トラベルクリニック海外渡航者センター     品川イーストクリニック

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カテゴリ:バリ島

現在の状況は?

2008年11月からインドネシア、バリ島で犬の狂犬病発生が続いています。バリでは2011年11月1日の時点で、発生開始から100人以上が狂犬病で亡くなっています(2012年5月末で、死亡例は140人に増加)。ヒトと動物の狂犬病事例は島全土の人気観光地の近くで確認されています。発生をコントロールするため犬の狂犬病ワクチン接種などの努力がされています。こういった努力が島での発生を管理するために役立っているようです。

狂犬病とは?

狂犬病は死を引き起こす急激に進行するウイルス感染症です。ほとんどが動物に咬まれることで広がりますが、狂犬病にかかった動物の唾液が直接、目、鼻、口、傷口に入ることで感染することもあります。広がることもあります。世界的なヒト感染の主な発生源は犬やキツネ、狸、マングース、蝙蝠などの特定の野生種です。
世界中で毎年、狂犬病で約5万人が亡くなっており、そのほとんどが子供です。

狂犬病ワクチン接種を考慮に入れる

  • もし犬や猫や蝙蝠、その他の肉食獣と接触するような活動をする場合、暴露前狂犬病予防接種(接種間隔0日、7日、21日または28日)を考慮に入れましょう。
  • たとえ暴露前接種を受けていても咬まれたり、引掻かれたりしたら直ちに医師の治療が必要になります

動物咬傷を避ける

  • 野生動物、ペットを含むすべての動物に触らない。他の国の動物は常に狂犬病に対するワクチン接種を受けているわけではない。
  • 自国に持ち帰る意図をもって動物を助けようとする気持ちを抑えてください。犬や猫は感染していても最初にその動物に会ってから数日、数週間してからでないと兆候がないものもいます。
  • 子供の行動を犬や猫、猿などの動物の周りにいるときは特に子供の行動に気をつけてみてください。子供は動物に咬まれやすかったり、咬まれたことを報告しなかたり、重傷を負ったりしやすいので目を配ることは大切です。
  • ペットと一緒に旅行をする場合は、その土地の動物、とくに飼われていない動物と遊ばせないようにして、しっかり目を配る必要があります。
  • 咬まれたり、引掻かれたりしたら直ちに行動しましょう。

傷口を石鹸と水でよく洗い流しましょう

  • たとえ具合が悪くなくても、傷口が重傷でなくても医師に直ちに診てもらいましょう。狂犬病にならないために、すぐに接種を始める必要があるかもしれません。
  • 旅行先の国では接種を受けるために米国に戻るまたは他の国へ行く準備をしてください(狂犬病暴露後の適切な予防接種は、世界中すべての地域で利用できるとは限りません) 。咬傷の程度によっては、ガンマー・グロブリンの局所注射と狂犬病ワクチンの5回接種が必要です。多くの国ではガンマー・グロブリンが常備されていません。

インドネシア バリ島 狂犬病発生


これは米国東部標準時間、2011年6月20日18時31分の情報です。更新日:2011年6月20日


2008年12月、インドネシア農林水産省は国際獣疫事務局にインドネシア、バリの犬の狂犬病の大発生を通知しました。2011年6月現在、バリで100件を超える狂犬病が原因の死亡事例が報告されています。(2012年5月末で、死亡例は140人に増加)。

バリの南端とバリ島全土の人気の観光地でヒトと動物の狂犬病が確認されています。

CDCは旅行者にバリ島全域で狂犬病に対する注意をするよう勧告しています。

次に挙げるような行動はバリへ行く旅行者の狂犬病リスクを高めるかもしれません。

  • 狂犬病の暴露や予防接種歴が知られていない動物の近くで働く
  • 農村地域で長い時間過ごしたりサイクリング、キャンプ、ハイキングなどの屋外での活動などに参加する。これらの活動は動物との接触との危険を増加させる。
  • 動物に触れたり、一緒に遊んだりする。
  • 自国につれて帰るつもりで動物をもらう。

狂犬病の情報

狂犬病はヒトと動物の健康に脅威となり、急速に進行する命にかかわる病気です。ほとんどの場合が動物に咬まれることで広がりますが、狂犬病の動物の唾液(ウイスルがいる)が直接、目、鼻、口や傷のある皮膚に入ることでも広がることがあります。世界でのヒト感染の主な感染源は犬とキツネ、タヌキ、マングース、コウモリなどの特定の野生種です。

毎年世界中で、狂犬病は約5万人を死に至らせ、そのほとんどが子供です。米国では、飼っている動物からの狂犬病の危険は低いです。米国から他の地域へ旅行する人々は、狂犬病の危険がより高くなるでしょう。したがって、旅行者全員が狂犬病から自分の身を守るためにどうすればいいか知っておくようにするべきです。

旅行者へのアドバイス

以下の推奨に従って自分と家族を狂犬病から守りましょう。

狂犬病ワクチン接種を考慮に入れる

  • バリで犬、ネコ、コウモリや他の肉食動物との接触があるような活動をする場合は、暴露前狂犬病予防接種を考慮に入れましょう。これは3回接種(0、7日、21または28日)シリーズで、旅行の前に接種します。
  • 暴露前予防接種を受けていたとしても、動物に咬まれたり引掻かれたりしたら直ちに医療機関に受診する必要があります。

動物咬創を避ける

  • 野生動物、ペットなど動物全般に接触するのは避けましょう。他の国のペットは狂犬病予防接種をしていないことがあります。
  • 米国の家へつれて帰る意図で動物を助けたいという衝動をがまんしましょう。最初に出会った時に犬やネコが狂犬病に感染していても数日から数週間徴候をあらわさないこともあります。
  • お子さんから目を離さないでください。(特に、犬やネコ、猿などの野生の動物が近くにいる時)
  • ペットと一緒に旅行をする場合、ペットに目を配り、現地の動物と遊ばせないようにしましょう。(特に飼われていない動物)

咬まれたり、ひっかかれたりしたら迅速に行動しましょう

  • 傷口を石鹸と水でよく洗いましょう
  • 具合が悪くなくても、傷口がひどくなくても病院に直ぐ行きましょう。狂犬病を防ぐためには直ちに予防接種のシリーズを開始する必要があります。
  • 予防接種を受けるには米国や他の地域へ行く準備をしてください。 (狂犬病暴露への適切な予防接種が世界中どこでも可能というわけではありません)
  • 家に帰ったら、旅行中に噛み付かれたまたは引っ掻かれたと医師か州保健局に伝えてください。

旅行の前に、ご自分の健康保険が海外での治療や医療のための移動の費用を補償してくれるかどうかを確かめておきましょう。 もしカバーされていなかったら旅行のための追加の健康保険の加入を考慮に入れましょう。

医療従事者用情報

GeoSentinelデータは2008年5月以降、バリから戻ってくる旅行者の間で狂犬病暴露後予防のリクエストの数が増えたことを示しています。GeoSentinelは旅行関連の病気監査のための世界的なコミュニケーションとデータ収集ネットワークです。これは国際旅行医学会とCDCの共同で運営されています。
旅行前の受診で、医療従事者は動物にかまれないようにすることの大切さと、緊急退去や海外での医療行為をカバーする健康保険に入ることをインドネシアに行く旅行者に強調してください。

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