jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

Little Barrie、久々に興奮したよ。5

WE ARE LITTLE BARRIE
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Little Barrie "Free Salute" 2005
バーリーカドガン      VO G
ルイスワートン           BASS
ウエインフルウッド        VO  DS

 最近ブログを休んでいた。原因は「仕事」がきついのも一つだが、書くエネルギーが切れたのが正直なところであろう。仕事はあまり上手くいっていない。しかし「音楽」にはますます浸っている。精神的に参れば参るほど。寂しければ寂しいほど「音」を欲する。
 書くエネルギーは突然湧いてきた。
「Little Barrie」
このアルバムはデビューアルバムらしい。最近新し目のロックばかり聴いている。JAZZやクラブはもっぱら寝るときしか聞いていない。朝も車も新し目のロックばっかりだ。
 新しいロックは新しい発見と驚きに満ち溢れている。CDはブックオフに腐るほどある。知らない世界なので本当に新鮮だ。クラブを初めて聞き始めた2年前みたいな気持ちだ。多分この年でこんな新し目のロックの音楽を聴いている方はあまりいないんじゃないかな。・・・それもまた気分がいい。「知らないだろ?」的な感じで。別に誰に自慢しているわけでもないけれどもね。
 そんでこのバンドですが。
はっきりいってこのアルバムにはやられてって感じだ。
やっていることはジミヘンとかディランとかCCRとかベルベットとかの焼き直しの音楽だ。
しかし当時の古い作風をこうして堂々とやられると逆に「うれしい」
ギターやドラム、ベースの「音」がいい。
「作って」いないのである。ダイレクトに、そのままの「音」を聞くことができる。まるでその場に居合わせているような。スタジオに入って練習しているような音だ。要するに生々しいのである。
 3人のテクニックはなかなかのものである。そして何よりすごいのはバーリーカドガンのボーカルである。彼のボーカルでしびれない人はいないであろう。私は1曲目を聞いた瞬間から雄叫びを上げていたよ。
「オーーーーーィエ^^^^^^^^^^^ィ」
トリオバンドの迫力と圧倒的なヴォーカルの迫力にノックアウトされることを100%保証できる。

 このアルバムのおかげで久々にまたブログを書くエネルギーが出てきそうである。

スティーリーダン。間違っても日曜に朝に聴くものではない。4

Everything Must Go
Everything Must Go
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STEELY DAN "THE LAST MALL" 2003
スティーリーダン 9作目のアルバム。
ドナルドフェイゲン     KEY VO
ウオルターベッカー     G
ビルシャーラップ      KEY
テッドベイカー        KEY
ヒューマクラッケン     G
ジョーヘリントン      G
キースカーロック      DS
 1980年「ガウチョ」で一旦活動を休止した。そして20年ぶりに「トゥーアゲインストネイチャー」を発表した。このアルバムはそれから3年後に作られた、円熟し切った彼らが作った余裕のアルバムである。
 曲はすべてリラックスした、大人のサウンドであり終始安定したテクニックと円熟したボーカルが聴ける。
その意味ではかつて流行ったAORといえるのではないか。しかしAORは私が嫌いな80年代のポップな嫌味なメロディーというイメージがある。ここにあるサウンドはそんな「軽い」モノではない。彼らはある意味で達観したようなリズムと演奏を聴かせる。嫌味やポップな媚はいっさいない。そんな意味では「ソウル」に近いかもしれない。彼らのルーツはアメリカンであるから、これはアメリカンアダルトロック、AARである。(そんなジャンルはない)
 聞く時間帯はもちろん「夜」である。薄暗い店内に怪しげな男たちが静かに酒を飲む。あるいは疲れて帰ってきて夜一人で家で聞いてもいい。間違っても日曜の朝に聴くものではない。

TO CHI KA5

TO CHI KA
TO CHI KA
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渡辺香津美 ”COKUMOISLAND” 1980
当時KYLYNに感動して、渡辺香津美を知った。KYLYNはすごいエネルギーをもったBANDだった。というか「KYLYN LIVE」だけなんですけど。僕が感動したのは。初めて経験した「フュージョン」なる音楽に。
宮崎の同級生に聞かせてもらった。宮崎弁で。「あーんよ、これはいいぞ。キリン。」「・・・キリン?」「まーききない」
そして聞かされたのは「スナップドラゴン」
「どう?」
たしかにその時すぐにピンと来たわけではない。ROCKしか知らなかった少年は初めて聞いた「フュージョン」に心許してしまっていた。その日からまいばんこの「キリンライブ」を聞くことになったわけである。
それこそ、本多俊之のSAXソロが空で言えるくらいに。

