jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2013年11月

オウテカ。水族館。4

Amber
Autechre
Tvt
1995-01-24


Autechre "Foil" 1994
オウテカ。UK発。
ショーンブース
ロブブラウン
からなるテクノユニット。デビューは1993年。
この作品は彼らの2作目であり、代表作とされている。
まだ彼の作品をすべて聞いたわけではないので、あくまでこの作品に関しての感想となるが
結構気に入っている。
アンビエント作品に最近はまっておりまして、聴きやすい作風だと思う。
先日ラーメンを2杯立て続けに食べまして、車の中で休んでいて、この作品を大音量で
聞きながらうつらうつらした。
それはそれは見事にアンビエント状態に陥った。
その状態は日頃のストレスが全て吹き飛ぶほどの破壊力を持っていた。
全体的にはおとなしめの自然の中で聞くと馴染みそうな曲風に満ち溢れている。
水族館でかかっているといいかもしれない。


Arguelles Guilfoyle Black Live in dublin。大満足。5


Arguelles Guilfoyle Black"Broadway blues"2006

Julian Arguelles         TS
Ronan Guilfoyle          Bass 
Jim Black                    DS
ジュリアンアーギュレスはイギリス出身のサックス奏者。47歳。
ビッグバンドで修行して、ソロデビューは1991年。

全く知らなかったアーチストであります。
従ってこの作品も、店頭での「衝動買い」ということになります。

しかしこの作品はいいのではないかと思える確信がいくつかありました。

ジャケットが垢抜けしている。
トリオ演奏である。
アイルランドのLIVEである。
1曲目から4曲目まで10分以上の演奏が並んでいる。

かくしんといってもこんなことくらいですけど。
しかし聞いてみて確信は正しかったと、嬉しくしています。

録音は3人の演奏の音がはっきりとしており、一切の作り物なし。
臨場感たっぷりの大迫力演奏である。
観客の声はあまり聞こえなく、とにかくどこかの部屋かスタジオで気軽に演奏しているかのような
雰囲気で好ましい。
ややモードかかった作風やわかりやすいソロ演奏が織り交ぜており

私にはちょうどいい感じであります。
ほとんどの作品がアグレッシブであり3人の職人がそれぞれに個性を繰り出してくる。
野性的なジュリアンの音とフレーズにドラムのジムが答えまくり、ガンガン攻めてくる
5曲目なんかは多分私は当日そこにいたら、興奮しまくっていたと思われます。
その臨場感が余すことなく録音されている超オススメ盤でありました。
大満足。


JEFFMILLS。「雰囲気のある」アルバム。5


JEFF MILLS "solarized"1997
ジェフミルズ。US発。デトロイトテクノ。
これは彼の4作目の作品となる。
繰り返し展開するリズムとルーチンは「ミニマルサウンド」とよばれて、独特な世界観を

展開した。
さてこのアルバムは、評判の高いアルバムであります。最初から終わりまで
このミニマルな世界観が続いていきます。
初めてこのアルバムを聞いた方は、いつ曲が始まるのだろうかと思うかもしれない。
しかし曲は初めから始まっている。このリズムこそが表現したかった音楽なのだから。
これは相当なマニアックな作品かもしれない。しかしこの作品を聞いて新しい何かに目覚めた
方は数多いはず。

キーボードの音とキックの音が微妙にずれ込んでいく。そして新しいグルーブを産んでいくさまは
ダイナミックであります。新しい環境音楽と言っていいかもしれない。
ただしかかっていい場所は限定されるかも。
昼間はあまり似合わない。
やはり夜間の雰囲気のあるカフェか、雰囲気のある店か。
そうか、このアルバムは「雰囲気のある」という言葉にすべてが集約されているのではなかろうか。


Softs。純粋に楽しんでいます。4


Soft machine "Ban-ban caliban"1976
Roy babbington      B
John etheridge       G
John marshall         DS
Alan wakeman       SAX
Karl jenkins             KEY
マイクラトリッジ、ヒューホッパー、ロバートワイアット、エルトンディーンなどの旧メンバーは
全く入れ替わっている後期9作目の作品。
ソフトマシーンというバンド名は変えるべきだったかもしれない。
洗練された作風は決して悪くない。最近はこの作品を聞きながら散歩に出かける。
特にこの曲「バンバンカリビアン」はこのアルバムのハイライトといっていいほどの出来栄えだ。
アルバムの曲は全て流れるようにつながっていて統一感が有り、1曲目から最後まで一気に聴ける。
演奏はテンションの高い作品が多く、テクニックは全員相当なものである。
洗練され過ぎか・・・という思いに駆られるのは、ソフトマシーンというバンド名を名乗るから
そんな評価を受ける。
この作品には毒が全くない。むしろ爽やかな風が突き抜ける優等生のイメージがある。
だからソフトマシーンという名前にはこだわらないほうがいい。
私はソフトマシーンに期待するのはサイケデリックな「毒」なのだから。

しかし散歩に出てこの曲が来ると、気分は最高潮に達しますよ。
16ビートのノリは70年代フュージョンおじさんの若き血が騒いで仕方ない。
アランウエイクマンのSSが雰囲気を盛り上げる。
エスリッジのカッティングが腰を揺らす。

長めのsoloが心地よい。
そしてリズムが変わってエスリッジのギターが炸裂。ドラムのおかずが徐々に増えてきて
興奮が増してくる。
そして、ジェンキンスのキーボードの登場と相成る。

大体どの作品評を見ても、この作品に関わる評価は複雑なものが多い。
私はこの作品はもっと純粋に楽しみたいと思っている。
後期イエスファンであるように。


デビットリンドレー。思いがけず良かった。5


David Lindley "Cat food sandwiches"1998
デビットリンドレイ
US。スライドギターの名手で有名。ソングライター。
デビューは1981年。邦題「化けもの」というタイトルは有名。彼はマルチ弦楽器奏者。
その腕は聞けば納得。風貌も化けもの的であります。

ワリーイングラム
US。ドラマー。リンドレーとのこの活動で有名となった。
バンド活動はエリックバードン、シェリルクロウ、ブルースホンズビー・・など数多い。

さてこのCDは、特に欲しかったものでもなく、注目していたものでもない。CDで見かけて、
「ビビっ」ときたものである。
ビビっときた根拠は次のようである。

久々のデビットリンドレイ。(化けものを10年前に購入しただけ)
LIVEであること。
リンドレーとワリーの2人だけのライブであること。
ジャケ買い。

たぶん昔の手堅い私なら購入していないであろう。

しかし何故かこのCDは私の心をくすぐってきた。
ないですかこういうことは。

そして私はこれを今毎晩聞いている。
毎晩。
2週間も。ブログを書くのも控えて。

飽きるかなーと思いきや・・・、全く飽きない。
普段プログレだとか実験的だとかクリエイトだとか抜かしている私が恥ずかしくなるくらい
リラックスしてこのCDを楽しんでいる。

そう、楽しんでいる。間違いなく。

演奏は2人だけですよ。
そこがまた良い。

もちろんリンドレーのギターと歌は申し分ない。

それ以上に、ワリーのバスドラの生音的な響き。手数の多いおかず。数多いパーカッション類。
バンドでは見過ごしていたその音と迫力は、2人でないと味わえない。
そうです。このアルバムはパーカッションを楽しんで聴くといったスタイルと言っても過言ではない。
音はかなりいいです。
もちろんリンドレーのギターと歌は最高ですよ。彼のマルチ弦楽器奏者と奏法は解説できないけど。

スライドギターと哀愁おびた歌声は何より落ち着きます。



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