サスペンス

モンスターズ

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・製作国/アメリカ


・2004年度作品







銃社会のアメリカで発生する、銃の乱射事件。


たまにニュースで目にする事がありますが、愛する家族がその事件の犠牲となった時、どんな感情が芽生えるでしょうか・・・。


考えるダケで、哀しみに明け暮れてしまいますね。


この映画の父親のように・・・。







《ストーリー》


ある日、学校で起こった銃の乱射事件。


その事件で愛娘を失った父親(ディーン・シモーン)は、事件の加害者である18歳の少年ラッセル(カイル・イングルマン)を警官隊から拉致する。


目的は娘の復讐。


そう、それは少年ラッセルへの拷問・処刑を意味する。







父親はラッセルを砂漠の真ん中の貸し倉庫に監禁し、いたぶり殺そうとする。


父親はラッセルの爪をペンチではがし、
鼻の骨が折れるまで殴り倒し、
首を締め、
指を金槌で叩き潰す。


だがラッセルは罪の意識など微塵も無く反省の色さえも見せず、父親は呆れ果てる。


父親は拷問による『教育』を行うが、ひと思いに早く殺してくれと泣きながら懇願するラッセル。


『やめろ!涙なんか見せるな!モンスターは泣かないんだ!!』
(monsters don't get to cry)


と、父親は吐き捨てる。


父親はラッセルに本当の痛みというモノを教える為、ある行動に出る・・・。

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《解説・感想》


製作・監督は『サムライ・アベンジャー/復讐剣 盲狼』の、光武蔵人。


音楽担当はエドワード・F・ニチコフスキーです。







愛する娘の復讐の為にこれからモンスターになる男と、延々と拷問をされるモンスターだった男の話しです。


序盤は目を覆いたくなるような父親の拷問がメイン。


愛娘を不意に失ってしまった父親の憤り、怒り、悲しみ……。


ディーン・シモーン扮する父親の、内に秘めた燃えたぎる慟哭。


観ているこちら側までその渾身の演技に引き込まれ、ラッセルへの怒りがたぎってきます。

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ただ、登場人物はこの二人ダケ。


約90分間の密室劇としてこの二人のやりとりだけで話しを繋ぐのには、この監督の演出力ではちょっと無理がありました。


監督のインスピレーションにすぐさま合ったという主演二人の演技は、さすがに見物(みもの)であります。


そしてとても心に響くテーマなのですが、その反面中だるみが多々あったのは惜しかったですね。

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↑父親役のディーン・シモーン。







父親は、ラッセルが何故乱射事件を起こしたのかを知りたがります。


が、ラッセルは乱射事件に動機など無かったと嘘ぶきます。


『人生はただ生まれて、死ぬダケ』だ、と。


ラッセルから、銃の乱射事件を起こす明確な動機は語られる事はありませんでした。


(ウソかホントか冗談なのか、どちらか分からない動機を語る部分はありますが・・・)


その為に今一歩ラッセルに共感出来る部分が無く、父親側からの視点でしか観れなかったのも残念なのです。







監督は、日本人の光武蔵人。


スティーヴン・スピルバーグ監督の『激突!』に感銘を受けた彼は単身ハリウッドに渡り、たった1000万円で本作品を製作。


元々はもっと違う脚本が練られていたようですが、1000万円という限られた予算の為、急遽低予算で撮影出来る本作(密室劇)に変更されたそうです。







序盤は凄惨な拷問がメインの映画でありますが、ラストは色々と考えさせられる悲しい映画です。


ここ一番で劇的に流れる哀愁に染まった音楽も素敵ですね。


銃社会のアメリカに一石を投じた、渾身の力作。


この映画を観た若者が生命の重さについて少しでも考えてくれる事を、心から祈ります。

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↑父親と娘の確執も描かれており、登場人物全員が生きる事に無器用なのがもどかしくも涙を誘います……。







この映画の《オススメ度》は・・・64%。







地味な作品で、見る人によっては面白みに欠けるでしょうか。


その為、オススメ度はあえて低く設定しました。


でも私は、ラストには涙した作品。


自分の中ではこの映画を、


『隠れた名作』


と、自負しています。


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サイバーパンク・ロッカーズ

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・製作国/オーストラリア


・1987年度作品






この映画に、サンプラーなるモノが出てきます。


サンプラーとはなんぞや?


