こんばんは!
監督の新井卓将です。


今夜は少々長くなりますが、近年の卓球において小学生が高校生や大人のトップ選手に勝つようになってきたのは何故か?について書いてみたいと思います。


卓球というスポーツは、多くのカテゴリがあり、幅広い年齢層で楽しまれているスポーツです。


近年は小学生にして高校生の全国大会で上位進出したり、中学生が当たり前のようにシニアのトップ選手に勝利したりと年齢や経験の差、そして体格やパワーの差を超越するスーパーキッズが出現するようになってきました。


もちろん、才能や運だけでそういった結果に繋がっているのではなく、いくつかの要因があると思います。


本人の並外れた努力や周囲の強力なサポート、そしてその選手にマッチしたビジョンやプラン、練習メニュー、トレーニングのコーディネート等、選手の今とこれからを見据えた的確な指導が、スーパーキッズ選手の成長をサポートし加速させているのだと思います。


つまり、合理的で効率の良い指導ができる指導者が増えてきているのも要因の一つですし、選手それぞれの個性を大切に、先見の明を持ってのびのびと育む事ができる指導者も増えてきているのだと思います。


指導者自身が固定観念を持たず、固定観念を打開していくような開拓精神のある指導者ですね。


選手は固定観念なんて知らずに、ただただ上手くなる事、強くなる事、達成する事を目指してワクワクしながら取り組んでいるという、そして怖いもの知らずで向かって行くと、そういう事だと思ってます。


ただ闇雲に頑張って練習しても、方向性が間違えていたらその頑張りが報われるかが心配ですよね。

無茶をして身体を壊したら元も子もないし、創造性が育まれないような窮屈な取り組みばかりだったら、個性をプレーで表現できないと思います。

それって凄くつまらない事ですよね。


選手の努力を無駄にしない、有効で効率的な、パーソナライズされたメニューを考案し提供できる指導というのが、選手の可能性を最大限に引き出せるのだと思います。


選手の才能や努力もありますが、そういった指導によって、華奢な子供が経験豊富でパワフルな大人に勝つという結果に繋がっているのだと思います。


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当然、私はパラ卓球の選手たちにも、同様に考えています。


自分が出場するクラスでトップを目指すのはもちろん、障がいの有無に関わらず、トップレベルの選手とプレーしても渡り合えて、ハイレベルな戦いが可能になると、本気で思ってます。


障がい者卓球にも色々なカテゴリ、クラスがあり、そのクラスや障がいによって特徴が異なったりしますが、パラ卓球の世界のトップ選手達は固定観念がないように見えます。

創意工夫された芸術的な卓球表現に感動させられますよ。

障がいを超えたプレーはまさに衝撃的です。


パラ卓球の選手達が自分に合った『卓球』を極めていく過程を、柔軟にサポートしていきます。


選手達に乞うご期待!


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