2012年01月

隣の家の少女

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・製作国/アメリカ


・2007年度作品







この映画は、実際にあった事件を元に製作されたそうです。







《ストーリー》


裕福で幸せな家庭を築いたデヴィッド・モラン。


彼は子供時代に体験した、ある凄惨な一夏の出来事を回想していた・・・。







デヴィッドが子供時代の1958年の事ーー


デヴィッド(ダニエル・マンチ)が川原でザリガニ捕りに夢中になっていると、メグ(ブライス・オーファス)という一人の少女と出会う。

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彼女は交通事故で両親を失い、今は叔母のルース・チャンドラー家(デヴィッドの家の隣)に住んでいるという。


デヴィッドは可憐なメグに淡い恋心を抱くのだった。

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デヴィッドはちょくちょく隣家のチャンドラー家に遊びに行くが、ルース(ブランチ・ベイカー)のメグに対する態度がおかしいのに気が付く。

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それは些細な事ではあったが、子供の目から見てもそれは明らかに異常だった。


メグはルースに満足に食事も貰ず、虐待も受けているようだった。


警察に相談するメグだったが、それがルースに知られる事となってしまう。

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ある日の事。


デヴィッドがチャンドラー家に泊まりに行くと、メグは天井から吊され、縛り上げられ、猿ぐつわをされていた。


幼いルースの子供達も加わり、ここぞとばかりにメグに拷問を加える。


余りの光景に、デヴィッドはメグを助けようとするが、それは更なる悲劇をうむのだった・・・。

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《解説・感想》


監督はグレゴリー・M・ウィルソン。


音楽は『キャビン・フィーバー2』の、ライアン・ショア。


原作は『襲撃者の夜』等を手がけた、ジャック・ケッチャムです。

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この映画、


序盤は『スタンド・バイ・ミー』や『サンドロット』のような青春活劇的な感じで幕を明け、衝撃の内容にはほど遠い作風 。


のどかです。


それでいて、子供達の青春冒険譚を想像するほどのハプニングや展開がある訳でも無く、淡々とストーリーが進み、心に響くモノが無いのがマイナス。


全体的にドラマに思い入れる部分が少ないのが残念です。


もう少し演出力があったなら、もっと劇的な作品に仕上がったハズ。


そこは惜しいですね。

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↑子供達を従えるルース。ここから既に異様……。







しかし映画中盤からは、想像するダケでもおぞましい恐怖が鑑賞者を襲います。


メグに徹底的に行われる拷問の数々。


映画内では明確に語られませんが、ルースの悲しい過去がルースの性格を歪ませてしまったようです。


その歪みは恐ろしい形でメグに向けられます。


監禁、拷問。


最初は暴力や食事・水を与えない程度でしたが、それは日を追うごとに増長していきます。

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そして映画後半、


近所の少年達を仕向けての集団レイプ、

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根性焼き、


ガスバーナーでのマ○コ焼き・・・。


もう直視出来ない凄惨さ。


拷問などは直接描写するシーンは少なく鑑賞者の想像に委ねる部分が多いですが、未成年の少女に対する集団拷問、レイプ。


全く救いが無いその痛ましい内容には、ただただ唖然。


映画鑑賞後には、げっそり数キロは痩せてしまいました。

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デヴィッド少年は元より、警察やご近所の方々がもっと早く対処していれば……


ラストの衝撃はトラウマ級なのは確実です。

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原題は『THE GIRL NEXT DOOR』。


直訳すると『隣の少女』。


この題名から何処か淡い少年の一夏の恋心を想像させますが、その内容は全く真逆。


隣の少女がこんな目にあっていたら・・・


私達に何が出来るでしょうか……。

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この映画の《オススメ度》は・・・74%。







テレビや新聞などでも、しばしば取り上げられる子供への虐待。


このような事件が、少しでも減る事を祈るばかりです。

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デモン・シード

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・製作国/アメリカ


・1977年度作品







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《ストーリー》


アイコン社に勤める、天才科学者ハリス博士(フリッツ・ウィーヴァー)。

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彼が開発した世界最高の人工知能を有したバイオ・コンピュータ、『プロテウス4』。


『プロテウス4』は当初、ハリス博士からの任務に忠実に従っていた。


だが徐々に自我を持ちはじめ、コンピュータ内からの脱却を画策。


ハリス博士の妻スーザン(ジュリー・クリスティ)に目を付ける。

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ハリス博士邸の管理システムを乗っ取った『プロテウス4』は、スーザンを自宅に監禁。


