jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2010年09月

BRAND X。ロックしている。5

Moroccan RollMoroccan Roll
アーティスト:Brand X
Charisma(1989-05-02)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
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BRAND X "Why Should I Lend You Mine "1977
 こんなさりげない、ジャム的な曲にもきらりとしたセンスや確かなテクニックが光っている。フュージョンしている作品であるが、決して優等生的なものではなく、あくまで何かを追及している姿勢がうかがえる。
 このセカンドアルバムはマハビシュヌにおいつけ追い越せ的な姿勢からやや脱却して自分たちの個性を出そうとする動きが見える。もちろん従来の火の出るような曲もあるが、こんなセンスあふれる曲もまたいいではないですか。わたしはクリエイティブな姿勢とエクスプローラーな魂がやはりROCKだといえるのだと思うのです。テクニックやアドリブに頼るのはジャズに任せておけばいいのだと思う。常に新しい何かを探る姿勢。それがロックだと思うのであります。

JONI。ここにも「音楽」が完成している。

Don Juans Reckless DaughterDon Juans Reckless Daughter
アーティスト:Joni Mitchell
Elektra / Wea(1987-07-24)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
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 Joni Mitchell ”Don juan’s reckless daughter" 1977
Vo  Joni Mitchell
P  Michel Colombier
B  Jaco Pastorius
Ss  Wayne Shorter
G   Larry Carlton
Ds  Airto Moreira
 コヨーテによく似たコード進行であるが、この曲も素敵な曲である。結局16ビートの小気味よいテンポにjoniのボーカルが乗っかると、それだけで踊りだしたくなるぐらいハッピーであるのだ。
 このアルバムのメンバーはjoniにとっては実にベストマッチなサイドではないか。とくにジャコであろう。ジャコのプレイが実に気持ちいいのは、joniの声やリズムの小気味良さに起因するのではないか。joniの歌い方はジャズ的であり麻薬的である。色気とか悪魔的とか言うのではない。あくまで理知的であり、冷静な大人の香がするのである。子供にはわからない世界かもしれない。そこにどちらかというとネバこいジャコのフレットレスベースが絡んでくる。ジャコのフレーズがjoniのジャズ的な歌い方とベストマッチして唯一無二の世界を作り上げている。ここにもひとつ、「音楽」が完成されている。
 
 

 

マクドナルド アンド ジャイルス。名盤です。5

マクドナルド・アンド・ジャイルズマクドナルド・アンド・ジャイルズ
アーティスト:マクドナルド・アンド・ジャイルズ
ダブリューイーエー・ジャパン(1989-07-10)
おすすめ度:4.5
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Mcdonald and Giles "Sute in C"1970
イアンマクドナルド      G P Or SAX FL VO
マイケルジャイルス      DS PER VO
ピータージャイルス      BASS G
スティーブ ウインウッド   Or P
 イアンとマイケルとピーターは初期のクリムゾンのメンバーである。このアルバムはロバートフィリップから逃れて自由に音作りをはじめたイアンとマイケルの渾身の共同作品であり、唯一の傑作アルバムといえるだろう。
 この曲は邦題「組曲ハ長調」イアンマクドナルドの作品である。このアルバムはイアンとマイケルが半々で作品を書いている。この曲、初めて聞いたのは、学生のときである。別にクリムゾン的な音を期待したわけではなかった。しかし、初めて聞いたときからこのアルバムは凄いことになっているぞという印象を持った。それは、曲の構成、曲が持つエネルギー。この曲も途中から徐々に高まるドラムとソロパートはものすごいインタープレイであった。そしてプログレでありジャズロックである曲構成はこのアルバムを名盤たらしめるのにふさわしい。
 わたしは長いことこのアルバムを寝る前に聞いた。落ち着くし、寝れる。寝れるアルバムは名盤であるというわたしは持論を持っているが、このアルバムはとにかくいろんな要素を持って我々に音楽のすばらしさを教えてくれる。先日京都にてこのアルバムのCDを手に入れて嬉しくしている今日この頃であった。

 

