ご無沙汰しております。Akiraです。

早いもので現チームでの仕事も2シーズン目を終えようとしています。今日は自分の英語力について感じていることを書きたいと思います。

2020年の2月に約7年ぶりに日本に住み始めた私ですが、アメリカにいるときよりも英語のインプットもアウトプットの量も激減しています。

もちろん、日本は英語圏の国ではないですし、外国人が多く住む国でもないので当たり前なのですが、特にアウトプットの量が圧倒的に少なくなり、英語を話すときの"感覚"が少しずつ鈍ってきた様に感じています。

英語のインプットについて

仕事柄、周囲には英語を話す人がいる環境なので、英語が耳に全く入ってこないという日はありません。

普通にNHKのニュースとかをみていてもバイデンさんが話していたりイギリス首相が話している映像が流れたりしますし、英語を耳にする機会はそれなりにあります。

私はポッドキャストを聞くのが好きで、通勤中に英語のニュースを聞いたり、自分の仕事に関連するポッドキャストを毎日の様に聞いています。ポッドキャストをたくさん聞く様になったのは日本から帰ってきてからなので、音声媒体からのインプットという意味では日本に住んでいる時の方が多くなっているかもしれません。

一方で、生きた英語、人と直接話したり、同僚が周りで雑談していたり、という日常の中での英語を聞くことはめっきり減っています。

リスニング力が落ちた感じはそこまでしないですが、人との対話レベルでのリスニング力は多少落ちてしまっているかもしれません。

Youtubeやポッドキャストから英語を聞くのと、直接人が話す英語で違いが生まれるのは、後者の方が聞き取った後にそれを自分の中で理解してまとめ、適切に返事をしたり話をしなければいけないからではないかと思います。

その点で、直接人とのコミュニケーションを取れる頻度が落ちることによる弊害は少なくないのかもしれません。

実際、先日オーストラリアの人と話す機会があったのですが、その人が結構な早口で聞き取りに苦労する場面もあり「あれ、英語聞けなくなってるのかな?」とちょっとがっかりする出来事がありました(もちろんその方がオーストラリアアクセント、ということも影響しているとは思いますが。)


それでも、YoutubeでもNetflixでも英語コンテンツは大量にありますし、リスニングを維持するという点においては日本にいてもそこまで不便はしない、というのが日本に戻ってきて2年弱経った私が感じている感覚です。

そう考えると、私が日本の大学生だった10年ほど前から、本当に多くの英語コンテンツが世の中に出回っていて、今の学生は羨ましいなと思います。

特に留学を目指している学生さんには、YoutubeとかNetflixとかカジュアルな媒体から活用して、そこからPodcastを聴いてみたり、オンライン英会話を受けてみたり、はたまた実際にネイティブスピーカーの先生や留学生などを見つけて、英語に触れる機会を増やすことをお勧めします。

すごい時代になりましたね(誰やねんと。笑)。

英語のアウトプットについて

インプットに対してアウトプットの量は本当に少なくなってきています。仕事の中で英語を話す機会はまだあるので助かっていますが、それでも職場で数人と話す程度です。

これは英語を話す人が少ない日本ではある意味避けられないことかもしれません。

アメリカにいるときは、当たり前ですがスタバでコーヒーを買うのにも英語を話すし、買い物もしかり、もちろん仕事ではスタッフとのミーティングに、トリートメントやリハビリ、トレーニング時の選手とのコミュニケーション、オフィスをともにする職場の人たちとの雑談など、常に英語を聴いて自分自身も英語を話します。

一日中英語を話していたのが(たまに話したくなくなることもありましたが。笑)、今はそれが1割以下に減ってしまったのですから「あれ、ちょっと言葉が出てこないなあ」なんてことも増えてきて、勝手にがっかりしている状況です。

英語を話す時も、以前は「英語で考えて英語を話す」のが当たり前だったのが、「日→英」もしくは「英→日」の通訳をしたりすることもある関係か、頭の中で日本語を英語に訳して話す、という様な流れになってしまうこともあり、これまたなんか変だなという感覚になることも多いです(この感じ、伝わってほしい。笑)。

この辺りは言語学が専門の方であれば、科学的に説明できるところなのでしょう。どなたかこういった現象が何と呼ばれるのか教えてください。笑

今の職場では辛うじて英語を話す機会がありますが、これがキャリアを重ねて違うステージに映っていくときに、英語を話す必要性が全くなくなる可能性もあるわけです。

せっかく膨大な時間とお金を費やして身につけたスキルですので(大学院留学時や貧乏インターン時代にサポートしてくれた親には頭が上がりません。)、何とか維持したいと奮闘している毎日です。ネイティブキャンプでもやろうかなと。笑

コロナでなければ英語コミュニティーに入ったり、その類のMeet Upに出たりして友人も作れるのでしょうが、今はまだそれはかないません。。。

第二言語スピーカーの行く末

この様な状況で私の英語がどうなっていくのか、ある意味楽しみでもあります。

単純に、英語圏に留学や仕事に行って、その後日本に戻ってきて長い方々の英語がどの様になっているのか、興味があります。

数年前ですが、フィラデルフィアで日本人で集まったときに、たまたま日本からいらしていた方がいたのですが、その方は全く不便なく英語を話されている様子でした。おそらく日本に帰国されて5年以上は経っていたのではないかと思うのですが、人によって上がり下がりは差がありそうですね。

いずれにしても、英語を聴ける話せる事によるメリットは計り知れないので、今後もずっと使い続けていける様もがいていきたいと思います。

それにしても、日本語で生活していて思いますが、英語の方があまり気を使わずに喋れる気がします。日本のカルチャーもあると思いますが、日本語を話している時の自分の方がものすごく気使いで遠慮がちになると自己分析しています。

もちろん英語を話しているときにはまたいろいろなコンプレックスが発生しますし、どちらも良し悪しあるということです。

「いろんな自分」を表現するのに複数の言語を持てているだけでもありがたいのかもしれません。

今は関西弁の習得に励む毎日です。。。(最近学んだ関西弁?は「どべ」です。笑)

Akira