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先日、『ある一点において、日本人は韓国人に劣る』と書いた。反対する人もいると思う。

それは生き物としての覇気・・生存本能のようなものについて、劣ると書いた。

深く考えて書いたわけではないが、振り返って考えた。

例えば、自己欲求に関する率直さ、欲望を叶える事についての執拗さかもしれない。



例えば・・日本人の特性として不快な物に出会った時、背を向ける特性があると思う。

韓国についても、腕まくりをして対決しようと言う人は少ない。関わりを避けようとする人が多い。

実際、非韓三原則も『助けない、教えない、関わらない』と言っている。3点目を何度か批判した。

この『関わらない』というのは、日本人の明確な欠点と思う。この点は明確な誤りと思っている。

本当であれば、嫌いならより一層研究し、相手の考えを考察し、弱みを握るべく研究すべきと思う。



大戦時、アメリカは日本を徹底的に研究したが、日本は国連に背を向けて脱退した。英語すら禁じた。

現在、日韓関係が悪化し『日韓断交』という言葉が登場しているが、主に『断交しよう』という意見が多い。

『断交させるように仕向けよう』という意見は少ない。これが不満である。

国連やユネスコに関しても、不快な事に出会うと脱退しようと言う。これは日本人が戦時中と変わっていないかもしれない証拠に見える。

『立ち去る』というのはチャンスの放棄である。全てのチャンスを捨てれば行く着く先は死。死の本能であるタナトスである。



韓国の身になって考えれば、彼らが言い、信じる日本像は悪だろう。真実は関係ない。

彼らにとっては悪である。彼らは不快な日本に背を向けない。ここではたかり云々ではない。

不快なはずな物に積極的に関わる姿勢である。不快なものを力ずくで変えようという姿勢である。

これが日本人から見れば、奇怪であり、その感情の複雑さは猥雑でもある。

この混沌は生の本能であるエロスと言っていいだろう。



生物としての活力は、タナトスからは生まれない。生き物は泥に浸かった猥雑さの中で生じる。

男性なら思春期の目覚めの中で、本人でもわからない本能の中で葛藤し、性欲や認証欲求の中で数年を過ごした事を覚えているはず。

しかし、それが健全であり、この混沌を経なかった者はエロスではなく、タナトスに惹かれていくようになると言う。

生に対する執着を持てず、死に関わり始める。ホロリと花を落とす椿や桜に精神性を見出す日本人も、実はそうなのかもしれません。

以前、アメリカにいた時に旅先で困窮した日本人を見た外国人がこう言っていた。白人ではなくアラブ系だった。



『金がなくなれば中国人は強盗する。韓国人は物乞いする。日本人はただ座って諦める』

中国人は奪ってでも生きる。韓国人はプライドを捨てられる。日本人はそれが出来ず座して運命を受け入れる。

奪うとか物乞いがいいと言っているのではない。生に対する執着心の強さの話だ。

この生に対する執着心の薄さは日本人の弱さになる。今でもすぐ背を向けたがる。それを潔さと見るのか、執着心や生存本能の欠如と見るのか。

このブログにも色んな意見が届くが、その人が動く気配はほとんど感じない。動かないのは、怒っているにもかかわらず、その程度の執着心しかない事の裏返しであろう。



もし『韓国』という人物がいて、嫌いなら、背を向けて終わりと言うのは、生物としては弱い。

執拗に狙い、習慣を見破り、好きな事嫌いな事を本人以上に調べ、言葉や習慣を身に付け、同じものを食べて、彼らが自認しない弱みさえ暴くのが、あるべき姿と思う。

もしこれを読む人が韓国が嫌いと言うならば、韓国語を学び、韓国のものを食べ、韓国人と付き合い、表情・話し方・食べ方・たたずまい・嗜好を徹底して観察し、実験を繰り返すべきと思う。

そこまでして相手が知らない相手の弱さを知る事が出来、致命傷を確実に与えられる知識が手に入ると思う。

曇りのない清流の中で運命を受け入れると言うより、一度泥の中の猥雑さと混沌に身を浸し、どんなことをしてでも生き抜くという強さを日本人は身に付けてもよいように思う。




※編集後記

タナトスってのは、
ギリシア神話の死神ね。死ぬ人のところに来て、髪を切って命を奪う。

エロスってのは、同じく
ギリシア神話の性愛の神さんね。

キューピットの原型だけど、ホントはひげもじゃおっさんw ギリシア出身。

だからタナトスの画像探すと、セイント星矢のキャラがうなるほど出てくるんですけどw

経験してないからわかんないですけど、昭和30-40年辺りの戦後の苦境が和らぎ、働けば働くだけ金になり、女房と子供食わせて男らしさ全開って世代は、そういうエロス的な『生きてる感』あったんだろうなぁと思う。

その時期の邦画とか見ると、混沌と言うか猥雑と言うか生命力は感じます。

それが新人類とか悟り世代とか段階を経て、情報多すぎて先が読めるようになっちゃって、%計算して、やる前に諦める的な。

例えば、今この瞬間に昭和30-40年の日本人が大量出現したら、意味不明的な魅力は感じるんだろうなと思う。

『金は無いけど俺んとこ来い。俺もないけど心配するな』的な。

昔、工事現場で日雇いとして働いてた時も、なんか意味不明だけど雄としての魅力に溢れる人っている訳。

なんかああいう男性ホルモン旺盛な『食べ物が無い?心配するな。今から狩ってくっから』みたいな強さを再び日本人に持って欲しい。

震災の後もそうだったらしいけれど、第2次大戦レベルの動乱が起きて、生存と言う事が難しくなると、本能が強くなると言うか、生き残れる強さがある人が人を惹きつけるようになるだろうと思う。