jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2018年10月

ジョンコルトレーンカルテット。渋い。5


John coltrane "Central park west"1960
John Coltrane (ts,ss)
McCoy Tyner (pf)
Steve Davis (ba)
Elvin Jones (ds)

ジョンコルトレーン。
アメリカ発。JAZZサックスプレーヤー。
1967年 40歳で死亡。
若い。

NHKのラジオをつけていつも会社では仕事をしている。
それもAMである。
トラック乗りをしていた頃からラジオはNHKのAMを旨としている。
FMにはない落ち着きがあるからだ。

そんなおかたいAMラジオでもたまに私の琴線に触れる音楽がかかる時がある。
大体朝は9時半ころか夕方は4時半ころか。
朝はサザンロックとかROCKのビンテージがかかり、
「おやおや」と大きな声を出す。
みんなはなぜ私がおやおやなどといっているのかわからないので、
何も言わず仕事をしている。
そして「ほー」となり「やるねー」となる。
NHKの選曲のセンスに脱帽する。
先日夕方コルトレーンの「セントラールパークウエスト」がかかった。
私は思わず口走った。
「あっ」
「ジョンコルトレーンカルテット!」
言い方は渋め。
コルトレーンだけでなくカルテットをつけると
なんだかかっこよくというか、知ってるのだよ。的な空気感を持つ。
と、勝手に想像している。
渋い。
コルトレーン以外にもいいプレーヤーはいるよとばかりに
いろいろ浮気して、若いヨーロッピアんのプレーヤーに入れ込んでみるが
最後はコルトレーンに戻るのではないかなと思わせるほど
私は家に帰ってこのアルバムを聴いた。

渋い。

シーツサウンドは最初はいかがかなどと思っていたが
やはり渋い。
なんでだろうと紐解いてみるが
原因はやはりエルビンのリズムと絡みまくるコルトレーンの
うねうねフレーズが心地よいのだ。
そこにファンキーなタッチのマッコイが絡むとこれはもう
王様なわけですよ。
だからラジオでかかると自然と耳が反応する。
マイルスデイビスの時には
「マイルスデイビスクインテット!」
とわざと渋い声で囁く。
さいきんそのささやきにはんのうしてくれるJAZZファンが約一名出てきて嬉しくしている。
しかし奴にはこのアルバムはまだ早い。
 
ラジオのたった何秒かのフレーズでこんな幸せな気分になれるのだから
音楽というのはやめられない。

Joe zawinul syndicate 。素敵な時間。5


Joe zawinul syndicate wurld tour  1997
Joe Zawinul - key,vocal,p
Victor Bailey - b
Richard Bona - b,vocal
Gary Paulson - g
Manolo Badrena - perc,vocal,nolopipe
Paco Sery - dr,kalimba,vocal

ジョーザビヌル。
オーストリア生まれでウィーン音楽院からクラシックに愛想を尽かし
バークリー音楽院でJAZZを学び、ほどなくしてファーガソン
のバンドオーデションに合格して、音楽活動を始める。当時28歳。
マイルスのビッチェスブリュー1969の時が37歳。
ウエザー結成は38歳。解散が54歳。
ついこの間までウエザーをやっていた気がする。
彼は解散後ワールドミュージックに傾倒しリチャードボナを見出して
1995年ザビヌルシンジケートを結成した。
御年63歳。
アーチストやミュージシャンは死ぬまでアートするのだなと改めて実感する。

曲想は後期ウエザーの感覚である。
リズムは強化され、コーラスやボーカルも多く取り入られている。
ベースのボナがすごい。
ドラムのパコセリーとの相性もばっちりです。
御大ザビヌルのキーボ、シンセ、ボコーダーは相変わらず縦横無尽に。
ボナが中央にいるのがうなずける。
全員の技量がカオスとなってザビヌルの支配下から外れたり戻ったり。
基本はやはりウエザーの後期だ。
ザビヌルのやりたかったワールドミュージックの要素がいたるところで顔を出す。
パコセリーの民族楽器カリンバが欲しくなって購入してしまったが
全くできずじまい。
ボナの世界観は底知れず、ザビヌルの音楽性と相まって
ウエザーにはなかった色が確実に存在する。

