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韓国のムン・ジョンイン大統領特別補佐(統一・外交・安全保障)は9日、現在の韓半島情勢について「韓米同盟を生かそうとして南北関係が駄目になっている状況」だとして「南北関係において最大の障害物は国連軍司令部」と語った。

ムン特補はこの日、高麗大学で開かれた韓半島と北東アジア情勢に関する講演で、開城工業団地など南北経済協力に支障が出ていることについて「開城工業団地に物資やバスが向かっていくというと、全て国連軍司令部に事前申告して行くようになっている」として、このように発言した。

ムン特補は「もし韓国国民がこれを知ったら、国連軍司令部は撤収せよと言うだろう」と語った。

その上で「野党や保守陣営では、現在の状況を韓米同盟と南北関係が駄目になる外交惨事だというが、厳密に突き詰めれば、韓米同盟を生かそうとして南北関係が駄目になっている」と発言した。

ムン特補は「われわれの基本は韓米関係ではなく南北関係だと考えるならば、解法が出てくる」と主張した。

また「今の一般国民の大勢は、米国に付いて中国の浮上を防ごうという親米均衡論」とした上で「賢い人は、安全保障は米国と、経済は中国とやるべきだという現状維持論を好む」と語った。

中国の一帯一路政策に対する考えを尋ねる中国の学生からの質問に、文特補は「一帯一路戦略は地政学的戦略ではなく地経学的戦略なので、米国は韓国に圧力は加えられるが、いつでも協力が可能というのが文在寅(ムン・ジェイン)政権の立場」と答えた。

「国連安保理の制裁決議に引っ掛からない金剛山観光をなぜ運用しないのかと、青瓦台(韓国大統領府)の前で、米国大使館の前でデモする市民の行動だけが変えることができる」と答えた。

引用元 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/09/10/2019091080020.html



毎度おなじみのムン・ジョンインですね。ムン・ジェインの補佐官で大学教授。

この人は北朝鮮の核武装を積極的に支持していますし、完全な従北左派。

『北朝鮮の核が手に入ったら在韓米軍はもう不要』とも言っています。

当然ながら、北朝鮮への奉仕を邪魔する存在は全て敵視。

工業団地の停止は国際制裁前の北朝鮮の追い出しだし、観光停止も同じく制裁前の北朝鮮兵士の狙撃によるもの。

だから理屈としては『再開してもアメリカは邪魔できない』はずなのに、当然ながら国連もアメリカも同意しない。

以前なら強く支持される意見ではなかったが、日本の輸出規制で韓国側に立たず、GSOMIA破棄を批判するアメリカへの不満が高まっていますから、反米の狼煙を上げたい狙いもある。

当然ですがチョ・グク指名強行でムン・ジェイン批判をずらしたいのが本音のはず。

ただ韓国人らしいのは、北朝鮮に対してでも主観を捨てない事。

北朝鮮が望むのは『制裁解除』であって、『近い将来の韓国との連邦制統一』ではない。

北朝鮮にしたら『統一とか先の話だし、俺たちはキム・ジョンウン政権が維持できればいいんだから、とっとと工業団地再開しろ。20年後の統一とかとぼけた話してるんじゃねー』ってところ。

まぁ北朝鮮に関しては、アメリカの側に立ちながら北朝鮮が満足する援助をするのは無理。

韓国がアメリカを捨てるか、アメリカが自分で立ち去るしかない。

韓国としては『なんとかアメリカに同盟破棄と言わせたい』。

韓国が言い出せば、国民大騒ぎで弾劾されるが、『見捨てられた』という被害者意識が働けば反米が燃え上がりますからね。

案外、ムン・ジェインとトランプは打合せなしのアドリブでも、同じ結果にたどり着いて、なかなかの終幕になる可能性はありますね。