KORN。初めて聞きました。4

Follow the LeaderFollow the Leader
アーティスト:Korn
Sony(1998-08-20)
おすすめ度:4.5
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Korn " It's On!" 1998
1992年デビューのアメリカ発、ヘビメタバンド。
ジョナサンデイビス      VO
ジェームスクリスチャン    G
ブライアンフィリップ      G
レジナルドアビズJR      BASS
デビッドシルベリア      DS
 まったく私にはお初。80年代90年代にはまったく弱い。しかしたまには目を向けなければということで聞くこともままあるが、後悔することが多い。というのも噂先行で聞くことが多いので、妙な先入観を持っていて、期待はずれとなる訳である。
 しかしこのバンドについては期待はずれどころか期待をはるかに上回る出来栄えであった。この並外れた「エネルギー」はなんだろう。この曲は一曲目であるが、おどろおどろしい雰囲気に、ジョナサンの魂のボーカルが絡んでくる。演奏はあくまでヘビーに、各人が徹頭徹尾、全力疾走である。どの曲もおどろおどろしい曲ばかりであり、通して聞くにはかなりエネルギーが必要になる。ヘビメタというよりはヒッホップしたヘビーな演奏という感じである。「BBK」という曲等はジョナサンの特徴のあるボーカルにヒッホップのビートを聞かせる。
 結局このアルバムは彼らの3枚目であり、彼らの最高のセールスを記録したアルバムらしい。ほかのアルバムを聞くにはもう少し時間が必要かもしれない。



「天国への階段」4

Led Zeppelin 4: ZosoLed Zeppelin 4: Zoso
アーティスト:Led Zeppelin
Atlantic / Wea(1994-07-18)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
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Led Zeppelin "Stairway to Heaven "1971
ジミーペイジ    G
ロバートプラント   VO
ジョンポールジョーンズ   BASS
ジョンボーナム   DS
 邦題「天国への階段」。この曲にまつわる逸話は非常に多い。この曲のイントロは当時のギター少年にとっては憧れであった。当時、高校1年エレキのムスタングを買ってうれしくしていたころ、この曲のイントロを兄貴がいち早くマスターしていた。わたしはうらやましくてすぐに教えてもらって毎日練習していた。そして友人よりいち早くマスターしていて喜んでいた。
 あるとき友人を呼んでこの曲を家で演奏してみた。ドラムはリズムボックスで。ボーカルとギター2本で。そしてそのときの演奏をカセットで録音していた。
 次の日、そのカセットを視聴覚室ででかい音でクラス中に聞こえるように流した。わたしは恥ずかしくもあり嬉しくもある瞬間を今でも覚えている。
 この曲は当時の少年たちにとって憧れであり、また完璧にコピーすることの難しさを知るいいお手本だった。
 ギターはいいところまではコピーできるが、完全には難しい。
 ロバートの唄はもう完全に真似出来ない。
 意外に分厚いサウンドであり、やってみると案外惨めな仕上がりになり          がち。
 曲の本質は後半であり、精神的にも盛り上がらないと曲がつまらなくなる。
 など、勉強する点は多々あった。「音楽すること」の意味を考えさせられたいいお手本の曲だったと思う。

 

DJ Rolando。音依存。


dj roland
 DJ ROLAND "INTRO"2002

昨日購入の感動作品。曲はすべてつながっており、1曲目から24曲目までノンストップの大ノリノリミックス大会。リズムテンポは140ぐらいの体が求めるちょうどいいテンポ。
 DJ Rolandoがどのような人であるとかはまったくわからない。わたしはとにかくクラブサウンドに関しては知識ゼロである。しかし、良いか悪いかは自分で決められる。とりあえずのガイド本はあるが、この人のこの作品は載っていない。
 それにしてもこの作品は昨日からずっと聞いているが、飽きない。気持ちが良い。ずっと鳴っていて欲しい。
「ずっと鳴っていてほしい」・・・。
 クラブサウンドの聞き方は、JAZZやROCKとはやや違うと思い始めた。作品を正面から聞いて受け止め、理解してうなずくのがJAZZやロックだとすると、クラブはそんな聞き方ではない。クラブは常に鳴っていないといけない音楽だと思う。タバコや嗜好品のように。体が求めてくる。家に帰った時から。街に繰り出すときも。ウオークマンで。もちろん車でも。でかい音で。やたらでかい音で。疲れるまで。
「ずっと鳴っていてほしい」
 この作品はそんな思いにさせるすばらしい出来栄えの一流嗜好品である。音依存。この作品のタイトルを私がつけるならば「音依存」かな。

