jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2010年12月

シネマティックオーケストラ。静かなる叫び。5

Ma Fleur (Dig)Ma Fleur (Dig)
アーティスト:Cinematic Orchestra
Domino(2007-06-05)
販売元:Amazon.co.jp
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Cinematic Orchestra"Ma Fleur"
2007
1999年。イギリス発。このアルバムは5枚目に当たる作品。
実は彼らの作品はこのアルバムしか聞いていない。こんなに繊細で、表現豊かな作品を作り続けている。
 このアルバムには目を閉じればいろんな風景が見えてきそうなサウンドがぎっしりと詰まっている。演奏はシンプルで且つシャープに無駄な音は一切ない。なんと表現すれば良いだろうか。ジャンルは解らない。この静かなる叫びは聞くものを間違いなく安心させ落ち着かせ、目を閉じさせ、いろんなところにつれてってくれる。


ムーディーマン。期待通り。5

FOREVERNEVERMORE (帯付き国内盤仕様)FOREVERNEVERMORE (帯付き国内盤仕様)
アーティスト:MOODYMANN
PEACEFROG(2010-12-22)
販売元:Amazon.co.jp
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MOODYMANN" Don't You Want My Love "2000
 ムーディーマンは聞いてみたいアーチストであった。どの紹介本にも載っていて、必ず「褒めて」ある。
 ムーディーマンとは不機嫌な男という意味。本名ケニーディクソン。デトロイト発。彼の3枚目に当たるアルバムで、デトロイトテクノというよりは、実験的な音楽でテクノよりのサウンドのアーチストであろう。
 このたび念願かなってこのアルバムを手に入れたが、大満足であった。
わたしは進歩的なサウンドが大好きなのであります。単に踊れるサウンドではなくて、ムーディーマンの世界が限りなく展開されます。飽きの来ないつくりであり、これからもっともっと聞き込んでいきそうな予感であります。

マーズボルタ。新しさはない。4

Frances the MuteFrances the Mute
アーティスト:Mars Volta
Umvd Labels(2005-03-01)
販売元:Amazon.co.jp
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THE Mars Volta "L'Via L'Viaquez "2005
マーズボルタ、アメリカ発。2002年デビュー。
オマーロドリゲス    G pro
セドリックビクスラー  VO
ホワンアルデレッテ   BASS
アイキーオウェンズ   KEY
ジョンセオドア      DS
マルセルロドリゲス   PER
 バンドの歴史を述べるほど聞き込んではいないし調べてもいない。このバンドに出会ったのは先月のことであるから。このアルバムは2ndらしい。わたしは3rd「アンプテクチャー」から聞き始めた。まだそんなには聞き込んでいないが、とりあえずこのたびこの2ndに出会った。まだ評価も出来ていないままに。
 マニア受けしていることは間違いないと思う。歌詞や音楽形態や、ジャケットなども決してキャッチーではない。この「マニア受け」は極端なサウンドということなのでので注意が必要である。このサウンドは、前回も書きましたが「プログレ」であり「ハード」であり「ヘビー」であり「パンク」である。そして彼らの出身はアメリカ南部、「エルパソ」であることから「スパニッシュ」である。「情熱的」「エネルギッシュ」である。そのサウンドは他の追随を許さないほどである。次々と場面が変わるようなサウンドは聞くものを落ち着かせない。だから、ROCKファンやジャズファンというような既成概念でサウンドを捕らえたい人(まぁ、私の事ですけど・・・)には混乱を生じさせる。
 とらえどころがなく、いろんな材料をごちゃ混ぜにして食べてみてください。
「これなんですか」
「名前はありませんけど」
「・・・・」
「おいしいですか」
「まぁ・・、おいしいけど、なんなんですか」
「材料とか名前なんて良いじゃないですか」
「いや、材料とか聞かないと落ち着かなくて・・・。」
「それ聞く前に、食べて味わってくださいよ」
 結局食べることになる。味は悪くない。そして考える。これ材料何なんだろうか。解らないから落ち着かない。
 結局このバンドはオジサンには混乱を生じさせる。むしろ若い人が素直に受け入れるほうが楽しめるのではなかろうか。
 そして酷なようだが、私の結論はこうである。
「新しさはない」・・・・。
悪いけどそこに行き着くのだがどうだろうか。

