December 18, 2014

雨傘ART,We'll be back!

001
It's just the beginning.
(これは、始まりにすぎない)






雨傘革命の全占領区が強制撤去となりました。
始まりから撤去前までの主な出来事は
前回時系列で簡単にまとめたので、
再確認したい方は前回12月8日更新分を
流し読みしてみてください。

12月8日:「戦場のメリークリスマス」
http://blog.livedoor.jp/japanavi/archives/52313826.html


金鐘(アドミラリティ)の夏慤道(ハーコート・ロード)

002


003



9月28日から12月11日まで75日間、
「雨傘廣場」は、ここに確かに存在していました。


突然始まった2ヶ月半にも及ぶ共同生活。
恐れることなく巨大な権力に正面から挑み続け、
身体的な負担も精神的な負担も大きく、
テント村での長い集団生活では考え方の違いやすれ違いもあり、
そのストレスも相当なものだった、
・・・と占領区の中で活動を支えていた友人から聞きました。
さらに立ち位置が曖昧な大人たちや過激派の乱入などもあり、
それらをとりまとめ、注意しながら闘い続け、何かあるたび責任を負う
学生リーダーたちの心労は本当に厳しいものだったと思います。


「夏慤村(ハーコート・ビレッジ)」とも呼ばれた
金鐘の雨傘占領区には、アートがたくさん点在していました。
私は週に数回、できるかぎり金鐘に足を運んでいましたが
訪れるたびに新しいアートが増えていきました。
下記は、雨傘アートに感じたことのツイート転載です。

(1)「今回、雨傘革命の占領行動で
一番驚いたのは香港人の創作力!
西洋人ジャーナリストをも日々感動させる高度なセンス。
芸術とユーモアで訴える力。
今までも時事風刺では巨大掲示板(高登)発の創作者たちはいたけど
芸術的センスは香港人にはそんなにあるほうではないと思ってた。
一気に開花!」

(2)「金鐘占領区では毎日新しい「雨傘アート」が生まれる。
占領区行く人にはぜひ見てほしい。
時々作品が増えていくことを非難したり嘲笑する人がいる。
真剣に訴えたいことがあってカタチにしたらアートになった、
それが見る人の心を打つ。なにが気に入らないのだろう
抗議のための占領現場なんていう「戦いの場」に置かれたアートは、
報道映像や写真にも映える。メディアは報じたくなる。
アートでの表現は海外から見る人にも伝わりやすい。
音楽も同じだと思う。
視覚や聴覚に直接訴える強さ。
訴えるのに必要なのは大声じゃない」


75日間で撮りためた雨傘廣場と雨傘アートとメッセージを
まとめて紹介します。

013


014


015


016


017


018


019


020


022


023


024


025


026


金鐘占領区の象徴「レノン・ウォール」
027


"You may say I'm a dreamer, but I'm not the only one"
夢を見てるといわれるかもしれない、だけど僕はひとりじゃない
(イマジンの歌詞より)
187