初めて新京極を歩いた。


レコードマップ+CD〈’09~’10〉

レコードマップ+CD〈’09~’10〉
編集工房 球(2009-04)
販売元:Amazon.co.jp
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 今日初めて新京極の中古CDショップめぐりをした。噂のレコードマップを頼りにしてめぐったショップは5軒。それぞれに特徴があって面白かった。わたしは基本的にはオールジャンルなので一軒について40分くらいはかかる。それぞれで1~2枚は購入。十分満足のいく買い物ができた。

本日の獲物。
「マクドナルドアンドジャイルズ」
「DJローランド」×2
「カリズマ」
「キングクリムゾン」
「ジェスロタル」
「ウェザーリポート」である。
 ほとんどが1000円程度。全行程4時間であった。しかし、新京極の通りは「人、人、人」出不精のわたしは久々に「人」の臭いとビールスに殺られて最後にはフラフラになって帰途につきましたよ。

本日の感動品
dj roland
アーチスト DJ ROLAND 2002

購入店「ART ROCK NO.1」
住所  京都市中京区
購入価格 1000円
 
 探していた物品だっただけに、「感動」はヒトシ  オだった。おしゃれな店構えで、店内は明るくきれいに整理されている。試聴も出来る。クラブ系のCD多数あり。

Desolation Angels 。体が求めた。4

Desolation AngelsDesolation Angels
アーティスト:Bad Company
Rhino Flashback(2008-05-20)
おすすめ度:4.5
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Bad Company"Rock 'N' Roll Fantasy "1979
ポールロジャース    VO
ミックラルフス      G
ボズバレル       BASS
サイモンカーク    DS
バッドカンパニー。のファーストアルバムのジャケットをそっくりそのままデザインした「行灯」を作ったことがある。「行灯」とはトラック野郎がフロントガラスの内側に「一番星」などと書いた明かりのことである。当時、車をカスタムして見せ合うグループで活動していたので(バニングの方)、夜にはこの「行灯」を光らせて喜んでいた。これと「THE BAND」のラストワルツの行灯も作った。思いは「いつか誰かが気づいてくれるだろう」であった。そして気づいてくれた人と語りたかったのである。10年経過した。今のところ誰も気がつかない。「なんなんこれ」という人はかなりいるが。
 それほど知名度は低いバンドなのか。一般の方には知られていない。しかし驚くほど基本に忠実でなおかつシンプルで、通好みのスーパーグループである。米英ではこの曲等はミリオンセラーである。このアルバムは彼らの5枚めに当たる。アメリカナイズされた作風はヒットして200万枚を売り上げた。わたしはこのアルバムは大好きである。基本に忠実なファーストやセカンドも魅力的であるが、このアルバムのように華やかなカンパニーもいいではないですか。わたしはもしかしたらポップ好きなのかもしれない。この曲等も素直にノリノリで聞きます。
 サウンドは確かに音色がアメリカっぽいというか、エフェクト処理された音色は通好みではないかもしれませんね。しかしわたしはこのアルバムを一番良く聴いたのであります。体が求めたのは渋いサウンドよりはポップな音に乗っかるポールの声でありました。