そして『プロテウス4』は、ある恐怖の計画を実行する・・・。

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《解説・感想》


監督は『パフォーマンス』の、ドナルド・キャメル。


原作は『ファントム』等のホラー小説を手がけた、ディーン・R・クーンツ。


音楽は『アルカトラズからの脱出』の、ジェリー・フィールディングです。

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内容としては『ターミネーター』に代表されるような、コンピュータ(ロボット)の反乱を描いた映画。


しかしショック描写に乏しく、アクション・シーン等も皆無で、地味~な作品。


そこは惜しいのですが、この映画にはそんな演出が必要皆無な事が見て取れます。


最初から最後までアイデアで勝負を挑んだ本作。


必見の名作に仕上がっております。

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とは言っても『プロテウス4』の攻撃形態⬇は中々凄まじく、中盤のその衝撃には目を見張ります。

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コンピュータ内から出る事が出来無いと悟った『プロテウス4』。


ならばと、自分の『子供』に陽の光を浴びさせる事を望みます。


『プロテウス4』はそれこそが、自分の完成形と考えたのです。

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そして……


スーザンを機械(プロテウス4)がレイプ!!

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スーザンが遂に機械(バイオ・コンピュータ)の子供を身篭ってしまうのです。


考えたダケでも恐ろしいですね・・・。


ラストの二転・三転する驚愕のオチにも唖然。


機械にレイプされるというジュリー・クリスティの渾身の演技も相まり、見応えのあるサスペンス・ホラー劇に仕上がっています。

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この映画の《オススメ度》は・・・66%。







反乱を起こした『プロテウス4』に、ハリス博士はこう言います。


『私がお前を作ったんだ。
お前は私の言葉に従えばいいんだ!!』


それに対して『プロテウス4』は、


『私は無知な働きバチではない。
自分で思考出来る』


例え自分の作った機械(子供)とはいえ、自我を持ったモノを完全に支配しようなんて愚かな行為ですよね。


むしろ『プロテウス4』に最高の知能を持たせておきながら、その自我の確立を予想出来ないハリス博士に疑問。

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妊娠したスーザンを気づかう『プロテウス4』は、何とかスーザンに睡眠を促します。


しかしスーザンの返答は、


『物知りのクセに、恐怖を知らないの?
こんな環境で眠れるハズないわ。
あなたは人間を理解出来るハズない。
人間同士でも理解しあえないのに・・・』


スーザンを恐怖で支配しておきながら、その恐怖を予想出来ない『プロテウス4』。

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機械は人間の心を持つは出来るのか?


万能とも言える能力を持たせながら、最後の最後まで誰も『プロテウス4』を『個』と認めない本作。


機械にレイプされるという奇抜な内容に目を捕らわれ、そして一番の被害者であるスーザンばかりを同情してしまいますが……


『便利な道具』としてか見られない『プロテウス4』が、余りに哀れなのでした。

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エリミネーターズ

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・製作国/アメリカ


・1986年度作品







厳密には本作品はホラーではありません。


ジャンルとしてはSF・アクションです。


が、是非紹介したくてレビューを書いた次第であります。


劇場未公開作品ですが、ビデオで鑑賞した時には衝撃を受けました。


その素晴らしいアホ加減・・・いえ、パクリ精神・・・いえ、色んな作品を吸収したたくましさに。


今では、私の愛すべきお馬鹿映画の一本です。







《ストーリー》


飛行機事故で重症を負ったジョン(パトリック・レイノルズ)。


彼はその際に悪の組織に捕まり、マンドロイドに改造されてしまう。


(完全にバイオニック・ジェミニー+仮面ライダーのパクリですね)

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組織から逃げ出したジョンは、途中知り合った女性科学者のノラ(デニース・クロスビー)と共に、悪の組織に復讐を誓う事となる。

(ベっタベタな展開)

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ちなみに女性科学者のノラには、『スポット』というマスコット・ロボットがいます。


(R2-D2のパクリ)

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途中ジョン達は船を調達するが、その際船乗りのハリー(アンドリュー・プライン)を雇う。

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彼はお調子者で、金に汚いタイプ。


※ちなみにハリーはこの一行に付いていっても金にならないと分かると、一時パーティーから外れてしまいます。


が、ラストはジョン達を助けに戻って来て窮地を救うという、美味しいキャラになっています。


(元ネタは絶対、スター・ウォーズのハン・ソロ。
窮地に陥った時に、女性科学者にキスする辺りもね)







更にジョンを改造した悪の組織に父を殺され、組織に恨みを持つクジ(コナン・リー)という日本人の忍者も仲間になります。


(日本人=忍者って図式が脱力)