そして私は次に聞いたのがこのアルバム「TOCHIKA」であった。
 
COKUMOISLAND
ワタナベカツミ     G
ウォーレンバーナード KEY
トニーレビン      BASS
ピーターアースキン   DS
マイケルブレッカー    TS
・・・
豪華。
その他の曲には
ケニーカークランド    KEY
マーカスミラー     BASS
スティーブジョーダン   DS
マイクマイニエリ      VIB
プロデュースはマイクマイニエリ
当時私はこのメンバーを見ても何も感じなかった。マイクもブレッカーもアースキンもマーカスも知らない素人であった。私が音楽の善し悪しを決める基準は今でもそうだが「飽きるか飽きないか」である。
したがってまた聴きたくなるかどうかが基準である。このアルバムは聴きたくなるときがあるし、今でも聞いているのである。それだけ「飽きない」。
曲がいい。メロディアスでありながら、単調ではなくいろんな仕掛けが施されている。
もちろんテクニシャンぞろいで演奏は抜群。
「ユニコーン」はさすがによく聞いた。
この曲は確かに最高傑作かもしれない。

余談であるが私は音楽の評価とラーメンの評価が似通っている。
ラーメンの評価は私の場合2段階しかない。
「また来たい」か「もう来ない」かである。
とりあえず「もう一回来てみよう」
の場合、次に試して判断する。「また来たいかどうか」
「もう来ない」になったら、本当に二度と行かない。
だから「うまい」か「そうでないか」・・・・しかないと思う。

音楽もそうなのである。
もう聴かないと思ったアルバムには手がでない。
逆に聞きたい奴は何度でも聞く。

このアルバムはなんども聞いた。

いやー、コージーって、本当にいいもんですね。5

オーヴァー・ザ・トップ
オーヴァー・ザ・トップ
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COZY POWELL "KILLER" 1979
 このアルバムは私の青春時代のまさに真っ盛りに発表された思い出深いアルバムであり、忘れられない曲でもある。当時、わたしは高校生。しかし私がこのアーチストに目覚めたのは大学に入ってからだった。
 いつものように「貸しレコード店」にいくと、このアルバムが一番目立つところに飾ってあった。
「コージーパウエル」
う~ん
どうだろうね~
迷いながらもついつい借りた。もちろんカセットに録音。そしてその日以来毎晩このアルバムを聴くこととなる。
特にこの曲には影響を受けた。
コージーパウエル     DS
ジャックブルース      BASS
ドンアーリー         KEY
ゲイリームーア       G
当時はこのメンバーを見てもなんとも思わなかった。
ゲイリームーアのことも後から知った。
ドンアーリーも。でも、ピュアなだけにこの曲の凄さは素直にビンビン感じた。
何といってもコージーのドラミングである。
バスドラとパワーなタムと低音チュ-ニングのスネアはパワフルに絡み合って頭の神経を刺激しまくる。
さらにドンアーリーのポップなメロディーに絡んでゲーリーの速弾きギターが炸裂する。
エンディングには「ハチロク」のシャッフルになりブルージーなエンディングで終わる。
このアルバムはコージーの「最高傑作」との声も高い。
この曲以外にもいい曲が多く入っていて聴きごたえのある内容となっている。ベックの「ブロウバイブロウ」のような玄人受けするような芸術性はない。しかしこのアルバムには彼のやりたいことが全て凝縮されているような「素直に」「やりたいことをやった」・・・そんなアルバムだと思う。
そんな「爽快さ」「清々しさ」を感じさせるこのアルバムは、わたしの神経を刺激しまくって、私は長い間「CD」を探していた。
そしてこの度めでたく「THE BEST OF・・・」を手にして嬉しくしているというわけである。
イヤー、コージーって本当にいいもんですね。ではまたお会いしましょう。

