganaesia. いいですよ。4


渡辺香津美 Kazumi band"Moon drops"1982
渡辺香津美(Guiter)
笹路正徳(Keyboard)
清水靖晃(Sax)
高水健司(Bass)
山木 秀夫(Drums)
香津美BANDの歴史は1979年
KYLYNから始まった。
私が感動したのはそのバンドのライブ。
坂本龍一、ポンタ、矢野顕子、清水靖晃、小原礼、本多俊之・・
私のJAZZライフがそこから始まったといっていいくらいの
私のJAZZルーツである。
そして1980年アメリカに渡っての作品
TOCHIKA。
マイクマイニエリ、マーカスミラー、オマーハキム、ピーターアースキンなど信じられない豪華メンバー。
1981年そしてDOGATANA。
頭狂奸児唐眼 (TALK YOU ALL TIGHT)
そしてこの1982年のGANAESIAへと続く。
カズミ・バンドの2枚目。オープニングの"Riboj"などではプログレ寄りの
アプローチも感じられ、ドラマチック。
香津美ならではのジャズ・ロックの世界が構築されている。

私は当時はこの作品には触れていなかった。
TOCHIKAのあとはMOBOに飛んでしまった。
しかし一応当時のリアル世代といっていいだろう。
GANAESIA。は今聴いても素晴らしい出来栄えであります。
プログレ的なアプローチとJAZZROCK的な側面。
そして当時流行りのフュージョン。
いろんな側面を持つことは否めないが当時流行った浪速エキスプレスや
スクエアー、カシオペアといった爽やかお気軽路線とは一線も2線も異なる。
むしろ現代感覚のエレクトリック路線。
決してテーマ~アドリブ~別人のアドリブ~ソリ~キメ
のような安易な流れに頼っていない。
この作品はまだ手探りの段階かもしれないがここでの挑戦が後の
「MOBO」につながっていったことは間違いない。



久々にオールマンのスタジオ盤。4


The Allman brothers band"Hittin' the note"2003

グレックオールマン  Vo Or KEY

ウォーレン・ヘインズ  VoG

デレクトラックス  G

オテイル・バーブリッジ   Bass

ジェイ・ジョハンソン   Dr

ブッチ・トラックス  Dr

マーク・キニョーネス Per
オテイル・バーブリッジ(1997年にアレン・ウッディの後任として加入)と
デレクトラックス(1999年にジャック・ピアソンの後任として加入)を含む編成
による唯一のスタジオ・アルバム。
1997年に一度バンドを脱退したウォーレン・ヘイズも復帰している。

 私はオールマンファンでありながらあまり後期オールマンを追わないというふとどきもの。
もちろんデュアン亡き後のディッキーも好きだった。エリザベスリード(ディッキー作)は
わたしのフェバリットBEST3に入るくらい大好きな曲だ。
それ以降あまり追わなくなったという。
やはり私が好きだったのは「エリザベス・リードの追憶」「ウィッピング・ポスト」「マウンテン・ジャム」といった15分から30分にわたって繰り広げられる演奏だった。

しかし私がこのアルバムで注目しているのは古株ではない。
やはりデレクトラックスであろう。
デレクトラックスはブッチの甥で当時24歳。既に自分のバンド
デレクトラックスバンドを結成してデビューしていた(1997)が、
1999年にはオールマンのギタリストとして迎え入れられた。

本当はディッキーとデレクとグレッグが仲良く演奏することが私のベストであったが・・・
そうはいかないみたいだね。バンドというものは。人間というものは・・・。
2000年 ディッキー脱退。

まあそれはさておいて。
デレク。恐るべき実力と、堂々としたプレイでデュアンのプレイに勝るとも劣らぬ
テンションを発揮している。
このアルバムはデレクが参加している唯一のスタジオ盤であることが
今回私がこのアルバムを購入した理由である。
やはりどうしてもインストに注目が行く。
彼のギタープレイを追ってしまう。
もちろんグレッグも大好きだけれどもね。

2003年 当時のメンバーによるライブ。
"Rokin’ Horse”のデレクのソロ。
もう別格です。
デュアンの魂が乗り移った演奏にメンバーもメロメロです。
ディッキーも認めていると思いますよ。
これは。
これですよ。
私が求めていたのは。

