ジャパンハート看護研修生ブログーminmin便り

私たちは、ジャパンハートの国際看護長期研修を通して、ミャンマー、カンボジア、ラオス、また国内僻地離島で奮闘している看護師です。 物資も人もインフラも限られた環境の中で国際医療とは?地域医療とは?を 日々学んでいます。 このブログでは私たちの苦悩、感動、喜び、葛藤などの思いを綴っています。ぜひご覧下さい!

ジャパンハート http://www.japanheart.org/

「 変化 」

対馬での国内研修も残りあと1か月となりました。

対馬は夏が終わりすっかり秋らしくなりました。
黄金色に輝く稲、秋晴れの空を進む雲、秋の対馬もとても魅力的です。

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私はというと、
最近になってやっと研修に参加している意味、
自分と向き合うとはどういうことかわかってきた気がします。

研修が始まり、私はいつも自分が正しいという感情が強く
無意識に相手を否定してしまう傾向にあることがわかりました。

なぜそうなのか考えていく中で、それは私が今の自分になるまでの生き方が影響していました。
自分が正しいという感情が
相手を受け入れるスペースを狭くして相手を否定するようになっていました。

同期の皆と一緒に研修をしていく中で、
みんな変わりたい自分がいて、ひとりひとり異なる悩みを抱えていました。

今までの私は、人の話を聞いたときに私はそうは思わない、
何でそんな風に考えるんだろうとまず自分の意見が心の中に浮かんできました。
しかも自分が正しいと思っているからそのまま言葉にして、
後からもしかしたら相手を傷つけたかもしれないと後悔することがよくありました。


対馬に来て、相手を否定することが人を傷つけてしまうことを学びました。
そしてスタッフや患者さん、
島の人々がいつも温かく受け入れてくれることがどんなに嬉しいことかも学びました。

今は人は人、自分は自分、
そういう考え方をする人がいるんだと受け止めるだけでいい、
相手を否定する必要は全くない、
いろいろな価値観や考え方があっておもしろいなと感じるようになりました。

自分が正しいという感情は私の弱点かもしれない、
でも今まで私が一生懸命生きてきた結果うまれた感情で悪いものでもないと気づきました。

自分と向き合いそういう傾向があると知ったこと、
自分を認めてあげたことで心が軽くなった感覚がありました。

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この学びを通して患者さんとの関わり方も変わりました。

自分が正しいと思っていることで、
患者さんを自分の都合で看ていたり
自分の思い通りに仕事が進まないと患者さんにイライラしてしまうことが増えていました。

きちんと患者さんと向き合いたい、
私は患者さんの顔をしっかり見ようと意識することを決めました。

意識してみると、パソコンを見ていたり血圧計を見ていたり、
患者さんの顔を全然見ずに業務的に仕事をしていたことにハッとしました。

患者さんの顔をよく見ると優しい顔、かわいい笑顔、生き生きとした顔、
不安な顔、元気のない顔、不満のある顔、様々な表情に気づきました。

看護を通して患者さんのその人らしい一番素敵な表情を見たいなと思うようになりました。
自然とイライラすることも少なくなり患者さんとの距離が縮まったような気がします。

患者さんに寄り添えない私が何で看護師をしているのかわからなくなっていましたが、
まだ看護を続けていたいと思えるようになりました。

自分の行動や発言に何でそう思ったの?
と投げかけると知らない自分がどんどん出てくることがおもしろく、
何となく愛おしく感じます。

自分の感情を自分に問いながら大切にしながら
「患者さんと家族の多様な価値観・考え・感情を尊重できる看護師になる」
という私の研修の目標に向かってまた前に進んでいきたいです。

42期生 上栗温子

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Cambodia ~ AAMC~

こんにちは、41期生 Numa Shoです。

いつかカンボジアで助産師として働きたい。そう思ってから早1年。
今、実際にジャパンハートのカンボジアにある病院(AAMC)で
産婦さんと赤ちゃんに囲まれて毎日過ごしています。
行動すれば想いは現実となるのだなと改めて実感しています。