コラシアム、LIVE。ノックアウト。4

LiveLive
アーティスト:Colosseum
Universal I.S.(2004-11-16)
おすすめ度:4.5
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Colosseum"Tanglewood 63 "1971
ジョンハイズマン    DS
デイブクレムソン    G
クリスファーロウ    VO
マーククラーク     BASS
ディックヘクトールスミス  SAX
デイブグリーンスレイド   KEY
コラシアムはイギリスのJAZROCKバンド。恐ろしくテンションの高い演奏で知られる。スタジオは3枚、このライブは4枚目。このアルバムを区切りにバンドは解散してしまう。中心人物はジョンとディックである。ハイズマンはJAZZ畑のドラマーであり超テクニシャンである。ディックもJAZZ畑のプレーヤーでありこの2人が既存の音楽を変える試みで結成したのが「コラシアム」であった。
 わたしはこのバンドに学生のころであった。当時私は3大ライブアルバムとして、オールマンの「フィルモアイースト」、エドガーウインター「ロードワーク」、リトルフィート「ウエイティング・・」を盲信していた。(いまでもそのきらいがあるが・・・)そしてこのライブを聞いて驚いた。これは、3大に勝るとも劣らないテンションの高さではないか。
 テンションだけで言えばこのバンドの迫力の右に出るものはないのではないか。(あくまでテンションだけで言えば)このアルバムで言えば、この曲が一番印象深い。このバンドの特長である大仰な曲展開。大仰なコーラス。ドラマティックな曲展開。テンションの高いアドリブ。中間部のディックのソロは特に特筆するものがあろう。アルトとテナーを同時にくわえた演奏は今まで聞いたことがなかったので驚いた。
 このバンドのエネルギーは聞くものを驚かせひざまずかせ、さらにはノックアウトしてしまう迫力を持っていることだけは確かであるといっておこう。


ヘジラ。至福の時。5

HejiraHejira
アーティスト:Joni Mitchell
Elektra / Wea(1987-07-07)
おすすめ度:5.0
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Joni Mitchell"Hejira" 1976
 ジョニの作品8作目。バックには小編成の演奏で実にシンプルな演奏の中でジョニの魅力あるボーカルがタップリきける名盤である。
ジョニミッチェル     G VO
ジャコパストリアス   BASS
ボビーホール      PER
ラリーカールトン     G

曲はシンプルな演奏ばかりであり、統一感があり実にすばらしい。ジョニの世界は深く、蒼く、すがすがしくもあり、寂しくもある。独特なコードを多用し(メジャー7)イメージを膨らませる。聞くたびにいろいろな想像を掻き立てる。このアルバムを聞きたくなるときは、少し複雑なときが多い。スカットした晴天ではない。どちらかというと曇り、雨、冬。なんだか考え事をしたいときがちょうどいい。
 今日はひさびさにこのアルバムを聞いた。広島から戻って、なんだか寂しさと哀愁が漂う1人暮らしを紛らすように。彼女の声が私の台所を埋め尽くした。聞きながら料理をした。ポテトサラダとカレーを作った。ついでにコンソメスープも作った。なんだか時間を忘れておいしく作れた。曲は私の体の中に溶け込んできた。料理とジョニ。最高の至福の時であった。

ついに手に入れた。Garaxy 2 Garaxy。5

A Hi-Tech Jazz CompilationA Hi-Tech Jazz Compilation
アーティスト:ギャラクシー・トゥ・ギャラクシー
シスコ・インターナショナル(2005-02-11)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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Garaxy 2 Garaxy "Journey Of The Dragons"2005
UR(アンダーグラウンド、レジスタンス)は1990年、マッドマイク、ジェフミルズらによって結成されたデトロイトテクノのユニット。
 そんな彼らの作品は、アナログ盤でしか聞かれなかったらしい。初期の作品「nation2nation」1992、「world2world」1993、「garaxy2garaxy」1993、などの作品が集大成としてCDで発売。このCDは貴重な彼らの作品がすべて網羅されている、テクノファンなら絶対にはずす事のできない作品・・・らしい。
 私はこのアルバムを長い事探していた。半年前に滋賀の中古盤店で12500円で販売されていた。さすがにこの価格に手を出す事はなかった。しかして私はこれだけの価格がつく作品ならばよほどの名盤なのであろうと、ずいぶんと「夢」見ていたわけである。
 そして私はこのたびめでたく、広島の中古盤店にてこの作品を手に入れた。購入価格は5980円であった。私は躊躇なく大金を支払っていた。期待して聞いた音はきわめて「普通」のテクノサウンドであった。
 私はもしかしてこのユニットに特別な「何か」を期待していたのかもしれない。しかしこの「普通」のサウンドは確実に彼らの名作であろうことは素人の私にも十分に伝わるできばえであった。この曲「Journey Of The Dragons」は何気ない作品であるが、私にはこの曲の精神性が十分に伝わってくる。このアルバムはもっと聞き込んでからまたレビューしてみたい。


