ショートショート・ダイアリーズ

日記、エッセー、短編、ショートショートを主に公開しています。

日常の一部を切り取って、ショートショート風日記やエッセーにしています。
くだらない内容のものばかりですが、クスリと笑える日々の発見を大切にしたいです。
創作ショートショートや短編も随時公開しています。
それではショートショート・ダイアリーズをお楽しみください。

ある一点が強烈に嫌いなら、水面の波紋のように周辺にあるものにも影響を及ぼす。『酒を飲むことが嫌い』その投石は、あたり一変に徐々に影響を与えていった。頭痛と吐き気をよぶだけのものに、なぜ金を払わねばならないのか。飲んだ後の数時間を、なぜ苦痛の数時間にしなけ …
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『ここ最近心が揺さぶられてないなぁ』 そんなことを思った時には、とりあえず行ったことない場所、読んだことない本、知らない人などに触れてみる。 ちょっとした冒険、ちょっとした遊びが面白い。 オランダの歴史家ホイジンガの著書、ホモ・ルーデン …
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昨晩、居酒屋で慣れない酒を飲む。 念のために小生を頼んだけど、小生さえ飲み干せず残した。 背伸びせずにウーロン茶を頼んどけばよかった。 肴で頼んだカワハギの肝と造りの旨ささえ消えてしまうほどに気分が悪くなった。 おまけに周りはデカ …
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サウナと水風呂の往復を繰り返した。 5回目には頭は朦朧として、思わず浴場中央にある竹で作られた長椅子に座り込んだ。 虚ろな目で、出入り口を眺める。 休日ということもあって、人がひっきりなしに出入りしている。 ぼんやりとその様子を眺め …
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炊きたての白いホカホカのご飯をお茶碗に盛る。『なんでご飯を入れる容器なのに”お茶碗”なんだろう。昔はこれでお茶を飲んでいたんだろうか』鍋から出来たてのお味噌汁をすくう。いつもよりも赤味噌の量を少し多めに入れたので、色と香りが一層濃い。『味噌の配合の微差が …
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とある中華屋さんのお昼時。 店内にはイカツイ土方作業員らしき男たちの声が威勢良く響いている。 「すんませぇ〜ん!」 ドスの効いた声で店員を呼ぶ。 「は、はい…!!ただ今お伺いします!!」 線の細い店員は、見た目通りのか細い声 …
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見てはいけない。 例え目の前の女の子が短いスカートをはいて、座っていたとしても見てはいけない。 2メートル先に座るショートヘアの可愛い女の子、それでも見てはいけない。 紳士たるものチラチラといやらしく見るべきではない。 チェック柄の …
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散髪屋のトイレ。 床にはちぢれ毛が散乱している。 場所柄仕方がないのかもしれない。 きっと天然パーマの前使用者が髪を切っている途中にもよおしたのだろうと想像する。 それでも気味の悪さは拭えない。 もし仮に、これが髪の毛ではな …
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やってしまった。 完全に遅刻だ。 真っ白な頭のまま、全力で駅に向った。 電車の時間を調べようと、走りながらポケットに手を突っ込みケータイを探る。 ない。 でもそんなことは構って …
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寒波が容赦なく押し寄せる早朝。 電車のホームには、次の電車を待つ人だかり。 『あぁ…寒い…。まだ来ないのか…』 たった1分が1時間のように長く感じられた。 銀色の電車が到着し、車内の暖かい空気を浴びたときはおもわずため息が出た。 …
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