2018年09月23日

帰国生入試対策 英語 数学 小論文の関係性

帰国生入試を受験する場合、難易度の高い大学の多くは滞在国の卒業統一試験に準ずる成績を提出することになっています。しかし、オーストラリアの場合も多くの場合、卒業する前に帰国生入試を受験するために卒業統一試験の成績を提出することはできません。

ですので、代わりにSATなどのスコアを提出する場合が多いわけです。

今のSATは英語と数学の点数が50:50になっているので、数学の重要性は増してきました。他にも国立大学などでは文系であっても数学のテストを受験科目にする大学が増えてきています。

つまり、帰国生入試の対策は、英語、数学、小論文、面接をバランスよく勉強する必要があります。特にSATのスコアはきっちりと取っておくことが大切です。

今年受験する生徒で、SATでの高得点が必要な生徒が何とか数学で780点ほど取れたために目標得点を達成できました。しかし、SATの場合は、2教科の平均点がだいたい1060点、EBRWも数学も530点前後が平均点で、数学の方が標準偏差が高くなるような気がします。

留学生がSATを受験する場合、数学のテストで英語力が必要になる実例です。

来年受験する生徒が数学で間違えた問題の一つです。

A project manager estimates that a project will take x hours to complete, where x > 100. The goal is for the estimate to be within 10 hours of the time it will actually take to complete the project. If the manager meets the goal and it takes y hours to complete the project, which of the following inequalities
represents the relationship between the estimated time and the actual completion time?
A) x y + < 10
B) y x > + 10
C) y x < − 10
D) y x −10 < − < 10

どのような問題かというと、
あるプロジェクトマネージャーはあるプロジェクトを完成までにX時間かかるだろうと見積もりました。Xは100時間よりも大きい。目標はそれが実際に完成するまでにかかる時間の10時間以内に見積もりたい。もしマネージャーが目標を満たし、プロジェクトが完成するまでにY時間かかるならば、以下の不等式のどれが見積もり時間と現実にかかった時間の関係を表しているでしょうか。

特に難しい単語があるわけではありませんが、訳すのは難しい生徒もいます。日本語で問題が解ければ、問題なく解けていた生徒でも、問題が英語。ということで間違えた問題が難問かある生徒も今までも本当に多くいます。

また、英語の文章がきれいに訳せない生徒も多くいます。

Based on the survey data, which of the following most accurately compares the expected total number of students with 4 siblings at the two schools?

expected や compare , siblings , accurately など訳しにくい単語があると本当に困ります。その場合も、無理に英単語一つ一つに固執して訳すのではなく、全体の文章を把握して他人に伝えてもわかりやすく理解できるような文章を書くことが大事です。

調査資料に基づいて、以下のどれが二つの学校で4人兄弟姉妹がいる生徒のおおよその生徒数をだいたい正確に説明しているのはどれでしょうか。

英単語の訳は絶対的なものではなくて、相手に正確に伝えることができればいいわけです。つまり、小論文を勉強する時と一緒で、どれだけ効率的に要点を押さえつつ説明できるかということです。

また、帰国生入試の小論文は論理的に書くことを求められています。作文ではなく、自分の考えていることを明確にしなければなりません。つまり数学的な発想がとても必要だということです。

つまり以上の説明でもわかると思いますが、英語だけの勉強、数学だけの勉強、小論文だけの勉強にしないで、数学の問題から英語の訳なども絡めて、きれいな訳を作ることで、数学の勉強の中に、英語や小論文の勉強を含めることができます。

実際にSATの英語の文章をしっかりと訳すことが小論文の勉強にもなると私は思っています。また、今もそのように教えています。つまり小説であれば、情景の浮かぶような訳を書くことが、説得力のある小論文を書けることにつながると思います。

年々、帰国生の数も増えてきており、帰国生入試も難易度が高くなってきています。帰国生入試は英語力のテストがメインという意味不明な感覚ではなく、しっかりと自分の考えを説明でき、基礎的な学力が高いことを証明できるような勉強で対策していけば合格も近くなると思います。

jatcentre at 19:16|PermalinkComments(0) 帰国生入試 | 学習サポート

2018年09月13日

オーストラリアの高校 year11の教科選択 2018年度

ある生徒と先ほどまで教科選択の話をしていました。

教科選択とは、オーストラリアの高校の場合year11からは義務教育ではなく、大学や専門学校など将来の進路に合わせて勉強する教科を決めることになります。ですので、全教科、教科選択をしなければなりません。