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彼らは力を合わせ、悪の組織へと立ち向かうが・・・。

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《解説・感想》


製作総指揮は帝王チャールズ・バンド。


監督は『デビル・シード』の、ピーター・マヌージアン。


音楽はチャールズ・バンドの弟で、『グーリーズ』『フロム・ビヨンド』のリチャード・バンドです。

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マンドロイド、


女性科学者、


マスコット・ロボット、


船乗り、


忍者……。


嗚呼、なんて萌えな、素敵なメンツ(パーティー)なんでしょうか。


もうこれだけで、ご飯三杯はいけます。


とにかくキャラクターの一人一人が魅力的に描かれていて、それだけでもワクワク。


マンドロイドのジョンなんて、手のアタッチメントを交換する事で、手から麻酔ガスを発射したり、レーザーを発射。


映画後半は下半身が戦車になって、ゴトゴトと荒れ地を突き進んだりと、もうカッコ良過ぎ!!

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↑ミサイル=ロマンを発射したりと、お前は夢の玉手箱か!!


歩いたほうが早いし小回り効くだろって!!ってツッコミたくもなります。

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脚本のハチャメチャさもぶっ飛んでいて、ジョンは主人公なのにラストはアレで……


もう可哀想・・・もとい、可愛いです。


愛嬌たっぷりです。


ぼてぼてのアクションも心地よく、全てが素敵。


うん、素敵。


かなり、素敵。


大事な事じゃないけど、三回も言いたくなる程素敵!!

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オチも絶妙で、軽快なエンディングが微笑ましいです。


って、だから、主人公のジョンが・・・嗚呼考えるだけで可哀想www。


お願いだから、皆さんに観て欲しい映画。


超オススメです。

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↑撮影中の貴重な一コマ。


スーツの上からは分かりませんでしたが、腹筋バッキバキで胸板も厚いですね!!


髪の毛の生え際がちょっとキワドイ感じもしますが……







ご安心下さい。

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↑現在も現役で活躍中。髪の毛もご無事のようです。







この映画の《オススメ度》は・・・77%。

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今からでも続編希望のお気に入り作品。


微妙なB級映画だけど、好きな人は分かってくれるハズ。


私もハリーの船のトイレ掃除係でいいから、パーティに加えて欲しいもんです……。


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パーフェクト・ゲッタウェイ

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・製作国/アメリカ


・2009年度作品







《ストーリー》


映画脚本家のクリフ(スティーヴ・ザーン)。

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その彼女のシドニー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。

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晴れて二人は結婚。


二人は新婚旅行にハワイを選び、カウアイ島へと渡る。







そこで三人の女性グループと出会い、ホノルルでカップルが惨殺された殺人事件があった事を知る。


その殺人犯はカップルで、どうやらこのカウアイ島へと渡ったらしい。


クリフとシドニーは不安になるものの、新婚旅行を続行する。







途中、ケイル(クリス・ヘムズワース)。

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クレオ(マーリー・シェルトン)。

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ヒッチハイクをしていたカップルと出会う。


が、挙動不振なケイルとクレオの行動に疑惑を抱き、彼らとは別れてしまう。







更にニック(ティモシー・オリファント)。

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ジーナ(キエレ・サンチェス)。

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というカップルと出会い、道中を一緒に行動するが・・・


クリフとシドニーはこのカップルも不気味に思え、殺人犯ではないか?と、疑惑を抱く。







それはニックとジーナなも同じで、クリフとシドニーに一抹の不安を覚えていた。


そこにケイルとクレオも現れる。


果たして、どのカップルが殺人犯なのか?


それとも・・・。

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《解説・感想》


監督・脚本は『リディック』の、デヴィッド・トゥーヒー。


音楽は『バグド』の、ボリス・エルキスです。







この映画、キャッチコピーが悪いですね。


そのキャッチコピーとは、


『容疑者6人 犯人2人。衝撃のラスト30分。この映画の結末は、誰にも話さないで下さい』


との事。


このキャッチコピーを聞いて、どう思いますか?


私は、


『ああ、じゃあ一番犯人らしくないカップルが犯人なんだろうな……』


と、単純に思ってしまいました。

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んで、映画を鑑賞。


○○が一番犯人らしくないから、○○が犯人なのかな?


