10月31日~11月3日に味の素ナショナルトレーニングセンターイーストで合宿を行ないました。

20201103_162024

今回は来年の4月に開催予定の世界予選トーナメント出場予定選手を対象とした合宿でした。
(世界予選トーナメントで優勝すれば、東京パラリンピックの出場権を獲得することができます。)


初日は畠山会長の挨拶から始まり、インテグリティ研修と練習、メンタル講習を行ないました。

20201031_140141


インテグリティ研修では、支援者に対しての感謝や選手としての在り方等を再確認しました。


メンタル講習では株式会社ブライトスターズの東篤志さんを講師にお招きし、現在の自分自身の状態を知ることや、危機感や覚悟を持つということについて、個人ワークをしながら考えることができました。

20201031_173000

LINE_P20201107_130830639

改めて自分自身を見つめ直すきっかけになりました。
ありがとうございました!!


2日目は、Ace卓球スタジオ代表の菴木伸吾さんを特別講師としてお招きし、サーブをご指導いただきました。

20201101_101309

昨年の9月の合宿にもご指導いただいて今回は2回目でした。

DSC03852


選手は菴木さんのサーブを実際にレシーブしたり、各自のサーブに取り入れてみて個別に指導していただきたりと丁寧に教えていただきました。

DSC03878

20201101_170919

ありがとうございました!!


3日目は、練習とアンチドーピング・感染症対策講習を行ないました。

20201102_133548

アンチドーピング・感染症対策講習ではチームドクターの大野先生からお話いただき、改めてアンチドーピングに対しての認識を確認し、感染症対策では感染症そのものについての説明、マスクの付け外しや、手洗い・消毒の方法まで丁寧に教えていただきました。

20201102_144139

日頃から徹底し習慣となるようにしたいですね。
ありがとうございました!!


練習の合間には、コーチ陣の様々な経験をお話いただく時間もあり、経験から感じたことや大切にしていることをお聴きすることができ、貴重な時間となりました。
20201102_165846

DSC03867

DSC04010

DSC04074


最終日は練習を集中的に行ないました。
選手の疲労が溜まってきたところではありましたが、最後まで集中力を切らさず、3日間で学んだことをそれぞれの課題に取り入れて練習することができました。

DSC03876

20201101_090227

DSC04184


練習相手に来てくださった皆さんありがとうございました!!

DSC04018
湘南工大付属高校 新井さん

DSC04030
湘南工大付属高校 河合さん

DSC04032
駒澤大学 秋廣さん







DSC03814

吉田選手(男子クラス3)コメント

コロナ感染予防を徹底し4日間に渡り、合宿に参加しました。
練習会とは違い、体を動かすことだけではなく
・インティグリティ
・ドーピング
・感染症対策
等の講義を以前にも聞いておりますが反復することで、意識の再認識や士気を高めるためご教示いただきました。 
体を動かす面では、サービスの特別講師(菴木様)初め、コーチスタッフのご協力の下、ご指導いただきました。 
目的意識を高め、計画的に目標を定め、常に更新出来るよう精進し、引き続き、環境、職場、関係各位に感謝を忘れず、一人でも多く「世界最終予選トーナメント」優勝を達成できるよう、頑張りたいと思います。



DSC04025

茶田選手(女子クラス3)コメント

インテグリティ研修やメンタル講義、アンチドーピングについてなど講義の時間も多くあり、改めての再確認や気づきのある時間となりました。
またサーブ講習などもありとても勉強になりました。練習の中で教わったことを意識してサーブを出すなど取り組んでみましたがやはりまだ中々うまくは出来ませんでした。
ですが、これからも継続して練習していくことで必ずサーブ力向上に繋がると思いますので、しっかり教わったことを継続して取り組んでいきたいと思います。
次の大阪合宿ではいつもと違う選手とも練習できる機会ですので、今練習で取り組んでいることを試しつつ試行錯誤をしながら更に実践的なものとして取り入れられるようにしていきたいと思います。