とググってみたのですが、今一つ理解出来ませんでした。


何かの楽器の役割をする機器のようですが、私には全く意味不明。


興味がある場合は、ご自身で調べてみて下さいね。


あしからず。






《ストーリー》


ロッカーのミッキーは(実際は、あるロック・バンドの下働きですが)、ひょんな事から楽器を製作しているダミアン・シャードという男と出会う。


ダミアンは『向精神サンプラー』などの、ハイテクな楽器をを開発していた。


ダミアンは自分の開発したサンプラーなどの機器を、ミッキーに借してくれるという。


ミッキーはこの機器さえあれば一躍スターになれると思い、早速自分を売り込みに行く。






しかしーー


実はダミアンの狙いは音楽(ロック)の破壊。


ミッキーを利用し、この世から下劣なロックを一掃しようとしていたのだ。


サンプラーの悪影響により、精神がどんどん破壊されてゆくミッキー。


真相を知ったミッキーの親友のエディーはミッキーを救うべく、悪魔と化したダミアンにロックで勝負を挑む・・・。

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↑彼が悪魔のダミアン。






《解説・感想》


監督は『ブラック・バタフライ』の、ロブ・スチュワートです。

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この映画のキャッチコピーは、


『悪魔のシンセサイザーが唸る!!』です。


カッコイイですね。






さて、剣と剣で戦う『ハイランダー/悪魔の戦士』。


夢で対決する『エルム街の悪夢』。


戦闘方法にも色々とありますが、奇抜にもこの映画での武器は『音楽』。


エディは親友を救うべく、ギター片手に悪の巣窟へと挑みます。






ラスト・・・


エディに大嫌いで下劣な『ロック』を聞かされ、のたうち回るダミアン。


これを見て、


『手に汗握る、凄まじい戦いだぜ!!』


と、感心するところなのか、


『ロックに弱いって、何?(汗)』


と、笑うところなのか・・・


それは微妙な雰囲気に包まれる映画です。

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敵を音楽で打ち破る!!って発想は、とても良かったと思います。


ですが全体的に緊張感に欠け、間伸びした演出。


そして、意図してバカっぽく撮っている感の溢れる作風。


それは成功しているとは言い難く、私には全く理解出来ませんでした。


内容も単純な割りには意味不明な演出が多く、取っ付きにくい作品になっています。


映画の総評としては、陳腐で安易な低予算映画って評価が無難でしょうか。


脚本が悪かったのか。


はたまた突飛な発想に、ロブ・スチュワート監督の演出がついてこれなかったのか。


一回観れば、いいやって感じですかね。

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しかし、そこは音楽を主体にしたサスペンス映画。


様々な音楽(ロック)が流れますがテーマ曲の


『WE CALL IT LOVE』


は爽やかで、この音楽に彩られたラストは素晴らしかったです。


一聴の価値は有りますよ。

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余談ですが、この映画内でシリアルにウイスキーをかけて食べるシーンがありました。


何か他の映画でもそんなシーンを見た記憶があります。


海外ではポピュラーな食べ方なんでしょうか。


美味しいのでしょうか。


機会があれば、今度チャレンジしてみたい・・・かな?






この映画の《オススメ度》は・・・56%。






主演は『スターライトホテル』、『砂漠の勇者』
のピーター・フェルプスです。

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↑『砂漠の勇者』でのピーター・フェルプス。


『ロック』でダミアンに戦いを挑む、エディ役です。


私は彼の大ファンなのですが、本作品では彼の魅力は今イチ。


主人公のミッキーと親友エディの描き方が生ぬるく、彼らの友情が伝わってきません。


何かもう一つ、エディがミッキーの為に命を掛けるダケのエピソードが欲しかったですね。

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ブラッド・ハウス 恐怖がつきささる

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・製作国/アメリカ


・1988年度作品







《ストーリー》

早くに母親を失い、父親に育てられていたリン(キム・ヴァレンタイン)とデビッド(エリック・フォスター)の姉弟。


その父親が不慮に亡くなり、幼い二人は母親の祖父母に引き取られる事となる。

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不安を隠せない二人だったが、広大な農場を営む祖父母はリンとデビッドを優しく迎えてくれるのだった。

