TOWER OF POWER "WHAT IS HIP?" 1977
1977はタワーはもう変わり果て、見るも無残な姿になっていった。アースウインドアンドファイヤー然りである。ドラムは16ビートから8ビートに変わり、挙句は打ち込みのリズムBOXまで現れる始末。ダンスブームにのっとられ、ビートは4つ打ちのつまらないユーロビートなるものが現れて、音楽はつまらない方向へと向かっていた。私はこのBANDもかと、嘆くほかなかった。あのブレッカーブラザーズにしてもこの1977年あたりから怪しくなり始めている。ブギーダンスなる4つ打ちのビートに私は嫌気がさし、このBANDも見放した。アースもブレッカーもみんな見放した。
 このビデオはそんな中、非常にいいではないか。まあデビューアルバムの曲ですから。これをつまらなく演奏しては絶対いかんよ。演奏は完璧のペキであるし、当時の16ビートの緊張感が心地よい。何で時代は4つ打ちに変化したんでしょうかねー。そういえばカシオペアもやばい方向にいっちゃったよね。んー。そういうことか。FUSIONが無くなっていった経緯は。簡単な方たちの音楽となにやら難しい方たちの音楽の両極化になっていったんかなー。んで売りたい方たちはミヤスイ方向に流れていったんかなー。
 とにかくこのビデオは貴重な瞬間の遺物である。これだけの演奏力とノリとパワーはほかには思い当たらないほどである。このバンドの鍵はやはりKEYとBASSとDRの複雑なシンコペーション。ホーンはバリサクの重低音が歯切れ良くリズムに絡んでこのタワーサウンドが生まれている。向谷実(カシオペアKEY)がこのBANDのKEYの左手の動きはずいぶん研究したといいます。難をいえばボーカルにカリスマ性がなくいまいちの声量であることか。・・・・おしい。