ウィリアム・フリードキン監督がコメディに挑戦した珍しい作品「世紀の取り引き」(" Deal of the Century " : 1983)にF-19Xという名称の戦闘機が登場するとの事で、DVDを取り寄せてみました。

《物語のあらすじ》
個人の兵器ディーラーであるエディ・マンツ(チェビー・チェイス)は中米の国サン・ミゲル共和国で反政府ゲリラ相手の商売をしていました。彼の常宿には大手兵器企業ラックアップのセールスマン、デボトがいましたが会社が売り込もうとしている無人戦闘機「ピースメーカー」の完成が遅れ6週間も足止めされている間に離婚の危機となり精神的に追い詰められていました。
結局、デボトは自殺してしまいます。が、その直後に本社からのゴー・サインが・・・。
マンツはそれを商機とみてサン・ミゲルの独裁者エルドサ大統領に「ピースメーカー」を売り込み、契約を勝ち取ってしまいます。

ところが「ピースメーカー」はお披露目の最中に暴走。米軍の採用は見送られ、そのニュースを見たエルドサも契約を破棄してしまいます。

大金をかけた計画をフイにできないラックアップ社の重役ストライカーは、一度は契約までこぎつけたマンツの手腕を見込んでエルドサとの再契約を獲ってくるように依頼するのですが・・・。
マンツの相棒であるレイ(グレゴリー・ハインズ)は「キリスト教に目覚めた。もうこの商売はやっていけない」とか言い出したり、デボトの妻を名乗る女性(シガニー・ウィーバー)が言い寄ってきたりと怪しい雲行きに・・・。
ま、簡単に言うと「失敗作ED-209のセールスに困ったオムニ社の売り込み奮闘記」みたいなもんですね(笑)

とりあえず今回の本題。
PDVD_045
兵器ショー「ARMS for PEACE '84」に展示されるF-19X。
「F-19」と銘打ってはいますが特にステルス性能がある訳ではありません。

PDVD_046
コックピット後方にエアブレーキ。多分F-84Fのを少しカットして使ってます。

PDVD_050
ノーズギアは何の流用だろう?(ダブルタイヤです)

PDVD_052
機首はシャークノーズというかシャクレ気味。
PDVD_054

PDVD_055
タキシングの様子はハリボテ的な「ヤワさ」を感じさせません。かなりしっかり作られてるみたいです。

PDVD_059
PDVD_060
PDVD_063
PDVD_075

コックピット内部はなかなか全体を見渡せるカットがありません。
PDVD_068
PDVD_069
PDVD_070
PDVD_077
PDVD_078
グラスコックピット化が進んでいるのは流石です。

PDVD_079
PDVD_080
ノズル周り。推力偏向なんでしょうか?

PDVD_090
GUNはこんなのです。よくあるなんちゃってガトリング。

この映画の陰の主役といえる無人機「ピースメーカー」は元デザインがシド・ミードですが登場するモデルはほぼ別物です。「未知との遭遇」のモデルメーカーだったグレッグ・ジーンが勝手に変更してしまった(笑)との事です。
PDVD_013
PDVD_061
PDVD_016
PDVD_011
PDVD_081
PDVD_072
PDVD_085
PDVD_088
PDVD_089
兵器産業の話だからという訳でもないでしょうが、「アイアンマン」そっくりなシーンが出てきてちょっと驚きます。

しかしコメディ映画でよくあるラストの「登場人物たちのその後」というのはいつ始まった伝統なんでしょうねw