6日目の最終日はアプローチの短いカサメリ沢に行くことへ。

モツランドのルーフクラックを見学したが、今の足の状態でフットジャムは自殺行為なので遠慮して、さらに上流の方に歩いた。といっても、最初はただただオランジュ岩に★マークのついたルートがたくさんあるから見とこう思っただけだった。

しかーし、 出会いというものは突然やってくるのだ。

スポーツルート主体のこのエリアでは今までずっと見過ごされてきたのだろうか、なかなか楽しそうなクラックが目の前にあるのにホコリが被っているではないか! トポにも書いていないし、終了点もない。人の手が加わった痕跡は無かった。

そんでもって、ちゃんと持ってるんですよねー、掃除セット(笑) 備えあれば憂いなし。

Str0006

さっそく、上に回り込んで懸垂下降しながら詰まった土と小石をほじくって、お肌をきれいにしてあげる。

Str0007

なかなかイイじゃん♡

と、いうことで最終日の獲物はこれに決定。

足の爪は全然治ってないけど、手を出した以上登らないワケにはいかないのだ。こーなったら気合じゃ。

1トライ目。僕の脳内イメージではフィンガーバチ効きの5.10cくらいだったのだが、右上しているため、右足のスタンスが無くバランスが悪い。で、、テテ、テ、テンション。

バトンタッチしてOGTさん。出だしのムーヴでつまずきいきなりオンサイト失敗。。。上部もテンション交じりでトップアウト。降りてきたOGTさんと目が合って、2人は思った。「これは、5.11後半だ。」と。

2人交互に3回ずつトライした。時刻は2時半を過ぎ、タイムアップの時間が近づいてきた。チャンスはラスト1本ずつしかない。

落ち着いて、指のテーピングを巻き直す。

Str0010

最後のチャンス、しっかり掴みました。完登できました。

「ストロンブレイカー」と命名、グレードは5.11cとしたいと思います。

爪からは血が滲んでいたが、嬉しさで痛みもあまり感じない。多少の犠牲は払ったが、終了間際に予期せぬプレゼントを頂いたのでヨシとしよう。

一方のOGTさんは惜しくも完登ならず、宿題となってしまった。

帰りしなの高速道路、核心部のフィンガージャムを思い返すOGTさんを励ましつつ、車はジャム(渋滞)する大阪へ向けてひた走るのだった。

 

<ルート解説>

ストロンブレイカー 5.11c

ルートは15m程の右上する美しいフィンガークラックで、場所はカサメリ沢オランジュ岩とあみだくじ岩の間にある。やや脆いガバホールドからスタートし、ストレニュアスなフィンガークラックが続いた後、最後はハンドサイズのわれめに救われる。

プロテクションはハンドサイズまでの1セットあれば足りるだろう。終了点は木にスリングで構築できますが、回り込んで回収できるため残置してません。

参考までに、僕のプロテクションは下から順にTCU#1,#4,#3,#2,キャメロット#0.75です。結晶が粗いためしっかりテーピングしておいた方がよい。

Photo_3