「ボッチャワ」。もしかしたらBEST3にはいるかも。5

92a3b09fcb7805c51e7a80b95cf1b002CHASE PURE MUSIC 1974



CHASE "Bochawa"
チェイスの「ボッチャワ」。この曲は私のフェバリットソングでBEST10に入るのは間違いない。
興奮度は100%。
大学時代、一緒にブラスROCKバンドをやっていた先輩にすすめられて「大感動」
速攻で倉敷のグリーンハウスにLPを買いに行った。・・・「ない」
広島のグルービンに行った。・・・「ない」
・・・・
結構探し続けたと思う。
一年くらい。
で、結局岡山の「LPコーナー」で発見した特は思わず叫びを出したと思う。「あったーーーー」
やや破れかけたジャケットだったが気にせず購入した。
早速カセットに録音して聴きまくった。

前回紹介したビルチェイスが決めに決めまくっているハイトーンはここに極めりである。
正確なアンサンブルとおどろおどろしいキーボードから始まる。
メロディーはややスペインがかった、情熱的なムードの曲である。
曲は徐々に高まっていく。4本のTP奏者は全てハイトーン奏者であり、音程から何から超一流である。
バシーっとアンサンブルを決めてキーボードソロとなる。このオルガンの音がまたたまらない。
そしてまたブラスの登場とあいなり、ラストの「ウイークエンダー」へと突入していく。
ビルチェイスが3人のTP奏者とは明らかに違った「炎」のようなハイノートを決める。
・・・・・・。「昇天」
 
この曲はもしかしたら私のフェバリットBEST3に入るのではないかなー。

チェイス。いいアルバムに巡り合えた。5

92a3b09fcb7805c51e7a80b95cf1b002CHASE Pure Music 1974









CHASE "Close Up Tight"1974
この度チェイスの3枚のアルバムが一枚に収められた「3LP’s on 2 CD’s」を手に入れた。
3枚のアルバム「chase」「Ennea」「PureMusic」が2枚組で格安1500円であった。
チェイスファンの私としては興奮した。即購入。
私は前からチェイスのファンであるが、やはり一番好きなのは「PureMusic」である。
私の先輩のチェイスファンは「Ennea」であるらしいが、私は断然この「pure」を推す。
理由は簡単。この曲「close・・・」がはいっていることと、何といってもあの名曲「ボッチャワ」が入っていることである。ボッチャワについては次回のブログに回すことにしよう。
今回はこの曲「クローズアップタイト」
おもむろにそしてさりげなく激しいオープニング。4管TPがいきなり炸裂。追いかけるようにTPの波が押し寄せる。そしてJAZZ的なインプロビゼーション。もはやどのブラスロックBANDも追いつけないテクニックとhighノートである。やはりこのバンドはJAZZBANDと言ってもよいほどの実力とアレンジを持っている。決してプログレッシブではない。さりとて当たり前のサウンドではない。BIGBANDのパワーにROCK的な味付けとかっこよさを付け加えた唯一無比のBANDといえる。
TP4
G
BASS
KEY
DS
VO
リーダーはもちろんビルチェイス。ハイトーンが売り物で、ウディーハーマンBANDの出身である。
この人がかっこいい。いいところでハイトーンを決めまくる。ファーガソンかチェイスかというくらい、いいところで美味しいところを持っていく。曲のラストで手に汗を握り、鳥肌が立った人は私と意見が合う。
このアルバムはこの曲と次に紹介する「ぼっちゃわ」の2曲だけで聴く価値がある。

