
日本では先週末、ようやく東京都が外出自粛の呼びかけを行いました。しかし、海外在住の日本人は、このような日本の「ゆるい対策」にドン引きしている人が大半です。
現在、私が住んでいるイギリスを始めとする欧州では、空気は何とも重苦しく、「もうコロナ以前の世界は終わったのだ」という意識の人が大半です。
もう、あの平和で気楽な世界は戻ってこないのです。
我々は現在、世界中を舞台とした大戦争の最中にいます。
これはただの「感染爆発」ではありません。はっきりいって、第3次世界大戦です。煽っているわけではありません。大げさなわけでもありません。
これは残酷な事実です。我々はこのウイルスに試されているのです。
世界大戦はテロリストとの戦いでもなく、スカイネットとの戦いでもありませんでした。
相手は理性も交渉も全く通用しないウイルスだったのです。よくできたSF 映画もパニック小説も吹き飛ばしてしまう現実です。
どうか日本の皆さん、この深刻さと恐ろしさに気が付いてください。 これはただの病気ではないのです。
震災の時は、揺れが収まれば生活を立て直すことが可能でした。 原発事故も、何とか最悪の状況を乗り越えることが可能でした。
しかしウイルスは違うのです。 ワクチンも治療薬もない現在、この感染爆発を抑えることはできません。
誰も止めることができないのです。
引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200330-00071456-gendaibiz-eurp
『うひょー煽るねぇ』と思って最後まで読んだら、署名記事で谷本真由美氏のお名前。ここで『ははーん』と腑に落ちましたw
『日本に殺されずに幸せに生きる方法』を書いた方ですね。著書のタイトルだけみても日本がお好きでないのが感じられる感じ。
まぁ記事は読んでみてもいいと思います。イギリスは肺炎舐めてたが、私は危機感を持って接していたのに笑われた。
でもイギリスはボリス首相も国民を前に諦めてる。もう再起も出来ないのだ・・世界は絶望しろーと言わんばかりのヒステリー話。
まぁ女性よねw 視野に入った事だけ書いてる。見たいとこだけ見て、歯を食いしばって頑張ってる人を見てない。
まぁ多分意図的に見ずに、狙いがあるのは明白ですけどw 手法としても浅いw 引っかかるのは直感インプットの私ちゃんだけかなw
この記事のコメント欄にイギリスやドイツに在住の方が『そんな絶望感持たず、ヨーロッパもみんなで頑張ってるのに、捻じ曲げて嘘書くな』と並んでいます。
というかですね、武漢肺炎『止められる&終わる前提』というのが、そもそもおかしいんですよ。増える事自体織り込み済みなんですよ。その上でやっている。
日曜日に田中みな実さんがサンジャポで『政府は肺炎がいつ終わるのか、明確に示して欲しい』的な事言ったそうですけど、そんなん無理。予言者でもないしタイムマシンも持ってないからね。求められてる役柄発言だとしても良くない。(ファンだけどw)
今日の画像、医療崩壊を焼肉食べ放題に殺到に例えた時のものですけど、あの時『縦のスパンでなく、横のスパンで考えないといけない』と書いた。読んだでしょ。
太く短くでは客が多すぎて処理できないから、細く長ーーく処理し続けるしかない訳。
田中みな実さんが言ってるのは、『いつになったら焼き肉屋に並ばずに入れるんですか』って聞いてるのと同じ。
それは・・当分来ません。しばらく来ない。何故なら縦に数を伸ばして崩壊するのを避けて、横に長ーーーーく引き伸ばして想定される最大数を接客していくのと同じだから。
その代わり崩壊の可能性を小さくし、崩壊するとしてもそれを1日でも先に延ばし、その間に1人でも多く善処する事が目的だから。
焼肉屋で言ったら、『客が来たらどんなに混んでても入店させ、ホールもキッチンも不眠不休で死ぬまで料理を届け続けるか』、それとも『食べ放題を1時間制にして、営業時間中はずっと満席は続くが、店員も板前も夜は家に帰れて眠れる許容範囲のフル回転』をするかの違い。
一気に燃え尽きて破綻するのでなく、限界線の下で対処できるレベルを保ちつつずっと戦う想定。
だから、そう易々と終わらない前提でいないといけない。日本1億2000万。10パーが罹患し、その中の10パーが重症化するとしても、国民の1パー。120万人。
昨年時点で空いてる病床32万よ、重症化1パーでベッド4回転させないといけない。重症化2パーなら8回転。それが前提。
崩壊したからって『もう診ません』とは言えないから、少ない空き病床で回す工夫をしてるところ。
しかもこの120万が今年の客としても、終わった頃に次のシーズンという事もある。北半球が落ち着き取り戻した頃には、今度は南半球が冬到来で待ち構えてる可能性ありますからね。
商品化されるワクチンが出るまでは、それが続く。続くと言う前提に立って見るべき。
となると焼き肉屋崩壊ではなく、ホールやキッチンのスタッフのローテーション、休ませ具合、彼らの家の子供や老人の世話の世話まで念頭に置いて、悪く言えば死なない程度に働いてもらわなくてはならない。
谷本真由美氏の厭世的な意見には賛同しかねますけどね、一つだけ賛同できる部分がある。
それは『日本がぬるい』という事。それは政権の政策でも日本人の対応がぬるい事でもない。
それは法律とその根幹である憲法がぬるいと言う事。皆さん感情的に『法律で禁止しろよ』と言ってますけど、日本にはその法律が無い。憲法のもとで。
緊急事態宣言しろしろ言っても、緊急事態宣言しても『家の外に出るな、出たら逮捕な』とは言えない。
実際には『出ないでくださいね』とお願いするしかない。『出たい』という人は止める権限も法律も無い。
日本がぬるいと言うより、『日本国憲法』がぬるく、『性善説の法律』がぬるく、『性悪説に則った強制力を適度に許容した法整備を怠ってきた戦後の政治家』がぬるいんです。
じゃ『外出禁止を強要できる法整備を認めますか』と言ったら、今の『いつ終わるんですかマン』程度の認識では無理。
だからこそ政治家は『最善を望みつつ、常に最悪を想定する冷徹な政治家』でないと務まらないといつも言ってる訳。
『日本は古い!私ちゃんはわかってた!私ちゃんの言う事聞けばよかったのに!』と言いつつ、その根幹で法整備と、その根拠となる憲法整備に考えが至ってない。
女性らしく目に見える部分だけで話し、感情的で、Howがない。視野が狭い。
そして前も言いましたが、Howがない以上、それは感想であって意見ではない。
今回、日本がコケて膝を擦りむいたとしても、『痛い!だから出かけたくなかったのよ!』とヒステリー起こす暇あったら、『次転ばないようにするにはどうしたらいいのか』を考えなくちゃいけない。
これは短距離走じゃない。マラソンなの。まだ5キロ地点なのに『疲れた疲れた』とぶーたれてるだけです。ペース配分分かってない。本質も見てない。
そこに至らないと言うなら『浅知恵』というものです。まぁ著者の狙いは日本の善処ではない事はわかりましたけどね。わかってて言ってるはずですよ。百も承知のはず。
記事を読む時は、文字を追うより、著者の意図するところを読み解かなくては転がされるだけです。
