蛇乃目伍長の「エアフォースの英国面に来い!」 Mk.2

歴史に埋もれたヘンな物偏愛ブログ。ただし基本 拾い食いなので安全性(信憑性)に関しては注意だ!

2014年02月

Extreme Launching !!

Pixivでのル級へのコメントの流れで「フランスが戦艦の艦橋マストから飛行機を飛ばそうとしていた」というのを何処かで見かけた、と思い出したのですが。

いざその画像を探そうとするとなかなか見つからないのです。
「french + aircraft + launch」?
「early + launch + from ship」?
もしかしたらイタリアやロシアなのかもしれないと各言語訳で当たってみましたが見つからず…。

あ、そうだマストからだから、と
「aircraft + launch + mast 」をググル先生にフランス語訳してもらって出てきた「avions lancement mât」で画像検索したところ…
24potence Lorraine
キタ------------------ッ!!

1924年2月に戦艦ロレーヌ上で行なわれた実験でした。
日本語での解説もありました→
艦橋マストに横に張り出したトラスのアームを設けています。このアームはクレーンも兼ねていて飛行機を吊り上げます。
アームのレールに接続された飛行機は今度は目一杯後退するとエンジンを全開にして飛び出すそうです。
…つまり高さがあるので海面に激突するまでに揚力が得られる速度に達するだろう、という信じられない乱暴な方法なのです。
マストの横方向に張り出しているのでいわゆる合成風力というものは期待できません。
向かい風(船からすると横風)があればいくらかマシでしょうが…。

実際、飛行機は脚が海面に接触して転覆してしまったそうです。パイロットの安否は不明ですがただでは済まなかったでしょう。
その後はカタパルト方式の発明によってこの方法は廃れてしまったそうです。

で、この使われている飛行機は何だろう?と思ったのが第2のドツボ(笑)
最初のリンク先には「HD29」としか記されてません。
imagiris_24potence Lorraine

フランス機で型式名に「HD」が付くのはアンリオHanriotかユレル・デュボア
Hurel-Duboisあたりですがユレル・デュボアはWW II 戦後が主な活動期間なのでアンリオの機体という事になります。

ところがアンリオにはHD.29という機種はありません。→

HD.28のタイプミスかと思いましたがなんかちょっと違う。
Hanriot-HD-14-1920-2
(画像はHD.14。HD.28は輸出用に構造材を金属製に変更し、主脚をダブルタイヤからシングルにしたもの) 

HD.28と較べると
・上下の主翼をつなぐ支柱が前傾している
・機首が長い(水冷エンジン?)
・プロペラが4翅っぽい
・垂直尾翼が高く、角ばった形になっている

もしかしたらハインケルHD-29か!?とも思いましたが主翼々端が丸くないですし支柱が前後2本です(しかも初飛行は1925年だし!)。

ヤケになってアンリオHD.27を画像検索しました。
is
支柱の角度とかそれっぽいんだけどね~

するとe-bayにこんな写真が!→
$T2eC16FHJGQE9noMZK8nBREmtyGFpg~~60_57
おお!?よく似てる!
imagiris_24potence Lorraine
しかも主翼と垂直尾翼の上に滑車(?)が付いています。
そのものズバリと見て良さそうです!

出品名は「AVIATION, PHOTO AVION HANRIOT HD 27 ?」となっています。
おそらくこの実験のためにHD.27から改造されたのだと思います。「HD.29」という型式も非公式ながらも正しい物なのでしょう…。

(追記:HD.2(HD.1の水上機型)から改造されたようです→

ル級の元の姿を考える

懲りずにまたやってしまいました。


ル級さんと言えばあの大きな武装腕なのですが、腕(両脇)が大きい、本体(甲板)がスリムと言う事でタンブル・ホームを連想します。
タンブル・ホームといえばフランスの前ド級艦。オッシュやマッセナといった変態艦は深海棲艦にぴったりだと思うのです。
226754129
(HOCHE)

Massena
(MASSENA)

Charlemagne-Marius_Bar-img_3122
(Charlemagne)

あ、南北戦争時の装甲艦もいいな。
男装女子っぽいので特大のラムも付けました(うわーお)
あとこれも潜水しますw

6ドル98セントのポラリス原潜

その昔、マンガ雑誌の表3(時には表4とか表2とかも)には怪しさ満点のグッズ通販広告が載せられていたもので。

当然の事ながら、戦後資本主義経済の本丸アメリカがこの手の商売の大先輩なのでしょう。
やはりあちらでもコミック誌を主な広告媒体としており、「comic book ads」で検索すると山のように出てきます。
1302406326
(「私は貧弱なボウヤと呼ばれていた」の元ネタ? コンプレックスと欲望を同時に煽ってなおかつ「簡単に手に入っちゃうぜ?」という独特なノリはなんか嫌いじゃないです)

