August 20, 2012

姜太公望

01
香港は心配ないですよ〜〜





日本でこんなに「香港」が話題に上っていることは
1997年の中国返還以来ではないでしょうか。

前回、とっても大好きドラえもんの話題に
いただいたコメント(ありがとう!!)の中に
一通、気になったコメントがありました。

Shinomiyaさんより。
「尖閣上陸の騷ぎを避けなくてもいいと思う!
香港も日の本も自由社會だから!
中共の“保釣兵士”なんか、堂々と応じるべきや!リエちゃん!」


やっぱり思われましたか〜〜。
他にも、このメッセージをくださったShinomiyaさんと同じように
前回のブログに「この大騒動の中、ドラえもんとか言ってる場合
じゃないでしょ」と思われた方もいるかもしれません。
イラッとされた方、すみません。

前回ブログを更新するとき、
「保釣兵士」の煽りなんかにまんまと釣られることなく、
渦中の香港の空気を如実に伝えたい、と考えました。

そうしたら

「尖閣騒動はスルーして、ドラえもん」

になってしまったのです。(笑)
ふざけているわけではなくて、8月15日のネット上で
本当に一番ホットな話題だったんです。
ドラえもん誕生前パーティーは、今の香港で
重大な関心をもたれている楽しいニュースのひとつです。

ちょうどこの時期にはフードエキスポ(世界美食博)も開催。
これも連日多くの人が押し寄せる重大娯楽ニュースのひとつでした。
あの食に対するあくなき追求や執念が、香港の長寿の秘訣
かもしれません。(※2012年発表された世界の平均寿命で、
香港は男女ともに世界一の長寿社会になりました)
このフードエキスポには、日本各地からも50以上の出展があり、
そちらも大盛況。開催期日は8月16日〜18日でした。


などとはいっても、日本側で大きなニュースになっている今、
香港の治安状況を心配する人も増えているようなので
香港の関心度はさておき、やっぱり触れておこうと思います。

りえの香港治安情報!

日本を大変お騒がせしておりますが、
香港現地は至って平和です。

まずは、日本人が香港を歩いていたら身の危険があるとか
日本食レストランが襲われるとか、日本製品が壊されるとか
そういう心配はありませんので、その点は安心してください。
2005年にも中国各地で激しい反日デモが起きていたことが
ありましたが、その時の香港も不安を感じることは一切
ありませんでした。2010年の尖閣騒動の時も同様でした。
こういう活動家行動があったり、中国内での反日行動が
日本でニュースになるたびに毎回日本から心配されるのですが、
そんな時の香港在住日本人はいつでも基本的に
緊張感も何もない中で変わりなくフツーに生活をしています。
出張や観光に来られる方も心配いりませんよ〜〜。

わたしがfacebookでつながっているほとんどが香港人ですが、
顔の見えないネット上にも関わらず、
尖閣の話題をわたしに振ってきた人は1人もいません。

Rie's facebook
http://www.facebook.com/riejapanavi

おそらく、他の香港在住日本人の皆さんも
同じだと思います。


逆に、この尖閣騒動で、わたしは何人かの香港人から
「近いうちに日本に遊びに行く予定があるんだけど、
今行ったら危険か?」と聞かれました。
どうでしょうか?こんな騒動があっても、
日本を香港人観光客が歩いていたら
いきなり罵倒されたり、襲われたり、身の危険を感じるような
事件なんて起きませんよね!
香港はそういう点(民度の高さ、安全さ)は日本と同様です。

ただ、いつでもそうですが活動家みたいな人たちを
見かけたら、近寄ったり挑発したりはしないでください。
どこの国でもそうですが、活動家は、あくまで活動家です。
特に「活動中」は興奮しています。
一緒に抗議する場合ならまだしも、抗議のターゲットに
なっている場合は決して近寄るべからずです。
それから今回の尖閣騒動では、日本総領事館周辺で
人数は少ないですが抗議活動している人たちがいます。
そういう人たちにも近寄ったらダメです。
総領事館からの通知にも、今まで来た抗議活動は
概ね平穏裡に混乱等なく行われたと書かれていました。
余計なことして、ただでさえ忙しい日本総領事館を
煩わせないようにしましょう!!

以上、香港治安情報でした。


この尖閣上陸騒ぎは日本では国民の間でも関心が高く、
ネット上もこの話題一色になっていましたが、
香港はちょっと違いました。メディアはこれ一色でしたが、
ネット上(facebook、ツイッター)は静かでした。
香港にとって重大なニュースがあった時には、
一斉にその話題一色になってヒートアップする香港が、です。

わたしはといえば、Japanaviスタッフたちから

「次の日本ロケの行き先変更になりました、釣魚島です!w」

というイタズラ電話がきたくらいです。

Japanavi新特集!サマーバケーション IN 尖閣諸島!