金鐘占領区の象徴的オブジェ「アンブレラ・マン(金鐘雨傘人)」
028


警察7人による暗闇での暴行現場は「暗角」と名付けられた
029


030


テントで作られた戦車
031


村上春樹さんのスピーチより「卵と壁」
032


獅子山(ライオンロック)の模型と隠されたガンダム
033


横たわる人型オブジェ
035


034


036


Watson the Doctor Cat
037


手描きのテント
038


多くの学生が自習をしたり、
ボランティア教師たちの補習クラスがあった自習室。
039


工房、ここで色々な家具や装置が手作りされていた
040


手作りの風力発電にも挑戦。添馬風力發電站
041


041-2


042


043


044


045


046


金鐘占領区の象徴、9月28日に警察からの攻撃の盾となり
壊れた雨傘をつなげて作られた屋根「百家傘」。
047


Dear Government, we are watching you.
049


050


051


全てのデコレーションが”村人たち”の手作り
052


袋住先!
053


054


香港郊外東北地方開発抗議のためのオーガニック・ガーデン
055


056


057


058


中央分離帯には、たくさんの手作りの階段が架けられた
072


059


11月15日、学生リーダーたちが北京へ行けなかった夜には
金鐘雨傘廣場に天安門広場が登場。
北京いけなかったから、香港に北京作ってみましたw
062


063


060


増えていくカラフルな「抗議」と「希望」
061


064


065


066


067


068


069


070


071


073


074


だんだん壊れていくのが少し怖かった人型オブジェ・・・
075


076


077


079


お菓子で作られた雨傘革命
078


080


081


アンブレラ・マンが修復に入ると、
小さなアンブレラ・マンが登場。
082


083


084


085


車をメッセージボードに提供しちゃう太っ腹な人も。
086


087


088


089


090


092


093


094


095


096


見るたびに壊れていく人型オブジェ。新しいのも増えてる・・・
097


098


099


100


101


「聚傘樹」
102


103


104


105


106


107


異常高騰する不動産に押しつぶされる人型オブジェ
108


雨傘革命の静かな祈りの場だったレノン・ウォール
109


ビッグ・イエロー・アンブレラ(大黄傘)
110


111


112


113


114


115


116


117


118


119


120


121


122


123


124


125


政府総本部前に、リビングまである「雨傘の家」オブジェができてた
126


128


129


廃品で作られた飛び回る虻のオブジェたち
130


131


132


133


134


135


朽ちていく人型オブジェ・・・
136


137


138


139


140


12月になるとクリスマスツリーが至るところに飾られた
141


142


143


144


145


146


147


148


149


最後には、何かを産んでいた人型オブジェ・・・
150


151


152


レノン・ウォールのはじまり。
153


メッセージで、ぎっしり埋め尽くされたレノン・ウォール
154


155


156


魯迅 の「薬」から、「人血饅頭」のオブジェ。
157


158


159


160


新たな獅子山オブジェ、垂れ幕をかけるスパイダーマンがいる。
161


162


後半に登場し、最終日まで増え続けた虻の廃品オブジェ
163


164


165


166


167


168


169


廃品で作られた戦車が武器を持たない占領区を守っていた
170


システム・エラー メッセージ
171


(エラーが読めなければクリックで拡大できます)
172


雨傘廣場メインステージも、手作りだった。
173


金鐘雨傘廣場(夏慤村)の地図
174


175



占領区に点在していた雨傘アートは
11月30日に発生した警察との激しい衝突のあと、
不測の事態に備える覚悟をしたかのように
自主的にほとんどが撤収されました。

004


観光客の出入りも多く、開放的だった金鐘占領区内でしたが
陸橋へ続くエスカレーターや階段にはバリケードも築かれました。
005


127


006



ですが、その後、
12月11日の強制撤去当日を前にすると
再び雨傘アートはどんどん増えていきました。

香港メディアには
「夏慤村(ハーコート・ビレッジ)」とも呼ばれていた金鐘占領区を
私は個人的には、「雨傘村」と呼んでいました。

雨傘村は、とても素敵な場所でした。
2000以上のテントが並び、
公衆トイレはいつも綺麗に掃除されていて
洗面所には救援物資の洗面具が整頓されて並び
ガーデンもあり(香港郊外東北エリアの再開発への抗議がテーマ)、
昼間は手作りのものを作る人たちが集まり、
夜になるとステージでの演説を聴きに集まる人たちがいれば、
路上討論会もあって、コンサートも開催され、
あちこちにたくさんの人の輪ができていく。
「愛と平和と自由」を愛するヒッピー村のようですが、
お酒を飲んだり風紀が乱れていくことは決してなく、
集団生活の中で規律正しさが守られるのも香港らしさです。