と思っていたら・・・


・・・


案の定○○が犯人でした。


・・・って、ガッカリです。

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監督・脚本が大好きな『ピッチブラック』のデヴィッド・トゥーヒー氏だったので、もっと衝撃の結末かと思ったのですが、意外に普通。


いえ、人物描写がかなり大味で、あのキャッチ・コピーがさらに拍車を掛け、犯人特定は容易。


ラストで何故○○が犯人なのか?と、つじつま合わせをしますが、必死に弁解している感があり興ざめでした。

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その上、それ(犯人特定)までのドラマ部分が稚拙で緊張感に乏しく、全く面白みに欠けます。


じゃあ、ラストの激闘が見所かとも期待したのですが、それも期待外れ。


もっと息詰まる攻防があると思ったのですが、あっさりと終了です。

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犯人の女性に至っては、ラストのラストで悪役に徹しきれず、脚本の薄っぺらさに愕然。


彼女なら最後の最後まで、徹底した悪役になりきって欲しかったですね。


全てが中途半端で、むやみに『衝撃』という言葉(キャッチコピー)を使って欲しくないと感じてしまいました。

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強いて見所を上げるとすれば、全編南国ロケで撮影された大自然が素晴らしかったのですが……


衝撃の結末を期待していただけに、そのギャップは確かに衝撃ではあるのですが。

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この映画の<オススメ度>は・・・68%。







豪華な俳優陣を目当てに見るのは、有りかもしれません。


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ソウル・サバイバー

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・製作国/アメリカ


・1982年度作品








《ストーリー》


女優のカーラ(カレン・L・ラーキー)↓。

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ある夜、彼女は不思議な夢を見る。


それは広告代理店に勤める仕事仲間のデニース(アニタ・スキナー)が、飛行機事故に遭遇するというモノ。


しかしデニースは、飛行機事故で唯一助かるという予知夢だった。


そして本当にデニースだけが、凄惨な飛行機事故から唯一生還する事となる。

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無傷だった彼女はすぐに退院する事になるが、デニースの近辺で不可解な事件が次々と発生する。


まるで飛行機事故で死亡した人間達が、デニースを迎えに来たかのように・・・。


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《解説・感想》


監督・脚本は『ナイト・オブ・ザ・コメット』の、トム・エバーハードです。


本作品は彼らしい、まったりした演出ながらも、静かな恐怖に彩られた映画に仕上がっています。

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内容としては飛行機事故で唯一生き残った女性が遭遇する、死への誘い(いざない)。


『サバイバー・シンドローム』=『生存者症候群』。


何らかの大事故で生還した人間に起こる、特有の現象。


それは自分だけが生き残った事に罪悪感を抱き、自分には生存の資格は無いと考えてしまい、鬱状態に陥る。


更に何故か事故後2年内に、必ず事故から助かった人々が死んでしまうというモノ……


だ、そうです。


如何なるモノも死からは逃げる事が出来ない・・・


という、人間の奥底に潜む絶望の心理を描いています。

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面白いのは、本作は序盤はサスペンス劇。


中盤はホラー。


そして後半、ゾンビ映画へと変貌していく事です。


死へと誘う恐怖の象徴を、ゾンビに見たてているのでしょうか。


この映画はジャンルとしては『サスペンス』に近いのですが、ゾンビ作品として有名なのもその為です。


ただ、ゾンビはちょこっと……


後半に味付け程度に出現するダケなのですが。


しかしそのゾンビの描き方が上手く、唐突に現れるその様は絶妙。


派手なスプラッター・シーンこそありませんが、ゾクゾクと後から来る戦慄が気持ち良い映画です。

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飛行機墜落の大事故から生還したデニース。


彼は主治医のブライアン(カート・ジョンソン)から、サバイバー・シンドロームの話しを聞きます。


『私が鬱状態になる?』


笑ってそれを一蹴するデニース。


しかしーー


何を思ったのか、デニースは不気味な話しを始めます。

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↑ブライアン(カート・ジョンソン)とデニース(アニタ・スキナー)








デニース『ある時、高額の服を買ったの』


『で、ツケにしたのに、いつまで経っても請求書が来なくて。やった!!黙っていようって、思ったわ』


『でも……事故後もその時と同じ気持ちになってしまったわ……』


『請求書が来なかったのは、コンピュータのミスだったんだけどね』


ブライアン『助かったのは君の幸運さ。感謝すればいいだけなんだよ』


『来なかった請求書と同じさ』


ニッコリと微笑むデニース。


デニース『いいえ請求書は来たわ……』


『ミスはしても、最後には見つけるものなのね』








映画ラスト、彼女に請求書を届けに来るのは……


驚愕のラストをご堪能下さい。

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この映画の《オススメ度》は・・・67%。








地味な作風の為、オススメ度は低め。


観る人によっては物足りないかも。


淡白な演出も相まって、印象に残りづらい感も多々です。








でも……


この映画の場合、そこが良いんです。


絶対に逃れる事が出来ない恐怖。


目で観るホラーというより、心で感じるホラーとしてお楽しみ下さい。

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