さてこのスタジオ盤は全体的に見ると魅力はデレクの独壇場ということになりますが
彼のバンドにはないやはりオールマンならではの味が残っています。
ウオーレンは影に隠れる形となりましたがかれの曲が多いのも事実。
プロデュースもかれですから。
そしてなんといってもグレッグですよ。
今年他界してしまいましたが。
デレクのバンドでは味わえない彼の魂は確実にこのアルバムにはありますよ。
久々にオールマンを聞きました。
良い週末になりました。






久々にJAZZANOVA。5


JAZZANOVA"Soul bossa Trio words of love"2000
ジャザノバ。
ドイツ発。
1996年から活動を開始した3人のDJプロデューサー軍団。
 Alexander Barck,
Claas Brieler,
Jürgen von Knoblauch
ジャンルはNUーJAZZ。
jazzをもとにしてfunkやHip-Hopやポストロックやエレクトロニカのような
他の音楽スタイルがブレンドされた音楽のことを指している。

私はそんなジャンルのことも何も知らなかった時代にこの音楽と出会った。
もう15年以上前、私は長距離トラックに乗っていた時代があった。
ROCKオタクだった私は仕事中に聞く音楽はカセットで聞くROCKばかりだった。
そしてあるとき日本のブンブンサテライツに出会った。
なんて新鮮な。
ロックにはない破壊力があった。
そのパワーに圧倒されて私はガイド本「フュージョニズム」
を購入した。その本は当時のクラブミュージックの動向をアルバム紹介
を交えて羅列した名盤ガイドだった。
しかしショックを受けた。
ブンブンがない。
あれっ?
それどころか知っているアーチストが一つもなかった。
そう一つもない。
音楽オタクの私は誇りをぶち抜かれたようで大ショックでありました。
Fusionism―That’s Future Jazz!―THE SHAPE OF MUSIC TO COME_Fusionism 2004 remix presents
Fusionism―That’s Future Jazz!―THE SHAPE OF MUSIC TO COME_Fusionism 2004 remix presents
[単行本]

今では普通に聴いている4HEROやモダージ、ダラータやイアンオブライエン。・・・・
それらアーチストの何一つ知らなかった私はたまたま浜松のお宝発見のCDコーナーでこの
JAZZANOVAのアルバムを発見したというわけであります。

聞いた。
トラックで。
「なんじゃこりゃ」
第一印象はね。
しかし聴きこんでいるうちに不思議な感覚がみなぎってくる。
彼等の作品もどれもそうですが、非常に緻密に作られている。
にもかかわらずリラックスして聞ける音楽です。
リラックスして聞いてよければ軽く踊りながら聞いてもいいです。
昔は本作のような音楽が苦手でした。でも今では結構好きになりました。
流して聞いて楽しむ音楽。
それがクラブジャズなのであります。
本気で聴き込む音楽では決してない。
だから流しておけば良いのであります。

お盆に四国、土佐の室戸に行った時に久々に聞いた。
よかった。
彼らのセンスの良さが今にしてますますわかった気がした。
このアルバムは私の衝撃アルバムとして刻まれることだろう。


パンダベア。聞きたかった。5


Panda Bear"person pitch"2007
パンダベア。
US発。
アニマルコレクティブのメンバーの1人。
チルウェーブ。またはアンビエント。
アルバムごとに雰囲気を変える。
このアルバムはのこの年のベストアルバムランキングにおいて1位に
選出された。

私はこのアルバムが聞きたくてしょうがなかった。
玄人筋からかなりの評価を得ている。
アルバム紹介本には名盤として必ず載っている。
中古盤店には並ばない。
仕方がない。
今回は。
あの技を使おう。

「Amazon」

使いたくないし、普段から反対している立場だ。しかし、
申し込んだらすぐに届いた。
便利だ。
人々が夢中になる気持ちがわかった気がしたが、便利すぎて
感動がない。そこにやはりまだ疑問を感じる。

初めて聞いたが、・・・よかった。
感じとしては(感動の度合い)、ビートルズのサージェントペパーズ。
今までにない感じ。
これは・・・。という驚き。
または、ビーチボーイズのペット・サウンズ。
「整いました」的な。
完璧。という表現が余りにも似合う。

ボーカルが心地よい。
多重サウンド。
楽曲はあくまでポップ。
そして心地よいコーラス。
バンドサウンドというよりは作りこんだサウンド。
だからサージェントとかペット・サウンズに近いと思う。
基本ポップなフォーマットであるながら、サンプリング音とループ音が
凝ったイメージを連想させるエレクトリックIDMサウンドであることが
彼の肝である。
その彼の肝は完璧に近い想像力と天才に近いヒラメキでこちらの想像を超える
作風に仕上がっている。
だからいろんな音楽形態の方からも評価を得ることとなる。






