From Dallas to Washington D.C.

テキサス州ダラスから、ワシントン DCに引っ越してきてから、もう2ヶ月以上が経ちました。
いっつも同じことを思うのですが、一体なんというスピードで過ぎていくのだ、時間よ。。。

まだ26歳(もう26歳?)なのですが、将来自分がやりたいことをあれこれと考えると、「あれ、あんまり時間足りないんじゃないの?」と思う今日この頃です。とはいえ、先へ先へ急ぐばかりの人生のつまらないですし、1日1日を噛み締めながら生きようと過ごしております!

さてさて、2ヶ月を過ぎたDC Unitedでのインターンシップですが、今回はそれについて記事にしたいと思います。

ーアメリカでのサッカー人気

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サッカーはまだまだアメリカでは発展途上と思われがちです。ええ、その通りなんですが、近年のアメリカのサッカー界の発展は本当にめまぐるしいものがあるときいています。例えば、全国放送のESPNやFOX Sportsなどのスポーツ番組でもかなり頻繁にサッカーの試合が流されています。国内最大のプロサッカーリーグであるメジャーリーグサッカーはもちろん、イングランドプレミアリーグなど。最近ではコパアメリカ(アメリカ大陸の王者を決める国際トーナメント)やユーロカップ(言わずもがな、ヨーロッパの国別王者を決める大会)などもESPNやFOX Sportsが独占中継していたりします。

学生時代はほとんどサッカーの試合を見ませんでしたし、そもそも勉強と実習でそんな暇もありませんでした。ですが、働き始めて自由時間ができるようになって以来は、たまにサッカーの試合を見るようになりました。もちろん今の職場では毎日選手のロッカールームで何かしらのサッカーの試合が流されていて、まさにサッカー漬けの毎日を過ごしております。

ーメジャーリーグサッカー

大変な物知りでいらっしゃるGoogle大先生によりますと、メジャーリーグサッカー、通称MLS(Major League Soccer)はアメリカでW杯が行われた2年後、1996年に発足したそうです。MLS発足以前からNASL(North American Soccer League)というリーグがあったようですが、経営難で消滅したり、また復活したりを繰り返していたようです(現在は存続しています。)。それにとって代わるべく?発足したMLS。ここ最近ではピルロやダビド・ビジャ、ランパードやジェラード、カカなど、日本でも有名なスーパースターたちが引退前の最後の大稼ぎの場として(こんなこと言ったら失礼ですね。笑)ここアメリカに押し寄せてきています。そして、数々のスーパースターの移籍に伴ってMLSもどんどん活気付いているようです。近年中にイングランド元代表のベッカムがGMを務めるMiami FC(マイアミFC)もMLSに参戦することが決まっており、今後もMLSがさらなる盛り上がりを見せていくことは必至です。アメリカ人はアメフト命でサッカーなど興味なし。そんなのは貧弱な男がやるスポーツだ、という認識から、アメフトと同じようにエキサイティングなものとして人気を得てきているのかもしれません。

そんな流れをうまく反映したCMなんかもあります。日本でもおなじみのハイネケンビール。


("My name is Soccer"、のセリフで締めくくられるこのCM。サッカー好きとしては嬉しくなりますね。)

Footballといえばアメリカではアメフトですが、いつか本家フットボールがアメフトを超える日が来るのでしょうか。


ーDC United

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ちょっと前置きが長くなってしまったのですが、私が現在インターンをさせて頂いているチームは東地区リーグに所属するDC Unitedで、1996年の発足時からの伝統あるチームです。カッコよくいうならば「オリジナル10」?メディカルスタッフはチームドクターを始め、ATCが二人、PTが一人、そして僕を含めたATCのインターンが二人、その他にもカイロプラクターやマッサージ師など多数のメディカルスタッフがチームを支えています。

スタジアムはめちゃめちゃ古いです。人間に例えたら、80歳くらいのおじいちゃんで、明日にも老衰で逝ってしまいそうな感じ(流石に言い過ぎましたが、贔屓目に見ても70歳くらいです。)。とにかく古い。どうやらレッドスキンズというアメフトのチームから始まり、野球のワシントンナショナルズ、そしてDC Unitedと受け継がれてきたそうです(幸い2018年に新しいスタジアムの完成が決まっているそうです。天変地異で突然地震が起きて崩れる前に引っ越さないと。笑)。もちろんトレーニングルームも古くて狭い。四つのテーブルで部屋はほとんど埋まってしまっています(写真は選手がいたり色々コンプライアンスの問題があるので一切とっていません。なのでのせられないのです。失敬。)。

選手は25人ほど。ヨーロッパからきたスター選手はいませんが、南米やアフリカ、ヨーロッパなど世界各地から選手が集っています。ちなみにMLSに所属する日本人選手は、私が知る限り工藤選手と遠藤選手の二人だけ。ヨーロッパリーグほどチャレンジングな環境ではありませんが、Jリーグから溢れた選手、もしくは海外にチャレンジしたい!という熱い心を持った日本人選手がもっと来てくれたら、と思います。結構活躍できるんじゃないかと個人的には思っています。

