ジェームズ・キャメロン

ターミネーター

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・製作国/アメリカ


・1984年度作品






《ストーリー》


サラ・コナーという、同姓同名の女性ばかりが殺害される事件が発生する。


サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)はそんなニュースを横目に、仕事場へと急いでいた。

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サラは帰り道、不審な男に尾けられている事を察する。


逃げ込んだ店内には不審な男が。


その男がサラに銃口を向け、発砲する。


それをかばったのが、外から尾けてきていた男だった。


男はカイル・リース(マイケル・ビーン)と名乗る。

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サラは将来、ジョン・コナーという男の子を産む。


ジョンが人類のリーダー・救世主となり、反乱を起こした機械軍の地球侵略の壁になると言うのだ。


ジョンの暗殺を諦めた機械軍は過去に戻り、ジョンを産む前にサラを殺しに来たとの事。


カイルはジョンにサラの護衛を頼まれ、未来からサラを助けに来たと言うのだ。


荒唐無形な話しに戸惑うサラだったが・・・。

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《解説・感想》


言わずと知れたジェームズ・キャメロン監督、


アーノルド・シュワルツェネッガー、


リンダ・ハミルトン、


マイケル・ビーンの出世作です。

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マニアックな所では、


後に『コブラ』『フライトナイト2/バンパイアの逆襲』でシュワルツェネッガーのパロディを演じる事になるブライアン・トンプソンや、


『エイリアン2』のビル・パクストンがチンピラ役で出演していたり、

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ジンジャーの恋人役で、『トップガン』のリック・ロソヴィッチも出演しています。

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約30年前に製作された本作品ですが、今観ても全く遜色のないストーリー展開は驚愕に値いします。


(ジェームズ・キャメロン監督の盗作疑惑事件は有りましたが・・・)


さすがに特撮(SFX)に関しては見劣りしてしまう部分もあるものの、当時低予算でアレだけのモノを作った監督の手腕はさすが。


これに文句を付けてはいけません。

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暗殺機械兵器役の威圧感十分のシュワちゃんではありますが、セリフはたった数十行+αしかありません(α=サラ・コナーの母親の声真似シーンなど)。


それも『I'll be back』等、数行の簡単なセリフばかり。

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それでいて、あの存在感は凄いです。


ある意味彼の演技能力の前に、あの筋肉ダケで得をしている感もあります。

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が、やっぱり『ターミネーター』はシュワちゃん以外には考えられない訳で、このキャスティングは必然。


当初『ターミネーター』の役はランス・ヘンリクセンに決定していましたが、今では考えられないキャスティングです。

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サラ・コナーとカイル・リースとのドラマも、この映画では忘れられませんね。

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この映画で『敵』として二人の前に立ちはだかるのは、映画世界最強の戦士シュワちゃんなのです。


シュワちゃんは『プレデター』の究極戦闘兵士プレデターや、


『コマンドー』のクーデターを画策していた一部隊を、たった一人で全滅させた強モノ。


そんなシュワちゃん。


この映画でも撃たれようが、燃えようが、爆破されようが、骨格ダケになろうが、ズンズンと迫り来るのです。

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常人ならば悲鳴の一つも上げて恐れおののく脱糞シーンですが、サラとカイルはシュワちゃんを完封無きまでに叩きのめしてくれます。


私の記憶が正しければ、シュワちゃんが殺られた映画は思い付きません。


よって、サラとカイルの二人の愛は究極だった事を物語っています。


二人の愛の力は、無敵だった訳です。


注、『ターミネーター4』で、ついにこのシュワちゃん無敵伝説は覆えされてしまいますが・・・。

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ブラッド・フィーデルの音楽も、素晴らしいの一言。


サントラを持っていますが、『ターミネーターのテーマ』の無機質なシンセサイザーの重低音は、一度聞いたダケで耳に残る程強烈です。

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この映画のもう一つの見所、銃火器について語りたいと思います。


