
しかし専門家の間では、北朝鮮がすでに6回の核実験を通じて「国家核武力完成」を宣言したという点で、7回目の核実験では、これまで開発してきたミサイルに合わせた実戦配備用戦術核をテストするという観測が支配的だ。
北朝鮮の小型化された核弾頭は、戦術弾道ミサイル(新型戦術誘導兵器)や「北朝鮮版イスカンデル·エイタクス(ATACMS)」と呼ばれる短距離弾道ミサイルKN23·24、または超大型放射砲(弾道ミサイル技術を適用した多連装ロケット砲)KN25などに装着し、実戦配備される可能性が高い。
北朝鮮が開発したこれら短距離弾道ミサイルは韓国の主要地域と在日米軍基地などを射程圏に置くため、韓半島とその周辺部で北朝鮮と戦争が起きれば「ゲームチェンジャー」になる可能性がある。
韓米当局は、北朝鮮の核実験を実施する場合、人工地震波探知を通じて核実験の威力を計算することになる。 ただし、韓米が活用する換算式係数に差があり、同じ震度値でもその威力はそれぞれ異なって計算されることができる。
この場合、キム総書記が核実験に先立ち、関連研究所を訪問する姿が撮られた写真や北朝鮮の発表内容などを参考にして、北朝鮮がどのような方向の核実験を進めたのかを把握することになる。
ある核工学研究者は、「北朝鮮が6回目の核実験をしてから5年が経った。 その期間に核技術を開発し続けたら、6回目の時より強い高威力核実験を進めることができるほど核技術が高度化しただろう」とし「超大型核弾頭実験をすれば100㏏をはるかに超え、200㏏程度まで威力が出る可能性もある。 一方、戦術核実験を行えば、その威力は20㏏に及ばないだろう」と予想した。