一般的な教科選択のリストはこんな感じになります。

subjecty


州によってでなく、学校によってもリストは異なります。

英語は必須です。ほとんどの州では留学生はESLの選択になります。しかし、ESLは簡単な教科ではない場合が多く、英語力のない人は、レベルの低いコミュニケーションなどを取る場合もあります。

数学は、どの州も4レベルほどに分けてあります。中学生以下のレベルの数学、中学生と高校1年生レベルの数学、文系レベルの数学、理系レベルの数学の4つです。高い2つのレベルを両方取ることもできます。

オーストラリアの高校の場合は、大学に入学希望の生徒と専門学校に入学の生徒では選択教科に大きな差があります。

教科選択の場合は、留学生の場合は進路志望に合わせてしっかりと計画を立てて選択教科を選ぶことはとても大切だと私は感じます。

帰国生入試で日本の大学を受験する場合の教科選択で注意する点は、

あまり実技科目や簡単な教科が多いと志望大学にいい印象は受けられない。また、国立大学の多くは成績表を得点化して合否を決めます。

また、アサイメントの多いだろう教科は避けるのが賢明です。例えば、音楽は楽だろうと考えて選択したら、ただ歌ったり、演奏するだけでなく、音楽論や決められた曲に関しての分析や展開など詳しく説明しなければならない宿題が出て、時間を潰してしまう。などのことがあります。

year10まで数学で問題がなかったために、理系レベルの数学を選択したら、レベルが高すぎて、かつ説明が複雑すぎてついていくのに精一杯だった。ことなどがよく聞かれます。数学は学力に合わせて慎重に選ぶ必要があります。ただ、数学が問題ない生徒は、アサイメントも少ないし、ポイントを取りやすい教科であるので、高いレベルの数学を取るのがいいと思います。

特にSATなどのスコアを提出する高いレベルの大学を受験希望する場合は、高いレベルの数学をしっかりとやっておけば、受験対策にもなります。また、最近は国立大学や高いレベルの私立で数学を帰国生入試の受験科目にする大学が増えました。論理力などを問わせたいのが理由だと思います。

数学を取る生徒は物理を選択するのがベストです。これは、数学の知識で物理の文章問題、計算問題が出題されます。

オーストラリアの大学やアメリカ、イギリスなどの大学を希望する生徒は、

まず、ATARのポイントをしっかりと取ること、クイーンズランド州も、現在のyear10の生徒から、OPからATARに変わります。

ATARのポイントは、スケーリングがありますので、楽な日本語の教科で高得点を取っても、理系数学の中位の方が得点が高くなります。

スケーリングや、スコアの算出の仕方は、必ずしもテストの点数だけでなく、学校のアサイメントや授業態度なども得点化されます。学校でもらう成績表はATARのスコアとは別物になります。

今日、教科選択の話をした生徒は、イギリスの大学を希望しています。

ESL
Math methods
Specialist math
physics
chemistry
をベースに選択教科を決めました。

おそらくこの選択が99以上を狙う場合の基本の教科選択になります。

私自身も、この教科選択でしたら、勉強を教えることも可能ですし、何か教科ごとにわからない問題があった場合にすぐに対処できるので本当に助かります。

最近では、オーストラリアでも95以上を狙う生徒は家庭教師などを付けて、高得点を狙うようになってきています。

日本人留学生の場合は、無対策で学校の成績などは気にしないで留学している生徒が正直多いように感じますが、それは1年留学の生徒の場合は問題ありませんが、卒業留学をしている生徒は、しっかりと計画を持って高校留学を考えてもらいたいと思います。

教科選択は、本当に大切なものです。


jatcentre at 19:46|PermalinkComments(0) オーストラリア高校留学関連 | 100校の学校に生徒を送った経験から

2018年09月05日

英語が話せないとわからないこと

小学校の時に修学旅行の新幹線での席決めの時に、あるクラスメートが

先生、酔いやすい人はすぐに窓を開けられるように窓側にした方がいいと思います。

当時、良く考えてみると、私は何度もその時までに新幹線に乗ったことがあったから えっ? と思いましたが、電車に扇風機が取り付けられていた時代では、新幹線の窓が開くと信じることは、それほど衝撃的な発言でもなかったと感じます。