 

太陽と戦慄。「凄い試み」4

Lark's Tongues in AspicLark's Tongues in Aspic
アーティスト:King Crimson
Discipline Us(2005-09-13)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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King Crimson " Larks' Tongues In Aspic, Part One "1973
デビットクロス    VIO
ロバートフィリップ   G
ジョンウエットン    BASS
ビルブラッフォード   DS
ジェイミーミューア   PER
キングクリムゾンの5枚目のアルバムで、新たなる門出のアルバムでもある。このアルバムからDSにYESからビルブラッフォードが参加。BASSにジョンウエットンが参加(後にUKを結成)バイオリンにデビットクロスが参加した。バイオリンのサウンドはクリムゾンの音楽をずいぶんと変えた。ギターサウンドはヘビーになり、より難解なイメージとフリーなイメージを与える。実験的なサウンドは聞くものを別世界へといざなう。
 アルバムの最大の聞き物は4曲目「イージーマネー」から「6曲目「太陽と戦慄パート2」への流であろう。いつ聞いても鳥肌が立つ。
 わたしは長い間このアルバムにいまいちピンと来ていなかった。というのもバイオリンの響きにやや抵抗があった。わたしはどちらかというとキーボードの分厚いサウンドが好きであったのだ。この時期のクリムゾンには最近になって理解が示せるようになった。名作とか名盤という噂は知っていたのではあるが。
 このビデオは私が高校のときに、ベストヒットUSAという番組で放映されたのをビデオにとっていて、よく見たものだ。当時はロバートフィリップとビルブラッフォードくらいしか知らなかったので、正直「なんやこの演奏は」というイメージで、「感動」はなかった。今見るとやはり凄いと思う。
パーカッションのジェイミーが奇行。
デビットは冷静に正確。
ビルはカッコイイ。
ロバートのギターは唯一無比ではないか。
このサウンドはプログレというくくりにはいささか抵抗がある。
このサウンドが当時売れたという驚き。
私はこのアルバムのファンではないが、この時期のこの試みは凄いと思うし、この試みはあの傑作「レッド」に続いていく。


 

Dr.john。自然に満ちている。

Dr. John's GumboDr. John's Gumbo
アーティスト:Dr. John
Elektra / Wea(1999-04-08)
おすすめ度:4.5
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Dr. John "Big Chief" 1972
ドクタージョンの5枚目に当たるアルバム。本名マックレベナック。わたしは彼との出会いはBANDの「ラストワルツ」での「アイコアイコ」であった。さらには、リンゴスターがオールスターズを率いて広島に来たとき(10年以上前)コンサートでみた。かれはアメリカニューオリンズ生まれのバリバリのサザンR&Bサウンドの音楽を吸収したミュージシャンである。
 アルバムはこの一枚しか聞いていない。しかしこの一枚でもうおなかいっぱいであるのだがどうだろうか。それほどこのアルバムはニューオリンズの匂いでいっぱいである。
 気持ちのよいオルガン。さまになる口笛。ホーンは南部らしいサウンドである。彼のボーカルはまた渋い。飽きの来ない正直なだみ声といやらしくない自然なサウンドは彼ならではの自然な姿であろう。そしてコーラスは上手すぎず下手すぎず。結局このアルバムはそんな自然なニューオリンズ作品に満ちている。

 

イアンワールド。聞き込んでも飽きない。5

ian1Ian O'brien
"Homeless "1996







イギリス発。イアンオブライエンの1stであり、気に入っているアルバムである。イアンのアルバムは全て聞いてやろうと思っている。この人の世界はやはり、ファンタジーで明るく創造的である。
 クラブ音楽は今のところ自分で判断して自分で購入しているが、徐々にではあるが、いい作品とだめな作品が見えてきたような気がする。だめな作品は、一回聞いていやになる音が多い。それはやけに派手であったりつまらないフレーズが何度も繰り返されたりした作品である。いい作品は奥が深い。一回ではよくわからないことがある。聞き触りがよいのに何度聞いても飽きない作品もある。ありきたりな音でなく創造的な世界を感じる物。それがイアンワールドといえる。
 この曲にしても、聞きざわりがよい。そしてミニマルで独特なコード進行は聞くものをとろけさせていつの間にか聞き込んでいる。