Moonchild。クロスオーバーイレブン。4


Moonchild"The list"2017
ムーンチャイルド。
アンバー・ナヴラン、  Vo
マックス・ブリック、アンドリス・マットソン マルチプレーヤー。
2012年、南カリフォルニア大学のジャズ・スクールで結成。
新世代ネオ・ソウル・トリオ。

2012年に1stアルバム『Be Free』を自主リリースし、2014年に【Tru Thoughts】からリリースされた
2ndアルバム『Please Rewind』が世界的評価を獲得し、新世代の登場で活況を迎えている。
ジャズや、ネオ・ソウル、エレクトロニックのマナーを取り入れた巧みなアレンジメントと
キャッチーなリフで一気に注目の的となったバンドはスティーヴィー・ワンダー、ジル・スコット、
ロバート・グラスパー、ローラ・マヴーラ、ジャジー・ジェフ、タイラー・ザ・クリエイター、
そしてジャイルス・ピーターソンら錚々たる面子からのサポートを獲得。
このアルバムは彼らの最新アルバム。
 
さて、我々の時代ならラジオ「クロスオーバーイレブン」で流れていそうな
深夜が似合う大人の音楽であります。
ソウルとかジャジーとかいう言葉を使うとそれだけで説明が終わってしまいそうだが
このアルバムは最初から終わりまでこんな音楽。
完全に聴く時間帯と聞きたい人を選んだアルバムである。
お盆に岡山で女房といったカフェバー
「サウダージな夜」
こんなお店で一人でぼーっと店に入ってずーっと聞いていたい感じの曲です。
これ、大学生のバンドなんですよ。
アーバンすぎる、
私が若い頃はもっとエネルギーいっぱいだった。
日本の若者は今
オタクとかゆとりとか
草食系とか言われるけど
時代によって若者のたとえ言葉は次々と変わっていくのだなと。
大学生ですよ。このトリオは。すごいですよ。
本当にジャジーでソウルフルな音楽であります。

Joe henderson 。好きだな。5

Joe henderson"In 'n out"
Kenny Dorham(tp)
Joe Henderson(ts)
McCoy Tyner(p)
Richard Davis(b)
Elvin Jones(ds) 1964年4月10日録音

ジョーヘンダーソン。
アメリカ発。JAZZミュージシャン。テナーサックス奏者。
1960年米軍のコンテストで世界ツアーのメンバーに選ばれた。
1962年退役後ニューヨークでケニードーハムと出会う。
1963年デビュー。
その時のメンバーとこの”in 'n out"は同じメンバーである。
エルビンのドラムがスリリングなのは当然として、さらにエキサイティングな
マッコイのピアノ。
そしてなんといってもドーハムとヘンダーソンのモードチックなプレイにまずやられる。
一曲目のin 'n outでほぼ出来上がっていると言っても過言ではないくらいの
心地よさだ。
さて私はジョーヘンダーソンが好きだ。
後期のフュージョン的なアルバムではなくて初期のこのメンツのプレイがやはり良い。
彼との出会いは1980年頃、スタンリークラークとレニーホワイト、ハービーのバンドに
ジョーヘンが出てきた時だ。
なんか暗い奴だなと思っていた。
スタンリーやレニー、ハービーの明るさに比べて彼の独特な”花のなさ”
はどこかウエザーのウエインショーターを思わせる”花のなさ”であった。
しかしながら彼のプレイはどうか。
淡々とした媚びないまっすぐなプレイ。
決して観客に媚びないフレーズ勝負。
そのフレーズはねっとりベタベタのモードであった。
最初はなんだいけ好かないやつだなと思っていたが、アルバムなんかで彼のプレイを
聞くに従って彼の良さが伝わって来る。
彼は決して派手なプレイヤーではない。
もろ「JAZZしか興味ありませんし、やりませんけど何か」?
的な非常にすがすがしい態度に思えてきてまるで私の生き方に
似ているなとも思えてきたのである。