で、似たような話で英語の話なんですが

昔、通訳をしていた時に、ある地方団体の議員さんたちの海外研修使節団の通訳をすることになりました。で、当然のことながら、結団式のようなものがあるわけです。(結構派手なものが多く、慣れるまでは本当に苦労しました。)

その結団式のスピーチで、団体の代表の方が

私は英語は全く話せません。しかし、ジェスチャーを交えて積極的に交流してきたいと思います。

そのスピーチを聞いた私は、

ぜひ、現地で見せてください。(笑)と楽しみにしていました。

で、現地に行くと、その議長さんは一度もジェスチャーでの交流をすることなく日本に戻ってきました。

当たり前です。

少しでも英語が話せれば、ジェスチャーも有効になりますが、カタカナ英語しかわからない人ではジェスチャーだけでは意思疎通はほぼ不可能です。

雨が早く止むといいですね。とか、自然がいっぱいでうらやましいです。とか、どの公園にもバーベキューの施設がありますね。などの質問を英語で伝えるのも難しいのに、ジェスチャーで伝えられたら英語を学ぶ必要性もないわけで、実際に現地に行かないとコミュニケーションの難しさはわからないものです。

高校留学も同じです。

以前留学した生徒の母親が現地に来て、学校を見学したり、ホストファミリーと会ったり、息子さんと観光したりしました。

初日の昼に食事を取ることになったのですが、簡単に食事を取れる店がマクドナルドしか近くになくて、マクドナルドで昼食をとったのですが、その時に息子さんが

英語で

Can I have (a) hamburger?

と、店員に伝えてハンバーガーを息子さんが持ってきたら、お母さんが息子が英語で注文したことが嬉しくて号泣したことがありました。

Can I have a burger? 程度は誰でも言えるし、小学生で英語がわからなくても言えることですが、それ以上に息子が自分のために英語で注文してくれたという成長が相当うれしかったと思います。

これはちょっと特殊な例だとは思いますが、当然のことですが、高校留学を考えている親はほとんどの場合、親が海外の高校に留学した経験はありません。(語学留学や大学などの留学と高校留学は同じ留学であっても環境など全く別物だと考えてください。)

ですから、どうしても考えられることが、

英語をしっかりと話せるようになってほしい

国際性を身に付けてほしい

帰国生入試は有利なので有名国立大私立大に合格してほしい

になってしまいます。

しかし、高校留学は英語で日本の高校生と同じレベルの勉強を特別扱いなくすることで、帰国生入試の英語のスコアに関しては、それほど合否に影響がない現実などを冷静に理解しなければなりません。

特に学習面では英語で社会の勉強や理科の勉強、国語の詩の勉強や環境問題などに関して自分の意見を述べるには日本語の授業であっても高度な問題提示の能力や論理性、知識なども必要になってきますので、それをフォローする学習サポートが必要であることに関しては気づかないのが現状です。

中学を卒業してからの単身での高校留学が全く受け入れられなくなり、現実的にも卒業留学に関しては、15年前の5分の1以下にまで留学者が減ってきています。

つまり、実際に高校留学をしたが結果さえ出れば、どんどん高校留学を考える人も増えてくるのですが、結果が出た人が非常に少ないのでこのような結果になっていると理解してもらいたいです。

結局、英語の質問に対してはアドバイスできる人はたくさんいますが、勉強面でのアドバイスができる人がいないわけです。

そのことをしっかりと理解して高校留学を考えてもらえれば素晴らしいものになっていきます。

帰国生入試を今年受ける生徒の中で、4年間週に3回ほど学習サポートをして、ATARも98以上取れるのではないかという生徒がいます。彼女にとってはオーストラリアの授業についていけることで、ボランティア活動や合唱活動など幅広く活躍して大きく成長したと思います。

わからないことは、想像するだけではなく、経験者の意見をしっかりと参考にして留学を組み立てることが大切だと思います。

jatcentre at 16:59|PermalinkComments(0) 通訳 英語上達の方法 | 心理学

2018年08月19日

数学アレルギーで高校留学を選んだ生徒が私と出会ったために1年後の今線形代数を普通に勉強している現実

人生はどんなことが起きるかなかなか予想できないです。

去年の3月に中学を卒業してオーストラリアに高校留学を始めた生徒がいます。彼女は日本の中学でも数学が嫌いで、高校留学を選んだ理由も数学の勉強をしなくて済む。が、大きな理由で、今日本の高校に通っていれば、普通の高校2年生で、学校帰りに普通に渋谷や新宿のカフェで友達と話をしたり、ショッピングを楽しんだりする生徒です。