沼口


























憧れの場所で助産師として活動ができて嬉しい反面
とてつもない責任の重さにつぶれそうにもなる毎日です。

ここでは、日本みたいに定期的な妊婦健診がなく
お産するところも産む直前まで決まっていないのが普通だそうです。

エコーも1回もみてもらっていないという産婦さんも沢山いますし
見てもらっても、毎回その時見た赤ちゃんの体重で予定日がコロコロ変わるようです。

そのため、正確な予定日がわからない産婦さんは沢山いますし、
予定日過ぎているのに骨盤位がそのままであったり、
血圧が高いままであったり、
自分は43週です。(過期産)と話す人がいたり…
覚悟してこの地にきたものの、すごく衝撃的でした。

そんな産婦さんに向き合う日本人助産師は、自分を含め二人。
他のカンボジア人助産師は、ほぼ新卒であり、もちろん日本語は通じません。

あいさつ程度のカンボジア語と、つたない英語でやり取りするしか
今の私にコミュニケーション方法は、ありません。
それでも、時間をかけて話を聞いてくれるカンボジア人に日々感謝です。

沼口

毎日、自分のアセスメント不足やそもそもの知識や技術不足に落ち込むことばかりですが、
自分に今できることは、ここから逃げず全力でこのカンボジアの土地と環境
ここにいるすべての人間に向き合うことだと思っています。

国が違えば、お産や子育ての仕方に違いは沢山あります。
それを肝に銘じていても、自分の今までしていた習慣は消えないものです。

先日沐浴をしていると、カンボジア人助産師が
「カンボジアの沐浴を教えてあげるよ」と声を掛けてくれました。

沼口

何気なくやっていた沐浴さえ、違いがある。
ハッと自分の(日本の)やり方をここに押し付けていた姿に気づかされました。

その翌日はカンボジア流のお産中の過ごし方を教えてもらいました。
もちろん違いはありましたが、お母さんに元気な赤ちゃんを産んでもらいたい…。
そう思う気持ちは同じであることがわかりました。

この土地の価値観や文化を尊重しながら
カンボジア人と日本人で一緒に頑張っていきたいなと心から思いました。

‐明日もママの笑顔と元気な産声でいっぱいになりますように‐

沼口

<本当の“ニーズ”>

スォスダーイ(こんにちは)
カンボジアの地より、40期あかねぇさんこと西海茜です。

私は今、プノンペンから約70厠イ譴織灰鵐櫂鵐船礇狃にあるチューンプレーン病院という、
カンボジアのローカル病院に一人潜入しています。

7月末に、もう一人の茜とミャンマーからカンボジアに来て
AAMCで2週間活動した後この病院に入っています。

“一人っ子”4週目に入り、現地スタッフからも名前を覚えてもらって皆
「アカニ!」
と呼んでくれ、
「NO!アカネ!」
というやり取りをいつもやっています。クマエの人々は“ネ”の発音がどうも苦手なようです。

西海

さて、私はここに来て何をしているのか?
答えは「特に何もしていません」です。はい、すみません・・・

毎日現地スタッフと共に働いています。
今では昔から居た人のように自然にルート取ってます。

ローカル病院に一人っ子に来て、現地で私が出来る事、
何かしなきゃとずっと思っていました。でも出来る事は“ニーズ”に応える事。

では、その“ニーズ”とは何か。

ずっと、ずっと考えていました。

“物が無いから”とか“環境がどうだ”とか“現地の医療のやり方がどうだ”とか、
そんな事ばかりにとらわれていました。

でも、一緒に業務をやっていく中で少しずつ分かってきました。
カンボジアでのやり方がどうであれ、ここではそれで問題なくて、
物が無いとか私が思っていただけで、それが当たり前なここの人たちはまったく困っていなくて、
そこに私の思う“ニーズ”はなかったのです。