このアルバムは評論家筋にはあまり褒められていない。
しかし私はもしかしたらジョーヘンのアルバムの中で一番好きかもしれない。





The Dismemberment Plan.ジャケ買い。4


THE Dismemberment Plan"Emergency & I"1999
ディスメンバーメントプラン。US発。ポストロック。
1993年デビュー。

Eric Axelson
Jason Caddell
Joe Easley
Travis Morrison
このアルバムは彼らの3枚目。1999年ピッチフォークメディアの年間アルバムの
1位に選ばれた。

私はお盆に故郷に帰りたまたまこのアルバムをBOOKOFFで発見した。
帯にはこう書いていた。「大本命傑作盤」。
もちろん私は聞いたこともないアーチストでありジャケットのデザインが
変わっていてセンスで勝負するアーチストではないかと期待を込めて購入しました。
そしてお盆が終わって時間があったので1拍2日で「室戸岬」に旅に出た。
女房は音楽には全く関心がないので音楽は私に任せ切りである。
旅の最中はずっとこのアルバムを聴きまくっていた。
感想。
「飽きない」
そしてアルバムジャケットのセンス同様曲のセンスは抜群だった。
使っているコードや曲展開が並みのものではない。
1曲目からダルダルの雰囲気にやられて、ドライブには心地よい。
なにげに聞き流して聞くには最高の音楽でありました。
鳴門海峡から室戸に向かう。高速道路はない。
昼飯も食べてなんだか眠くなる時間。左手には太平洋の海原が。
そしてこの音楽がずーっとかかっていた。
快感。
すこぶる快感。

パンクの後期、少し変わったバンドが出始めた。
ポリス、XTC、トーキングヘッズ、ワイヤー、テレビジョン・・・。
なんだかそんなひねくれた音楽を想像する。
まだまだ発展途上の予感がする大名盤に出会って
土佐の風景と大海原音楽が一体となった瞬間に出会えました。



Don cherry。好きだな。タブラ。4


Don cherry"Sangam"1978
これはJAZZとは言えないであろう。
民族音楽として捉えたほうがわかりやすいのではないか。
ドンチェリー。
アメリカ発。トランペッター。
1958年 オーネットコールマンのアルバムでデビュー。
その後コルトレーン、アイラー、バルビエリ、サンダースラから影響を受ける。

彼の音楽は独特でJAZZを楽しむというよりは
Don cherryを聞こうと思い立つ方が多い。
フリーJAZZと呼ばれるジャンルやアシッドと呼ばれる音楽の中にはこうした
個性の強い音楽が多く存在するので、私はあまりいわゆるJAZZという括りを外したほうが
誤解がないと思っている。

最初に彼の音楽に共感を得たのはオーガニックミュージックであった。
徹底した宗教音楽はほとんど仏教音楽として捉えたら最高の部類ではないか。
そこにチェリーのTPが響き渡るのであるからもういうことはない。

そして今回はパーカッション奏者のラティフカーンとの共作。
ガムランやインド音楽の影響濃い、メディテーショナルな美しくも淡いサウンド。
DON CHERRY主導のMUSIC SIDEとラティフ主導の(聖地)サンガム・サイドの2部構成となってます。
タブラはインド楽器であり私は民族楽器にはかねがね興味がありました。

このタブラの響きはクセになりますね。
そして延々と続く子の世界観をもっと浸ってみたくなる。
タブラだけで音楽は成立している。
アンビエントの世界観は又しても私の心の奥底に
確実に爪痕を残していまいました。


Jon spencer blues explocion。これで2015年の作品だよー。5


Jon spencer blues explocion"Freedom tower"2015
ジョンスペンサーブルースエクスプロージョン。
US発。
1992年デビュー。
ロックバンド。

ジョン・スペンサー(ギター&ボーカル)

ジュダ・バウワー(ギター)

ラッセル・シミンズ(ドラムス)

ベースレスバンド。3ピース。
私はこの度初めて聞いて驚きと戸惑いでいっぱいである。
このCDは本日いつもの中古CD屋で発見してワタクシの興味をそそるジャケデザインで
ジャケがいしたものである。
それにしても・・・音がすごい。
ボーカルの声が私好み。
3ピースが私好み。
サウンドが私好み。
パンクバンドではないのか。80年代のパンクバンドがそのまま登場した
ようなサウンドは、エネルギーに満ち溢れている。
ガンガンかき鳴らすギターやボーカルは私の琴線をかき鳴らしまくって
引きちぎって投げ散らかしてホオリ投げたようなパンクサウンドである。
このアルバムはもう彼らの10作目でありもう彼らはベテランなのである。
このボーカル。
このシャウト。
私はやっぱり根底にROCKが眠っているのかな。
JAZZだのクラブに浮気しても最後にはロックに戻ってくるんだよねー。