DSC04103

齊藤選手(男子クラス4)コメント

今回の合宿では、ラケットの反転や車椅子のラリーの中での位置取りなど、前回までの合宿等で取り組んできたことを活かしたラリー展開などを考えた、実践的な課題練習を行った他、自身の卓球へ新たな変化をもたらすことができるよう、サーブについても考え直すことをした合宿となりました。
菴木さんのサーブ講習の中で「大きな動きほど相手は気を取られるから、その中に隠れた小さな動きで相手を騙す」や、「詐欺師になる」など、サーブを新たな視点から考えるためのヒントとなる考え方をすることが出来るようになったと思います。
今までは、相手から見たらどうなのかという部分や、どのようにしたら騙すことが出来るのか、ということはあまり考えてこなかったように思います。ラリー展開を良くするために出す場所を決めたり、一度サーブで得点を取ることが出来たらもう一度同じ場所に同じように出してみようなど、ある意味短絡的に出してしまい、深く考えてくることはできていなかったなと反省をすべき点が沢山見つかりました。
前に一度菴木さんの講習を受けてはいたのですが、しっかりと理解をできていなかったということを自覚することが出来たので、これを機にサーブに関しても考えを様々にめぐらせて、常識に囚われずに自分自身のサーブを研究していきたいと感じました。
今回の合宿ではYGサーブを出してみたり、車椅子を横に向けてフォア面での横回転サーブを出してみたりと新たなサーブにもたくさん挑戦をしました。その中で今あるサーブに応用できると感じたことや、新たなサーブを出してみて実践でも使えそうなものに仕上がる期待が持てるものなど、様々に分かることもあったのでこれからも練習を続けていきたいです。
今回の合宿では、楠原さんのサーブを始め、新たに考え直した他の選手のサーブもレシーブをする機会が多くありました。その中で、ほとんど前とは変わらないけれど、グリップの向きや、タイミングなど一部を小さく変えただけで分かりずらいサーブを出すことができていた選手や、ラリーを楽に展開されてしまった選手もいたので、少しの変化でも大きな変化につながっている、ということを実際に体験をして理解することも出来、貴重な経験になったと感じています。今現在私が出しているサーブの中にも少しの工夫を加えるだけでさらに良いサーブになるものもあると思うので、今回撮ったビデオを参考にしながら、相手の目線に立って考えていきたいと思います。
また、メンタル面の講習や、スポーツインテグリティ、感染症対策などについての座学の講義の時間も多くとっていただきました。
特にメンタル面の講義では、なぜ自分は卓球をしていて、その根底にある価値観などはどのようなものなのか、ということについても改めて深く思考を掘り下げて考えることが出来ました。その中で私は、私生活を含めて「完璧性」というものを求めながら生活をしていて、卓球にはさらに「愉しむ」という要素が加わってきている事がわかりました。「完璧性」を求めるというのは、周りから見て完璧ということではなく、自身がさらなる高みを目指していく中での成長の過程が自分自身にとっての行動意欲に繋がっているということだと思っています。また、自身がそのことによって行動を起こし、なにか結果を出すことで、周りの方への感謝というものも伝えることが出来れば良いな、というように考えていたことも理解できた時間となり、とても有意義な時間となりました。
ドーピングに関しても普段の風邪薬などから気をつけていかなければならない、所持をしているだけや、違反をした人と関わること自体も違反であるなど、基本的なことについて復習をすることが出来たので、これからも気をつけて行きたいと思います。
また、感染症対策という点においては、常に二つ以上のマスクを持ち歩くことやアルコール消毒液、ゴミを捨てるためのビニール袋も持ち歩くと良いとの事でしたので、実践して行きたいと思います。



DSC04143

土井選手(男子クラス5)