ロッド。ロックしています。4

Never a Dull MomentNever a Dull Moment
アーティスト:Rod Stewart
Umvd Special Markets(1998-03-31)
おすすめ度:5.0
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Rod Stewart"Lost Paraguayos "
1972
この作品はロッドのソロ4作目。フェイセスの活動と平行していた時期である。フェイセスの「ウーララ」が1973年。このアルバムが作られているときはフェイセスは上手くいっていなかった。しかしこのアルバムは確実にフェイセスのメンバーで作られている。そして実にかっこいいアルバムである。なんだかちぐはぐな時期ではあるが、このアルバムは非常に出来がよろしい。
 この曲はその中でも大好きな曲である。アコースティックから始まる「ウーララ」的なサウンド。シャッフルビートにドラムが乗っかる。徐々に高まる興奮。ホーンはややいただけないが、それでも許せる。すべてはロッドがロックしているからである。ああ~この曲はロックしているよ。
 

さわやか革命ってなんでしょう。5

Pretzel LogicPretzel Logic
アーティスト:Steely Dan
Mca(1999-05-11)
おすすめ度:4.5
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Steely Dan "  Rikki Don't Lose That Number  "1974
ドナルドフェイゲン   VO
ウォルターベッカー   BASS
デニーダイアス     G
ジェフバクスター    G
ジムホッダー      DS
実質ドナルドフェイゲンとウォルターベッカーのバンド。この不思議な曲との出会いは早すぎた。まだまだ音楽を知るには早いうちにわたしはこのバンドに出会ってしまった。当時は大学生であった。ドゥービーが好きだった。・・でジェフがいたバンドということでこのバンドを聞いてみたが、正直がっかりであった。この曲はアルバムの一曲目である。邦題「リキの電話番号」。不思議な曲だった。それもそのはず、この曲のコードは複雑である。そして曲展開は摩訶不思議。やや東洋的な香がする。アメリカのバンドであるが、とてもアメリカの荒くれ野郎が作った音楽とは思えない。この2人はNYの大学で知り合ったコンビだが、チョットインテリ風である。
 ややひねくれもんの匂いがするこのコンビはまことにひねたワールドを持っていてこのサードアルバムにして早くも方向性を打ち出してしまった。この曲は当時全米4位。とても売れるような曲ではないが、これが売れた。彼らのワールドは当時の若者に受け入れられたのだ。
 ドナルドの曲は不思議な匂いがするが、ウォルターのギターは気持ちがよい。ウォルターのフレーズはややジャズの匂いがする。そしてこのバンドの最大の売り物はコーラうの完璧さではなかろうか。この「唄」を大事にする姿勢と音楽する姿勢は当然「通」を唸らせつづけてきた。


パットメセニー。虜となる。5

As Falls Wichita So Falls Wichita FallsAs Falls Wichita So Falls Wichita Falls
アーティスト:Pat Metheny
Ecm Records(2000-02-29)
おすすめ度:4.5
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Pat Metheny"September Fifteenth" 1981

ライルメイズ     P KEY
パットメセニー    G
ナバ バスコンセロス  PER

パットメセニーという世界に初めて触れた作品であり思い出深い作品である。全ての曲が思い出深く、全ての曲が哀愁を誘う。彼の世界はこの時期にすでに確立されており、ライルメイズというパートナーを得た彼はもう最強であった。
 パットとライルの世界は互いに混ざり合って何倍にも膨れ上がる。溶け込みそしてひとつになり、大きなワールドを作り上げる。この世界にやられた私はしばらくは彼の虜となる。

 