水はいる?
ごみはここに捨ててください。
差し入れです。
お菓子はどうですか?
手作りのアクセサリーです、どうぞ。
応援、ありがとう。

隣の人を思いやり、来訪者に感謝する
いつでもそんな人間らしい交流がありました。

それは、誰かに作られたルールではなく、
若者中心の「新しい社会」の中で自然に築かれていった
コミュニティでした。

時には諍いもあるけれど、
基本的にそこにいる皆に、同じ方向へ向かう強い仲間意識があり、
「村(運動)を良くしていこう」という想いがありました。

世界やメディアを含めた他者の目を意識するから、
規律正しいところを見せたい、もちろんそれもあります。

でも、そうした本当は当たり前だけど当たり前にできないことが
律儀に守られている清々しさや、その場所の温かさと優しさ、
そして人々の力強さは、体感した人にしかわからないと思います。


雨傘革命の友人たちからもらった
手作りの雨傘アクセサリーたちの一部。
176


177


178



雨傘精神は不滅。

今までも書いているように、
雨傘革命は突然始まったことではありません。
1997年の中国返還。
返還後もイギリス領時代の制度のままでの
50年間不変が約束され、香港は高度な自治権を維持。
行政も司法も警察も報道も教育も通貨も言語も
あらゆるものが中国とは異なる「一国二制度」は守られました。
返還後しばらくは特に目立った大きな変化は少なく、
返還前に中国化を恐れて移民した香港人たちも
大半が香港に戻ってきたほどのんびりした時が続きます。
そして2003年、謎の肺炎「サーズ(SARS)」蔓延によって
壊滅的な経済打撃を受けることとなる香港。
経済復興のために中国中央との連携が強化され、
中国マネーが大量に香港へ流入するようになり、
以降、中国の世界への影響力の肥大化に比例するように
香港は中国化の波に飲まれていきます。
中国マネーは香港経済を救済したように見えましたが
過剰な投資により香港の不動産と物価は異常高騰し、
中国観光客たちの日用品買占めなどにより物資は不足し、
家賃高騰のあおりを受けて老舗個人商店が続々と潰れ、
代わりに中国観光客たちが喜ぶ貴金属チェーン店や
高級ブランド店ばかりが繁華街に並ぶようになり、
一般市民たちの生活は楽になるどころか
むしろ圧迫され苦しくなっていきます。

こうした流れに抵抗し、
これまでも様々な民主運動や政府への抗議活動が
民主派政党や市民たちによって継続的に行われてきました。
反骨精神旺盛で、香港を愛し、誇りに思う気持ちが強い香港人。
非暴力とユーモアで政治を風刺する才能。団結する民意。
私はそうした活動に一市民として参加しながら、
この10年強の香港の変化を肌で感じてきました。
それでも押しとどめることができない中国のパワーがあり、
さらには、例え建前であっても、まずは香港市民のことを尊重してきた
香港政府も、政権が代わった2012年頃からは、
市民を顧みなくなる態度硬化が顕著になっていきました。
そうして、紆余曲折の結果、たどりついた市民運動の形が雨傘革命でした。
「占領」開始がどういうことにつながるか、誰にもわからなかった。
「占領」が今後どういう影響を残すか、今はまだ誰にもわからない。
ただ、「占領」は目的ではないし、「雨傘革命」も目的ではありません。
この形は、2ヵ月半の占領抗議体験を経て、
これからまた変わっていくのだと思います。

時間は元には戻らない。
壊れてしまったもの、繋がったもの。
人々の心は、雨傘革命前には戻れません。

12月10日占領74日目。
強制撤去前日、金鐘占領区の最後の1日。
昼間に訪れた占領区では、
多くの市民がデジカメやスマホ片手に記念撮影に訪れていて
中でもご年配の方々の姿がとても目立ちました。
テント村や雨傘のオブジェ、垂れ幕などの前で写真を撮っていました。
この運動は若者たちの運動とかエリートの運動などと揶揄される
ことも多かったけれど、実際の現場はおじいちゃん、おばあちゃん、
おじさんたち、普通の主婦っぽいおばさんたちに支えられていました。
占領中にここを訪れた方にも、訪れなかった方にも
どの年代の方にも様々な香港への想いがよぎる75日であり、
雨傘廣場だったと思います。


