先日、民生品の旧型飯盒を2つ手に入れたのですが、2つもあっても仕方ないんで(どっちも程度悪い)、1つ放出すると言ったところ、飯盒オフの相方が名乗りを上げたので、引き渡すついでに急遽、飯盒オフを開催する事になりました。

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飯盒掛にぶら下がる旧型飯盒
飯盒掛が開発された時代の飯盒はこれです


■今回のテーマ
   飯盒オフというと、毎回決まって飯を炊いてるのですが、今回は普通に飯を炊いても面白くないので、去年、せっせと作った糒を実食してみる事にしました。一応、去年、試食はしているのですが、時間が経つとどうなるのかは、今日分る訳です。もし、激烈に不味い様であれば、備蓄しておくのは止めといた方が良い、という訳です。ちなみに、現在、合計15合分作り置きしてあります。今回は、2人分という事で、掛子にすり切り一杯、2合持参しました。
   糒の一般的な食べ方としては、湯で戻すというのがありますが、今回は糒と同量の水を入れて、アルコールストーブで温めました。実は職場にも飯盒と糒、エスビットを常備していて、非常時には同じ様にして食べれる様にしています。もっとも、一度も実際に戻して食べた事がなかったので、今回のオフは良い機会にな りました。
   白米を炊く場合は、それなりに火加減など気を使うところがあるのですが、糒の場合は単に湯を沸かす以外にする事がありません。糒に水を入れて飯盒の蓋をして、火に掛っぱなしです。まぁ、非常時にはそれさえもやる気になるか疑問ですが、楽な事は良い事です。ただ、ボケッとしてると、水気が無くなれば糒も焦げるに違いなく、そうなったら後始末が面倒なので、適宜、蓋を開けて、水気が引いたところで火から下ろします。

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糒に湯を注ぐ、というやり方もあるのですが
炊いた方が柔らかくなると思います
アルスト程度でも十分やれるのが非常時向きです

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ドボドボ~っと水を注ぎます
多めに入れれば粥になります。まぁ、お好みでw

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防災用品には、缶入りコケネンかエスビットを入れてます
今回は、それを再現した温め方をしました

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相方は、飯盒掛に飯盒ぶら下げて
玉菜(キャベツ)と牛缶の煮込みを調理中
飯盒掛を使った副食で、唯一、史料から出て来たメニューとか

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牛缶、すなわち牛肉の大和煮の缶詰なんですが
最近は缶切り不要タイプばっかで
あえてスパルタンな開け方したい我々には物足りないっす

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そんなこんなしてる間に、糒が戻りました
つか、予想以上に早く出来てしまい
副食が出来るまでに少し冷めてしまいました


■実食
   糒が少々冷めてしまいましたが、早速実食。糒はちょっと水が足りなかったみたいで、上の方はまだ固い状態でした。恐らく、下の方の糒が水を吸って膨張し、上の方は隆起して水を吸えなかったのでしょう。一応、かき混ぜて置いといたのですが、炊いてる最中からかき混ぜておけば良かったです。あるいは水を多めにするか。
   糒ですが、例の糒臭さはありますが、食えないほどではありませんでした。その昔作った糒は猛烈に臭くて食えた代物じゃなかったのだけど、今回のはどうでもないっぽいです。とはいえ、白米を炊いた様な美味にはほど遠い。そこで、玉菜の煮込みをぶっかけて混ぜてみたところ、糒臭さが気にならなくなりました。
   ちなみに、玉菜と牛缶の煮込みは、醤油のみの味付けで、砂糖はまったく入れてないのに結構甘みの強い仕上がりでした。牛缶の甘みが結構出ていた様です。

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醤油と砂糖を使えば、大抵は和風の味付けになるのですが
このオカズも手軽で美味しいです

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見た目はアレですが、混ぜて食べた方が
糒臭さが軽減されて食べ易かったです


■ちょっと工夫
   旧軍スタイルでオフをやる時は、これまで缶入りコケネンを使ってたのですが、コケネンも大概高いし、かつ旧軍の缶入りコケネンは実は結構サイズが小さかっ たという事が分り、代替品をどうすべ?みたいな話しがありました。そこで見つけて来たのが、ドールのパイナップルの空き缶。サイズ 的には旧軍コケネンより少し大きいのですが、トランギアのアルストが良い感じに納まります。キャップも出来るので、ケースにもってこいです。
   自分もやってみたのですが、ふと気が付いたのが、「ホワイトプロダクトのケイネン160の五徳が使えるんじゃね?」という事。試してみたらバッチリでし た。あつらえたみたいにピッタリです。しかも、保管時は缶底にセット出来ます。まぁ、この状態で持ち出し袋に入れておく、なんて事はしないと思いますが、 コケネン使用を前提としたテストの時に役立ちそうです。

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恐らく、この缶のサイズがケイネン160と同じなんでしょう
この五徳自体は使い易いので有り難いです

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五徳を缶底にセット出来るので邪魔になりません


■まとめ
   今回のオフでは、糒は混ぜご飯にして食べるのが良さげ、という事が実感できました。しかも、可能であれば、塩系より醤油系の方が、糒臭さを誤摩化すのが上 手そうです。この事は糒に限らず、アルファ米でも同じではなかろうかと思います。あちらはあちらで、アルファ米臭さがあって、塩振ったくらいでは臭いは取 れません。そのような訳で、サンマの蒲焼き缶とか、焼き鳥のタレ缶など、醤油と砂糖で甘辛系の缶詰などを併せて用意しておくと、イザの時に“臭い飯”を食 わずに済むのではないでしょうか?

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塩だれとかツナ缶などは、臭み消しには物足りないです