jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2018年02月

グレイトフルテッド。60年代が良い。5


Grateful Dead "anthem of the sun"1968
グレイトフルテッド。
アメリカ発。
サイケデリックバンド。
ジェリー・ガルシア(g,vo)、
ボブ・ウェア(g,vo)、
ロン・ピッグペン・マッカーナン(key,vo)、
フィル・レッシュ(b,vo)、
ビル・クラウツマン(ds)
ミッキーハート(ds)

グレイトフルテッド。
私はこのバンドに触れたのは、学生時代。
LP時代に
「彼らの音楽は、ほとんど他のグループが知りさえしない
大地の感触が存在する。」
「ジャム・バンド界の開拓者的なゴッドファーザー」
など、過度の期待を抱いて私が購入したのがアメリカンビューティー1970。
つづいてウエイクオブザフード1973。
何も知らなかった私は「あれ?」
となったわけであります。
私が期待した音楽はそこにはなく、普通のカントリーな音楽であった。
それは別に悪いわけではないが、私が当時期待した延々と続くガルシアのアドリブ
ではなかったのであります。
彼らの作品で褒め讃えられていたのは主には1969年のLive/Dead
であります。
彼らの評判は1965年デビューして初期のライブが非常に
話題を呼んでいた。
彼らの演奏形態は延々と続くガルシアのギターソロにある。魅力もそこにある。
アシッドが流行して麻薬に犯された若者たちが好んで聴いたのは
トリップできる快感の音楽。
ことさらだらだらと続くサイケデリックな演奏であったわけである。
だから彼らはレコードデビューは遅い。
レコードでは彼らの魅力は味わえない。
この当時のサンフランシスコのバンドはレコーディングを嫌いました。
ジェファーソンは別として、クイックシルバーやスティーヴ・ミラーなども
同様です。ライブ会場に足を運んで生で演奏を聴いてもらいたいというのが彼らの主張でした。

そして私はついに彼らの魅力が少しでも反映しているアルバムに巡り会えた。
それがこのセカンドアルバム「anthem of the sun」であります。
スタジオとライブの組合せです。サイケデリックの極致です。
シスコの若者が心酔するのが納得できるような、
トリップ状態に陥ったような感じになるのではないでしょうか。

演奏が上手いとか、テクニックがあるとか、そんな世界ではない。
彼ら独特の世界。
当時のLSDが流行した音楽。
今で言えばIDMに近いのではないか。
ここからプログレバンドがヒントを得たと言っても過言ではないと思う。
ピンクフロイドの初期はここに近いものがある。
しかし彼らの演奏はあくまであまりか音楽が培ってきた
カントリー、ブルースに基軸を置いた泥臭い音楽で
そしてうまいとも言えないボーカルで延々と続くガルシアのギターが
快感と開放に導いてくれる岩場薬のような音楽であると言える。
彼らの作品は60年代のものとライブがいいと私は悟らされたわけでありました。


ハンニバルマービンピーターソン。独壇場。4


Hannibal Mavin Peterson"The Tribe"1979
Hannibal Lokumbe(tp,vo)
Deidre Murray(producer, cello)
Billy Hart(ds)
Michael Cochrane(p)
T.M. Stevens(elb)
Art Webb(afl)
Paula Washington(fl)
Pat Peterson(vo) Branice Mc Menzie(vo)
Mensa Wali(per) The Drum Song Society(per)
ハンニバルマービンピーターソン。(本名Hannibal Lokumbe
アメリカ発。
トランペッター。
1974年Children Of The Fireデビュー。
いきなりの名盤でスピリチュアルJAZZの域に踏み込んだ。
この作品はテストプレス盤のみが好事家の間で高値で取引されてきたらしい
『幻のアルバム』の世界初CD化である。
録音は日欧のレーベルからアルバムをリリースしていた時期
(CDには79年と記載)にあたる。

この作品は彼の8作目に当たる。
私はこの作品で初めて彼の作品に触れる。
とにかく前評判が凄すぎてかなりの期待であった。
そして期待を裏切らないほどの音量と音数にまずびっくり。
「吹きまくる」
この表現がまずぴったりくる。
トランペッターの魅力はなんだろう。
音色。
表現。
フレーズ。
などあるが、昔から華々しく脚光を浴びてきた楽器としての魅力は
なんといっても
音量と音域と早いパッセージ。
これがないとトランペットとしての役割を果たしたとは言えない。
バンドとしてトランペットを欲するのは
切れ味
そして
ハイトーンと音量であろう。
彼はそのどれもが驚きの域にある。
彼のアドリブが始まった途端、場の空気が変わる。
彼のアドリブアプローチはコルトレーンに似ている。
いずれも彼らのアドリブが始まると「独壇場」になる。
彼のアルバムはトータルなサウンドを聴かせる。
したがってボーカルありアンサンブル有り、アドリブ有りの曲としての
作品を大事にしている。
だから彼の作品はアルバム単位で聴くに限る。
このアルバムは1曲目の突き上げるような凄まじい彼のアドリブに始まり
度肝を抜かれる。しかしどんどん曲は進化していきスピリチュアルな展開を見せる。
そして最後の曲でこのアルバム最大の聞かせ場になる。
彼の独壇場はコルトレーンほど長くはないが私の鼓膜を揺らして
心臓をばくばくさせるに十分足りるほどの音量と吹きまくりである。