010


最後の日に訪れた占領区に新しく掲げられていた垂れ幕には

「有傘就有聚」(雨傘があれば、また集まれるよ)

と書かれていました。

この言葉には、もうひとつの意味があります。

広東語で「傘」は「散」と同じ発音。

「傘があれば」、という意味と同時に、

「解散させられても、また集まれるよ」

という裏の意味も含まれています。


そして、金鐘占領区中に散らばった「We'll be back」の文字。

011


186


012




強制撤去を目前に控えた12月10日の夜、
金鐘占領区は名残を惜しむ人であふれました。

007



撤去当日の夜明け前。

人民解放軍ビル目の前に築かれたバリケードに掲げられてた
「Welcome to The Hong Kong Commune(歓迎降臨 香港公社)」
の横断幕が、

008



「It's the just beginning(これは始まりにすぎない)」に変わりました。

009

(photo taken by @krislc)



以下に、金鐘撤去当日の実況ツイートを転載します。


12月11日12.48am
さようなら、レノン・ウォール。
警察の撤去を前にボランティアさんが
願い事を保存します。
001

(photo taken by @VivienneChow)


「學民思潮の集合写真。
ジョシュア(黄之鋒)くんも一緒に。
みんな笑顔、サマーキャンプの最終日みたいに。」
どうか明日からも彼らに笑顔を。
002

(photo taken by @anjalitsui)


旺角の(いつも半裸の)画家さんの
金鐘ラストナイトはおしまい、荷物をまとめた。
「旺角に帰る」と。
003


004

(photo taken by @krislc)


占領撤去後も、
旺角の(いつも半裸の)画家さんには
旺角の西洋菜街で会えるよ。
絵は1枚100ドルで売ってる
006

(photo taken by @byAlanWong)


銅鑼湾では87の黄色い風船が夜空へ。
87は、9月28日に警察が市民に撃った催涙弾の数。
005

(photo taken by @lazyvoiced)


12月11日4:00amすぎ。
バナーが変わった!!!
「It's just the beginning. これは始まりにすぎない」
007

(photo taken by @AarcusM )


「これは始まりにすぎない 」
008

(photo taken by @krislc)


「始まりの終わり」12/11占領区の強制撤去当日。
雨傘革命で香港の危機と政府の異常性が世界に露見し、
関心を集めることができました。
香港の未来のために闘った75日間の占領、
間接的な成果大きかったと思います
011



抗議を続けて来たみんなが少し体を休め、
次こそ抗議活動を直接的な成功に繋げるためにも、
どうか全員無事で、無駄な犠牲がないよう願います。
12/11占領75日目、占領区強制撤去。
これはただの「始まりの終わり」
012



一方、12月11日の銅鑼灣占領区も静かに撤去を待ちます。
(蘋果日報より)
013




【12月11日の金鐘占領区撤去予定】
0900-0930裁判所執行人到着。
1000-1030執行人が裁判所命令範囲の撤去、出入は自由。
1030-1100警察から私物を持って退去するよう警告。
1100〜警察による強制撤去開始、
抵抗したら最低限の武力行使、残留者は逮捕も。
また、金鐘撤去後に銅鑼灣撤去にも着手予定。


金鐘雨傘廣場「とうとうメインステージもなくなった。」
自主的に片付けられました。
009

(photo taken by @krislc)


民主派議員たちが金鐘占領区に座り込み開始。
「最初に逮捕されるか、されないか。
最後でないのは確かだ」
010

(photo taken by @krislc)


旺角の画家さん、まだ金鐘に!
RT @Zuki_Zucchini :
撤去開始1時間前。
裸の画家エリックは、マスクに絵を描く作業に没頭中。
014

(photo taken by @stegersaurus)