中学も中高一貫の女子校で、進学校でもありません。普通のレベルです。

彼女のお母さんがこのブログで私を探して、1年ちょっと前に家庭教師の依頼を受けました。

お母さんも

やり方に対して一切口出しはしないので、好きなように教えてあげてください。

と、言われたので、

好きなように教えて1年ちょっとすぎました。

数学と英語を中心に教えています。

で、今月勉強した数学の問題はこんな感じです。

inverse


vector


これらの問題はオーストラリアでは、year11(高校2年生)の一番高いレベルの数学で、その生徒には説得して無理やり選択させました。(アサイメントが楽なため)日本人留学生ではかなり学力が高い生徒でないとついていくことも難しい授業です。(英語で高度な説明が必要な数学をやるので)

行列の中の授業で、メインはx y z などの三元連立方程式を行列から解く問題です。3x3の行列から、掃き出し方 Gaussian Jordan elimination または Gaussian elimination を使って、det デターミナントから逆行列を出してリーディングポイント leading point 日本語だとたぶん単位行列から方程式を解く方法です。

また、ベクトルで inverse transformation 逆関数を逆変換する問題なども授業でやっています。

このレベルは、日本では理系の生徒が大学に入ってから勉強する範囲で、日本の高校2年生には現時点では勉強する必要のないレベルですが、彼女は普通に私の説明を理解して、英語でこの問題を解いています。

線形代数は、とても利用性が高く、row echelon form または直接答えを出してしまう、reduced row echelon form などは、しっかりと説明して理解しなければならないところで、躓きやすいところですが、理解出来れば行列の授業はとても楽になります。

結局数学アレルギーとは、計算の流れをすべて理解しなければならない数学では、一つでも理解ができなくなると問題自体が解けなくなり、わからなくなって数学嫌いになっていく生徒がほとんどです。

ですので、わからないところを詳しく丁寧にわかるまで勉強すれば問題ないわけです。

ですので、帰国生入試まであと1年ちょっとですが、彼女は現在、数学の配点がある文系の大学の帰国生入試をメインに絞って志望校を探しています。これは、英語は留学2年半で、海外生活10年以上が普通にたくさんいる帰国生入試では太刀打ちができないので、条件が同じ数学や小論文で点数を稼ぐ方法に変えました。

出会いは本当に偶然の積み重ねで起こることが多く、せっかく出会ったのに、周りの人たちに妨害されたりする場合もあれば、順調にいく場合もあって何が起こるかわからないものです。

で、中学時代に相似の証明など解けたことがない生徒が、1年後に英語の説明で、行列からの線形代数で、逆関数を掃き出し方 ガウシアン ジョーダン エリミネーションで3元連立方程式を普通に解けるようになっていることも実際に起こっているわけです。

とにかく数学が苦手は、やり方ですぐに克服できる場合が多く、単語一つ一つを地道に覚える英語に比べれば、公式を応用すればいいだけの数学の方が即効性は高いことを理解してほしいと思います。

jatcentre at 10:24|PermalinkComments(0) 学習サポート | オーストラリア高校留学関連

2018年08月09日

留学前にはなかなか予期できないトラブル

去年の8月から学習面を中心にサポートしている生徒に勉強を教えてちょうど1年が経ちました。

今日は、その彼女とのかかわりを通して感じた留学のメリットではなく、予期できないデメリットを伝えることができればと思います。

彼女の通っている学校は、彼女とは別にもう一人日本人の留学生がいて、年齢は一つ上。

最初はいろいろと分からないことを教えてくれたりして、いい関係だったようです。

1か月ほどが経ち、彼女は、その先輩生徒の特殊な性格にだんだん気づいてきました。

その生徒は、自分の話しかしない。そして、好きなアーティストの話が多かったようです。そして、一切自分には質問をしてくれない。例えば、彼女の出身地さえ1か月毎日のように話していても聞いてくれないし、兄弟姉妹構成なども聞いてくれない。

そうすると、会う前からあのアーティストの話を延々と聞かされる。と怯え、放課後ショッピングセンターに行けば、その彼女の好きな店だけを見て回り、私の意見は一切聞いてくれない。と、ストレスを溜めるようになりました。