昔私が若い頃日野皓正が故郷広島のJAZZフェスティバルに来たとき
やはり最後の独壇場が来た。
共通して言えるのは
長いソロと音量と相当の早いパッセージと力量だ。
日野皓正の独壇場はJAZZがわからない私の友人をも黙らせ聞き入らせ
その場の空気を変え、全員を起立させ、いわゆる最後のフィナーレで
スタンディングオベーションとなる。
トランペットの実力はやはりこの独壇場が作れるかどうかにかかっていると思う。

ライクーダー。幸せな気分に浸る。4

   
Ry Cooder"Cherry Ball Blues"1972
ry cooder








Ry Cooder Boomer's story1972

ライ・クーダーVo G 

スリーピージョンエスティスVoG

ジム・ディッキンソンKey Bass

ランディーニューマンP

トミー・マクルーアBass

ジムケルトナーDs

ロジャー・ホーキンスDs

ミルト・ホランドPer
ジーン・フィニーHer 

ライクーダーに目覚めたのは恥ずかしい話
1984年の映画「ストリートオブファイヤーの映画で使われた曲があまりに衝撃的だったからだ。

ストリートオブファイヤー1984
ウオルターヒル監督
主演マイケルパレ ダイアンレイン ・・
音楽ライクーダー
この映画はもう当時映画館で見たが、好きだった女性も大好きで意気投合して盛り上がったという
思い入れの激しい作品だった。
早速レーザーディスクでも購入。そしてライクーダーが音楽を手がけている事を知る。
彼に注目し始めたのはその時からだ。
彼はその頃映画音楽をたくさん手がけている。

The Long Riders (1980)
Paris,Texas(1984)
Crossroads(1986)
そのどれもが彼の音楽なしには語れないほどのインパクトを持っている。
彼の持っている独特のムードは人間の感情を表しているからだ。
それは多分にフィンガーピッキングによるギタープレイと
最も大きいのはスライドギターであろう。

さてこの度聞いたのは久々にこの作品を手にとった。
「Ry Cooder Boomer's story
彼のデビュー三作目。
私は一番好きなのは2作目の紫の渓谷だがこのあたりの初期の作品は
原音に忠実で作りこまれておらず非常にアコーステイックな音色が楽しめる。
本日はピョンチャンオリンピックの開会式。
だいたい私は開会式にはあまり興味がない。
ド派手な演出やその国の自慢を無理に作り出そうとする姿勢にはなんだか
きな臭い香りと無理してこんなに大金をつぎ込んでなんだかなーという思いでいつも見ているからだ。
でもこの度は観客の歓声や派手派手示唆はあまりなく
放送もNHKのぼそぼそとした解説だけであったので
ついつい見てしまった。
さみしくなってついついこのラークーダーを流しながら見た。
ライ・クーダーの音楽はやはり映像と合わせるととてもマッチしてその効果は絶大だ。
各国の選手の入場する顔つきや表情がライクーダーの音楽と合わさって
私は一の間にか幸せな気分に浸っていた。
単身赴任なのにね。

THE SLACKERS。スカ。久々に楽しめました。4


The slackers"and i wonder?"1998

1991年に米国ニューヨークで結成されたスカ・バンド。
96年デビュー。日本でも話題になった。
スカのみならず、レゲエ、ジャズ、ソウル、ロックなどを融合させた
オリジナリティに富むサウンドが特徴。
NYスカ・シーンを牽引する存在として人気を集めている。

初めて聞いた。
だいたいスカという音楽自体あまり聞かなかった。
なぜか。
リアルに私が聞いたのがスペシャルズやマドネスだ。
当時はひねくれロック小僧だからこんな明るい音楽に反応するもなく今までほとんど聴いていない。
この作品は90年代である。
スカ自体は80年代からあるが、続いているとは知らなかった。
レゲエも苦手。
このリズムがね。
ツチャツチャ・・・・。がちょっとねー・・・という感じだった。

この度久々に聞いた。
なかなか心地よい。
このアルバムはLPで2枚組。CDで一枚。
このパターンが好きだ。
2枚組は嫌いだ。
2枚も聞かせるのかよ・・・という気になる。
1枚にまとめろよ。となる。

いいですね。
popです。明るいです。
しかし私も年取ったのか・・・守備範囲が広くなった。
土曜日、開放感に浸りながらこの作品を聞く。
カレーを作りながらね。
いいですね。
どの作品も安定感がある。
まとまりがある。
流してずーっと聞いていたくなる感じ。
カフェなんかでずーっと流していたくなる感じだ。

久々に単純に楽しめました。

聴き終えたらカレーができたよ。



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