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7月5日、水道法の改正案が可決した。あまり話題になっていない。

ポイントは水道の民営化が可能になると言う。反対と賛成がある。

反対の理由を見ると、水道料金が値上げするのではないか、採算の取れない地域は切り捨てられるのではないか、外資が入って来るのではないか、混乱の末に国有化したら買取価格が暴騰するのではないか・・などの意見があるようだ。

理由の一つ一つは、尤もと思う。

反面、高度成長期に敷設されたインフラが老朽化し、再度手直しする財源に四苦八苦し、放置せざるを得ないという現状もある。



私の父は大分、母は福島、仕事で海外にも住んだ。しかしカルチャーショックを受けたのは埼玉に住んだ時。

東京から1時間半の首都圏に立地しているが、土地に対する執着心の強さに驚いた事がある。

自分は父母の実家や近辺に住んだ事もあるが、執着は無いし、独り立ちしてからも仕事を含めて10回以上引っ越ししているので、利便性採算性だけで決めている為、『ここでなければ無理』というこだわりがない。

『どうしてもここを離れたくない』という土地に対する執着が、あまり理解できない。

また埼玉に住んだ時に、初めてプロパンガスというものを経験した。



要するにガス管が来ておらず、プロパンのボンベが接続され、都市ガスよりはるかに高い価格にも驚いた。

さて、日本であれば山奥や離島など特殊な環境を除けば、蛇口をひねれば水が出る。

大変ありがたい事だが、一方無理があるとも思う。無人地帯の過疎地域に1人住んでいる人の為に、何キロもの水道敷設とメンテナンスが必要としたら、それでいいのかとも思う。

そもそも、これから少子高齢化の時代に入る。広い地域に住人が散っていては、採算性が著しく落ちる。

埼玉にいた時も『ここは車がないと生活できないよ』と言われたが、なら何故車を必要としない集約化を進めないのかと不思議になった。



例えば老人介護で、世話をする人が西でお世話して、次は東に10キロに行き、次は南に5キロに行き、そして北に10キロに行き、会社に戻り、最後に帰宅するというのは不効率の極致だ。

それなら介護ホームに地域の高齢者を集約すれば、人材もエネルギーも疲弊しない。

水道も同じではないかと思う。懸念材料はあるものの、水道民営化をきっかけとして、住居地域の再編をするのは可能ではないかと思う。

水道管の新設保守などで採算の取れない地域は、水道不設置地域として、水道を絶つ。井戸を見直してもいいだろう。

もちろんその地域に多くの住人がいるだろうから、20-30年の猶予期間を設ける。



『2050年にはこの地域は水道不設置になります』と告知して、都道府県に設定したセントラル都市とサブタウンに住民を集約させる。

現在の居住地と等価の住居をサブタウンに用意して、インフラを集中させる。

よくシャッター通りなどと言うが、人口が減る中で人口密度を維持できない地域に出店しているのだから当然で、適切な人口密度を算出して集約すれば運営は出来るはず。

輸送コストやエネルギー費用、人的コストも大いに削減できる。

どうしても土地から離れたくないと言うなら、プロパンのように水を配送する手もある。但し高くなる。



また現在は水道使用から下水使用を推測して徴収しているが、戸建て・マンションなど含めて、飲料水とは別に雨水タンクを設置して生活水として利用し、下水料金を軽減する仕組みも作ればいい。

今、日本人は年間約40万人が減っている。これは横須賀市や枚方市の人口と同じ。毎年、横須賀市が消えるのと同じ。

これから都市部を除いた地域は、人口密度が減らざるを得ない。

日本の再編、コンパクトシティとメイン都市に編成し直して、効率的な運営のきっかけとして、水道民営化と言うのは、いい入り口になるかもしれない。

あとは土地に対する執着心を、どう解消していくか。案外これが一番難しい。