jamkenのMUSICJAM音楽評

ROCKフリークの中年オジサンによる音楽評。ROCK.JAZZ.CLUB.FUSION中心です。

2019年09月

サンディーデニー。霊言。4


Sandy Denny"Late november"1971
サンディーデニー。UK発。
ボーカリスト。
1968年。フェアポートコンベンション在籍。
翌年脱退。
このアルバムは彼女のファーストソロアルバムである。
Sandy Denny vo, p,

Jerry Donahue e-g

Trevor Lucas a-g, vo

Richard Thompson e-g,accordion, 12 string-g, b, vo

Buddy Emmons pedal steel-g

Pat Donaldson, Tony Reeves b

Gerry Conway, Roger Powell ds

Ian Whiteman p, flute organ

邦題「海と私のねじれたキャンドル」
彼女のソロ最高傑作と呼ばれる。
なんとも意味深な邦題。

私は英国フォークに最近足を踏み入れたものなので、まだまだ聞き込んでいない。
このアルバムも初めてである。
最近サンディーデニーやジュディーシルあたりの女性ボーカルに目覚めて
あさりをはじめたというわけです。
特にサンディーの場合、フェアポートに在籍していたとあって一筋縄ではいかない
才能と魅力に惹かれる。
フェアポートの作品もそうであるが
英国の民謡や教会音楽にはなんだか教訓とか教えみたいなのがあって
日本で言えば仏教に代表される冷厳なお寺のお経に当たるものであろう。

霊言。意味深。反骨。などの言葉が浮かぶ。
歌詞がわからないので残念であるが、フォークシンガーはこの時期
多かれ少なかれ世の中の矛盾や怒りを歌にしたものが多い。
グレースリックのホワイトラビットなんかは怖いほどだ。
その退廃的な部分とアシッドなところ、さらに最後には和み。
聞いてものめり込まざるえない。
これからもおそらく聴きこんでいく作品となろう。

Late November
ワインは空になり、船は沈んでしまった
弾丸が命中し、悲しみは消えてしまった
鳥は雲になり、花嫁と経帷子
我々が南に進むほど霧は深まって行った

緑の峡谷から小川に向かい
蛇が動いても 言葉を発する者はいなかった
川の深さや私たちを動揺させる橋が
忌まわしい日を思い出させた

寺院は奇妙な生き物で溢れていた
あるものは海辺で成り行きに任せていた
あるものは見つけられたが他の多くは沈んでしまった
涙が流されたが私にはもたらされなかった

狂気の方法論、哀れみと悲しみ
狂人と賢人に神のご加護あれ
黒と白 夜の闇
目に入るのは煙突が吐き出す煙だけ

空を越えてやって来たパイロットが私を起こした
彼は水銀の海を単独飛行したのだ
背の高い褐色の人々が夢に現れた
リンの砂の上で神聖な若者が集まっている

ボビーハンフリー。ファンクの醍醐味。4


Bobby Humphrey"Harlem river drive"1973

ボビーハンフリー。
US発。
フルート奏者。
ソウル、アダルトコンテンポラリー。
1970年デビュー。
この作品は彼女の3枚目。

私はこの差品のジャケットだけ記憶に残っていた。
そしてCDショップで発見して、JAZZを期待して購入。
しかしそこにあったのはオーケストラやボーカルの入った私の苦手とする
アダルトコンテンポラリーの音楽が・・・。
私はややがっかりしてこのCDをしばらく寝かしておいた。
この度っふとしたことからこのCDを手にとった。
そして思った。
WARを理解できるようになった今の私にはこの手の音楽は
ぴったり来るのでは?

そしてやはり。
JAZZではない。
ソウル、R&B。ですね。

彼女のフルートが華美にならず美しく聞ける。
いつまでも反復するファンク特有のリズム感と響き。
この反復リズムを味わうのだ。
このグルーブこそがこの音楽の醍醐味なわけだ。
下手な仕掛けやアレンジ、アドリブは必要ない。
ズーッと同じリズムを繰り返す。
そしてそれ自体を味わう。
それがファンクの醍醐味なのだ。
ちょうどクール&ギャングみたいに。
もっと言うとファンクの帝王、JBのように。
この音楽はJBやK&Gみたいに燃え尽きることはない。
彼女の飽きることのない優しいフルートを味わうのだ。
フレーズはさして問題ない。
ハービーマン。
そうハービーマンのメンフィスアンダーGみたいにね。

やはり夜が似合う。
海辺だな。
風景のいい夜。
この音楽で愛する人と過ごせたら。
最高だ。
だからこの音楽は大人の音楽だ。





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