紙ジャケを手に入れた。ジョニー。5

Together
Together
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JOHNNY & EDGAE WINTER TOGETHER "You've Lost That Loving Feeling "1976
懐かしいアルバムであり、思い出のあるアルバムでもある。
高校を卒業して2年くらい後に高校時代の同級生とBANDを組んだことがあった。
曲はポールマッカートニーの「マイラブ」とかライチャスブラザースの「ふられた気持ち」なんかをやった。
今考えたら渋い選曲だと思う。もちろんツェッペリンの「ロックンロール」みたいな激しいのもあったのだが。
わたしは当時このウィンター兄弟が大好きで彼らのライブアルバムがお気に入りであった。
ジョニーの「狂乱のライブ」やエドガーの「Road work」なんてのはもう大興奮アルバムであったのであった。
そしてこの曲「ふられた気持ち」はもちろんライチャスブラザーズの曲であるが、わたしはこの「トゥゲザー」での演奏しか聞いたことがなかったのであった。
一緒にあわせたときなんとなく違和感を感じた友人が、「何でそんなに激しいわけ?」
と聞いてきたのは言うまでもない。私はそのときセカンドボーカルであった。
このアルバムの雰囲気が刷り込まれていたのでこれが普通だと思っていたわけである。
「ベービー」「ベイビー!」「ウーー」「うーーーー!」・・・・。「何でそんなに激しいわけ?」
・・・・「いや」「ジョニーだからねー」「ジョニー?」
「ライチャスブラザースですよ」・・・・。
「あ~・・・・」「あ?」
「あ~そうですね」・・・
ということになったわけである。
その後友人にもこのアルバムを聞かせたのは言うまでもない。

このアルバムはジョニーとエドガーの熱演が聞けるし、なんだかほのぼのとしたいいアルバムである。
その紙ジャケアルバムをついに手にして喜んでいるというわけである。
このアルバムはぜひ紙ジャケで欲しかった。
喜びヒトシオである。



メセニー。絶対の地位を獲得する。5

WatercolorsWatercolors
アーティスト:Pat Metheny
販売元:Polygram Records
(2000-02-29)
販売元:Amazon.co.jp
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Patmetheny "Watercolors"1977
pat metheny G
Lyle mays   P
Eberherd weber  BASS
Dan gottlieb DS
 いいね。いいですよ。
このタイトル曲を聞くだけでこのアルバムを聞く価値があるくらいすばらしい。
パットメセニーはこの時代に間違いなくオリジナリティーを持った曲作りとフレ-ズを持っていた。
その雰囲気や音は今も色あせない。
おそらく飽きることなく聞き続けるアルバムとなることだろう。
ところでライルメイズの存在はこのアルバムでもそうだが、この先のメセニーの決定的なパートナーとなった。
メセニーのフレーズにはこのメイズのキーボードやサポートがぴったりはまっているのである。というかメイズがいなかったら、メセニーの今の地位はなかったに違いない。
このアルバムの8曲目にすでにこの先の方向を決定付ける作品が収められている。
音で色を表現する。音で世界を表現する手法は今後も続けられて彼は絶対の地位を獲得することとなる。
 もしかしたらこのアルバムはメセニーのアルバムの中で一番好きなアルバムかもしれない。今のところ。

2ヶ月ぶりです。5

2ヶ月ぶりにブログを書いてみました。
転勤のためインターネットが開通せず、今やっと開通しました。

仕事もまだ軌道に乗らず、精神的に追い詰められている毎日ですが、「音楽」は私の心を毎日癒してくれたいます。
まずはこれ。


BANK BAND ”to U”
 
仕事は順調に行かない。
疲れて家に帰る。
食事を作る人もいない。単身赴任は寂しいものです。

このビデオは、BSを録画して、毎晩見ている。
ミスチルは昔から好きだった。
もちろんBANK BANDも。
そんなに熱烈フリークというわけではないが。

このBANK BANDが中になって行われた、AP バンクフェスティバル。
国内の人気アーチストが多数参加して行われる野外フェスティバルである。
このビデオは昨年2010年の一番最後の演奏。
サリューと桜井の絡みがなんともいえない「希望」と「喜び」を与えてくれる名演である。

作曲は小林武史、作詞は桜井和寿。

詩がいい。曲がいい。演奏がいい。顔がいい。雰囲気がいい。
「悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら
 人を好きに もっと好きになれるから
 がんばらなくてもいいよ。」

サリューという人は良く知らない。
でもこのビデオを見て一発で好きになった。

6月に転勤してきて、それこそ毎晩見ている。
必ず2回以上みる。
「飽きない」
サリューの顔がいい。声がいい。表情がいい。桜井と声が絡んで微妙に目が合う瞬間は猛烈に鳥肌が立つ。
桜井の笑顔はいつもながら癒される。
小林の表情とBANKBANDの余裕の演奏はたくましさとやさしさを感じる。