まぁ、もう少し聞き込んではいきますが。


 

レディオヘッド。一言では語れない。4

AmnesiacAmnesiac
アーティスト:Radiohead
Capitol(2001-05-10)
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Radiohead "Packt like sardines in a crushd tin box "2001
トムヨーク     VO G
ジョニーグリーンウッド   G P
エドオブライエン    G VO
コリングリーンウッド   BASS
フィルセルウェイ    DS
1991年結成。イギリス発。
このバンドの存在は知っていたが、まさかこんな音を聞かせるバンドとはまったく知らなかった。
 先日トムヨークのソロに出会ってから彼に興味がわいた。それでこのたびめでたくこのバンドに到達したのであった。第一印象は「暗い」。しかしこのバンドが単なる暗いサウンドを出しているバンドでないことはすでに解っていた。・・・。それにしても暗いサウンドである。これがトムヨークの限りない世界なのか。彼らのこのエレクトロニカ的現代音楽は前作「Kid A」から始まったらしい。このアルバムはそれに続く実験作、5枚目であるらしい。
 私としてはトーキングヘッズとかマッシブアタックなどのサウンドとつながりがあるように思える。
 いずれにしてもこのバンドを一言で語るには無理がありそうなのでもう少し聞きこんで行きたい。




Jack johnson。音楽駄々漏れ世代。5

In Between Dreams (Dig)In Between Dreams (Dig)
アーティスト:Jack Johnson
Umvd Labels(2005-03-01)
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jack johnson "never know" 2005
 ジャックジョンソンが出始めた頃、ラジオでよく流れていた。FMの、大体午前中の雰囲気のあるミュージックとして。
 私はやや勘違いをしていた。彼らは「サーフロック」であるといわれていたからだ。サーフロック、といえば西海岸、ビーチボーイズなんかをはじめとするウエストコーストを想像していたからだ。このサウンドはそれらとは少し違うもののように思える。若者の音楽というよりはやや落ち着いた大人の雰囲気を持ったAORではないか。
 聞けばあまりパットしないBGMに過ぎない音楽であったので、まったくスルーしていた。しかし当時この音楽を支持したのは若者である。それも全米、全英、全豪で一位を記録したのであった。(このアルバム)
 そうなると気になる。
結局この音楽は、ウォークマン世代の音楽駄々流し世代にはちょうどマッチしたのではないかと思われる。まさにBGMである。この音楽は似たような楽曲が多く、彼の癒しのある歌声はのどの渇きを癒してくれるわけである。わたしは車にこのCDをおくことにした。おそらく活躍する場面は多そうだ。気に入りました。  

これが解らなかったら・・・。カインドオブブルー。5

Kind of BlueKind of Blue
アーティスト:Miles Davis
COLUMBIA/LEGACY(1997-03-27)
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Miles Davis "So Fat" 1959
マイルスデイビス      TP
ポールチェンバース     BASS
ジェームズコブ          DS
キャノンボールアダレイ    AS
ジョンコルトレーン      TS
ビルエバンス         P
ウィントンケリー       P
 このような名盤をわたしは長い間聞いていなかった。いまさらながらこのアルバムのよさが身にしみてわかる。このアルバムが苦手な人はジャズは聞かないほうがいいのではないかと思うくらいのアルバムではなかろうか。一曲目のこの曲から、ビバップとは違う解釈のアドリブの駄々漏れが聞ける。モードの炸裂である。我々はこのアドリブに酔い続けることとなる。何故か。結局、マイルスの静かなる演奏も、コルトレーンの激しい音の羅列も、ケリーの唐突な響きも・・「飽きない」。
 この音楽は「体験」という解釈が正しいような気がする。したがって、キャッチーなメロディーなどはないので、素人受けはない。しかし、少しかじった人にはわかる。
 今日、同僚に何かマイルスでお勧めのアルバムを一枚「焼いてください」といわれたので、迷わずこのアルバムを焼いた。
 