そんな中で、彼女のお母さんが私に連絡をしてきてくれたのです。

まずは、その日本人留学生と一切話をしないことです。その日本人は、留学しているが、全く英語を伸ばそうとする気持ちはなく、毎日のようにショッピングセンターに行ったり、遊んだりしています。

今までの経験でも、留学をしたことのない人ではわからないと思いますが、高校留学の場合、最初は環境に慣れないだけではなく、気持ちの通じる友達もいないために、週末も暇になったり、放課後も暇になる。勉強をしたいけど、今までは日本では塾などがあったりして、勉強を教えてくれる環境があったのですが、それもなくなり、暇な時間が多くなる。そうすると、あまり好きではない人でも、日本人でも一緒に遊びに行けるだけで気分が紛れると感じてしまうものです。

ただ、救いは英語力も十分ではなく、日本の中学でもそれほど成績はいい方ではなかったのですが、とにかく前向きで勉強を頑張りたい気持ちが強かったことです。また、大学入試を真剣に考えていたことです。

彼女に、私は、

友達がなかなかできないのはさみしいかもしれないけど、英語力が伸びて、環境に慣れれば自然と友達もできるようになる。と説明して、それだけでなく、この環境に慣れないことで、勉強できる時間を十分に取れることができる。ことも伝えました。

そうして、数学アレルギーだったのですが、一番難しい数学を選択して、SATの受験対策もして、小論文対策では、少子化、死刑問題、温暖化、国際化、選挙制度など多くの分野の知識を吸収して、その知識をきれいに文章にまとめる練習もしました。

一年過ぎて、成果も数字で表れてくるようになりました。

親がなかなか出発前には気づかない高校留学のトラブルは、

他の日本人留学生などの人間関係。

勉強のサポートがないのでわからなくてもスルーしてしまうことです。

特に留学=英語力と感じている人が多いのですが、一般常識をしっかりと身に付けることがベースにないと将来の進路にも影響が出てきます。

また、高校留学をする生徒の中には、すごく甘い考えで留学を決めた生徒もいます。そのような生徒は、当然勉強する意欲も弱く、それだけでなく、他の日本人留学生も巻き込んでしまいます。

大学受験を目標にした高校留学がとても大切だと感じます。しっかりと将来の進路の準備をしていくことで、生活が充実してきて、その中でいろんな機会に恵まれ、多くの友達を作ることもできるようになってくると思います。

とにかく学習サポートが本当に大切なことを親が理解してくれないとなかなか高校留学は自己満足はあるかもしれませんが、しっかりと卒業後の進路で結果を出すのは難しいと感じます。

jatcentre at 11:29|PermalinkComments(0) オーストラリア高校留学関連 | 100校の学校に生徒を送った経験から

2018年07月25日

Steve Irwin スティーブアーウィン 英語の課題

Steve Irwin スティーブアーウィン

1人の生徒が英語の時間に先生からオーストラリアの有名人という課題で先生から紹介された10年ちょっと前は世界で一番有名と言われていたオーストラリア人です。

オーストラリアの学校の英語の授業の課題では、以前のパワーポイントを使ってプレゼン風に人物や事件などを紹介する形が主流でしたが、最近では携帯などで生徒が自分が選んだ有名人に成りすまして、ものまね風に動画を撮影して発表する形を行っている話を生徒からよく聞くようになりました。

で、生徒がスティーブアーウィンを選んだということを聞いて、私がみっちりと彼のことを説明しました。

Steve Irwin スティーブアーウィン

1962年生まれ、現在生きていれば56歳。

クロコダイルハンター(動物のドキュメンタリー番組)などで活躍した、テレビタレント。

クロコダイルやヘビなどを素手で捕まえて、トラやライオンにもひるまない強さだけでなく、彼のcrikey(クライキー)などに代表されるオーストラリアアクセントで話す会話も多くの人に親しまれ、このクロコダイルハンターは世界中の人から愛された人気番組でした。

Youtube などにも、番組の動画があるので本当に見てもらいたいです。クロコダイルなどの捕獲シーンもすごいですが、とにかく彼の人柄。本当に動物が大好きで、大好きでたまらない気持ちが画面からストレートに伝わってきます。