ギャングギャングダンス。一大絵巻。5


Gang Gang dance "First Communion"2008
ギャングギャングダンス。
アメリカ発。
ポストロック。
Brian Degraw
Liz Bougatsos  Vo
Josh Diamond
Tim Dewit
Jesse Lee
この作品は彼らの3枚目の作品であり、一つの頂点を示したアルバムでもある。
思えばアニマルコレクティブもアメリカNY発。
イギリスっぽいサウンドはどこか哀愁を帯びていて、
IDMのようでもある。
素晴らしい作品を前にして、私は脱帽するしかない。
これほどまでにアグレッシブで前衛的な作品をアメリカ発で聞けるのは私の想像力は
追いついていけない。
私は彼らの作品はこの作品を含めて2枚しか聞いていないが、
前回聞いたのは驚きの4枚目「Eye Contact」であった。
だから今回聞いたときはそんなに驚きはなかったが、しかしやっぱり徹底して
アングラサウンドだったのかと改めて評価。
アニマルコレクティブにビョークの風邪菌がうつったような世界感は
独特であり、入り込みにくい領域感を発している。
しかしまだまだ彼らは模索状態なのではないかと思える。
統一感はまだまだ。
バラバラな作品群が一つの塊となってひとつの一大絵巻のように聞こえないこともないが
いずれにしてもすごい作品を手にしてしまった。

Chino Amobi 。進んだ音楽作品。4

chino amobi








Chino Amobi Airport Music For Black Folk
 
Chino Amobi "London Ⅱ”2017
チーノアモービ。
アメリカ発。
電子音楽、アンビエント、音楽プロデューサー。
「昨年デジタルのみでリリースしていた噂のアルバムが、
ボーナス・トラックを加えて
念願の世界初CD化!
アンビエント・ミュージックの先駆者、ブライアン・イーノの名作
『Ambient 1: Music For Airports』の世界観を継承しつつも、
アルカ、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーにも匹敵する
アヴァンギャルドさを加えた唯一無二のサウンドが生成された本作。
ブラック・エクスペリメンタル・ミュージックの真髄を見せつけてくれる
圧巻の内容です。」

一聴してイーノの影響を感じる。
単純なダンステクノではない表現力やスケールの大きさは
プログレッシブな音楽感を感じます。
今回初めて聞きましたが、こんな進んだ音楽が現れると一体現代音楽シーンは何処まで行くのかと
驚きを隠せない。

ベットサイドはもちろんのこと、読書や作業音楽にもいけそう。
もちろん真剣に聞いてもいい。



バディーリッチ先生。本日も脱帽。4


Buddy Rich "Junpin' at the woodside"1974
BUDDY RICH, drums & leader
SAL NISTICO, tenor sax
SONNY FORTUNE, alto sax, fkute
KENNY BARRON, piano
JACK WILKINS, guitar
ANTHONY JACKSON, bass
JIMMY MAELEN, conga & percussion
MICHAEL ABENE, arranger
バディがオーナーを勤めるジャズクラブ「Buddy's Place」で結成
したセプテットバンドの演奏。
私はジャケットを見て、ビッグバンドかと勘違いして購入したアルバムです。
しかし、コンボであろうがなんであろうが、御大リッチ先生のドラミングは冴え渡りますので
心配はごむよう。メンバーは
当時ウディーハーマン楽団のサルネスティコ。
ソニーフォーチューン。マイルスバンドで名前を売った若手。
御存知御大ケニーバロン。
今や引っ張り凧のアンソニージャクソン。当時はリーリトナーとやる前の無名22歳。
ビッグバンドでは味わえない細かなやり取りや、息遣いが聞こえてきます。

私は広島に帰るといつものCDショップに行きたくなる。
そこにはわりとリッチが置いてあるのだ。
私は一つのアーチストは追いかけない主義だがリッチ先生は別格かも知れない。
ついつい手が出てしまう。
そして先生のドラミングを聞いてまた脱帽。
エンターテインメントの一流の姿を見て人生の手本にする。
というわけで本日も「脱帽」
であります。