 どうだろうか・・・。これが解らなかったら、もうジャズは聴かないほうがいいと思うのだがいかがだろうか。
・・・「解る」とは何ぞや。

 

 

 

パティースミス。ROCKしている。5

HorsesHorses
アーティスト:Patti Smith
Arista(1996-06-18)
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Patti smith " Land: horses, land of a thousand dances, la mer (de)"1975
 パティースミスのアルバムを本気で聞いたのは今回がはじめてであった。正直驚いた。もっとPOPな音楽をやる人かなと勝手に想像していたからだ。名前は1975年当時から知っていたが、まったくスルーしていた。ジャニス張りのボーカルは聞くに値する。もっと早くから気づくべきであった。このビデオは1975年当時の演奏であるが、当時の迫力ある演奏とパティーのカリスマ性がよく表れたビデオである。
パティースミス     VO
レニーケイ       G
リチャードソウル   KEY
JDドゥーティー     DS
アイバンクラール   G BASS
この作品は彼女が29歳のときのデビューアルバムである。このパンキッシュなサウンドとボーカルと詩は今でも名盤として語られる。私もこのアルバムを見逃すわけにはいかなかったのである・・・。しかし聞くのが遅すぎた。年寄りにはちとばかしきついアルバムではあるが、わたしはこのアルバムの持つエネルギーを見逃すはずはない。このアルバムにはかなりの量のエネルギーを蓄えているのである。それはこのビデオを見てもわかるしROCKがどんな音楽でどんなジャンルであるかを改めて思い知らされるサウンドである。
 一言で言うならば「ROCKしている!」



スティーブヒレッジ。寝れる音楽には名盤が多い。5

Rainbow Dome MusickRainbow Dome Musick
アーティスト:Steve Hillage
Caroline(2006-09-29)
販売元:Amazon.co.jp
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Steve Hillage"Garden Of Paradise" 1979
スティーブヒレッジ     G
ミケットジロティ       KEY
イギリス発。ゴングのギタリストを勤めていたスティーブのソロアルバム。
1975年からソロアルバムを出していく。
この作品は6枚目に当たる。
そしてこの作品の試みはやがては1990年代になって「システム7」を結成してテクノ作品を次々と発表していく。
彼の才能はこの作品から花開いていったといってもいいのではなかろうか。
 この作品。A面1曲。B面1曲の超大作となっている。「環境音楽」アンビエントというジャンルが存在するのか否かは知らないが、プログレッシブな試みだと思う。この年は、プログレが衰退してニューウェーブが動きだした頃である。
 このアルバムはかなり実験的であるとともに、彼がやりたかったサウンドでもあると思う。これだけ徹底的なアンビエント作品はピンクフロイド以来あまりないように思う。わたしはこの作品を貴重な作品と受け止めた。この浮遊感、この気持ちよさは聞くこと自体が「体験」となる。
 マヌエルゲッチングの「E2-E4」なども名作であるがそれに対抗していると思う。それらはみな、クラブミュージックの世界へと受け継がれていくのである。そう、聞く音楽から体験する音楽へと変化していくのである。
 現在この音楽を聞きながら眠りについている。寝れる。すこぶる良好に。「寝れる音楽には名盤が多い」の定義にまたもや当てはまりそうである。

 