そんな日が来ればいいなあ。平和バンザイ!


とはいえ、8月19日には香港でも反日デモはありました。
それは今回の騒動に便乗乗りした親中国派政党によるもので、
一般市民への参加呼びかけ告知はほとんどありませんでした。


さて、その時市民は、

02






















やっぱり大好き、ドラえもん。 っていうか、ドラえもん、どこ!

これ、facebookでもらったこの週末の写真なのですが、
その時書かれていたメッセージが素敵でした。

「叮噹被人群包圍,返唔到未來世界!!! 」
(こんなにたくさんの人に包囲されていれば、
もうドラえもんは未来になんて帰れない!)

ちょっと泣いた。

(※香港ドラえもん祭りの詳細は【前回のブログ】をご覧ください)


そして、どの日本食レストランや回転寿司屋も大行列。
これが、この週末の香港現地の様子です。


話を尖閣に戻します。

香港での尖閣諸島問題の捉えられ方は
なかなか日本には伝わらないことだと思います。
だから、今日はわたしが理解できている範囲で説明します。

この件は日本で香港人の逮捕者が出た深刻な外交問題ですし
香港でも全てのメディアで大きく報じられています。
新聞メディアによっては、煽るような論調での報道をしています。
それが一般市民も同調していたかというと
香港現地に漂っていた「空気」としては
みんなスルーしていたといって過言ではありません。
そもそも香港は国ではないので、
外交は自分たちの単位が口を出す問題ではない、
という理性を一般の香港人は持っています。
自分たちの生活や思想に大きく関わる問題であれば
何万人、何十万人もの市民が抗議に集まる香港で、
対日本抗議活動や尖閣問題に集まる人は最大でも数百人規模
(通常は10名前後)であることを見れば、
その傾向を理解してもらえるかと思います。

それなら香港人は「完全にどうでもいいこと」だと
思っているのかというと、そういうわけではありません。
「民族意識」としては決してどうでもいいことではありませんが、
(チャイニーズ系の人たちの傾向として、尖閣諸島は
日本のものじゃない、という気持ちを持っていることが多いです)
この件をフォローしていくと「なぜか普段反発している中国の
ために戦うという構図になってしまう」という矛盾が生じることにも
多くの香港人は気付いています。それに加えて
「っていうか、そんな島のことより、もっと先に解決するべき
香港内の社会問題が多すぎる」という気持ちもあり、複雑です。
その複雑さをはかりにかけた結果、スルーするということになる
んだと思います。

多くの香港人がこの話題をスルーしているからといって、
領土問題に対しての主張をすることを悪だと思っているわけ
ではなく、この件に関しての心情は日本の味方でもありません。
こういった複雑な気持ちを彼らから教えてもらったことがある
とはいえ、わたしは香港人ではありません。
なので、渦中に香港人のその複雑な気持ちを代弁することは
あまりにもおこがましいかなと思って、
状況が少し落ち着いてから書くことにしました。

蛇足ですが、子犬の牛牛がやっとトイレを(正確にはトイレで排泄
するとすごく褒められるということを)覚えてくれたので、前回翻弄
されていると書いたわたしの生活も少しだけ落ち着きましたし!


ご存知の通り、香港には日本が大好きな人が多いです。
アニメ、ゲーム、芸能、グルメ、ファッション、流行、旅行・・・
日本人のわたしが驚くほど日本の最新情報に精通している人も
多いです。香港での一般生活上では日本人であることがプラスに
なることは多くてもマイナスになることはほとんどなく、
日本人がすごく生活しやすい地でもあります。
(香港や香港人が嫌いだといいながら香港に住んでいる人の場合は
相性が悪いだけの問題なので別の話。相性だけはどうしようもなくて、
悪い場合はお互い嫌いあってるって感じも多いです。)

だからといって全てにおいて香港人が
日本に対して日本人と同じ認識を持っているわけではありません。
たとえば、中国だけじゃなく香港や台湾であっても
「尖閣諸島を日本領だとは思っていない」人は多いです。
ですが、その感情は
=反日(日本が嫌い、日本が憎い)
という短絡的なものではありません。
むしろ、「日本は好きだけど、でも、尖閣諸島は日本領土では
ないはず・・・」と思っている人も多い気がします。