ーインターンのお仕事


そのDC Unitedでのインターンの仕事ですが、やることは基本的に一緒です。水や氷などの準備の雑用に始まり、選手のケアのお手伝い、掃除などなど。ここに来るまでがっつり自分で色々やってたので最初は物足りなかったのですが、やっぱりサッカーが好きなので、プロの現場で勝利を求めてストイックに取り組む選手をサポートする環境は非常に楽しいです。

基本的に朝は7時に出勤。そこから練習のための水や氷などをセットアップ。朝食を軽く済ませるころにはトリートメント、リハビリの必要な選手がトレーニングルームにやってくるのでそこから9時半くらいまで選手のケアをサポートします。10時から練習が始まって、12時には室内に戻り、また軽めの選手ケアを行い、最後にスタッフで昼ご飯を食べて解散という流れです。

なので、スタジアムを後にするのは午後2時くらいで非常に早く、自分の時間もかなりもらえています。
スタッフ同士がすごく仲が良くて、同僚同士の愚痴を影で言い合うとかそういった嫌なこともあまりないので非常に過ごしやすい環境です。週に一回はスタッフでサッカーの試合をしたりもします。DCに友人はほぼ皆無なので、スタッフとのサッカーは良い息抜きの時間になっています。

書き忘れるとこでしたが、トップチームのほかにU-23のチームがあり、このチームに関しては私ともう一人のインターンが二人で選手のケアをしたり練習、試合をカバーすることを任せて頂いています。本当にありがたいことで、自分たちで仕事をして成長する貴重な機会となっています。

ーMLSでのインターンを取る

アメリカに来て「MLSで働くATCになりたい!」という学生さんは少数だと思うのですが、どうやってMLSでインターンを取るかについて私の知る限り書き留めたいと思います。

Teamworkというサイトなのですが、こちらにインターンの情報が良く記載されます。もちろんNATAの掲示板やIndeedなどの職業サイトなどにものることがありますが、比較的短期の、特に学生向けのインターンなどはこちらに多く記載されます。なので、留学中にMLSでインターンがしたい!という方はこちらのサイトをチェックすると良いかと思います。

もう一つの手段は全チームに自分のレジュメを送りつけるやり方です。かなりパワープレーですが、日本人の先輩方のこの方法でインターンを見つけたり仕事を見つけたり、一見無謀なようですが、意外とうまくいく方法のようです。

当の私も去年の冬にほぼ全チームにレジュメを送り、複数のチームから連絡を頂いた後に、DC Unitedでインターンをさせて頂くことになりました。はじめは「シーズンを通して」ということでお話をいただきましたが、あいにく無給のインターンであること、そしてビザが出せないということで、期間限定で次の仕事が見つかるまで働かせてもらえることになりました。

有給のインターンとなると結構数が限られてくる気がしますが、インターンはプロの世界に切り込んでいくベストな切り口なのでチャンスがあればどんどん応募するべきだと思います。ちなみに私は残念ながら有給のインターンは取れないでいるので、地道に経験を重ねて、近い将来MLSでフルタイムとして働くことを目論んでいます。

ー初めてメジャーリーグのインターンを経験して

率直に思ったのは、特別なことはしていない、ということです。プロのアスレティックトレーナーがほかのそれらよりも優れている、ということもあると思いますが、例えば、大学でも凄腕のトレーナーがいたり、地方の小さなクリニックにだって素晴らしいクリニシャンがいます。DC Unitedのトレーナー陣がすごくないとかそういった話ではなく、プロでやっても大学でやっても、もしくは高校でやったとしても、ATCがやることは変わりません。自分もミーハーなのでプロで働きたいとか大きいDivision 1の大学で働きたいと思うのですが、どこに行ってもやるのは自分ですし、そういう場所に行ったからと言って自分がすごいトレーナーになれるわけではないということを改めて感じています。これからもどんどん知識、技術を学び、経験を重ねて、実力のあるATCになれるよう、精進します。

逆に、決定的な違い。選手のレベルもそうですが、彼らの競技に対するモチベーションです。これは大学、ましてや高校生アスリートとは比べものになりません。そういった点において私自身は非常にやりがいを感じています。やっぱり必死に頑張る人のサポートをしたい、そう感じています。これも競技レベルに限ったことではないので、あくまでも個人的な感想です。

まだまだ先は見えませんが、当面の目標はMLSでフルタイムで働く。これで行きます。そのためにはもっと勉強しないと行けませんし、経験も積まなければなりません。頑張ります。


MLSで働きたいという人は少ないと思うのですが、少しでも参考になればと思い、MLSについて今日は綴ってみました。

Well, there is only about a month left for my life in DC and I will move onto next chapter of my life.
Always looking forward to what my future holds, but do not forget to enjoy each day of life.

Umeki