ペドロマルチネス。強力。4


The Pedrito Martinez Project - Slave To Africa 2006
キューバ出身のコンガ奏者/ヴォーカリスト/ダンサーPedro Martinez。
「彼は、NYでもっとも洗練されたコンガ奏者として様々なセッションに参加し、
本作のプロデューサーであり、アート・リンゼイの相棒アンドレス・レヴィンと共に
ジェルバ・ブエナのメンバーとして活動中。
また、キップ・ハンラハンのプロジェクトのキーマンでもある。
参加メンバー:R&Bやファンク、ヒップホップなどを巧みにミックスする
ベーシスト/シンガーのミシェル・ンデゲオチェロ、
トランペッターのブライアン・リンチ、
アート・リンゼイ・バンドのドラマー、スクータ・ワーナー他、
NYの気鋭ミュージシャンたちが多数参加の強力盤です。」

さて昨日何やら見覚えのあるこのCDをワールドミュージックのカテゴリー
の棚に発見。
この顔には見覚えが有る。
聞いたことはないがなにか強力な引力で私を導いた。
私はこのジャケ一発っでやられてしまったのだ。
「ジャケ買い」だ。
帰りがけに来るまで聞いて驚き。
言葉はキューバなのかどうかわからないが、強力なリズムが最初から終わりまで
バッチリ続く。
熱いボーカルとコーラス。そして暑いベースドラムが延々と続く。
「強力」
まさに強力な叫びが延々と続いて、いつの間にやらノリノリになる。
これは、
これはまた名盤の香りが・・・。
昨日から私の家はワールドミュージックでいっぱいです。

JENS ZIMMERMANN。ミニマル度が強すぎて心地よし。5


Jens zimmermann”C30”2008
イェンスツィマーマン。
ドイツ発。
DJ。
ディープテクノ。というらしい。
「80年代後半から実に20年以上の音楽的キャリアを誇り、
ミニマル・サイドへのシフト以降、感性の鋭いDJやフロアでの評価が
急上昇を続けている大ベテラン・JENS ZIMMERMANN。
 彼の作り出すサウンドは余計なメロディーやサンプルが一切使われない
クールでシンプルなディープ・ミニマル。
 故に聴き込めば聴き込むほど深い陶酔感が押し寄せる、
最高のインナートリップ・チューンだ。」

私はこの作品を昨夜偶然いつもの馴染みのCDショップで購入。
よくわからない作品はいつも「YOUTUBE」で検索して視聴する。
試しに聞いてびっくり。ベース音がずーっと流れているだけだ。
飛ばして聞いてもいつまでもキック音が流れているだけ。
私は流石に困惑してほかの作品を探していたが、クオンティックを買おうとしたそのy時
「まてよ」「クオンティックの世界はもう大体察しがつく」
「しかしさっき視聴したジェンス・・・(イエスー)はまだ全く未知数だ。」
私はいつもそうだが、一人のアーチストを追わない傾向がある。
一度聞けばもうだいたい世界観が見えるからだ。よほどその世界感に惚れない限りは
追わない。ちなみにクオンティックは好きなアーチストだったが・・・
この度はこのイエスーが気になって仕方が無かった。
帰りがけに車内で聞いた。
目を閉じながら。
雨の中。
どしゃ降りの雷音まで付いている。
そこにこの重低ベース音が始めから終わりまで繰り返され
私は至福の時間を過ごしたというわけである。

ディープテクノという言葉の意味がなんとなくわかった気がした。
この作品を聴けば「ミニマル」とか「ディープ」とかのネーミングがほぼ理解できると思います。
マヌエルゲッティングの世界観に近いかも。
是非体験してみてください。

 

ラルフタウナー。いいオーディオで聞きたい。5


Ralph touner"Water Wheel"1978
RALPH TOWNER(g),
EDDIE GOMEZ(b),
JACK DEJOHNETTE(ds)

ラルフタウナー。us発。クラシックギター、ピアノ・・・マルチ奏者。
1972年デビュー。この作品は彼の7作目。
ゲーリーバートン、ジョンアバー・、ゲイリーピーコック、・・・多数と共演。

この作品はタウナーのオリジナル5曲で構成されたゆっくりながら燃えている作品。
彼の作品を聞くのは私は2作品目。
いずれも心地の良い12弦ギターやピアノをあしらった情景サウンドで非常に心地よい。
そして今回のこの作品はメンバーがすごい。
エディーゴメスとジャックが一緒ならまず間違いない。
サウンドはもちろん想像以上のテクニカルサウンドである。

