August 16, 2009

酷男![女乃]茶王

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日曜日朝の香港は、
飲茶しながら新聞が王道!




今日の蘋果日報トップ記事は


milktea
第一屆「金茶王大賽」
(第一回
ミルクティー王者決定戦)








すげえ!

昨日、大きなニュースが全くなかったんだ!!!




昨日8月15日の香港は、よほど平和な1日だったようです。


なにはともあれ、第一回香港ミルクティー王者が決定です。
まさかここで、言わずと知れた香港名物、
奶茶(ナイチャー)を改めて取り上げることがあるとは
思ってもいませんでしたが、蘋果日報が香港の一大事として
一面記事で報じているとあらば、便乗しないわけにはいきません。


優勝は


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奶茶を淹れ続けて20年、
元朗「大發餐廳」の
陳偉聰さん(37歲)。

YEAH!香港奶茶王!

すごいね、17歳から奶茶を!





陳偉聰さん、新聞で

「酷男!」

と評されています。

しかし、決して


「酷い男」なわけではありません。


酷男は「Cool guy!」という意味です。


日本語と意味が違いすぎる。要注意!要注意!



【第一屆「金茶王大賽」結果】

−金賞−
「大發餐廳」 住所:元朗洪水橋翠珊園 5號舖

−銀賞−
「太興燒味餐廳」 チェーン店

−銅賞−
「鄭記士多」 住所:深井深康路 10號

−優異賞−
「魚菜消費合作社」 住所:長沙灣魚類蔬菜統營處

「扒王之王」 チェーン店

「錦城餐廳」 住所:錦田城門新村第四座 M2第 89號舖



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奶茶名店、老舗
として知られる
数々の茶餐廳チェーン店の
奶茶師父たちに打ち勝った
元朗「大發餐廳」。


今日は日曜日。
こんなトップニュースがあった日には
大發餐廳のある元朗には王様の奶茶を求める人々が押し寄せる
香港市民大津波が予想されます。
興味のある方は、少し落ち着いてから訪れた方が無難です。


同じく今日8月16日、MTR柯士甸站(Austin Station)がオープン。
元朗に行くなら、新駅も利用のチャンス。

「西鐵線」
紅磡(Hung hom)-尖東(East Tsim sha tsui)-柯士甸(Austin)
-南昌(Nam cheong)-美孚(Mei foo)-荃灣西(Tsuen wan west)
-錦上路(Kam seung Rd.)-元朗(Yuen long)-朗屏(Long ping)
-天水圍(Tin shui wai)-兆康(Su Hong)-屯門(Tuen mun)



新聞には香港人の奶茶好きは英国人の影響、ともあります。

別にそんなこと言われなくても誰だってわかりますが、
そんな香港紅茶史にまで紙面を割く、平和な香港なのです。


なんといっても、今日は
トップページ全部奶茶の話題オンリーですから。



しかし、改めてその香港紅茶文化について

「中国北方にも、お茶にミルクを入れる少数民族はいるけど
香港のそれはイギリスから入ってきた文化なのだ」

と書かれているのを読むと、「ほほう、なるほど」とも。


でも、わたしが知っている限りだけど、

香港に住んでるイギリス人は断固として
港式奶茶は飲まなかったりするよ(笑)


それどころか、



「あれはミルクティーではない(怒)!」



と拒絶さえしていた友人もいました。

いや、別に怒らなくてもいいじゃん、と思う反面、
同じように「自国に伝統的なもの」が多い民族としては
気持ちはわかる。

ベツモノとして楽しく飲めばいいじゃんって言っても
「自国の伝統的なもの」が大事だからこそ寛大さに欠ける人
が多いのも、同じような民族なので理解は出来る。


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それでもわたしは
港式奶茶が好き。





そんなわたくし、そろそろ
本物のフレンチトーストの味も忘れそうです。


milktea4たっぷりのバター、シロップ、
そしてパンの間にピーナツバター。
もはやパンの油揚げ、
「港式西多士(サイドーシー)」
香港版フレンチトースト。


ああ、そういえば本物はヒタヒタの玉子と牛乳だったよね。


ところで、港式奶茶って
胃腸の調子がよくないと胃が痛くなります。
夏ばて中の方はくれぐれもお気をつけて。


ここで新聞に載っていた美味しい港式奶茶の淹れ方講座!


96度のお湯に紅茶の葉を投入し、フタをして5分。
もしくは弱火で30分煮込む。
カップには先にミルクを入れ、後から紅茶を入れる。


出来上がりです。

そりゃ濃いわ。カフェインたっぷりだわ。

ここに通常、

ティースプーン2杯のお砂糖を投入していただきます。

それが普通です。


なお、香港では1年で9億杯もの奶茶が飲まれているそうです。
香港の人口が約700万人だから、一人約130杯。


イギリスの影響。

イギリスのアフタヌーンティーの習慣もそのまま
香港で下午茶(午後のお茶)の習慣となりました。

お茶の時間っていいながら

ぶっかけ飯とか

牛丼とか

インスタントラーメンとか

モリモリ食べたりもするんですが。

いいんです、それが香港なんです。


ちなみに香港好きな日本人の間でも有名な
奶茶のおいしいお店に、中環の「蘭芳園」があります。
ここで知られているのはまろやかな奶茶にするために
ストッキングを使って茶葉を濾している

「絲襪奶茶(パンストミルクティー)」

これは実は違います。
もともと「お料理用の白い濾過袋」を使っていたのに
紅茶で茶色くなったその袋を見て、お店に来る人たちが
ストッキングを使っていると思い込んだ、というのが
噂の由来なのです。

「蘭芳園」住所:中環結志街2號

そんな奶茶都市伝説にまで新聞紙面を割いて解説する、
平和な今日の香港なのでありました。

なんといっても、今日は
トップページ全部奶茶の話題オンリーですから。



金賞、大發餐廳の奶茶は普通の値段の11ドルですが
銅賞、鄭記士多の奶茶は68ドルもするんだそうです。
ホテルのカフェより高い。
お店の方は「飲んでおいしくないと思ったら払わなくていい」方針。
しかし、誰もがちゃんと68ドルを払って帰ってるんだって!
なになになに?それは幻の奶茶!?
そう言われると高くても飲んでみたくなる人間の好奇心。
大發餐廳とともに、鄭記士多も俄然気になっています。


2009年8月16日、香港に、新たな奶茶伝説がはじまった。

japanavi at 10:58│TrackBack(1)

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1. 奶茶に想う  [ きたきつねの穴 ]   August 17, 2009 23:03
 りえさんのこちらの記事にリスペクト。  8月15日のりんご新聞のトップは「第1



りえ

2000年〜香港移住。

香港永久居民。

香港TVタレント(電視節目主持)

日本夜景応援大使

関西観光大使

座右の銘は「芸人魂」「騎牛搵馬」

香港最長寿の訪日観光番組、香港地上波Viu TV「日本大放送 Go!Japan TV」レギュラー出演中。


「日本大放送 Go!Japan TV」

*Viu TV 99ch
毎週日曜日11:30放送!
*2012年からは台湾,シンガポール,中国等でも放送開始!


*番組ホームページ
www.jptime.tv


2012年11月番組オフィシャル中文月刊誌「Go! Japan」創刊!
毎月5日香港全域のコンビニエンスストアや新聞スタンドで発売です!20ドル!


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