言い換えれば、日本でも、
「あの国のことは素敵だと思うし、行ってみたい。
国民にも何の嫌悪感も恨みもないし、仲良くしたいけど、
それでもあの領土は彼らのものじゃなくて日本のものだと思う」
(それはそれ、これはこれ。領土問題は譲れない!)
という心情はわかる方も多いかと思います。

ただ、その心情と関心度(優先順位)の高さは別です。

どっちが正しいという議論や対立はここでは置いておいて!
日本の外にこれが一般認識になってる場所がいくつかあることは
知っていてもいいのかなと思うので、書いておきます。


8月15日、香港の活動家が尖閣諸島に上陸!

2012年8月16日 蘋果日報一面
002









香港には1970年代から
「保釣(尖閣を守ろう)行動委員會」という活動団体が
存在しています。現在、保釣行動委員会の活動資金は
親中国派の実業家が寄付したりして支えています。
制限されず自由な抗議活動が出来る香港だからこそ、
日本への抗議も自由に出来ます。
ただし、保釣行動委員會所有の抗議船「啟豐二號」は
漁船です。漁船は漁のためのみに出港できますが、
彼らはどう見ても漁のためではありません。
ですから、これまで長いこと政治的配慮も含めて
香港から尖閣への抗議船出港は許可されず
ずっと止められてきました。これは台湾事情も同様です。
今回も台湾政府は抗議船出港を認めませんでした。
香港でも、今年の6月までは認めてきませんでした。
今回も香港警察は抗議船の出港を止めてはいます。
が、公海に出たところで今回は阻止を諦めています。
これまでと違ったのは、対日本ではなく対中国(中央)に
なんらかの政治的配慮があった、と考えてもいいのかな〜
と思います。
中国向けテレビメディアの鳳凰が抗議船に同乗しているなど、
今回の活動を中国本土(中央)が了解している気配も
感じられました。
ちなみに、香港チームの抗議船に同乗して中継していたという
テレビメディアの鳳凰衛視(フェニックス)は、香港向けのテレビ
ではありません。香港に拠点を置いている中国本土向けの
北京語衛星テレビ局です。

活動家たちが香港を「出発する前」に記者会見を開いた時、
会見に行ったのは、その鳳凰一社だったそうです(笑)。
上陸成功後はメディアも大いに取り上げるようになりましたが
この出発前のメディアの反応が、「本来の香港の関心度」を
示していると思います。

今回魚釣島に向かったのは合計14人。
香港人6人、マカオ人1人、中国人1人、
乗組員4人、鳳凰衛視の記者2人。

この香港人活動家たちは、
同時に中国に対し【天安門事件の再評価】
求めたり、【香港の民主化要求活動】をするなど
派手に反共産党活動をしている人たちが参加しています。
もちろん今話題の【洗脳国民教育】にも反対しています。
それが、今回尖閣諸島に上陸し、中国国旗を立て、
中国国歌を歌うという普段の主張に反することをした。
この活動の矛盾については彼らは「中国を否定しているのではなく
共産党を否定しているだけだから、尖閣が中国領だという主張を
することは間違っていない」と自己肯定しているのだろうと思います。
領土問題では中国と香港民主派は同調し合える、という理論。


03











尖閣に上陸した香港の保釣活動家「兼」反中共活動家で
最も有名なのが阿牛こと曾健成氏。
民主派政党の社民連に所属しています。
まさか阿牛を日本のニュース映像で見ることになるとは!
不謹慎ですが、「おいおい、阿牛が映ってるよーーーー(笑)」と。
それくらい有名人。
普段は日本人が目に入ったら糾弾するとか、
そんな猛獣ではありません。
わたしは挨拶したり、絵を書いてもらったり(お上手)したことが
あります。ニコニコしてました。
(本当はいい人だ、などとフォローしているわけじゃないです)


04











古思堯氏は、民主化デモや天安門追悼式などのときに、
いつも長毛さんの横で無言で棺桶を運んでいる人です。
強制送還で香港へ戻ってきた時に空港で会見に応じていましたが
顔はしょっちゅう見かけていたけど、声を発しているのを見るのは
初めてだったので、「話すんだ!」とビックリしました。
会見は生中継を見ていたのですが、取材中に誰か背後にいる人に
向かって粗口(放送禁止用語)を使って文句を言ったのが
はっきりマイクに乗って流れました。笑った!ありえない!!!
これは尖閣上陸に次ぐ、セカンドインパクトでしたw
その後、「記者がいるんだから、粗口を言うな」と小声で注意されて
いるのまでマイクに乗ってました。
決して薦めているわけではありませんが、ご興味のある方は
Youtubeで「古思堯 企開D啦」で検索するとたくさん動画が
出てきます。