このブログはもしかしたら、仕事が軌道に乗るまでは書かないほうがよかったのかもしれない。
でも、「音楽」は確かに私の生活の一部だし、私の拠り所となっている。

頻繁ではないかもしれないが・・・また、感じるところがあれば・・・書いて行こうと思う。


お休みさせていただきます。

転勤のため、しばらくの間お休みさせていただきます。また新天地にて、ブログの環境が整い次第再開いたします。決して自然消滅ではありませんので悪しからず。41926WBJVML__SL500_AA240_

STEELY DAN 。リラックスできる。5


STEELY DAN "PIXELEEN" 2003
ドナルドフェイゲン     KEY VO
ウォルターベッカー    G BASS
キースカーロック      DS
テッドベイカー       KEY
ビルシャーラップ     KEY
ヒューマクラッケン     G
ジョンヘリントン       G
 スティーリーダン。アメリカ発。ドナルドとウォルターの2人組みユニット。
1980年「ガウチョ」以降、活動を停止していたが、2000年「トゥーアゲインストネイチャー」で再びコンビを組んで活動を始めた。このアルバムは2000年のグラミー賞最優秀アルバムを獲得した。それから3年後にまたオリジナルアルバムを発表した。それがこのアルバム、「エブリマストゴー」である。録音方法やメンバーは「トゥーアゲインスト・・」の延長線上にある。このアルバム以降アルバムを発表していない。
 作品は一曲目から、従来の1970年代風の作品にJAZZテイストのホーンやコーラスがアレンジしてあり、音も演奏もバランスも申し分なく楽しめる。全体的にリラックスしたムードが楽しめる。「夜」も良いが、昼間海沿いを車でゆっくり流してみたくなる。もしかしたら彼らの作品の行き着くところまで行き着いて、やっと落ち着いて聞かせるアルバムを作れたよ、的なリラックスしたいい作品である。 

JAPAN。間違いのない評価。4

Adolescent Sex (Dig)Adolescent Sex (Dig)
アーティスト:Japan
販売元:Sony Bmg Europe
(2006-09-26)
販売元:Amazon.co.jp
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JAPAN " The Unconventional "1978
デビットシルビアン     VO
ミックカーン         BASS
スティーブジャンセン    DS
リチャードバルビエリ   KEY
ロブディーン         G
 1978年。JAPANのデビュー作。当時高校生のわたしはこのバンドが好きになるはずだった。しかし、渋谷陽一のFMで聞いた音に私はあまりぴんと来なかった。翌日ROCK仲間3人組による評価は一人が圧倒的に支持し、私を含む2人は否定派だった。渋谷陽一は圧倒的に支持していたように思う。私が否定した原因は単純なものである。当時私はピストルズやトーキングヘッズのようなハチャメチャを好んだ。このバンドの音にわたしは魅力を感じなかったのだ。
 その後このバンドが雑誌等に掲載されてなおがっかり。なんだ、「グラムロックかよ」・・・である。わたしはデビットボウイやマークボランが苦手である。・・・なんだろう。この嫌悪感は。わたしは彼らの風貌を認めたくなかったのである。そしてこのバンドの音はその後ますます分けのわからない方向へと進化して行き完全に私の視野から外れていた。しかし唯一気になっていた曲がある。やけにワイルドでファンキーで忘れられない声。それがこの曲であった。
 このアルバムは良いですね。今聞きなおしてみると。やたらオリジナリティーがあって。自分たちがやりたいサウンドを追求しているし、デビッドの声がいい。渋谷先生は間違いのない評価をしていたのですね。