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その夜ーー


デビッドは奇妙な物音で目覚める。


デビッドが階下へ降りてみると、祖父母が死体袋を担ぎ地下室へと運んでいるのだった。

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そしてデビッドは衝撃の事実を見てしまう。


それは、死体を解体する悪鬼のような祖父の姿だった・・・。

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《解説・感想》


監督は『地獄の女囚コマンド』の、ピーター・レイダー。


製作総指揮・原案・撮影は『ゾンビパパ』の、ピーター・C・ジェンセンです。






両親を亡くし、祖父母へと引き取られた姉弟。


祖父母の笑顔は優しさに満ち、二人は両親を失った悲しみの中にも新たな希望を見い出そうとします。


そんな二人の前に、ヴァイオリン・ケースを持った奇妙な女性が付きまとい始めます。

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それを皮切りに、デビッドが見る悪夢。


農場近辺での殺人事件。


地下室での不可解な出来事。

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そして二人は、両親の驚愕の秘密を垣間見てしまうのです。


恐いのは祖父母のみならず、両親、更にリンとデビッドの忌み嫌われた出生。


祖父母の笑顔の裏に隠された、真実。


それでいて、


誰が見方か?


誰が敵なのか・・・予想だにしません。







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↑映画後半、広大な農場で繰り広げられる死闘。


デビッドが一目散に農場内を逃げ惑うシーンがあるのですが、鬱蒼と繁る樹木に覆い隠されていて気付かずに、突き出ている鉄パイプに目頭を


『ガツンっっッッッ!!』


と、ぶつけるシーンが。


過度なスプラッター・シーンこそありませんが、『あるある』的な痛さは120%です。







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↑リンとデビッドに付きまとう不思議な女性役を演じる、『ナイトメア・シスターズ』のブリンク・スティーヴンス。


彼女には信じられない秘密が隠されているのですが・・・

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↑こんなリンとデビッドを見つめている暇があったなら、とっとと打ち明けてくれていればあんな事にはならなかったのに……。







とにかく意表を付きまくる予期せぬ展開に、ドキがムネムネの連続は必至。


・・・違った、ムネがドキドキ。


(↑ギャグが古くてスミマセン)


内容は地味ながらも、悪夢のようにじわじわと視聴者を襲います。


多感な少年期の主人公視点から、家族の在り方を問う異色の問題作。


ややスピード感に欠け良作とは言えませんが、


サスペンス、


ホラー、


これらに興味がある方は、チェックしておいても間違いない作品でしょうか。

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内容に矛盾点が多いのも気になりますが、ホラー映画にはよくある事(笑)。


そこは笑って受け流しましょう。


むしろドンドン混沌と化す無茶苦茶で意外なラストに、良い意味で笑顔が引きつるハズ。


そんなところが好きで快感になってしまう、不思議な作品です。

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この映画の《オススメ度》は・・・62%。







リンとデビッドの二人の境遇を思うと、普通は切なさと憐れみが込み上げてくるはずなのですが……


それを全く感じさせないキチ○ガイ脚本にも、ご注目下さい。


もしリメイクの話しがあるならば・・・


その時は祖父母視点から描き、孫が如何に狂っていくかを細かく描写しても面白いかもしれませんね。

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暗闇にベルが鳴る

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暗闇にベルが鳴る


・製作国/カナダ


・1974年度作品







原題は『Black Christmas』です。


邦題からは想像出来ませんが原題から分かるように、この映画はクリスマス・ホラーです。


クリスマスの夜に、ご家族皆さんで鑑賞をどうぞ。

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《ストーリー》


女子大学生寮、


クリスマス・イヴのパーティーの夜ーー


そこにいつものように、男とも女とも子供とも分からない声の主(ぬし)から不気味なイタズラ電話が掛かってくる。

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いつもの事だと、最初は気にも止めなかった女子学生たち。


だが女子学生たちが知らぬ間に、その犯人に寮生の一人のクレアが惨殺されていたのだ。

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クレアの父親が訪ねて来るが、クレアは行方不明。


警察に捜索依頼を届けるも、男と遊び回っているのだと取り合っても貰えなかった。


クレアの恋人のクリスや寮の友人のジェスが騒いだ為、警察もやっと重い腰を上げクレアの捜索を始める。


が、


実は警察が一斉捜索に出たのには裏が有り、ジャニスという別の少女が行方不明になる事件も発生していたのだ。

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寮生たちは皆クレアの捜索に出掛けるが、ジェスは恋人のピーターとの待ち合わせがあると一人で寮へ戻って来る。