あるのは、患者さんにとってBESTな医療をしたいという気持ち。

日本でもカンボジアでもその気持ちは一緒でした。
自分の偏見を取り払い、物の見方を変えた時、本当の“ニーズ”が見えてくる。

患者さんがきつい、痛いと言えば寄り添い、
治して欲しい、早く帰りたいと言えば、それになるべく近づけるように、現地スタッフと話し合い、
ここで出来るより良い医療を提供する。ここでのBESTを尽くす。それだけでした。

そんなの当たり前、頭ではわかっていたつもりでした。
でも、実際はわかっていなかった。
そもそも海外ボランティアに参加すると思っていた時点で“途上国の役に立ちたい”と思っていた。
それは自然の事だと思うけど、ここにまず私の中の“偏見”や“日本が基準”があったのです。

それが良い事とか悪い事とかじゃなくて、
実際にここに住んで現地の人々と暮らしてみて初めて自分の中に偏見が潜んでいて日本が基準で・・・
という事が本当に体で感覚で理解ができました。

それを取り払って考えた時に本当の“ニーズ”が何なのかが出てきます。
その先に活動があるのです。

西海

長期研修も10カ月が過ぎ、残り2カ月を切りました。
今この時を大切に、現地の人とのこの時間を大切に残りの研修をやっていきたいと思います。

リアソンハウイ(ではまた、さようなら)

40期 @あかねぇさん

『 看ようとするかしないか 』

40期生の古川です。

海外研修が始まって3ヶ月が過ぎ、ミャンマーでの生活も折り返し地点に立ちました。

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ここに来る前は、限られた環境の中で、機械なども揃わない状況下で、

“人を看る”ことを大事にしたい。人を看れるようになりたい、
と期待して研修に臨んでいました。

でも、研修が始まってみると、環境を変えただけでは何も変わらないんだってことを実感しています。

看ようとするかしないか。

ただ、それだけでした。


日本でいくら機械に囲まれて、機械の管理に追われても、
看ようとすれば看れたはずだし、何も揃わない環境であっても、
自分が看ようとしなければ、何も看れない。

結局、自分次第だったってことですね。

そんなことを実感しながら考えること。

じゃぁ、これからどうするか。
どう生きるのか。

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色々色々色々色々ずーーーーっと考えてみているのですが、
なかなか明確な答えは出てきません(笑)

もしかすると、研修が終わっても見つかってなくて、
この先もずっと考えていくものなのかもしれません。


ただ、私は、“今”は大事にして生きていきたい。

今、目の前で起こること、出会い、会話、悩み、楽しさ、嬉しさ、苦しさ、とか。

とにかく今起こったことに一生懸命に向き合う。
それだけは忘れずに、残りの研修も大事に過ごしたいって思っています。


楽しいなって思う瞬間の気持ちも、日本が恋しいなって思う瞬間の気持ちも、同じだけ大事に。

対馬での研修も含め、とことん自分と向き合う研修だけど、
残り2ヶ月でまたどんな自分に出会えるのか。どんな“今”と出会えるのか。


大好きな屋上で星空を眺めながら
また研修に励みます。

では☆

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『 中途研修を終えて  』

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中途研修が終わり無事に対馬に戻ってきました。

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対馬に来て3ヶ月が終わろうとしてる時期。

長崎県の自然に囲まれた素敵な場所で2日間過ごしました。


五島の同期とは、3ヶ月ぶりに会い

久しぶりで久しぶりでない思いと初めて7人が揃う嬉しさとありました。

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この研修に対しては、すごく不安な思いでした。自分と向き合うという

ことに対して恐れていたんだと改めて感じています。


自分と向き合うのは、自分次第。だから、逃げることもできる。

研修が始まり

初めは、自分から逃げていました。

自覚もしていたし、声に出すことをしませんでした。


でも、みんな一人ずつ向き合っている。

自分だけしていない。

それを感じていくことで

「このままで終わったら後悔する」

と思いました。



最後のワークで声にだしました。


出してよかった、

声に出すことでそこではじめて自分に入っていきました。

これからもまだまだいろんな思い、感情が出てくると思います。


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それから目を背けない

一つ一つ受け止めていきたいです。

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