彼らはそのように反共産党活動家でもあるので
中国にとっては危険物扱いで、中国入国禁止になっています。
だから、最初日本が彼らを中国に強制送還する予定だという
報道が入ってきた時、
強制送還されても中国には入れないけど・・・、どうなるんだろう・・・
と話題でした(笑)。
結局香港に直接帰ってきましたが、
香港政府のスタッフも日本入りしていたので
日本側に「大人の事情」を説明したのかもしれません。

強制送還で戻ってきた彼らは日本への文句を色々言っていましたが
食事はおいしかった、とも言っていました(笑)。
毎食違うものが出てきて、お寿司も出たとか!ずいぶん具体的に!
あと、帰りの飛行機はビジネスクラス乗ってた!!!
(他の客と一緒にできないとか理由があったのでしょう、たぶん)

ところで、社民連のスーパー有名議員といえば長毛さん。
徹底的な反中共で過激な民主活動を続ける彼もまた
尖閣問題にも積極的です。
ですが、出港前には一緒に「釣魚島を守れー!」とか
やってたのに船には乗らずに手を振って見送り、
戻ってきたら「仲間達」を拍手と笑顔で迎えていました。
だけど彼自身は行かずに中国国旗も立ててないし、
中国国家も歌っていません。
長毛さんには他の理由が色々あったのかもしれませんが
わたしは彼がすごく香港人らしいなーと思いました(笑)。

こちらのテレビメディアもこのニュース一色ですが
香港ではテレビ報道は、テレビ局やキャスターが
個人的意見を混ぜたり述べたりして視聴者を誘導しては
いけないという公共マスメディアの基本が徹底しているので、
映像を淡々と伝えているだけです。
(それでも充分インパクトは強いですが)

かたや、香港の新聞は、民主派寄り、中国(共産党)寄りなど
それぞれその政治的立場を非常に明確にしています。
そんな香港で最もポピュラーで過激なまでに民主派の新聞が
蘋果日報(アップルデイリー)。蘋果日報は中国では危険物扱い
なので、持ち込み禁止、HPに中国からアクセスすることも出来ません。
そのように常に香港の民主活動を扇動する立場にも関わらず、
今回の尖閣上陸を「勇士」などと過剰に褒め称えています。
理由は蘋果が阿牛が所属する「社民連」と仲が良いからだと
思います。阿牛は9月の立法會議員選挙に立候補しています。
蘋果は支持政党所属の阿牛に当選して欲しいのだろうな〜と
達観して見ています。
・・・当選するんだろうか・・・(2011年は落選しました)

【9月9日情報追加】
2012年も落選しました。
ただ、香港では彼の当落は話題にもなっていません(笑)
香港にとって尖閣関連の騒動は、
香港内の政治問題とは関係がない話ですから。
立法會選挙の話題は【ここ】の一番最後に。


05








06








今までここに書いてきた香港事情を顧みても、
蘋果日報の大見出し「勇士凱旋」はやりすぎだとして
逆に香港市民をさらに冷静にしてくれたようでした。

香港人は、簡単には釣られませんでした。

今の蘋果日報ネット版はfacebookに連動していて
日本のヤフー記事のようにコメントがつけられるようになっているので、
それを見れば一般市民には今回の上陸行動や蘋果の報道姿勢に
対しての支持が非常に少ないことがわかります。
「尖閣諸島は日本のものではない」という主張に対してではなく、
法律を犯した行動を「勇士」と称賛することに対しての批判です。
蘋果ネット版は香港以外からは有料会員にならないと
アクセスができないらしいので、蘋果facebookオフィシャルページに
寄せられているコメントを一部紹介します。
参照したFacebookページは【こちら】【こちら】


「無事に戻ってきたことは嬉しいよ、でも、この行動を勇士と
いうのはおかしいんじゃないか?蘋果の洗脳がはじまったのか?」

「僕、4日間蘋果読んでないんだけど・・・。これ、まだ続けるの?」

「新界北部問題は重大なのに全然報道しないで、また釣魚島かよ」

「本当に香港人に釣魚島が重要なの?
国民教育反対のほうが重要じゃないの?」

「蘋果日報どうしたの?これ以上、紅色に染まらないで!
じゃなければもう買わない!」

「蘋果、あなたたち、一面記事で釣魚島の話題を何日続けてる?
香港に何の関係があるの?香港はそろそろ深圳に合併されるよ!
なんであなたたちは何も言わないの?
釣魚島が香港に何か関係ある?香港はそろそろ終わっちゃうんだよ!
いつまでぼけてんだよ!」