さてこの作品は映画と一緒で構えて聞くのが非常によろしい。
私はあまり良いオーディオは持っていないし、単身赴任でアパートなので
ちょっといいヘッドフォンで聴くことになる。
ゴメスの低音のウッドの響き。ジャックのシンバルやブラシの音。
もちろんラルフのピックで弾ける弦の一音一音まで大音量で聴くのだ。
安いヘッドフォンよりもちょっといいものをね。
空間が広がってすぐそばで聞こえるかのような感覚と、リラックスして姿勢で聴く音のシャワーは
筆舌に表し難い。
そっと目を閉じる。全体を覆うマイナーな和音の響き。
裏切ることのない曲想が最初から最後まで続く。
トリオ演奏の最高峰を今聴いているのだ。
約50分の世界はあっという間に過ぎてしまうが、
聴き終えたあとの充実感は映画の比ではない。
目を閉じて考えにふける。いろんな情景が流れていく心地よさは
映画の比ではないのだ。


Mugstar。ノイジー反復。快楽。4

MUGSTAR"TODAY IS・・"2010
マグスター。
UK発。ロックバンド。

Pete Smyth - Guitar/vocals/keyboards

Neil Murphy - Guitar

Jason Stoll - Bass

Steve Ashton - Drums
2006年デビュー。

正統派のロック。
バンドのメンバーが存在し、担当楽器が決まっている。
これだけのことで最近はホッとするのはなぜか。
しかしやっていることはかなりマニアック。
ノイジーなリフを何度も繰り返し快楽的な化学反応を狙っている。
これはテクノの手法でありミニマルな世界感である。
ドイツのNew!のハンマービートの手法に似ているかも。
となるとこれは見逃せない。
私は今この作品を毎晩寝る前に聞いている。
よく眠れる。
疲れている時ほどよく眠れる。
しかし反復反復をこれほどまで繰り返して、なぜ楽曲として存在するのか。
人間の頭というのはよくわからなくなる。

今はこのバンドの情報があまりないので自分の感性で確認中である。





ACTRESS。BEST3にはいるかも。5

IMG_0101








Actress"R.I.P"2012
アクトレス
本名 ダレンJ.カニングハム
UK発 電子音楽家。
この「音楽家」という響きが非常に好ましいのである。
DJではない音づくり。
ややアンビエントである。そして実験的でありテクノである。
デビューは2008年。この作品は彼の3作目。
彼の作品にはビート感はあまりない。そして流れるような展開やドラマチックもない。
目の前にある風景にマッチした音楽が多い。従ってどちらかというと
アンビエントということになるだろう。
しかし複雑でもノイズでもない。
電子音の影には確かなメロディーや仕掛けが存在していて美しい。
スカスカの音の割には計算された電子音。
更にその配列やバランスは絶妙としか言いようのない美しさと
現代音楽への道が確かに見え隠れする。
だから私は好きなのだ。
押し付けがましくない。
控えめで確かな音楽主張。
私の人生感に似ている。
「控えめな闘士」は私の座右の銘といっても良い。
 
 隔絶された宇宙の内面に深く没入したかのようなムードを放っており、
あらゆる既成のジャンルにおけるリズムを地中深くに葬り去っているかのようでもある。
このアルバムの疑似コンセプトは「庭園、蛇そして神話上の洞窟」であるらしく、
すべての要素がそのコンセプトを軸とした物語性に基づいて紡がれている。
もともとActressが創るレコードは多少の物語性を帯びてはいたが、
この『R.I.P.』ほど明確に打ち出されることはなかった。
暗闇の中を恐る恐る躓きながら進む中に、
一筋の光が時折差し込んだり未知の生物に出会うような感覚と言ったらいいだろうか。

このアルバムは私のテクノコレクションの中でもBEST3に入りそうな勢いの作品であると言っておきたい。




バーニーケッセル。やられること「必至」。5


Barney Kessel"B.J.`s samba"1969
バーニーケッセル     G
カルロペス         G
ジョバンニトマソ      B
エンゾルツェッラー     Ds
チロチッコ          Per
アントネロバッヌッイ    Or
1969.5
ローマRCAスタジオ
バーニーケッセル
アメリカのJAZZギタリスト
1953年デビュー
一般的には、20世紀の最も偉大なジャズ・ギタリストの一人であると考えられ、
多くの著名なジャズ·グループのメンバーとしてだけでなく、
スタジオ、映画、テレビのレコーディングセッションのために
最初に呼ばれる。

