jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2013年06月

Da Lata 。こんな音楽も聞けるようになった。3

Serious
Serious [CD]

Da Lata "Serious" 2003
英国発。1994年デビューのクラブユニット。
クリスフランクとパトリックフォーグはアフロの影響を受けた気持ちの良い
ブラジリアンサウンドを得意とする。
シリアスは彼らの2枚目のアルバムであり、この度初めて聞きました。

この音楽はやはり日曜の朝が似合うのではなかろうか。
決して盛り上がることなく淡々と女性ボーカルのノリの良いブラジリアンサウンドが
続く。ボサノバのあのまったりとした感じ。そこにダラータのセンスの良いリズムが絡む。
「気持ちがいい」という言葉が一番ぴったりくるのではなかろうか。

少し前まではこんなクリエイティブでないサウンドはあまり聞かなかったが、年をとったせいか
こんなおしゃれでアダルトなサウンドも好むようになった。決して子供が聴くサウンドではないですよ。
大人の社交場(?)かおしゃれなカフェ。一人で聴くなら料理しながらとかドライブ中が良いと思われます。

ブラックストロボ。ただならぬムード。3

Burn Your Own Church (Dig)
Burn Your Own Church (Dig) [CD]

Black Strobe "Brenn di ega kjerke" 2007

久々にブログを書く。
引越しが本日やっと落ち着いた形となった。
NETの環境もやっと整った。
嬉しくしている。


というわけで早速、ブラッックストロボ。
パリ発、エレクトロロックユニット。デビュー作。
予備知識なしで、試し買い。
店長のおすすめであったので。
 
わかりやすい展開と気持ちの良いのりのりなロックビートは
ややポップで私にはやや歯ごたえのないもののように思われた。
しかしこの圧倒的な声量と迫力はただものではないように思われる。
様々な曲想と、演奏力の高さはこのバンドがのりだけで押しまくる
フロアだけのバンドではないことを示している。

このバンドに関する予備知識は全くないが、パリ発のやたらすごいセンスのバンドであることは
聞いてみたわかった。
これがデビュー作なのかと驚かされる。


チックコリア。ピアノソロ。天才だね。5

Piano Improvisations 1
Piano Improvisations 1 [CD]

Chick Corea ”NOON SONG”1970
チックコリア。アメリカ生まれ。本名 アマンド、アンソニー、コリア。
言わずと知れた超有名JAZZジャイアントである。
彼には色々な顔がある。
初期のアバンギャルドな作風。
70年代のリターントゥフォーエバーのJAZZROCKの顔。
その後のエレキトリックバンドのフュージョンとしての超絶プレイの顔。
 
音楽性は多岐にわたり、それぞれの顔がどれも完成度が高く、私は彼こそは「天才」
ではないかと思っているほど、彼のファンである。
しかし、JAZZ未開発の私にはそんなに多くは語れないのでありました。

そしてついに私はピアノソロというジャンルに手を出してしまったのでありました。
ちょっと前までは絶対にチョイスしなかったであろう、ピアノソロ。
何故か。
やはり、退屈。
わかりづらい。
飽きる。
などの表現が上がる。
コンサートなどもそうだと思うが、絶対にBANDが楽しいし、飽きないし、乗れる。

昔、クラシックのピアノコンサートに誘われたが、寝てしまうという失態を犯してしまいました。
今考えると「寝る」という行為は正しかったのではないかと思う。

事実この作品を私は眠い時しか聴いていない。
イントロから序盤のソロはまさに眠気を催す流れであり、コリアのインプロビゼーションは
神がかっているとしか言い様がない。
理解せずに聞かないのと、眠気を催すためにすすんでこのCDを取り出して気持ちよく寝る
というのはベクトルが逆向きである。
だから今はこのCDを進んでよく聞いている。
とにかく飽きない。
彼のソロ作品は、ナウヒーシングとこの作品しか聞いていないが、間違いのない出来である。

若い方には少々きついかもしれませんよ。
私も年をとって落ち着いてきたのだなと感じる今日この頃。
30歳程度のチックがこんな作品を残していたことを思うとやはり彼は天才だなという結論しかあるまい。



ブリアル。手放せない一枚。5

Untrue
Untrue [CD]

Burial "ENDORPHIN" 2007
ブリアル。
UK発。ロンドン。
本名はウィリアム・ビヴァン。
ダブステップを代表するアーチストだ。
CDショップで店長のおすすめで出会ったのが2年前。1st”Burial"だった。暗い曲想は
当時私を唸らせた。とにかく暗い。
ところがこれがよく聞いた。・・・なぜか。
だいたい私は暗い曲想は苦手であったのだがこのアーチストには惹かれるものがあった。
ほとんどの楽曲は、ダブステップと言われるシャカシャカしたリズムに、太く低いBASS音。

