今年の6月にテレ朝の「テレメンタリー2016」で「満州侵攻71年目の真実 ~モンゴルの草原に眠るソ連秘密基地~」というドキュメンタリーが放送されました。

第2次大戦のかなり早い時期からソ連は満州国および関東軍と対峙するための巨大な基地を秘密裏にソ連国境付近のモンゴル領内に構築。この基地跡、長大な対戦車壕跡が近年の衛星画像から明らかになり、大戦末期の満州侵攻はこの基地から軍を出撃させたのではないかと推測されている、という内容です。

ググる先生で実際どこら辺にあるのか探ってみたのですが、なかなか見つからない。
そりゃその筈で満州国と対峙するとなればモンゴルの東側に作るのが道理。なのに西側を探していました(てへぺろ)。

◎タムスク基地跡(47°15'12.7N 117°18'48.7E
タムスク基地の対戦車壕
そうして見つけたのが最大のタムスク基地。周囲の対戦車壕は全長39kmにも及びます。
内側にはやはり長大な塹壕や無数の戦車用体壕が存在します。
飛行場や鉄道も敷設されていたそうで、それだけの規模の物なのに日本側には一切その存在が察知されなかった、というのがにわかには信じがたいのですが、茫漠たるモンゴルの奥地というだけでなんか納得してしまいそうな(笑)

◎タムスク基地の南には防衛ラインとみられる対戦車壕と塹壕があります。(47°03'51.7N 117°21'31.9E
タムスク南方の防衛線?
タムスク周辺

◎タムスク以外にも北方のブイル湖岸に陣地跡があります。
ブイル湖東岸の大規模陣地跡(47°38'52.9N 117°38'18.4E
ブイル湖東岸02b

その上に遊牧民のゲル。探すと他にもたくさんあって奇妙な感覚を覚えます。
ブイル湖東岸03とゲル


南岸の長大な塹壕(47°38'36.1N 117°32'39.6
ブイル湖南端

◎またさらに西にある都市チョイバルサンの郊外に基地跡(サンベース基地?)とみられる廃墟(48°07'08.1N 114°44'52.0E
チョイバルサン郊外02

マタットにも基地跡があるそうですがこちらはよく分かりませんでした…。

(※追記:通りすがりさんから「マタット基地は47°27'43.9N 115°34'59.3Eではないですか?」とコメントを頂きました。
マタット基地
ありがとうございます!
対戦車壕の全長が40kmとこちらも巨大な基地ですね。