約7ヶ月ぶりの代表合宿参加となり体力的に不安な面がありましたが、無事に終えることが出来ました。
車椅子のステップ板を広い物に改良したことで足腰を使ったプレーを意識し、海外選手を想定した攻撃的なボールに対してのブロックやカウンターの練習をメインに行いました。
ブロックする時に力が入り過ぎてしまったり打点が遅れてしまったりと、大きな課題を感じました。
サーブに対しても新しい気づきや工夫出来る点をたくさん発見したので、更にレベルアップを図りたいと思います。
インテグリティ研修やメンタル講義、アンチドーピング講義なども行われ、ボールを打つだけが練習ではないということを改めて実感することが出来ました。
監督をはじめとするコーチやスタッフの方々からいただいたアドバイスや課題を整理して、恵まれた環境で練習出来ていることに感謝の気持ちを忘れずに、今後も頑張っていきたいと思います。



DSC04203

七野選手(男子クラス6)

沢山のスタッフの方々に練習を見ていただき、様々な角度からのアドバイスをいただきました。
ちょっとした意識・考え方一つで、元の技術がより良いものになったり、自分のプレーの幅をどんどん広げられるんだと実感しました。
今後試合で使えるものにできるよう、取り組んでいきたいと思います。
また今合宿ではインテグリティ・メンタル・メディカルの講義もあり、改めて多くの方々のサポートによって自分の競技が成り立っていると感じましたし、成長する姿・結果で恩返しできるように頑張りたいと思いました。
今後合宿が続いていくので、新たな技術に取り組みつつ、技術を全体的に伸ばしていけたらと思っています。

DSC04160

友野選手(女子クラス8)コメント

菴木さんや楠原さん、田中コーチから教えて頂いたサーブなど、沢山の新しいサーブを教えて頂き、サーブの幅が広がりました。
今後の課題は、イボに対しての3球目をどうするかや、レシーブの工夫、相手の回転を理解し、コントロール力をつけることが主な課題です。
ラリーについては安定してきているので、ラリーに入るまでをミスしないこと。
ラリーに入ってタイミングの外れたボールがきても、しっかり待って自分の所に来てから打つことを意識して今後の練習に取り入れたいです。
良かった点は基本のレシーブの構え方が決定したのと、以前に比べ姿勢が良くなってきているので体制を崩さずに、まずはラリーまで持っていきたいです。
また技術だけではなく、卓球をしている時の相手のメンタル面も、もっと深く研究しなければいけないなと思いました。
この戦型だから、こう打ったらこう返ってくると決めつけるのではなく、相手のやりにくい所や苦手な所をさぐるのが大事だと練習パートナーの新井和夏葉さんと話し合って分かりました。
他にも様々な方の考えや意見を聞くたびに刺激され、勉強になりました。
今回の合宿が開催されることの背景には、沢山の人々が協力して下さり、家族やコーチ・監督、サポートして下さる周りの全ての方々に、本当に感謝です。
また、ナショナルトレーニングセンターで合宿が行われることが決して当たり前ではないこと。
素晴らしい監督やコーチ、スタッフの方に協力して練習して頂いていることに、心から感謝の気持ちを持つと共に、これから世界選手権に向けて残り5ヶ月、今回の合宿で課題となったことを母体での練習に取り入れたいです。


DSC03949

垣田選手(男子クラス10)

コロナの影響により、今年度初の合宿参加となりました。
参加するにあたり、感染予防対策として、マスク着用等はもちろんの事、熊本空港までは自家用車で移動し、羽田空港からNTCまではタクシーの利用で、出来る限り公共交通機関の利用を避けて参加致しました。
合宿では、半年ぶりにNTの仲間と練習できたことが非常に嬉しかったです。また、監督、コーチの助言の元、自身の課題を改めて認識しました。
サーブの講習では、疑問に思っていたことを回答頂き、より理想に近いサーブを出すことが出来るようになりました。
母体に戻ってからは、今回の課題を意識して取り組み、次回の合宿時には新たな課題に挑戦できる状態にしたいと思います。
世界最終予選までに高いモチベーションを維持し、引き続き頑張ってまいります。


DSC03704




改めて、多くの方に支えられて活動できていることを感じることができました

選手の皆さん、スタッフの皆さんありがとうございました!