エルビスコステロ。常習性の源。5

This Year's Model (Dig) (Spkg)This Year's Model (Dig) (Spkg)
アーティスト:Elvis Costello
販売元:Hip-O Records
(2007-05-01)
販売元:Amazon.co.jp
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ELVIS COSTELLO "THIS YEARS MODEL"1979
エルビスコステロ     G VO
スティーブナイーブ    KEY
ブルーストーマス     BASS
ピートトーマス       DS
エルビスコステロ。高校のとき友人がNHK「若いこだま」ラジオ放送をカセットに録音したものを聞かせてもらった。「チェルシー」という曲に凄く「ムムッ」と来てすぐにこのアルバムを手に入れた。当時はパンクブームでありまして彼らもその分類であったが当時からなんとなくそのカテゴリーには違和感を覚えていた。彼はどちらかというとパンクというよりはまさしくソロアーチスト。ただ、曲調が激しかったのと行動が派手であったためにそのような分類になっていたように思う。
 センスのある楽曲と表現方法は多くのアーチストに取り入れられている。風貌は決してかっこいいとはいえないが、その行動や表現方法はカッコイイの一言である。曲はそれぞれ短い曲が多く歌詞がわからないといまいち全てを理解できないが、このアルバムは間違いなく月に一回は聞きたくなるほど常習性を持っている。原動力はそのパワーと野性味。
 このビデオは当時の雰囲気をそのまま伝えている好演である。キーボードの音が安っぽくもあり曲と妙にマッチして気持ちいい。ビートはあくまで激しく重く。そしてなんといっても目を惹くのはコステロのボーカルであろう。彼の魅力はここにある。「怒れる」。とかいう表現でよく書かれているがまさにそのとおりである。ROCKしている。まさにROCKしているではないか。ここに常習性の源があるのですよ。

ジョーウォルシュ。脳が覚えていた。5

So WhatSo What
アーティスト:Joe Walsh
販売元:Mca
(1993-03-02)
販売元:Amazon.co.jp
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joe walsh ”Turn To Stone”1974

Joe walsh       G VO
Bryan Garofalo    BASS
Tom Stephenson       Key
Joe Vitale       DS
 1974年に発表されたジョーウォルシュのソロアルバム3作目である。ジョーといえば1975年からイーグルスに参加。一躍スーパースターの仲間入りしたギタリストである。イーグルスに参加中もソロアルバムをだしているほど自分の世界を持ったアーチストである。独特のギター音色はハードでありメロディアスでありボトル奏法や多彩な音作りをする。そして彼の武器はそのボーカルである。声質がよく、まさにウエストコーストサウンドにマッチした「すがすがしい」声質である。1作目のバーンストームからトータル的に優れたアルバムを出しているが、この第3作目は「意外」によかった。捨て曲一切なし。一曲目からノリノリの彼の世界にはまっていける。わたしはこの作品を倉敷の「グリーンハウス」(ひさびさに行った。25年ぶりか・・。オーナーの顔もひさびさだった)で連休中に購入した。帰り道、広島に帰るとき、この作品を聞きながら帰った。なんてドライブにマッチした心地よい作品なのだろうか。この作品は良いですよ。ひさびさにヒットじゃーないですか。
 この曲は特に印象的な作品である。ビデオは当時の貴重なライブである。彼の魅力が発揮されたビデオであろう。サスティーンの聞いたハードなディストーションは彼の世界へと聞く側をいざなう。馬鹿でかい音量(そういえば彼のライブを見に行って鼓膜が破れたことがあるのを思い出した)は彼のギターで会場を埋め尽くす。
 昔子供の頃、岩国の米軍放送(FEN)でこの曲がしょっちゅう流れていたのを思い出した。中間にあるコーラスはスタジオ盤ではランディマイズナー、ドンヘンリー、グレンフライが参加して鉄壁のコーラスを聞かせてくれる。それがいまでも、FENで流れていたのを脳が覚えていた。








ROXY MUSIC。なんてかっこいいんだろう。5

ManifestoManifesto
アーティスト:Roxy Music
販売元:Virgin Records Us
(2000-03-14)
販売元:Amazon.co.jp
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Roxy Music "Ain't That So "1979
ロキシーミュージック 1971年 イギリス発。このアルバムは彼らのスタジオ6作目にあたる。
ブライアンフェリー    VO
フィルマンザネラ     G
アンディーマッケイ    SAX
ポールトンプソン     DS
 バンドは一度1976年に解散している。そして1978年再結成された最初のアルバムである。
ブライアンイーノの影響でもともとプログレッシブな演奏をするバンドであったが、イーノが抜けて以前よりもポップな音作りとなった。私は聞き始めがこのアルバムであったのでこのサウンドが彼らのサウンドであると思っていた。しかし、このアルバムにも彼ら特有の「浮遊感」のあるサウンドは健在である。その気持ちよさは一曲目やこの曲でも聞ける。このアルバムはLPで持っていたが、CDを長い間探していた。そしてこの度やっと手に入れた。紙ジャケスタイルの懐かしいジャケットを見つけたときは思わず声が出た。「あったー!」
 一曲目から退廃的なナンバー「マニフェスト」が聞ける。この曲が一番カッコイイ。そしてこの曲「エイントザットソ-」。フィルのチャカポコしてワウワウが心地よい。そしてなんといってもフェリーのダンディーな声だ。サウンドは極めて大人の、いいムードのアンディーのサックスやハーモニカなど本当に「大人」のサウンドが何気なくそしてセンスよく作られている。コーラスも完璧である。なんてかっこいいんだろう。