さらにそこに、擬音のような環境音。そして叫びか呟きかのようなボーカル。
それらの組み合わせは、最初から終わりまで徹底的に続く。
だからこのアーチストを聴くときはだいたい決まっている。
夜落ち着きたいとき。一人で。何かぼやーっとしたいときなど最高ですよ。
この2nd作品である2007年の作品も、前作を踏襲した徹頭徹尾ダークな
ダブステップが展開されます。結局このアーチストに惹かれたのは、人間の
影の部分を(誰もが持っている)引き出してしまう作用があるからではなかろうか。
やがて聴き進めるうちに、すっきりとした気分となり、新たな道が見えてきますよ。

ある人はこれがオシャレな店でかかっていても不思議はないという。
言われてみればなるほどそうかもしれない。

実験的であるが、一般にも受け入れられそうなPOPな一面もある。
このアルバムはまた手放せない一枚であることは間違いない。

Karl Hector。激ヤバ。4

Sahara Swing
Sahara Swing [CD]

Karl Hector + The Malcouns "followed path"2008
カールヘクター    Vo Per
ZdenkoCurulija    Dr Bass
・・・・・
カールヘクター率いる総勢11名のJAZZファンクバンドの1stアルバム。
CDショップの触れ込みはこうである。
「ソリッドなギター、イルなハモンド、分厚いホーン・セクション、フリーキーなサックス、そして時折りアフロ・ヴォーカルも盛り込み、独自のファンク・ワールドを展開!!!60'S~70'Sファンクを軸にアフロ、スピリチュアル・ジャズ、アブストラクトが交差するこれがインスト・ファンクの新機軸」

私が通うCDショップにも店長のおすすめであった。そこには驚くなかれ一言こう書いてあった
「激ヤバ」

激ヤバとはなんでしょう。
最近良く若者が使うこの言葉の意味は私50すぎのおっさんが類推するにこうであろう。
「思いがけず驚いてしまうほど刺激的な様」

となるとこのCDはまさに激ヤバであろう。

私は大勢で奏でるファンクサウンドはあまり好きではなかった。今までは。
WAR。オシビサ。アートアンサンブルOC。・・・等。
要するに飽きが来るのである。

さてこのアルバム、カールヘクターが何者かは知りませんが、奥の深い作品でありますよ。
まず最初に想像したのはビッチェズブリューでありました。
もちろんこのバンドにはマイルスのような神のソロイストは存在しない。

しかし何故このバンドが激ヤバなのか。それは・・・・。
クラブサウンドに起因するミニマルな世界観。繰り返しの魔術と圧倒的なスピリチヤルワールド

であろう。フリーな音の放出はややフリーJAZZの世界にも通じる。

キース・ジャレット。好きに聞いている。5

Standards 1
Standards 1 [CD]

Keith Jarrett "All the things You are" 1983

Keith jarrett        P
Gary Peacock    B
jack Dejonette    Ds

私はJAZZというものを全く研究していない。
研究というと少し大げさな表現かもしれないが、私は気になるアーチストがいると
何故かそのアーチストの音楽をカテゴリーの範疇に入れたくなる正確なのである。
特にROCKから目覚めた私にとって、ROCK的なもので言うと、カテゴリーに入れないと
落ち着かないという少し変わったところがある。
たまに少し音楽がわかる方にお目にかかると、その話になってこんなことを言う方に
出会う。

「わたしは好きなものを好きに聞いているだけで、ジャンルなんてどうでもいいんだよ」
それは、それでいいんですよ。でも、この音楽についてもう少し語りたいじゃないですか・・

と、いつも思う。

ところがJAZZになると急に立場が逆転する。
今度は私の方はこんなことを言うのである。

「いやいや、好きなものを聞いてるだけですよ・・」・・・と。
この言葉の裏はこうである。
「実はあんまりわかっていないんです」

わかっていない。

怖い言葉ですね。

わかっている方というのは何なんでしょうか。

音を楽しむのに上下関係はない。
しかしこの「わかっていない」という言葉が確かに存在する。

そしてキース・ジャレットを私はわかっていないまま、3年間放置している。
多分、昔の私だったら、キースを研究し、全部聞かないと落ち着かなかったでしょう。
しかし、この作品に満足した私は、次に進んでいない。
このアルバムはよく聞きます。
とにかく飽きない。
しかし研究には至っていない。
何故かJAZZというジャンルになると私は「好きに聴いてるんですよ」というスタンスを
撮るのである。

そしてこのアルバムですが、難解ではない。さりとて、POPではない。
キースのだみ声がダダ漏れして非常に微笑ましく有り、うねりがあり芸術作品に
なり得ている超名盤であると言えるだろう。
3年間聴き続けても飽きないのだから相当なものだといえる。
スリリングな3人のインタープレイとJAZZの醍醐味とキースの世界に浸れることは間違いない。


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