「釣魚島が香港と何の関係があるの?香港のことが優先でしょ!
英雄英雄!中国に住めば?英雄さん!」

「蘋果なんなの?精神分裂なの?」

「私は香港人。ただ香港と香港という土地を愛してる。
中国は愛していない、共産党も愛してない」

「社民連のShowはもういい加減にしてくれ」

「中国国旗は勘弁してくれ」

「蘋果、共産党新聞に変わったの?」

「なんで、社説と立場が違うの!?」

(蘋果の社説に「尖閣諸島奪回という民族主義的行動に
私達の本心を取られてはならない」とあることに対して)

「彼らがどう上陸したかとかどうでもいいんだ。
僕はただ、”もとの香港”に戻ってきて欲しい!」

「もう我慢の限界だ!大陸人に香港人が突然愛国者に
なったなどという誤解をされたくないんだ!ただ一言、
「啟豐二號の上陸行動は香港人を代表していない!」」

07
















もともと今回の計画は、
香港から出発した抗議船は台湾で台湾出発の抗議船と
合流して一緒に尖閣諸島に上陸する予定でした。
台湾側が出られなくなり、香港出発の抗議船だけが出発。
だからかどうかはわかりませんが、魚釣島上陸時に
中国国旗に加えて台湾国旗(青天白日旗)も持っていました。
なんでなんでしょうね、台湾にしてみたら迷惑だとも思うんですが。
香港特区の旗を持って上陸しなかったことは、領土主張に
香港の旗はなんの意味もないことを認識しているからだと思います。
(船には香港特区の旗も掲げていました)


【参考】
030





















が、香港メディアお得意の「中国メディア観察報道」によると
この上陸を伝える中国本土内の報道は、ちょっと様子が違いました。


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上陸メンバーが持っていたはずの
「台湾国旗だけ」が見事に消滅していたり、
なぜか中国国旗に変わったりしていたそうですw

だって中国にとって「台湾」という国は存在しないから。

Oh!中国報道検閲!時代はフォトショップ!

というか、中国とだけは絶対一緒に戦いたくない台湾も
ここで台湾の旗出されてむしろ迷惑なのではと思うんですが
香港チームは一体何がやりたかったんでしょう。事態の混乱?

この大陸の捏造を批判的に大きく報道してたのも蘋果日報。
とにかく「反共の民主化活動」と「保釣活動」を追及すると
香港の特異性と矛盾がどんどん露わになってくるので
あまり深く考えたくなくなるのですが、
そういう矛盾も、背景も、全部含めて「香港」なんです。
この件に関する香港事情、なんとなく伝わりましたでしょうか。

なにはともあれ、政治面はゴタゴタしていますが、
香港現地は今日も平和で、通常運行。
解決が難しそうな国境問題も、国民がいがみ合うのではなく
国際的に、スマートに、平和に、政府同士がしっかりと
解決してくれる日が来ることを心から願うばかりです。
助けて、ドラえも〜ん。

ちなみに今日のタイトルは、故事を元にした「魚釣り」の意味。
「姜太公」が中国の表現で、「太公望」が日本の表現です。
(別に、深い暗喩的な意味は入れてません!)


※そして9月に入ったら、国民教育問題で
尖閣問題なんてすっかり遠い話題になっている香港です。
---> http://blog.livedoor.jp/japanavi/archives/52128822.html


※日本からの不安を受け、
香港から見た尖閣問題を下記に書きました。


2012年9月28日
http://blog.livedoor.jp/japanavi/archives/52135114.html


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りえ

2000年〜香港移住。

香港永久居民。

香港TVタレント(電視節目主持)

日本夜景応援大使

関西観光大使

座右の銘は「芸人魂」「騎牛搵馬」

香港最長寿の訪日観光番組、香港地上波Viu TV「日本大放送 Go!Japan TV」レギュラー出演中。


「日本大放送 Go!Japan TV」

*Viu TV 99ch
毎週日曜日11:30放送!
*2012年からは台湾,シンガポール,中国等でも放送開始!


*番組ホームページ
www.jptime.tv


2012年11月番組オフィシャル中文月刊誌「Go! Japan」創刊!
毎月5日香港全域のコンビニエンスストアや新聞スタンドで発売です!20ドル!


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