Welcome to the Canteen
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Traffic"40000 Headmen"1971
トラフィック。イギリス発。
ロックバンド。
1967年デビュー。
この作品は1971年。ロンドンでのライブ。
Steve Winwood (vo,g,org,p),
Jim Capaldi (vo,perc),
Chris Wood (fl,sax,p,org),
Dave Mason (vo,g),
Reebop Kwaku Baah (perc),
Rick Grech (b),
Jim Gordon (dr)
トラフィックはどうも好きになれなかった。
当時はLPであまり手に入らなかった。
友人が70年のマストダイを聞かせてくれて。
どうでした?
と聞かれて・・・
まーいいんじゃない。としか答えられなかったのを覚えている。
何故か。
高校当時私はパープルやツエッペリン。イエスやELPなどを聞いていたので
本当の答えは
「なんじゃこのヘタクソな演奏は」
が正確な答えであります。
しかし友人はこれがいいという。
何故か。
ボーカルはうまいと言われているウインウッド。これでうまいと言えるか。
イアンギランやロバートプラントと比べてしまう。
ギターはデイブメイスン。
とてもリッチーやジミーペイジには及ばない。
しかしこれがいいという。
何故か。

時は流れる。

デイブメイスンのソロなども聞く。
そして、
そして一番重要なカテゴリー
サイケを聞く
グレイトフルデッド。

これらはテクニックを云々するものではない。
メイスンは16ビート。
これで力を発揮する。
ウインウッドはキーボード奏者とボーカリストというカテゴリーで判断する
アーチストではない。
そう。
キーは
ジャンルであった。
私が高校の時聞いていたのはハードロック。
トラフィックはハードロックを超えた存在。
すなわち、
実験的なバンド。
プログレッシブでサイケチックで
ファンキーサイケとでも言おうか。

スティービーウインウッドという方は型に収まらない才能を持っている。
ボーカルもこれで十分である。
このアルバムの3曲目を聞けばすべてが分かる。

幼かったあの頃を懐かしく思い出して今このアルバムを噛み締めるように聞いている。