KYLYN。久々に盛り上がっちゃったよ。5

Better Days レプリカ・コレクション-5 KYLYN LIVE(紙ジャケット仕様)Better Days レプリカ・コレクション-5 KYLYN LIVE(紙ジャケット仕様)
アーティスト:渡辺香津美
コロムビアミュージックエンタテインメント(2005-04-20)
販売元:Amazon.co.jp
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KYLYN"snap doragon"1979
渡辺 香津美   G
坂本 龍一     KEY
矢野 顕子     KEY
小原 礼      BASS
村上 秀一     DS
ペッカー       PER
清水 靖晃     TS
向井 滋春     TB
本多 俊之     AS

 わたしがJAZZ、フュージョンの世界に入り込むきっかけになったバンド。大学一年のときROCK一筋だった私に宮崎のJAZZマニアがわたしにこのアルバムを進めた。私はこのアルバムをカセットに録音して狂ったように聞きまくった。香津美も滋春も俊之すら何も知らなかった私が、この音楽に酔った。
 それぞれのソロは熱を帯びており、すべてのサウンドが生きている。この世界は私に16ビートの乗りを教えてくれた。村上とペッカーのコンビネーションはリズムの面白さを開かせてくれた。・・・そして時は流れて私は社会人になった。・・・
 この作品はCDで是非手に入れたかった。長い間探していた。そして昨日広島のタワーレコで偶然発見したときは思わず声が出た。
 「でた~!」
 わたしは3200円という大金を迷わず払った。そして久々に聞いた。20年ぶりくらいだろうか。一曲目が流れる。
 私はすべてのパートがソラでいえるくらい完璧にこのアルバムを聞き込んでいたので。車の中で絶叫した。叫んだ歌ったのりのりだった。
 久々にいい汗をかいた。若い頃夢中になっていたフュージョンを思い出した。あのころJAZZフェスで盛り上がっていた世界を思い出して、すがすがしい風を感じた。青春の甘酸っぱい思い出と、熱いサウンドが入り混じって久々におじさんは盛り上がっちゃったよ。

ファウナフラッシュ。いい音。5

FusionFusion
アーティスト:Fauna Flash
Compost(2001-02-20)
販売元:Amazon.co.jp
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Fauna Flash"Tel Aviv "2001
 ファウナフラッシュ。ドイツ発。ドイツではジャザノバ、トルービートリオに続いてメジャーなユニット。先日購入して、評価は後日ということにしたが間違いなく5つ星であった。私の車にはウーファーなる物がついているが、このアルバムは私のセットにベストマッチする。鳴ります。低音が歪むことなくなりまくる。このアルバムは車で聞くのが一番いいと思います。それも低音を聞かせまくって。一曲目から気持ちのいい低音が鳴り捲る。この曲も曲自体に新しさはないが、いい音で鳴ります。
 いい音。これは大事なポイントであります。どんなにいい楽曲も録音に難があったり、音圧が低かったりするとせっかくの作品にけちがつきます。音質とか音圧というのは現代音楽にとっては最重要な課題ではなかろうか。
 もちろんこのアルバムにはアグレッシブな実験的サウンドもある。プログレッシブであり、気持ちのよいグルーブといい音。間違いなくフェバリットCDでありました。

ABWH。好きな作品。5

61pnnY2zzgL__AA300_Anderson Bruford Wakeman & Howe

"Birthright "1989

ジョンアンダーソン     VO
ビルブラッフォード     DS
リックウエイクマン     KEY
スティーブハウ       G
トニーレビン        B
イエスファンにはあまり評判のよくないアルバムであるがわたしは割りと好きである。クリススクワイヤがいないということがそんなに気になるのか。こだわりのない私はそんなこことは何の判断材料にならない。単純にこのサウンドを楽しめるし、明るい楽曲には魅力を感じる。
 プログレここに極めりといった感じであります。JAZZロック的なアプローチではない。クラシカルで明るい曲想は、安らぎと安定感をもたらす。抜群のセンスと徹底的にポピュラーな展開は聞くものをリッチな気分にさせる。奥の深い世界を表現しており、各人のテクニックは完全に表現されている。
 わたしは90125も嫌いではない。それぞれのよさは充分に伝わる。このベテランのおじさんたちはなんて素敵な演奏を我々に提供してくれるのであろうか。しかし、メンバー間のゴタゴタは聞きたくない。

