Freddie Hubbard "For Spee's sake"1962
フレディーハバードのような大御所を私の拙いブログで紹介するのは非常に抵抗がある。
文章を読めば一目瞭然「あーこいつ分かっていないな」ということがわかるからである。
そうです。
あんまし聞いていません。
フレディーハバード TP
ジェームススポルディング AS FL
ハービーハンコック P
レジーワークマン B
クリフォードジョービス DS
JAZZというジャンルは、私にとってはライバルであり、乗り越えなければならない
壁のような存在である。
ROCK畑の私にしてみたら、おとなりさんでありながら話をしない。
しかし出逢えば挨拶はする。
しかし何故かあまり親しくならずに、多くを語らない。
といった存在か。
クラッシックさんなどとは話さえしたこともない。かなり遠くの、しかしかなり
お金持ちの、クリスマスなんかにはゴージャスに飾り立てている豪華な家を持つ。
だから、であって向こうから話してくればいつかは話をするかな・・的な。
それはさておいて、フレディーハバード。
最初に聞いたのが「RED CLAY」であった。
ローリングストーンレコードガイドで褒めてあったから・・聞いてみた。
正直20年前。ロック畑の私には難解であり、理解できなかった。
理解するという言葉はわかりにくいが、要するに期待通りではなかったということだ。
当時の私はFUSION畑であったため、彼のトーンが相容れなかった。
しかし、20年の時を経て私の感性も大きく変化してきた。
このアルバムは期待通りであった。
フレディーのプレイは全開そのもの。奔放かつ、ヒラメキのあるフレーズ。
アルバム全体を覆うものは、モダンジャズのフレーズであるが、コルトレーンの影響か
モードチックなトーンもある。マイナーな曲も多いがフレーズや演奏が明るいため
飽きずに、しかもジャズ喫茶などで「眉をひそめながら余韻に浸る」といったフレーズが
ぴったりくる。
この作品は彼のリーダーアルバムの第4作目に当たり、比較的初期の作品と言える。
モダンや演奏はブルーノートそのものであります。しかしこのアルバムの醍醐味は
ドルフィーやコールマンなどとも共演した経験が滲み出す瞬間を見ることができるという点であろう。
などと、専門かぶっては見たが、実はあまりよくわかっていないという。
正直このアルバムは聞きやすい。そして飽きない。
このことが一番強調される点である。