 そんなバーニー・ケッセルが1969年イタリアで録音したジャズサンバの傑作。
i Marc 4のギタリストCarlo Pes、Giovanni Tommasoを交えたセクステット編成
小粋で洒落たサウンドを聴かせてくれます。全編素晴らしいですが、中でもオープニングを飾る
「A1. B.J.'s Samba」の高揚感溢れるメロディの素敵さ、
抑制の効いたプレイで聴かせる「A4. On the riviera」、
軽快なテンポの「B2. Freeway」など、交えられた軽妙なオルガンも
絶妙なイタリアン・ジャズサンバの名作です。

私はこの作品をこの度初めて聴いてやられている。
1曲目の作品、「B.J.'s Samba」は繰り返しもう10回以上聞いている。
大概そんなときは飽きることが多いが、この作品はそうではなさそうだ。
とにかく、録音がギターの配置が前面に出ていて聞きやすい。
さらに一番やられているのはドラムの音色だ。
スネアとシンバルレガート。
これがクセになっていて何度も繰り返す。
フェードアウトするのが難だがまあそれはいいとしましょう。

すべての作y品がオリジナルであるという意気込み。
大概こういった企画だとスタンダードナンバーをやって演奏で格好をつけるというのがお決まりだが
そうではなさそうだ。
キーボがピアノでなくオルガンであるというところがまた面白い。
とにかくでかい音で聴くことをおすすめする。
音が割れるかどうかの際ぐらいのところでアドリブをシャワーのように浴びるが良い。
きっとあなたもやられること
「必至」。

Lord Newborn & the magic skules。こんなサウンドが支持されるのか。4


Lord Newborn & the magic skules"a phase shifter・・"2009
Shawn Lee
Tommy Guerrero
Money Mark 
この有名(?)な3人によるコラボの名盤。
ショウリー
幾多の楽器を使いこなすマルチ・ミュージシャン。
1980年代後半にThe Dust Brothers や Jeff Buckley らとプレイ。
その後ソロデビュー。アルバム制作だけでなく、多くの映画やドラマに楽曲を提供。

トミーゲレロ
この人はまあまあ知っている。
元々はプロ・スケーターとして注目され、音楽ではギタリストとして1998年にデビュー。
ロック/ファンク/ソウル/ヒップホップ/ジャズなど多くの要素を取り入れ、
心地よいギターサウンドの中にも、エッジの効いたクールネスを
小気味よく聴かせるサウンドで頭角を現す。音楽のみでなくスケートやファッションにまで強い影響力を持ち、今や『米西海岸ストリート・カルチャーのカリスマ』とまで呼ばれることも...。

マニーマーク
 おそらくこの3人の中で最も知名度が高いのでは。
ビースティーボーイズが最も信頼するキーボード奏者』4枚のアルバムに参加。
ベックのヒットシングルのキーボードを手がけたことでも有名。
ソロ・アーティストとして1995年にデビュー後も多くのアルバムをリリース。

いずれにしてもそんなによく知っているわけではないが、有名らしいミュージシャンの
コラボ作品。
この度ジャケット買い。
ロック作品かサイケ的ななにかかと思いきや、爽やかな西海岸サウンドであった。
しかし、ややダークでサイケな雰囲気も漂いつつの
インストクラブ作品。
何かをしながらのバックミュージックに最適。
ゲレロのギターが良い。
プロ的なテクニシャンではないが、中毒的な、ガルシア的な音階を提供してくる。

しかしいつも思うのだがこのサウンドは一体どんな趣向の方が聞いているのか。
我々古い音楽世代は洋楽といえばROCK、JAZZ クラシックあとせいぜい民族かソウルくらいのものだ。
最近のクラブはロックでもジャズでもない組み合わせの音楽だ。
HIPーHopも。若者はこんな誰がどんなテクニックで演奏しているのか分からない音楽を
どう捉えて解釈して聞いているのかいつも疑問だ。
まあ、そんな事を言っていたらマルチプレイヤーの存在を否定することになるのだから
それでいいのか・・・と、いつも思う。未だに思う。

この作品はそんな私の不安や疑問をますます増長させる割には
単純に楽しめる音楽を提供してくれるいい作品だと思う。



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