そこにまた、例の不気味なイタズラ電話が掛かってきた。


広い寮に、たった一人で恋人のピーターを待つジェス。


不安に思ったジェスは、警察に逆探知を依頼する。


と、そこに例のイタズラ電話が掛かってくる。


逆探知を成功させる為、必死で話しを長引かせるジェス。


そして、逆探知は成功する。


警察官はジェスに、こう告げた。


『ジェス、電話の男は寮の中にいる。
ヤツは寮から電話を掛けてるんだ。
ジェス!!早く家から出るんだ!!』


犯人は、寮内から電話してきていたのだ・・・。

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《解説・感想》


監督は『死体と遊ぶな子供たち』の、ボブ・クラーク。


音楽は『プロムナイト』の、カール・ジットラーです。







今では迷惑電話・イタズラ電話なんて個人レベルで撃退出来る方法がいくらでも有り、(余り)怖いモノではなくなりました。


しかし、この映画が製作された当時の電話機はダイヤル式。

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↑この電話機は無抵抗主義なのか……


相手の電話番号を表示するディスプレイなんて有りませんし、非通知の電話は拒否しますなんて設定ももちろん有りません。


迷惑電話・イタズラ電話を撃退する方法がなく、イヤな思いをした人もたくさんいたでしょう。


そんな恐怖を映画化したのが、この作品です。

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ストーリーは今では都市伝説として有名になり過ぎた感はありますが、当時としては斬新な内容だったのではないでしょうか。


リアルタイムで本作は観ていませんが、私は背筋が凍り付く思いで鑑賞しました。

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とにかくこの映画のイタズラ電話の『質』は、ハンパなく恐く、そして限りなくキモち悪いです。


イタズラ電話の声の『主』は男か女かも特定出来ず、時には子供や老人の悲鳴も使い分けたりと、かなり器用。


マジ不気味。


ガクガクブルブルです。

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そしてラスト、犯人がドアの隙間から見せる『視線』の恐怖!!

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↑ジェスが見上げた先にあったのは……。誰も居ない広大な屋敷で、たった一人で遭遇する事となるこの戦慄。


人の目(視線)があんなに恐いとは、思いませんでした。


ラストのオチも救いようがなく、あの後にどんな凄惨な結末が待っているかを想像すると、それこそが本当の恐怖です。







原題も良いですが邦題もセンスが有り、悪くないですね。


似た映画に『夕暮れにベルが鳴る』って映画も有りますが(邦題も似ていますが、内容もほぼ同じ)、この映画のリメイクなんでしょうか?


何か関係有るのでしょうか……。


『夕暮れにベルが鳴る』は、後に『ストレンジャー・コール』って題名でリメイクされています。

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出演は女学生のジェス役に、『ロミオとジュリエット』のオリビア・ハッセー⬇。


とっても初々しいです。

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いじめ子のバーブ役に、『スーパーマン』シリーズのマーゴット・ギター⬇。

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フラー警部役で『エルム街の悪夢』の、ジョン・サクソン⬇が出演しています。

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↑殺人鬼と、この屋敷で二人きり……







この映画の《オススメ度》・・・80%。







今の時代なら、非通知拒否設定は大事ですよね。


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ヒッチャーⅡ 心臓完全停止

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・製作国/アメリカ


・2003年度作品








《ストーリー》


あの惨劇から15年ーー


過去のトラウマを乗り越え、刑事となっジム・ハルジー(C・トーマス・ハウエル)。

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が、ジムは誘拐犯を射殺した事が過剰防衛とみなされ、職をクビになってしまう。