RUSH。今更ですが。4

Test for Echo
Test for Echo
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Rush "Virtuality"1996
RUSH カナダ発。プログレバンド。FROM1968。
ゲディーリー   BASS    VO
ニールパート   DS
アレックスライフスン  G
 ラッシュにであったのは、高校のときだった。友人にラッシュ好きがいて「フェアウェル・・・」を聞けという。私は当時はあまりぴんと来なかった記憶がある。というか、友人に進められた物は大体あまり本気で聞かない癖がある。というか友人に勧められたものに対して嫌悪感を抱く癖がある。・・・。なんだろう。負けず嫌いなんだろうか。「勧めるんじゃーねーよ」的なことになるのか。いずれにせよこのバンドはあまり本気で聞いていない。最近である。聞きたいと思い始めたのは。で、どのアルバムを選べばいいのか迷うくらいに歴史がある。1974年から2011年まで。一年に約一枚の作品を出し続けている。全27作品。このアルバムは19作目。これだけでもこのバンドの凄さがわかる。わずか3人が奏でるサウンドはライブでも再現できるものばかりであるらしい。まったく超テクニカルバンドである。ギタープログレの先駆者といえる。あのドリームシアターが手本にしているという。
 この作品はまったくドリームシアターである。わたしはしばらくこのバンドを追いかける必要があると思っている。初期の作品もぜひ聞いてみたい。今更ですが。


Lily Allen。まったく知らなかった。4

Alright Still
Alright Still
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Lily Allen "Knock 'Em out"2006
Lilly Allen イギリス発、21歳、デビューアルバムらしい。まったく予備知識も何もない。ジャケットを見ても私が購入すべき理由もまったく見当たらない。ただ、このアルバムは評価本に何故か受けがいい。気になってはいた。そしてショップには「店長のお勧め」となっている。何がお勧めなのかはまったく解らずに購入しましたが、聞けば納得でした。
 意外にセンスのある楽曲。サンプリング。パンク、スカ、レゲエ、クラブに影響を受けたサウンドはなかなか聞き応えのあるものが多い。そして何よりキャッチーでポップ。長続きするかどうかはわからないがこのアルバムは非常に面白いアルバムであることは確かである。この曲はアールキングの名曲「Big chief」のピアノのリフをサンプリングしたキャッチーなナンバー。歌詞がわからないのがなんとももどかしいが、この年頃の女子の辛辣な歌詞らしい。いずれにしても、センスのいい彼女がこれからどうなるのかは楽しみである。

ケニーラーキン。映画を見るかのようである。5

Narcissist
Narcissist
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Kenny Larkin "Mono e Mono"2004
ケニーラーキン。デトロイトテクノ。1994年デビュー。1995年名作「Metaphor」を発表その後8年間ほど沈黙し2004年この作品「ザナルシスト」を発表した。
 評価本での評価は高い。よって即購入。わたしはまだまだ素人なので、ガイド本にまだまだ頼ってしまうのが現状。しかしまったく知らないアーチストでも迷わず購入できるし、大体はずれが少ない。

 この作品、実にレベルが高い。全11曲のこのアルバムのケニーワールドは全体的に暗いイメージで包まれている。しかし一曲目から他の追随を許さないケニーワールドが炸裂。サービスは一切しない姿勢は実にすがすがしい。アルバムを通じて実験的なサウンドが聞ける。それは唯一無二のケニーワールドでありクリエイトされた世界である。デトロイトテクノというジャンルで一くくりにして良いのか?という疑問も生まれそうであるが、まだまだデトロイトテクノさえまだわかっていない私にはこんな批評等出来ない。
 しかしこれだけはいえる。この作品は実に統一の取れたひとつの映画を見るかのような作品である。ということである。








