対馬病院では先月末から島内でのコロナ感染者数が増え始め、今私が所属している地域包括病棟を感染病棟として開くことになりました。
感染病床になるにあたり、もともと入院していた患者さんを他の病棟へ転棟したり退院調整をしたりと、1週間もないくらいの準備期間を経て感染病棟となりました。
病棟フロアには、もともと感染病床専用でつくられたエリアがあり4床確保されているのですが、病棟全体を感染病床エリアとするのは今回が初めてです。
また病棟スタッフの大半はお子さんがいる方になります。もちろん感染対策は万全で臨みますが、家族がいるスタッフは特に「自分が家族に感染させてしまったら…。」という不安が強いように思います。
この不安は、どの医療従事者の中にもあるものだと思いますが、島の特徴も関係しているのではないかと感じることがありました。
私が対馬に来る前にいた東京でも、ご近所同士の付き合いはもちろんありますが、対馬では、近所同士を超え、地区、島というようなネットワークの広さを感じます。
このような人と人との繋がりはとても強みになるし、私が好きなところです。
しかし、このような島の特徴も相まってか、コロナ感染者の情報があっという間に出回ってしまうということがあります。
感染者への誹謗中傷等は控えるようにという地域の放送や様々なところでの呼びかけは常にされていますが、コロナに対する強い不安や恐怖心からか、まだなくなっていないというのが現状です。
同じ病棟で働くスタッフは、こういった誹謗中傷が、自分の子どもや家族に及ぶことを一番恐れています。
今回、感染病棟で業務する中で、同じ場所で働くスタッフでも抱える不安は様々だと感じました。そして地域(や国)の特徴によっても、それは微妙に異なってくるのかなと思います。
今回は、患者さんだけではなく一緒に働くスタッフの「不安」にふれる中で感じたことを書いてみました。
一刻も早くまた元の病棟として動き出せる日を祈りながら、活動してきたいと思います。

国際看護師研修 57期 s.t
感染病床になるにあたり、もともと入院していた患者さんを他の病棟へ転棟したり退院調整をしたりと、1週間もないくらいの準備期間を経て感染病棟となりました。
病棟フロアには、もともと感染病床専用でつくられたエリアがあり4床確保されているのですが、病棟全体を感染病床エリアとするのは今回が初めてです。
また病棟スタッフの大半はお子さんがいる方になります。もちろん感染対策は万全で臨みますが、家族がいるスタッフは特に「自分が家族に感染させてしまったら…。」という不安が強いように思います。
この不安は、どの医療従事者の中にもあるものだと思いますが、島の特徴も関係しているのではないかと感じることがありました。
私が対馬に来る前にいた東京でも、ご近所同士の付き合いはもちろんありますが、対馬では、近所同士を超え、地区、島というようなネットワークの広さを感じます。
このような人と人との繋がりはとても強みになるし、私が好きなところです。
しかし、このような島の特徴も相まってか、コロナ感染者の情報があっという間に出回ってしまうということがあります。
感染者への誹謗中傷等は控えるようにという地域の放送や様々なところでの呼びかけは常にされていますが、コロナに対する強い不安や恐怖心からか、まだなくなっていないというのが現状です。
同じ病棟で働くスタッフは、こういった誹謗中傷が、自分の子どもや家族に及ぶことを一番恐れています。
今回、感染病棟で業務する中で、同じ場所で働くスタッフでも抱える不安は様々だと感じました。そして地域(や国)の特徴によっても、それは微妙に異なってくるのかなと思います。
今回は、患者さんだけではなく一緒に働くスタッフの「不安」にふれる中で感じたことを書いてみました。
一刻も早くまた元の病棟として動き出せる日を祈りながら、活動してきたいと思います。

国際看護師研修 57期 s.t
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