その中でも1950~70年代にかけて伝説的な存在となっているのがHONOR HOUSE PRODUCTS CORP.というニューヨークの会社。
1970
(1970年の同社の広告。8ミリ映写機とかまともっぽいけどその脇に「3-Dステレオ 効果」とあるのがw 透視メガネはもはや文化圏を越えて存在する男子夢アイテムなのではと思えます)

検索してみるとe-bayに同社のモデルガン(駄菓子屋ガンと言った方がいいかも)がアップされている(→)ので元々こういう安価な玩具を作っていた会社なのでしょう。

だから子供2人乗りのポラリス原潜も6ドル98セント!
polaris-nuclear-sub-lg
そして現実を知る!
544994244_9734939163

戦車も6ドル98セント!
missile firing tank
そして現実!
TANK

宇宙船がなんと4ドル98セント!
jet rocket space ship
そして現実!
assembled_jet_rocket

…いかん、「そして」がゲシュタルト崩壊し始めた…。
なんか全部ダンボール製だったらしいですよ…。
でも「FEATURES」となっている点は全部クリアしてるみたいです。
ポラリスのミサイルも魚雷も本体から顔を出していますし(でもゴムでビョンと飛び出すだけなんだろうな…)。

「CSI :ニューヨーク」でもネタにされてました(笑)
picture-3
(元の動画がリンクオプションとか無かったのでヤバいかな~と思ってたら案の定ブロックされてしまいましたw 掲載されているブログの方にリンクします。画像をクリックしてください)

いや、笑っちゃいけないんだろうけどなんか笑っちゃいます。

驚くべき事にHONOR HOUSE PRODUCTS CORP.は現在も存続しています。(→
ですので劇中のような事故は無かったのだと思います。たぶん…。

CH-47Cのガンチョッパー(?)化プラン

ベトナム戦争時の1972年に計画されていたCH-47C Aerial Artillery Weapon System (AAWS)です。
AD0750150-5
XM204 105mm低反動榴弾砲を搭載してガンシップ化する構想です。
ご覧の通りなかなかマッシブな見てくれになっています。
60_35
(XM204 105mm)
AD0750150-38
運用はまず着陸して即席の砲台になる方法と
AD0750150-42
空中から砲火を浴びせる方法が想定されていました。

XM204の搭載方法は少し変わっています。
AD0750150-61
スタボード(右舷)側はプラットフォームを設けてそこに固定するのですが、ポート(左舷)側は砲をホイストして機体から張り出したビーム材の上に固定するのです。
AD0750150-50
何故このような差を設けるのか?…まさか政治的なジョーク含みじゃないよね?(笑)
AD0750150-63
左舷のホイスト機構。

いざという時に地上に降ろして使うためでしょうか?

AD0750150-58
左右砲共にこのような機内からの装弾装置が付属しています。
おそらく①回転する装弾チューブの辺りまでは機体側のアタッチメントでしょう。
そして②カートリッジを薬室に押し込むラマーと閉鎖器を操作するアクチュエータ、さらに閉鎖器をロックする(?)電磁クラッチは砲側に付属するみたいです。
地上に降ろして使用する際は、①との接続を解いた後、②を取り外すのでしょう。

いったん着陸して左舷砲を降ろした後再び離陸して残った砲で空中から砲撃、さらに地上からも砲撃を加えるとかマゼラアタック的な運用法も考えられてそうですね。
…って前々回とつながった!?(笑)

アリグモ

冬の最中に珍客です。
S0060107a
床の上をアリがノソノソと歩いているのを見つけましたが、なんかこのあたりで見かける種類のアリと様子が違う。
いやなんというかアリ独特の光沢感がなく全体的な作りが違う感じ。

そっとすくい上げて紙の上に移そうとすると糸を出して落下にブレーキをかけました。
アリグモやないかい!
実物は初めて見ました。しかし見事な擬態です。
S0110112a
第1脚を触角のように動かして芸が細かいんだ♡

アリに擬態している理由は「アリを捕食するため」とも「アリに似せる事で身を守るため」とも言われてるそうです。
でもここまで芸が細かいと「結果としてそういう方向への変異がたまたま生存戦略にかなって1つの種を形成する」というのはどうにも納得しがたいものに感じてしまいます。
たぶんこれは人間が寿命に縛られて長いタイムスパンでの経験則を獲得できないからでしょうね。
1万年くらい寿命があったら納得できるかもしれません(笑)

いつもの近所の公園の池にはすでにヤマアカガエルの卵がありました。
春は確実に近づいてきています。

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