廃品で作られた"We'll be back"
015

(photo taken by @donplusn)


ハーコートロードの"We'll be back"空撮(蘋果日報より)
018



裁判所の占領禁止令のエリア撤去執行がはじまりました。
誰も抵抗せず、取り囲んでいるのはメディアばかりです。
020



風船とともに「We'll be back」が空高く…
016

(photo taken by @zhaoxunlinghun)


警察本部前を浮遊する"We'll be back"
017

(photo taken by @USPhongkong)


今日もクリストファー・ドイル氏が来てる。
019

(photo taken by @SocRECorg)


撤去される"It's just the beginning"バナー (動画)
https://vine.co/v/O6W70diFTLE
(movie by @krislc)


蘋果日報報道より
034



13:00pmすぎ。予定を大幅に超えて
裁判所命令による執行パート、(やっと)終了。
警察による強制撤去パートが始まります。


午後1時、熱血公民リーダー黃洋達,逮捕。
59の違法集会参加の罪。
逮捕されたのは占領区ではありません、自宅の外です
021

(captured by @krislc)


今日、雨傘革命関係者がじわじわと逮捕されてる。
自宅とか占領区以外の場所で… 政治弾圧。


警察が一斉に動き始めた


警察、みんな金属の鋲がついたグローブ装着して
警棒と盾を装備。一丸となって占領区を前進中


占領区から湾仔側への出口は警察に封鎖された
022

(photo taken by @krislc)


添美道は警察に完全に封鎖された
023


024


025

(photo taken by @krislc)


金鐘撤去「今のところ警察は全く暴力的ではないと伝えておく。なぜなら抵抗する人が誰もいないから叩く相手もいないんだ。」
(by @krislc)


金鐘占領区に面した金鐘駅A出口も、封鎖されています


中国CCTVも金鐘占領区撤去現場から中継
026

(photo taken by @ChuBailiang)


警察は占領区にいる市民を添美道に4列に並べ、外に出る前に身分証のIDカードを提示させ、記録している
027

(by @krislc)


now tvのニュース生中継画面。
金鐘占領区撤去、見渡す限り画面いっぱいの警察と報道メディア。
028



now tvのニュース生中継画面。
静かに警察の到着を待つ座り込み組。
民主派議員たちや学生リーダーたちは、ここにいる。
029



now tvのニュース生中継画面。
金鐘占領区撤去、警察が座り込み組の逮捕開始。
学生リーダーたち、民主派議員たち、蘋果日報社長、
歌手のデニス・ホーさんもここにいます。
皆抵抗せず抱えられて連行されていきます
030



歌手のデニス・ホーさんも拘束されました





撤去中の金鐘占領区では、
蘋果日報社長、有名民主派議員たちなど
続々逮捕されていきます。
残っている抗議者たちは「我要真普選!」と
声をあげている以外は座っているだけで、
連行には誰も抵抗せず、
警察に抱えられておとなしく警察車両に乗っていきます。


これで「占領は違法だお( *`ω´)」
「香港の法治社会を脅かす行為、残念!」
みたいな人たちは満足なんだろうか。
そういう人たちには、香港の平和は
今政府に守られていると感じるんだろうか。
今逮捕されていく人たちが守ろうとしている香港は
見えないんだろうか

悲しい。
でも、違法論者や迷惑論者にも何も言われないよう
抵抗せず逮捕されることで抗議活動への責任を取り、
次のステージに移行していくのだと思います。
雨傘革命は、これで終わりじゃありません。
繰り返し伝えていますが、この運動はまだ始まったばかりです。


そして、交通再開。

036


037



物議をかもしたのは占領区の強制撤去完了後に
現場で集まり拍手をし、集合記念写真を撮る警察チーム。

035

(蘋果日報報道写真より)