JAZZANOVA。「感動」の一言である。5

In BetweenIn Between
アーティスト:Jazzanova
Rope a Dope(2002-07-02)
販売元:Amazon.co.jp
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Jazzanova"HANAZONO"2002
DJ
ユルゲルンノブラウシュ
アレクサンダーバーク
クラアスブリーラー
Pro
ステファンレイサリング
アクセルレイネマー
ロスコクレッシュマン
JAZZANOVA ドイツ発。クリエイターチーム6人組。
DJ3人、プロデュース3人からなるベルリンで結成された若き音楽共同体のファーストアルバム。JAZZANOVAとはあたらしいJAZZ という意味らしい。まさにその名前のとおり、クリエイトされた「新しいサウンド」を作り上げている。
 このアルバムは構想2年、製作1年を費やしたという彼らの渾身のアルバムであり名盤である。わたしは長い間このアルバムを探していた。JAZZANOVAのアルバムは「シングルコレクション・・・」を購入していて、実に飽きの来ない大人のサウンドというイメージを持っていた。しかしこのアルバムは「シングル・・・」とは明らかに違う何かを感じさせる。1曲目からプログレッシブな曲想でありただのクラブサウンドではないことが思い知れされる。すぐにこのアルバムは只者ではないと気づく。「ムムッ!」である。彼らのサウンドは全て組み合わせの美学である。サンプリングとプログラミングの妙で生音との混合はJAZZANOVAワールドを作り上げている。「シングル・・」と明らかに違うのは曲の構成やメロディー、展開が複雑でめまぐるしい。曲想に変化があり予測不能な曲展開はスリル満点である。
 この曲はどうですか。ハチロクの気持ちのよいリズムに中近東的なサウンド。ややウエザーリポート的な世界観にチックコリア的ピアノが絡む。なんと「吉澤はじめ」である。なんて気持ちのいい響き。曲はどんどん盛り上がっていく。
 このアルバムはおそらく私のアルバムランキングを揺るがすものとなるであろう。もちろんBEST10に入るのは間違いないと思われる。こんないいサウンドにめぐり合えるから「音楽」はやめられないのである。「感動」の一言である。

XTC。見逃していた。5

Oranges & LemonsOranges & Lemons
アーティスト:XTC
Caroline(2001-04-28)
販売元:Amazon.co.jp
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XTC"King for a day"1989
アンディパトリッジ      VO G
デイヴグレゴリー      G KEY
コリンモールディング    BASS
 XTCは我々世代のバンドであるが、あまり取りざたされる存在ではなくて、むしろコアなファンに支えられたバンドであるというイメージがある。パンクムーブメントの中に出てきたがむしろ、メロディアスでなおかつ少しひねた感覚の曲作りをする。
 いずれにせよわたしは殆ど聞いていなかった。このアルバム「オレンジ&レモン」にであったのも殆ど衝動買いであった。わたしは彼らに対してやや誤解があった。それは、こんなにアダルトなバンドだったのかということ。このアルバムはかなりポップな仕上がりであるというのは聞けば解るが、ただのポップバンドではないことはすぐにわかる。さらにはこんなに上手い演奏をするのかということ。これは上手いでしょ。
 このビデオは当時作成されたものであるが、完成されたいい作品である。曲、演奏、音作り、アレンジ、コーラスともに飽きさせない物となっている。まるでスティーリーダンやロキシーをみているかのような。
 そう。このバンドはほっておいてはいけなかったのであった。いまさらのように深く反省しつつ彼らの音に酔った。京都から琵琶湖に入って湖岸道路に入る。桜が咲き誇っている昼下がり。天気は最高。あたりには花見客やレジャーに繰り出した若者たちが琵琶湖で思い思いに過ごしている。わたしは「XTC」を取り出した。ひさびさに気分よくこのアルバムを聞いた。最初から終わりまでノリノリで聞いた。春の心地よさと彼の音楽性の高さに酔ったわたしは、いい気分で昼下がりを楽しむことが出来ました。 



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