jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2017年06月

ラルフタウナー。いいオーディオで聞きたい。5


Ralph touner"Water Wheel"1978
RALPH TOWNER(g),
EDDIE GOMEZ(b),
JACK DEJOHNETTE(ds)

ラルフタウナー。us発。クラシックギター、ピアノ・・・マルチ奏者。
1972年デビュー。この作品は彼の7作目。
ゲーリーバートン、ジョンアバー・、ゲイリーピーコック、・・・多数と共演。

この作品はタウナーのオリジナル5曲で構成されたゆっくりながら燃えている作品。
彼の作品を聞くのは私は2作品目。
いずれも心地の良い12弦ギターやピアノをあしらった情景サウンドで非常に心地よい。
そして今回のこの作品はメンバーがすごい。
エディーゴメスとジャックが一緒ならまず間違いない。
サウンドはもちろん想像以上のテクニカルサウンドである。

さてこの作品は映画と一緒で構えて聞くのが非常によろしい。
私はあまり良いオーディオは持っていないし、単身赴任でアパートなので
ちょっといいヘッドフォンで聴くことになる。
ゴメスの低音のウッドの響き。ジャックのシンバルやブラシの音。
もちろんラルフのピックで弾ける弦の一音一音まで大音量で聴くのだ。
安いヘッドフォンよりもちょっといいものをね。
空間が広がってすぐそばで聞こえるかのような感覚と、リラックスして姿勢で聴く音のシャワーは
筆舌に表し難い。
そっと目を閉じる。全体を覆うマイナーな和音の響き。
裏切ることのない曲想が最初から最後まで続く。
トリオ演奏の最高峰を今聴いているのだ。
約50分の世界はあっという間に過ぎてしまうが、
聴き終えたあとの充実感は映画の比ではない。
目を閉じて考えにふける。いろんな情景が流れていく心地よさは
映画の比ではないのだ。


Mugstar。ノイジー反復。快楽。4

MUGSTAR"TODAY IS・・"2010
マグスター。
UK発。ロックバンド。

Pete Smyth - Guitar/vocals/keyboards

Neil Murphy - Guitar

Jason Stoll - Bass

Steve Ashton - Drums
2006年デビュー。

正統派のロック。
バンドのメンバーが存在し、担当楽器が決まっている。
これだけのことで最近はホッとするのはなぜか。
しかしやっていることはかなりマニアック。
ノイジーなリフを何度も繰り返し快楽的な化学反応を狙っている。
これはテクノの手法でありミニマルな世界感である。
ドイツのNew!のハンマービートの手法に似ているかも。
となるとこれは見逃せない。
私は今この作品を毎晩寝る前に聞いている。
よく眠れる。
疲れている時ほどよく眠れる。
しかし反復反復をこれほどまで繰り返して、なぜ楽曲として存在するのか。
人間の頭というのはよくわからなくなる。

今はこのバンドの情報があまりないので自分の感性で確認中である。





ACTRESS。BEST3にはいるかも。5

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Actress"R.I.P"2012
アクトレス
本名 ダレンJ.カニングハム
UK発 電子音楽家。
この「音楽家」という響きが非常に好ましいのである。
DJではない音づくり。
ややアンビエントである。そして実験的でありテクノである。
デビューは2008年。この作品は彼の3作目。
彼の作品にはビート感はあまりない。そして流れるような展開やドラマチックもない。
目の前にある風景にマッチした音楽が多い。従ってどちらかというと
アンビエントということになるだろう。
しかし複雑でもノイズでもない。
電子音の影には確かなメロディーや仕掛けが存在していて美しい。
スカスカの音の割には計算された電子音。
更にその配列やバランスは絶妙としか言いようのない美しさと
現代音楽への道が確かに見え隠れする。
だから私は好きなのだ。
押し付けがましくない。
控えめで確かな音楽主張。
私の人生感に似ている。
「控えめな闘士」は私の座右の銘といっても良い。
 
 隔絶された宇宙の内面に深く没入したかのようなムードを放っており、
あらゆる既成のジャンルにおけるリズムを地中深くに葬り去っているかのようでもある。
このアルバムの疑似コンセプトは「庭園、蛇そして神話上の洞窟」であるらしく、
すべての要素がそのコンセプトを軸とした物語性に基づいて紡がれている。
もともとActressが創るレコードは多少の物語性を帯びてはいたが、
この『R.I.P.』ほど明確に打ち出されることはなかった。
暗闇の中を恐る恐る躓きながら進む中に、
一筋の光が時折差し込んだり未知の生物に出会うような感覚と言ったらいいだろうか。

このアルバムは私のテクノコレクションの中でもBEST3に入りそうな勢いの作品であると言っておきたい。




バーニーケッセル。やられること「必至」。5


Barney Kessel"B.J.`s samba"1969
バーニーケッセル     G
カルロペス         G
ジョバンニトマソ      B
エンゾルツェッラー     Ds
チロチッコ          Per
アントネロバッヌッイ    Or
1969.5
ローマRCAスタジオ
バーニーケッセル
アメリカのJAZZギタリスト
1953年デビュー
一般的には、20世紀の最も偉大なジャズ・ギタリストの一人であると考えられ、
多くの著名なジャズ·グループのメンバーとしてだけでなく、
スタジオ、映画、テレビのレコーディングセッションのために
最初に呼ばれる。

 そんなバーニー・ケッセルが1969年イタリアで録音したジャズサンバの傑作。
i Marc 4のギタリストCarlo Pes、Giovanni Tommasoを交えたセクステット編成
小粋で洒落たサウンドを聴かせてくれます。全編素晴らしいですが、中でもオープニングを飾る
「A1. B.J.'s Samba」の高揚感溢れるメロディの素敵さ、
抑制の効いたプレイで聴かせる「A4. On the riviera」、
軽快なテンポの「B2. Freeway」など、交えられた軽妙なオルガンも
絶妙なイタリアン・ジャズサンバの名作です。

私はこの作品をこの度初めて聴いてやられている。
1曲目の作品、「B.J.'s Samba」は繰り返しもう10回以上聞いている。
大概そんなときは飽きることが多いが、この作品はそうではなさそうだ。
とにかく、録音がギターの配置が前面に出ていて聞きやすい。
さらに一番やられているのはドラムの音色だ。
スネアとシンバルレガート。
これがクセになっていて何度も繰り返す。
フェードアウトするのが難だがまあそれはいいとしましょう。

すべての作y品がオリジナルであるという意気込み。
大概こういった企画だとスタンダードナンバーをやって演奏で格好をつけるというのがお決まりだが
そうではなさそうだ。
キーボがピアノでなくオルガンであるというところがまた面白い。
とにかくでかい音で聴くことをおすすめする。
音が割れるかどうかの際ぐらいのところでアドリブをシャワーのように浴びるが良い。
きっとあなたもやられること
「必至」。

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