なんなんだろう、これは。
香港は、一体どうなってるんだろう。

世界が見てくれていることが抑止力にはなっている
と思いますが、「だから何か?」という政府の行動に
失望を感じます。
香港は今までは国際的信頼を重んじる都市だったから、
なおさらです。
今までは建前でも市民を尊重していた香港が、
今は中国の顔色しか見ないようになってしまいました。


警察の公式発表によると、
金鐘占領区から帰ることを許可する前にIDチェックをして
個人情報記録した市民の人数は909人、
なお、逮捕者は209人に上りました。

テレビでの法律専門家の見解によると
「違法集会という罪状は定義が非常に難しい。
だから警察が違法集会という名目で
ガンガン逮捕するのは見解が間違っている。
仮に裁判に持ち込んでも証拠も難しく、
有罪になる確率はかなり低い。」
なお、金鐘撤去時に逮捕された人はほとんど無条件釈放。
警察に「保釈」を勧められたら、
「保釈いらない。どうぞ裁判に持ち込んでください」
と断れば、ほとんどの人が
朝までに「無条件釈放」になっている、
そんな金鐘大量逮捕劇でした。

雨傘革命を支持する歌手のデニス・ホーさんは
「逮捕されたことで、これは権力のゲームだと理解した。
こっちが引いたと見れば相手は出る。
絶対怖がってはいけない」とも話しています。
そして、警察では拘留中の人々には毛布や食事など
万全で対応はよかったとも。

また、上場企業である蘋果日報(ネクストメディア・グループ)の
創業者であり社長のジミー・ライ(黎智英)さんは
金鐘占領区で逮捕された直後、蘋果日報社長を辞任すると
発表。その後、ネクストメディアの会長も辞任すると発表し、
衝撃が走りました。
香港最大手新聞である蘋果日報は、香港の民主活動を常に
(時に民意よりも先に行き過ぎるほどに)支援しています。
中国本土ではもちろん販売されることはなく、
ホームページも閲覧禁止で中国政府からブロックされています。
今回の雨傘革命でも香港のほとんどの報道機関が
政府寄り立場での報道をする中で、
蘋果日報は占領現場からのネット生中継を毎日続けるなど、
徹底して雨傘革命に寄り添いながら、
加工されていないリアルな現場報道を世界に向けて発信し続け、
ハッカー攻撃や発行妨害など様々な嫌がらせを受けながらも
終始一貫して民主支持の立場を貫いています。
ジミー・ライさんが第一線を退いたあとも、
きっとその姿勢は変わらない、と信じています。


撤去直前のレノン・ウォールに大きく表示されていた
「就算失望不能絶望」(失望はしても絶望はしない)。
くじけず、がんばりましょう。

031




12月12日の蘋果日報
032


「We' ll be back!
我要真普選!
It's just the beginning!」



===動画で振り返る雨傘革命。===
(広東語がわからなくても映像で伝わると思います)

まとめ【香港公営放送局RTHK制作!】
「有聚必有傘 有傘必有聚」 的75個晝夜
10分間で振り返る「雨傘の下での75日間」 よくできています。





まとめ【香港Cable-TV制作!】
4分間で振り返る雨傘革命、「回顧 一起走過的79天」





報道【now tv報道の傑作!】
初代行政長官の董建華氏が
「警察は全世界が目を光らせる中で、
プロフェッショナルで文明的な姿を見せた」
と警察を絶賛した言葉を報じる時に、
警察が市民をボコボコに殴る映像を入れる
now tvの姿勢が、市民から絶賛されていますwww
映像メディアの中で、有料の契約放送局であるnowは
結構こういう姿勢です。好き!

