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香港の件ですけど・・個人的には台湾やウイグルとは全く分けて考えています。
香港に関しては『中国は横暴と思うが、香港も中国の一部に過ぎず、中国共産党の暴力性が最大化する形で終わっても構わない』と思ってます。
彼らは50年間保たれるはずだった香港自治が、中国本土への犯人引き渡しで大きく揺らぐことを危惧してる。
多分この認識でいいと思うのですが・・基本的には『自由』という今あるメリットを失うから騒いでる。
これ・・当然のようにも思いますが、んじゃ『彼らが中国人全員が自由である事を望み、支持しているか』と言ったら疑問。
例えば、ウイグルですけど、中国人の中にはウイグルに対して歴史的な恨みがあるといいます。
それはモンゴル帝国の時に遡りますが、モンゴルは戦時には極めて残忍で、狙いは戦時における情報操作で占領を容易にする為のもの。
『抵抗したら皆殺し、降伏したら生きられる』という噂を利用し、1つを殲滅する事で、他の攻略を容易にした。
統治してからはかなり自由度があり、モンゴル人だけでなく、ウイグル人も中国人もアラブ人もイングランド人も採用していたし、宗教もほったらかし。
経済・政治面では、アラブ人やウイグル人が活躍し、『表はモンゴル、裏はウイグル』という構造であり仕切っていた。いわばユダヤ人のような存在とされてる。
今のウイグル弾圧は、ソビエトのユダヤ人虐殺に近いものがあると思います。
で・・例えば今香港で『自由を』という人たちは、『ではウイグルやチベットにも自由と自治を与えるべきか?』と聞いたら、『当然その通りだ!』と言いますか?
自分は言わない人も多いと思います。『香港に自由と自治を!でもウイグルとチベットは中国だ』と言うと思います。
となると彼らは手の中の権利を失う・・メリットを奪われる事自体に反対しているだけで、誰に対しても同じメリットを与えろと言ってる訳ではなくなる。
もし『皆に自由を』と言うなら、ウイグルやチベットにも自治を認め、最終的には独立を求める流れになるはず。
共産党打倒を目指すはずだが、彼らが目指しているのは『手の中のリンゴ』を守る事。皆でリンゴ分け合うとこではない。
彼らが『本土の全ての人に香港と同じ自由を』と言っているのを聞いた事がない。
中国国内から『ウイグルやチベットにも自由と自治を!』という声、聞いた事あります?
自分はないです。なので香港の弾圧はひどいとは思うが、デモ派を気の毒とも思わない。
むしろ最悪の終わり方をして、中国の独裁制を改めて強調する結果になってもいいと思ってる。
中国共産党の足を引っ張るなら、ずっと続いてもいい位。
中国は同じような事を日本の反日左派政党を通して、日本に仕掛けている訳ですから、日本が平等平和バカになって助ける必要は無いのではないか?お人よしが過ぎる気がします。
ただただ世界に対して『中国はひどい』と宣伝戦を仕掛ける具として使えばいい。
デモ隊だって、ウイグル・チベットから見れば中国人であって、独立自治を叫ばない限り、味方とは言えないですからね。
また香港自治が認められたとしても、いずれは期限が来て本土に飲まれ、ただの中国になる。
日本が応援しても日本に恩義を感じる事はない。少なくとも行動では返さないだろう。
そこが武装して戦う覚悟をしてまで、自治を守ろうとしている者もいる台湾と本質的に違う気がします。
だから気の毒かもしれないが、中国共産党の特異性を批判するアイコン・材料としては使えるが、そこ止まりであって同情の対象ではない。あくまで個人の意見ですけど。
あんな中国の内紛を取り上げるくらいなら、ウイグルで殺されてるウイグル人強制収容所の方がとてつもなく大きな問題だと思います。
ウイグル・チベットの人々は、抵抗すら許されず、世界に黙殺され、殺されているんですからね。
ウイグル・チベットにこそ自由を。