私には軍事(銃)マニアの友人がいたのですが、当時その友人が語ってくれた事です。


今ではその友人とは疎遠になってしまい、当時聞いた記憶も曖昧になってしまいました。


もっとその友人の話しを真剣に聞いておけば良かったと、今になって後悔しています。


なので、素人的な事しか書けませんので、あしからず。


有名なのは、シュワちゃんが『UZI・サブマシンガン』をブッ放すバーでのシーン。


約4キログラムの鉄の塊(かたまり)を片手で軽々と拳銃のように扱えるのは、シュワちゃん=ターミネーターの腕力があってこそ。


この撃ち方は『タミネ撃ち』と言い、真似する人が続出したそうです。


しかしそう簡単には真似出来ない程、腕力が要るそうです。


私には絶対無理……。

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ただ友人が言っていましたが、シュワちゃんは銃を撃つ度に目を閉じてしまっています。


そこは完璧な殺戮兵器=ターミネーター感が薄れてしまったとか、何とか・・・。

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最後に、この映画で皆さんの好きなシーンは何処ですか?


私は冒頭カイル・リースがデパートで、『NIKE』のスニーカーを盗むシーンです(笑)。


カイル・リースに憧れていた私は彼を真似て、それは全身『NIKE』一色で統一。


それで街中を、平然と歩いていました。


今では若げの至りで恥ずかしいながらも、良い思い出です。

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この映画の《オススメ度》は・・・87%。






歴史に残る超名作。


続編やテレビ・ドラマも、多数製作されました。


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エイリアン2

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・製作国/アメリカ


・1986年度作品






《ストーリー》


57年間ーー


あの惨劇から57年もの歳月を経て、リプリー(シガニー・ウィーバー)の乗った救命艇は偶然にも救出される。


ノストロモ号が立ち寄ったあの惑星はアチェロンと名付けられ、20年前から環境改良隊とその家族が派遣され居住していた。


約10年を掛けてアチェロンの大気を地球化し、宇宙植民地として開発する計画なのだ。


リプリーは謎のエイリアンの存在を力説しアチェロンの危険性を話すも、信じる者はいなかった。






ある夜ーー


リプリーのアパートに客人が訪れる。


バーク(ポール・ライザー)と名乗るその会社役員は、アチェロンとの交信が途絶えた事を告げる。

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原因究明の為に派遣される海兵隊と共に、リプリーにも同行して欲しいと言うのだ。


リプリーがいくら言っても信じなかったのに、今になって助けを求めてくるとは・・・。


呆れるリプリーだったが、自身の名誉回復と失った航海士の資格も戻ると言うバークの説得に根負けする。






ゴーマン中尉(ウィリアム・ホープ)率いる13名の海兵隊と共に、リプリー、バークらの乗る宇宙船スラコ号が惑星アチェロンへと向かうが・・・。

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《解説・感想・ネタバレ含む》


監督・脚本は『タイタニック』の、ジェームズ・キャメロンです。






あの惨劇から7年(映画内では57年)ぶりに、ついに続編が製作されました。


この映画をリアルタイムでは観ていませんが、本作を観た時の興奮は実に忘れられません。

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それはリプリー(シガニー・ウィーバー)でなくとも、衝撃だったでしょう。