そして時間。
幸せな時間があっという間に過ぎ去る。
ウエザーと民族音楽の融合。
私の好きな時間だ。

不思議なメロディーとJAZZの融合。

私はこの音楽が大好きだ。




Joni mitchell。見習えるだろうか。5


Joni mitchell "This place"2007
ジョニミッチェル。
カナダ出身のアメリカ発。
フォークシンガー。
1968年デビュー。
この作品は彼女の21作目。
彼女の作品はブルーから聞き始めて、コートアンド、逃避行
ドンファン、ミンガス、シャドウまで聞いた。
ドンファンが今のところ一番好きである。
そして久々に彼女の最新作を聞いた。
この時なんと御年64歳。
現在は75歳になるのか。
64歳でこの作品を作り上げた。すごい才能の集積アルバムだ。
彼女の今までの集大成といっても良いのでは。
ブルーに代表されるフォーク期。
コートアンドスパークからのクロスオーバーサウンドへの接触。
そしてなんといっても印象に残るシャドウズアンドライトの映像。
ジャコパス、マイケルブレッカー、パットメセニーをバックに歌う彼女は
女王に上り詰めた。
当時のJAZZ、フュージョンのTOPプレーヤーを従えての
堂々としたパフォーマンスには自信と誇りがみなぎっていた。
間違いない。
彼女の作り上げてきた楽曲には間違いのない魂と人々を納得し共感させるメロディーと
詩の世界があった。
その世界感は60歳を過ぎた当時でも見事に再現させた。
まるで映画のような情景の浮かぶ楽曲の数々は感動なしでは
聞き得ない。
よくやった。
まいったよ。
見習えるだろうか。
私には。

BOb Dylan。確実にROCKしている。5


Bob Dylan "The Times they are a-changin"1964
ボブ・ディラン。
アメリカ発。フォークシンガー。
1962年デビュー。
この作品は彼の3枚目。
彼の作品をまともに聞いたことがあまりなかった。
特に初期の作品は。
65年の追憶のハイウエイはLPで聞いた。
この時にはあまりピンと来ていなかった。
その後THE BANDと作った「地下室」を聞いた。
これもサウンド志向の若かった私にはまだ早かった。

そして年をとった私は今この作品に耳を傾けて非常に
良さを感じている。

「時代は変わる」

Come gather ‘round people wherever you roam
どこかに放浪してる人たちよ、少しここに集ってくれないか

And admit that the waters around you have grown
君の回りで水かさが膨れ上がっているのが分かるだろう

And accept it that soon you’ll be drenched to the bone
すぐに骨まで水で浸ってしまうこと受け入れなければならない

If your time to you is worth saving ※01
君が自分の時間を救う価値があると思うなら

Then you better start swimmin’ or you’ll sink like a stone
泳ぎ始めた方がいい、さもなければ石のように沈んでしまう

For the times they are a-changin’
時代は変わりつつあるんだ

Come writers and critics who prophesize with your pen
ペンを持ち先のことを綴る作家や批評家たちも、少し聞いてほしい

And keep your eyes wide, the chance won’t come again
目を大きく見開いてほしい、機会はそうそう来るものではないのだから

And don’t speak too soon, for the wheel’s still in spin
そして直ぐに口を開いてはいけない、車輪はまだ回り続けているんだ

And there’s no tellin’ who that it’s namin’
そこにはまだ誰の名前もない

For the loser now will be later to win
今は敗者であっても、後に勝者になるやもしれない

For the times they are a-changin’
時代は変わりつつあるんだ

ベトナム戦争の戦争反対や時代を憂いた歌詞が多いという。
多くの若者の心を捉えた。

25歳の若者はその歌声と歌詞で一気にロックスターへの道を駆け上がった。
日本の当時のフォークシンガーにも影響を与えた。
私は感受性が鈍いせいか55歳で彼の作品を聞いている。
いいですね。
彼の歌の意味はわからないけど声は確実にロックしている。
確実にね。
やはり初期の作品がいいと思う。
シンプルな演奏が良い。
シンプルに彼の声がいいのだから。
彼は音痴ではない。
ウイーアーザ・ワールドで音痴のように扱われているが
そうではない。
確実に彼の声はロックしている。
確実にね。


記事検索
プロフィール

JAMKEN

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
livedoor × FLO:Q
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