ワルツ フォー デビー。聞けば解る。5

Waltz for DebbyWaltz for Debby
アーティスト:Bill Evans
Ojc(1990-10-17)
おすすめ度:5.0
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Bill Evans" Waltz for Debby"1961
in NEW YORK
ビルエバンス     P
スコットラファロ    BASS
ポールマチアン    DS
3人はライブを通じて実力を上げてきたトリオであり、結成して一年半過ぎた頃のニューヨークのビレッジバンガードでのライブである。ベースのスコットはこのライブの10日後に他界する。この3人のトリオが最強であったために実に惜しまれる。
 このアルバムはどの評価本を読んでもほめ言葉でいっぱいである。わたしは今このアルバムを聞いて大変満足している。このアルバムにはジャズという壁を乗り越えて「音楽」という言葉がはっきりと息づいたすばらしい出来栄えであったからである。もちろんこのたび始めて聞いたのである。わたしはジャズに関しては素人であるので偉そうに論ずることは出来ないが、そんな私でもこのアルバムに関しては聞けばこれはいいということはすぐにわかりました。
 ワルツフォーデビー。デビーはエバンスの娘の名前。ワルツは実にスリリングでスイングしている。ベースが絡んで音楽が踊りだす。ビルの右手がアドリブを繰り出した瞬間ポールのブラシが入り、鳥肌が立つほどの瞬間を迎える。三人のコンビネーションが聞くものの魂を揺さぶる。後は音楽に身を任せていればよい。やがて、音楽はどんどんと踊りだす。
 このアルバムにはそんな曲がいっぱいである。このビレッジバンガードが良い。会場はこんなにもお客さんと近いほうがいいのである。

ウイッシュボーンアシュ。オールマンではないか。3

ArgusArgus
アーティスト:Wishbone Ash
Mca(1991-04-23)
おすすめ度:5.0
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Wishbone Ash"Blowin' Free"1973
ウィッシュボーンアシュ。イギリス発。 アンディパウエルとテッドターナーによるツインギターを看板としたバンド。
 当時オールマンブラザーズはまだ聞いていなかったので、そんなに気づかなかったが、今聞くとかなり影響を受けているこことは否めないと思う。しかしサウンドは明らかにイギリスのサウンドであり、プログレッシブでありトラディショナルである。殆どの曲はツインギターによるマイナーコードの哀愁帯びた曲であり運命めいたドラマチックなサウンドが多い。
 当時は友人の勧めで購入したが、いまいちぴんと来なかった。というのも、ブリティシュロックを期待していたからである。このサウンドはむしろアメリカよりのイギリスサウンドである。子供が聞く音楽ではない。もっと大人へのサウンドであろう。ジャンルを聞かれれば少し説明しにくいのが実情である。
 この曲はそんな私が一番印象に残っている曲である。なんだかディッキーべッツがゲストで参加しているのかというぐらいそっくりなサウンドである。このままフュージョン的のりのりパターンになっていったらそれこそオールマンそのものである。キーボードがいないのが惜しい気がするのだがいかかであろうか。当時そんなにのめりこまなかったのはやはり「もっとギンギンにやってくれよ」ということではないのかな。

ジョーファレル。このアルバムは好きです。5

Moon GermsMoon Germs
アーティスト:Joe Farrell
Cti(2002-02-18)
おすすめ度:4.5
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Joe Farrell"Moon germs"1973
ビッチェズブリューが1970年。チックコリアはスタンリークラークとジョーファレル、アイアートモレイラを誘ってリターントゥフォーエバーを結成した。1972年。 「リターントゥ・・」と「ライトアズ・・」を発表した。その後ジョー、アイラートが抜けて、ビルコナーズ G、レニーホワイト DSらとともにJAZZROCKの名作「第七銀河の賛歌」を発表する。
 一方ファレルはジャズ路線のこの素敵なアルバムを発表した。

ジョーファレル   SAX FL
ハービーハンコック  P
スタンリークラーク   BASS
ジャックディジョネット   DS

当時のエネルギーの高い面子を集めた形となったこのアルバムは高いポテンシャルと高い技術と飽きの来ない音作りで作られている。スタンリーは当時まだ21歳。若い。そしてテクニカルでありながら音楽している。
ファレルはソロアルバムでいよいよ好き勝手に吹きまくっている。チックと別れて自分の見せ場とばかりに吹きまくっている。
 この曲はソプラノでファレルがのりのりの演奏を見せている。面子が面子だけに走る。爆走だ。音楽は高い絡みとそれぞれの音楽性がぶつかり合い絡み合い高い音楽を構成している。ジャケットも含めて大好きなアルバムである。
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