実際シガニー・ウィーバーはこの続編の依頼があった際、かなり怒り心頭で出演を断ったと言います。


確かに本当にごく一部を抜かして、続編にオリジナルを超える傑作が少ないのは明らか。


で、そのほとんどが『金儲け』の為に製作された作品が多いからだったのでしょう。


しかし、ジェームズ・キャメロンの脚本を読み、余りの完成度にシガニーは考えを改めます。


その彼女の入れ込み度は半端ではなく、アカデミー主演女優賞にまでノミネートされた大胆且つ、繊細な彼女の演技。


それは17色のマーカーペンで台本を塗り分けて緻密な演技で撮影に挑んだという、逸話まで残しています。


娯楽作でありながら、その完成度の高さが世間一般にも知れ渡った瞬間でした。

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この映画には、色々な見方が有ると思います。


本格SFホラー映画として、


リプリーとエイリアン・クイーンとの母性対決として、


そして軍事(兵器)戦争映画として、等々です。

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軍事マニアの友人はヒックス伍長(マイケル・ビーン)が、


『接近戦では、これが一番だ』


と、イサカ・ショットガンを抜くシーンで感涙したと言います。


理由を尋ねると、イサカ・ショットガンは『ターミネーター』でカイル・リースが愛用していた武器だそうです。


カイル・リースを演じていたのは、もちろんマイケル・ビーン。


正にヒックス伍長がイサカ・ショットガンを構えるシーンは、カイル・リースがリプリーを守る為に甦った瞬間と言っても過言ではなかったのです。


夢の共演ですね。

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他にも数々の魅力に溢れた本作。


もう一つ魅力を上げるとすれば、名前を覚えられない程数多い出演陣それぞれが、ちゃんと個性的に描き分けされている事です。


そんじょそこらのB級映画とは違い、一人一人が『単なる消耗品=エイリアンの餌食』に終わっていません。

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ラスト、ランボリーナと化すリプリー。

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(ランボリーナ=女ランボーの意。シガニー・ウィーバーは、自分自身をこう評しました)


『Get away from her, you bitch !!』


は、最高の決めゼリフです。


(使用する場面はそうそうありませんが(汗))

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ビル・パクストン演じる、お調子者ながら、窮地に立つと一気に気弱になるハドソン技術伍長。


彼のファンには、この役が一番お気に入りって人も多いようです。

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ジャネット・ゴールドスタイン演じる、女戦士バスケス。


気絶したゴーマン中尉を見て、


『起きろ!ぶっ殺してやる!!』


と、物騒な事を言い出す血の気が多い彼女。


そんな彼女が、


『あんたはダメ男ね』


と、ゴーマン中尉と自爆するシーンは何度見ても涙です。

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↑相棒のドレイクがあの時死ななければ、二人でエイリアン・クイーンもなぎ倒してくれたはず……






合成人間ビショップを演じるのは、ランス・ヘンリクセン。


ビショップ役には、ルトガ・ハウアーも候補に挙がっていたそうです。


それはそれで観たかったかも。

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↑序盤の名シーン。






地味ながら、ドロップ・シップの操縦士、フェッロ操縦伍長も特筆したいです。

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出番は少ない彼女ですが、ドロップ・シップ操縦中に彼女が背後からエイリアンに襲われるシーン。


私なら完全に悲鳴を上げてブババババーッと脱糞する場面ですが、彼女はとっさに腰の拳銃に手をやります。


この一瞬に彼女の中に『戦士』を見た気がし、送り込まれた彼女達一人一人が、改めて一流の兵士なのだと感じました。


ジェームズ・キャメロン監督の年密な演出にうなります。

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今作品では、ジェームズ・ホーナーが音楽を担当。


ここ一番で掛かるダイナミックなリズムは、気絶しそうな程パワフル!!です。

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本編のラスト。


少女ニュート(キャリー・ヘン)がリプリーに向かい、


『ママ!』


と、駆け寄る感動的なシーン。


そんなニュートがコールド・スリープ前に、


『眠りながら帰るの?夢を見れる?』


と、問い掛けます。


それに、


『そうよ。見れるわ。安心して眠りなさい』


と、優しく返答するリプリー。


地球への無事な帰還を暗示させるシーン。


恐怖の全てが終了したと、安堵のため息をついた絶妙の瞬間でした。

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しかし・・・


『エイリアン3』でニュートとリプリーの飼い猫ジョーンズ君との感動の対面を期待した私としては、あの無惨な続編の展開は最悪。


よって私の中では、『エイリアン3』の存在は無かった事になっています。


なので『エイリアン3』のレビューは絶対に書きません(涙目)。


『エイリアン3』の監督は、『セブン』のデヴィッド・フィンチャーです。


その為か『エイリアン3』を、エイリアン・シリーズの最高峰として、プッシュするファンも多いようですが・・・。






この映画の《オススメ度》は・・・95%。






『エイリアン2』は、まさしく続編映画の最高傑作。


今尚色あせないその完成度の高さは、言葉ではまだまだ語り尽くせません。


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