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最近、世界で最も熱い関心と注目を集めている企業は、おそらくアマゾンである。

革新のアイコンであり、企業の生態系を揺るがす恐怖の対象は、世界最強の権力者であるトランプ米国大統領と目下の試合を行っている世界最高の金持ちジェフ・ベゾスがCEOの企業がアマゾン(Amazon)である。

アマゾンは1994年シアトルの小さなガレージで、インターネット書店で事業を開始した。

しかし、24年が過ぎた今、米国のオンライン支出の40%を占有する巨大恐竜の企業に成長した。

注目すべき点は、Amazonはもはや単なる電子商取引事業ではないだろう。

むしろクラウドコンピュータ(アマゾンウェブサービス・AWS)、人工知能(アマゾン音声認識サービスAlexa)、コンテンツ(Amazon Prime)などのIT企業で、より頭角を表している。

その上、2017年の有機チェーンホールフード(Whole food)の買収をきっかけに、オンラインを超えオフラインでのビジネスにも優れていた。

オンラインとオフラインを接続融合し、お客様に、より良い経験を提供することにより、Amazon全体の生態系を育てていくという戦略である。

その結果、今アマゾンの支配力が及ばない領域がなくなった。

「AからZまでのすべてを売る(The Everything Store)」ビジネス帝国を成し遂げたのだ。

もちろんアマゾンも危機の瞬間がなくはなかった。 2000年創業7年目を迎えていたし、最初の危機が訪れた。

これまでのM&Aを通じて購入した主な企業が2000年にドットコムバブル(Dot-Com Bubble)崩壊とともに大きな損失を被ることになった。

当時ウォールストリートでは、1年以内に、Amazonが危機に陥る雰囲気だった。

2014年にも一回大きな危機に直面しているしている。

野心的な出したスマートフォン(Fire phone)が家電史上最悪の失敗作に墜落し、株価が20%下落した。

ところが、アマゾンは、このような危機を乗り越え立ち上がった驚異的な成長を遂げた。

その秘訣は、革新的な経営理念の設定と運用で見つけることができる。

まず、短期の成果より長期的な成長中心の戦略をとった。

第一に、短期的には赤字を見ても、競合他社よりもはるかに安い価格で商品を販売して市場を占領して、最終的には顧客がアマゾン以外の選択肢が無くなる長期的な戦略を駆使したものである。

第二に、顧客中心を超えたお客様本位(customer obsession)の原則を取った。

第三に、データ中心の原則である。 これは、すべての意思決定をする際に経営者の直観よりデータに大きく依存するものである。

そして大規模なデータベースの構築を介して流通費と在庫負担費用を大幅に削減することができるようになった。

第四は、失敗の寛容原則である。 ベゾスは間違いや無能には厳しいが、失敗には寛大である。

彼はいつも強調する言葉は「失敗については何も心配がない。 何もしない事は多くの機会を失ってしまう」ということだ。

第五に、採用原則の革新である。 社内で面接官を選抜して、彼らに採用の全権を任せている。

これら少なくとも100回以上のチームメンバーのインタビューの経験がなければならず、毎年適格審査を受けなければならない。

このように選抜された面接官は志願者がアマゾン文化とフィットし、適切な能力を持っているかどうかを検証する。

第六に、チーム運用原則として提示した「ピザ二枚の法則」である。

この法則は、会議がピザ二枚で食事を終えることができる時間以上になってはならないということを意味する。

内部に小さなチームが素早く動いているのが、Amazonが巨大組織にも競争力をもつことができる理由である。

このような革新的な能力のおかげで、アマゾンは、最も有望な将来の企業に評価されている。

2018年第1四半期中、アマゾンは、Facebook、Microsoft、グーグルなどそうそうたるIT恐竜企業を抜いて上場時価総額2位の企業になった。

さらに、多くの専門家は、1〜2年以内に、アップルまで抜いて世界最大の企業に浮上すると予想している。

アマゾンは、創業後24年目の純利益がゼロに近い、投資家が将来の価値に期待をかけて株価を牽引しているからである。

これを裏付けるように、2018年のシアトル本社に次ぐ第2本社を北米に設置すると発表するとアメリカとカナダの200以上の都市が激しく誘致競争を繰り広げ今候補地に選ばれた20都市が競争している。

しかし一方で、Amazonは破壊と呪いの代名詞であり、恐怖の対象になって非難を受けていることもある。

これはアマゾンが進出すると、ほぼすべての産業や企業が前例のない脅威を受けながら焦土になる(To be Amazoned)からである。

これまでアマゾンが飛び込んだ業界で既存の企業の株価は急落した。

さらにアマゾンが特定分野の事業を構想しているという噂が、戻っても関連産業の株価が暴落している。

2011年、大規模オフライン書店「ボーダーズ」がドアを閉め、2017年9月には、世界最大のおもちゃ販売店トイザラス(ToysRus)さえ破産を申請した。

ウォルマートとネットフリックスも緊張をしているのが実情である。

実際にAmazonは関連企業との共存と協力ではなく、アマゾン自体の強力な中央集権的帝国の構築に力点を置いている。

これよりも大きい企業生態系の構築という時代の召命の実現には、支持する。

まさにこの点で、アマゾンの評価が極端に分かれているのだ。

引用元 http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=110&oid=008&aid=0004060100


10年位前かな、amazonが本やDVDだけでなく、靴やアパレル商品を掲載し始めた時、amazonのコンサルと話をしていて、『amazonの目標は何ですか』と聞いた事がある。

彼は『amazon以外の小売りの絶滅』と言っていたのだが、本当にそうなりつつある。

考えてみれば、amazonのロゴのスマイルマークに見える矢印は『AからZまでamazonが仕切る』と言う意味。

もちろんamazonには、うちの取引先を含めて小売店も参加しているが、量産品は圧倒的な物量仕入れが可能なamazonが安く仕入れられ、他の小売りは価格の比較対象であるだけで、売れるものではない。

生き残るのは、そこの店にしかない商品を扱う店とamazonだけになる。

20年ほど前、スタローン主演映画に『デモリションマン』と言う映画があり、冷凍された主人公が復活した未来では、全てのレストランの競争の結果、生き残ったレストランはピザチェーンだけという話があったのだが、同じようにあと10年したらamazonしか残ってない可能性もある。

今は野菜も売っているし、レジの存在しないamazonスーパーの実験も進み、家にある買い置きボタンを押せば商品がすぐ届く。

楽天とヤフーは小売店の集合体であって、amazonとは大きく違うし、おそらく勝てないし、勝ちようがない。

このまま行けば、10年前コンサルが語ったように『amazon以外の小売り絶滅』は本当の事になる可能性が限りなく大きい。

そう考えると『AからZまでamazonが仕切る』というあのスマイルマークも、なんだか恐ろしげに見える。