 

シンクロニシティー。まちがいなく五つ星。5

Synchronicity (Dig)Synchronicity (Dig)
アーティスト:Police
Interscope Records(2003-03-04)
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Police"Miss Gradenco"1983
 ステイング     BASS VO
アンディサマーズ  G
スチュアートコープランド   DS
 このへんてこりんな音楽をやる3人組が大好きだ。彼らの5枚目に当たるこのアルバムは間違いなく彼らの最高傑作だし、ROCK史に残る名盤であろう。わたしはもしかしたら好きなアルバムベスト10というのを選んだとしたら、このアルバムは間違いなく入る。それほどこのアルバムが持っているアイデアやメッセージは我々の魂を揺さぶる。飽きない。何度聞いても飽きない。
 この曲。へんてこりんなコード進行に、妙なメロディー。これこそがポリスの醍醐味である。少し妙なギターソロ。このアンディーの味のあるへたくそなんだかなんだかわからないギタープレイ。そしてスチュアートのパーカッシブなドラミング。そしてなんといっても曲を書いているスティングの音楽性と上手いボーカル。ミニマルな世界に彼らの味のある音楽テクニックがバランスよくそしてアンバランスに乗っかっていく。安定のない曲展開は聞くものを安心させない。
 こんな唯一無二のロックバンドも珍しい。カテゴリーも難しい。パンクではない。やはりニューウェーブとしか表現できない。ニューウエーブというジャンルはなんだかごまかしているような気がするけど。
 このへんてこで最高にかっこいい彼らのこのアルバムにはわたしは間違いなく五つ星を捧げる。

 

 

アキレスラストスタンド。改めて感動。5

PresencePresence
アーティスト:Led Zeppelin
Atlantic / Wea(1994-08-18)
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Led Zeppelin” Achilles Last Stand ”1976
 1976年はわたしは高校に入った年である。ツェッペリンを意識したのはこの年の文化祭からであろう。私の高校は学生がBANDをくんで会議室で演奏して盛り上がっていた。当時はパープルとツェッペリンが大人気であった。このアキレスラストスタンドはそのとき学生の演奏ながら感動した記憶がある。しかしてこのバンドを全面的に意識しだしたのはもっと先のことであります。
 それまで学生の頃は、それこそBEST盤みたいなものを自分で作って聞いていたぐらいだったが、JAZZを聞き出してから、彼らのよさが逆にわかり始めた。それまでは前期ツェッペリン「天国への階段」とか「胸いっぱいの愛」とかしか聞いていなかったのであるが、後期「聖なる館」以降のサウンドのほうが好みとなった。
 それはマイルス(エレクトリック)の影響かもしれない。ツェッペリンとマイルスは根源的なものに共通点があるのではないか。ジョンボーナムのドラムはトニーウイリアムスの完璧なパーカッション。ジミーのギターはチックコリアのピアノやマクラフリンのギター。そしてロバートプラントのボーカルはマイルスのペットである。別に演奏が似ているとかのレベルで言っているのではない。なんだか根源的なもの。精神的なもの。
 ようするにマイルスを聴きたくなるときの気持ちは、ツエッペリンを聞きたくなるときの精神状態に似ているということである。それは「激しさ」「情熱」「激情」「はけ口」などという言葉が浮かんでくる。
 このライブははじめて見た。カッコイイの一言。

 