衝撃の”その部分”のみ抜粋された映像(15秒)




報道全体(now tvオフィシャルページより)
http://news.now.com/home/local/player?newsId=120774


報道【金鐘占領区 最後の夜】
蘋果日報: 今日終極清場 萬人留守最後一夜



報道【強制撤去完了】
蘋果日報: 金鐘佔區75日構建 7小時滅村



【ミュージックビデオ】
傘下的人 - 金鐘‧傘聚 Version Music Video




金鐘の雨傘廣場「夏慤村」。
それは2ヶ月間、本当に存在した魅力的な村でした。
排除はされたけれど、「消えた」わけではありません。

179


180


181



占領区は司法と警察を利用した政府によって撤去されましたが、
この運動で市民が政府に求めていた「真の普通選挙導入」については
政治的な解決策も打開策も何ひとつ提案はされていません。

全ては、まだ、これからです。

「我要真普選」

182




12月11日(木)の金鐘占領区強制撤去のあと、
12月15日(金)に銅鑼湾の強制撤去が行われました。
銅鑼湾占領区の話とその後の占領区の様子は、次回に続きます。

ここで、各占領区の擬人化を再掲!
左から、旺角!銅鑼湾!金鐘!(超気に入ってる!)
033



つづく。


つづき:【雨傘革命 第八弾】銅鑼灣占領区撤去のこと、
そして、占領後。雨傘革命の「はじまりの、おわり」です。
http://blog.livedoor.jp/japanavi/archives/52315217.html



************************************************
私の雨傘革命についての日本語情報発信は、
ツイッターが多いです。(アカウントがなくても閲覧できます)

Rie Twitter
http://twitter.com/japanavi


香港の方々との中文コミュニケーションはFacebookでしています。

Rie facebook
http://www.facebook.com/riejapanavi
(「お友達」はFB上限の5000人に達していてどうしようもないので、フォローでお願いしています。機能はほぼ同じです)
************************************************




===レギュラー出演中===

日本観光紹介番組「JP TIME TV/日語大放送」
香港地上波ATV系チャンネル
日曜18:25, 翌土曜20:00, 翌日曜10:00

「JP TIME TV/日語大放送」Official website (日本語・中文・英語)
www.jptime.tv/
(HPでも放送動画が見られます。日曜19時(日本時間20時)更新)

183


185


ウィンター・バケーション、リクエスト特集!!
群馬県スノーパラダイス&札幌雪祭り!
氷点下10度を下回る中でドレス撮影もしました。(第四話で登場)


放送週以降の放送映像は全てHPバックナンバーページで視聴可能です。

2014年度版バックナンバーページ
http://www.jptime.tv/common/back2014.html

「日本地図から見るバックナンバー」も便利です。
http://www.jptime.tv/common/back_map.htm



毎月5日発売!中文月刊誌「Go! Japan」

050


184


12月5日号、香港全域のコンビニエンスストアで発売中!
今月のメインは、東北特集!
「青森、山形、宮城!秘境・美食 再発掘!」
それからUSJクリスマス特集、関東の世界遺産特集なども!
先月からRieの旅エッセイ、連載を始めました。
今月は「青森編。鰺ヶ沢で、わさおと再会」です。

「Go! Japan」Official facebook (中文)
http://www.facebook.com/gojptime


japanavi at 20:35│TrackBack(0)

トラックバックURL




りえ

2000年〜香港移住。

香港永久居民。

香港TVタレント(電視節目主持)

日本夜景応援大使

関西観光大使

座右の銘は「芸人魂」「騎牛搵馬」

香港最長寿の訪日観光番組、香港地上波Viu TV「日本大放送 Go!Japan TV」レギュラー出演中。


「日本大放送 Go!Japan TV」

*Viu TV 99ch
毎週日曜日11:30放送!
*2012年からは台湾,シンガポール,中国等でも放送開始!


*番組ホームページ
www.jptime.tv


2012年11月番組オフィシャル中文月刊誌「Go! Japan」創刊!
毎月5日香港全域のコンビニエンスストアや新聞スタンドで発売です!20ドル!


※メッセージは記事内の
拍手コメント、facebook、ツイッターでお願いします








QRコード
QRコード