ジムは心のキズを癒す為、15年前の事件で助けてもらったエスターリッジ元警察署長に会う事にする。


恋人のマギー(カリ・ウーラー)も同行し、テキサスへと向かう。

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車での旅の途中、二人は嵐に見舞われる。


そこでまたしても、ジムはヒッチハイカーを見かけてしまう。


ヒッチハイカーを同乗させまいとしたジムだったが、ジムの過去の惨劇を知らないマギーがジムの静止も聞かずにヒッチハイカーを車に乗せてしまう。


ジムの脳裏に、あの惨劇が蘇るが・・・。

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《解説・感想・ネタバレ含む》


監督は『BATS 蝙蝠地獄』の、ルイス・モーノウ。


製作は後に『ヒッチャー(2007年度リメイク版)』をも担当する事となる、アルフレッド・ヘイバーとチャールズ・R・ミーカー。


音楽は『誘拐犯』の、ジョー・クレイマーです。








本作はあのサイコ・ホラーの名作『ヒッチャー』の正式な続編となります。


となれば、主演のジム役はもちろんC・トーマス・ハウエル。

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ファンには嬉しいですね。


ジムの恋人マギー役には『スパイダー・パニック』の、カリ・ウーラー。

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謎のヒッチハイカーには『スターシップ・トゥルーパーズ』の、ジェイク・ビューシイ。

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彼は『リーサル・ウェポン』等でお馴染みの怪優、ゲリー・ビューシイの息子さんだそうです。


お父さんにそっくりの一種独特の雰囲気は、さすが。


彼が『指ポテト・フライ』のクッキング・コーナーを熱演してくれるのも、前作を見た人にはニンマリのシーンでした。

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ただ・・・


人外なるオーラを放つジェイク・ビューシイ。


そんな彼でも前作のルトガ・ハウアーの存在感には、到底敵いませんでした・・・


ってのが、本音のところです。


ストーリーもサイコ・サスペンスではなく、アクションが中心になってしまったのが残念。


もちろんアクション映画と割り切って鑑賞すれば、観れない事もありません。


しかし前作の正当な続編であるという事が、前作ファンにとっては足枷になってしまうのです。

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ジム達がどんどん追い詰められていく展開に緊迫感はあるモノの、どこか映画として薄っぺらさが残ります。


全てはキャスティングの甘さ。


(ジェイク・ビューシイにルトガ・ハウアーのような神秘性が皆無)


そして、前作をなぞるようなストーリーの連続。


脚本が安易。


で、取って付けたような展開。


続編として何がしたかったのか、全く分からない作品。


これでは前作のファンが泣きますよ。

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中盤ーー


ジムが死んでしまう展開も衝撃って言うより、前作ファンをバカにしているようでがっかり。


正当な続編であるからこそ、ジムには前作でのトラウマを克服する・・・


そんなストーリーを期待していたのですが、服のボタンをかけ違えたまま明後日の方向へと突き進んでいくストーリー。


激熱なアクションで場を乗り切ろうとするものの、本作を『ヒッチャー』の続編とするならば、尚更それが何がしたかったのか全く意味不明。


アクション映画が作りたいなら、無意味に『ヒッチャー』の続編を掲げる必要無い訳です。

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ラストでマギーがヒッチハイカーを撃退したとしても、それが何ですの?


それじゃマギーが変質者に勝っただけの、ただのアクション映画じゃん。


前作で人生の全てをヒッチハイカーに奪われたジムが勝利してこそ、彼が過去の因縁からの脱却となるはず。


本作が何を目指したのか理解不能なちぐはぐ感が満載の為、『ヒッチャー』の続編と冠するのが完全に謳い文句負けした作品であります。

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この映画の《オススメ度》は・・・60%。








前作は寡黙な男と男の映画。


魂の解放を願う男と、


その魂の解放を担う神父として選ばれた男の物語。


で、今作ではジムの魂がヒッチハイカーの呪縛から解き放たれる番だったはず。


それがガチャガチャした単なるアクション映画としして終始し、結局『ヒッチャー』の続編と名を借りた商業映画。


ジムの魂を救えなかった時点で、この映画の命運も尽きたとしか思えません。


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