ドイツ発。ファウナフラッシュ。

FusionFusion
アーティスト:Fauna Flash
Compost(2001-02-20)
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Fauna Flash"Mother Nature"2001
 ドイツ発。クラブJAZZとかフーチャーJAZZとか言うジャンルらしいが、まだ混沌として定まっておらず、クラブというくくりでしか解らない。ドイツといえばジャザノバが有名だが、それしか知らなかった。わたしはジャザノバからクラブを聞き始めていたので「ドイツ」という国に対する偏見もなく即購入。もちろん衝動買い。
 早速聞いてみた。一曲目、この曲。奇妙なボイスとともに、ドイツ語の妙な響きがエロチックに流れて彼らの世界に引き込まれていく。ベース音が妙に心地よい。もうこれだけで満足であった。・・・、こんなもんである。私は刹那的に音楽を聞く。一瞬がよければ満足できる。2曲目からもまずまずの出来具合で、このCDはまずまずの作品といっていいと思う。
 帰ってから、調べてみるとクラブの紹介本に載っていた。ドイツではジャザノバ、トルービートリオに続いて老舗のユニットらしい。評価は自分で下したいのでまた後日ということにしたい。

ケニーラーキン。名作。5

MetaphorMetaphor
アーティスト:Kenny Larkin
R & S(1995-02-16)
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Kenny Larkin"Loop 2"1995
 ケニーラーキンという人がどんな人かは良く知らない。デトロイトテクノというそうだ。この作品は2ndらしい。デトロイトテクノの紹介本に四つ星で評価されていた。(五つ星が最高)とりあえず購入。
 いい。何がどういいかは伝えにくい。わたしはROCKであれ、JAZZであれありきたりな作品はあまり好まない。むしろオリジナリティーがあり唯一無二の作品が大好きである。したがってプログレッシブで実験的なサウンドということになる。
 イアンオブライエンというクラブのミュージシャンがいる。イギリスのJAZZテクノの開拓者だ。音楽を開拓して、自分の世界を切り開いている・・・という点でケニーラーキンと共通点があるように感じた。特にこの作品はわたしは大絶賛したい。どの曲も奥が深く、プログレッシブである。
 この曲にしても、ただのダンスミュージックではない。世界を感じるのは私だけだろうか。クラブサウンドにも駄作と名作がある。ありきたりで使い古されたメロディーの繰り返しは聴いていても無駄。クラブにはそんな駄作が多く存在する。聞くだけ無駄である。しかしそんなクラブにも名作がある。殆どがオリジナリティーを持っていて、斬新かつ衝撃的である。そんな作品にこの作品を加えてもよさそうであります。


キースジャレット。求めていたものかもしれない。5

スタンダーズ Vol.1スタンダーズ Vol.1
アーティスト:キース・ジャレット・トリオ
ユニバーサル ミュージック クラシック(2010-09-22)
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Keith Jarrett "It Never Entered My Mind"1983
 このアルバムが発売されたときわたしはまだJAZZに目覚めていなかった。まだROCKやフュージョンを追い求めていた頃だった。でも名前くらいは知っていた。最近なのである。JAZZを聞き出したのは。ま、本格的ではないですけど。聞きたいなーと思うことがあるという程度ですけど。
 で、それはどんなときかというと、ドライブしているときや、調子のいいときではない。むしろ、夜疲れて家に帰る。家には誰もいない。1人寂しくいつものごとくの1人暮らしである。なんかこんやはJAZZが聞きたい。となるのである。したがって、やや暗めの、かといって難解なものではなく、かといって解りやすすぎるのも白ける。
 このアルバムは良く知らずに購入した。
キースジャレット      P
ゲイリーピーコック     BASS
ジャックディジョネット   DS
正解だった。スタンダードといっても、そんなに軽くてポップなイメージではない。キースのピアノタッチは実に軽快でわかりやすい。フレーズは適当にポップでありながら、奥の深いフレーズを聞かせる。ゲイリーピーコックのベースがまた実に心地よい。ジャックはよく知っている。この興奮しがちなドラマーは、実にこのアルバムでも実力を発揮している。

 このアルバムは今の私にとっては一番聞きやすく、求めていた物かもしれない。
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