私も彼が経営しているサンシャインコーストにあるAustralia Zooでクロコダイルの餌付けなどを実際に見たことがあります。

彼は、2004年にポートダグラスで番組の撮影中にエイに胸を刺されて他界してしまいましたが、彼亡き後も、この爬虫類動物園は運営されています。

環境保護運動を積極的に行っており、特に世界中の絶滅危惧種の保護に関しては積極的に取り組んでいました。

動物を本当に愛しているから、多くの人からも支持され彼の活動を今も支援している団体は多くあります。

で、英語の課題に戻りますが、生徒もスティーブアーウィンを選んだのはいいのですが、モノローグで動画を撮って、みんなの前で発表しなければなりません。一度先生に動画を見せたのですが、もっと長くわかりやすく。とダメ出しされたようです。

今日も2時間ほど話し合って、作戦を練りました。

面白くて、かわいさも混じった可愛い動画ができるような気がします。

このような動画の作成を通して、英語だけでなく、動物保護のことや絶滅危惧種に関しての知識や、爬虫類の生態、自然界の仕組みなどを具体的に学べてよかったと生徒も言っていました。

どうしてもこのような課題に取り組む場合には、生徒一人では本当に大変だと思います。もし、英語の課題で悩んでいる人がいましたら遠慮なくメールでかまいませんので質問してください。

jatcentre at 22:07|PermalinkComments(0) オーストラリア高校留学関連 | 学習サポート

2018年07月14日

テスト対策の教え方 TOEIC Readingの問題より

2枚の写真は、このホリデーの期間に帰国した生徒とSAT対策の勉強をした時に私が彼女が問題を解くときにかかった時間やどのように解いたかなどをチェックしたものです。(実際は頭の中で記憶しておくので、書いたものは、あくまでも彼女に見せるためのものです。)

satnonca


satcal


写真の説明は省略しますが、例えば上の写真ですが、SATの数学の問題で四択の問題15問で15問中7問正解。問1から問6までは全問正解。問7から問15までは9問中1問正解。この正解した1問は、私も解いているのをチェックしていましたが、正確に答えを導き出したものではなく、問題を解いた時に出た数字が選択肢の中に含まれておらず、勘で答えを出したもの。つまり実質正解は0問。

また、理解して正解した6問にかかった時間は5分30秒。残りの9問にかかった時間が21分30秒。

下の写真もSATの数学の問題で30問四択です。最初の15問は15問中11問正解。後半の15問は15問中4問正解。つまり後半は11問不正解。前半と後半で正解数と不正解数が反対になってしまいました。

かかった時間も最初の15問は16分。後半の15問は32分30秒。

SATの問題は最初の方が若干解きやすい問題が並んでいる印象を受けますが、それほど難易度が違うわけではありません。

試しに、別の過去問で後半5問をやらせてみた時に、5問中3問正解しました。解くのにかかった時間も7分でした。

つまり、後半の問題が特別難しかったわけではなく、終わった後に問題の説明や解くポイントを説明した時もしっかりとほとんどの問題は理解してくれていました。

女子生徒でテストや受験で点数が取れない場合の原因の多くは、解いていく中で、ある問題で解き方がわからなくなったり、英語などでよくあるのですが、どちらを答えにするか悩んでしまうことがあります。そうすると、その悩みをずっと引きずってしまい、他の問題に集中できない場合がとても多いということです。

また、問題が解けず、悩んでいると想像以上に時間がかかってしまっている場合が多いこともよくあり、実際に本人は、後半に前半の3倍の時間を費やしているとは思ってもいなかったわけです。

このような場合、その生徒によって対応策は異なりますが、女子生徒の場合は精神的なアドバイスで大きく点数を上げていく生徒が過去にも多く、選択問題は一般的に答えを提示しているチャンス問題であるはずなのに、得点を下げる原因を作っていることが多いので、時間を効率的に使うテクニックと、悩んだ場合にどのような対処をするかを、実際の問題でわかりやすく説明していくのが効果的です。

TOEICのReadingの問題の対応で時間の配分の大切さを理解する。

TOEICのReading testの場合、問題自体が700点前後の受験者にとってちょうどいい問題のような気がします。ですので、テストを受ける前にしなければならないことは、700点を取る基礎力をしっかりとつけることです。700点のレベルの受験者が850点以上取るためにはどのようにすればいいかを、帰国生入試や社会人の就職試験のスコア提示に合わせて説明しています。

また、800点以上取る基礎力(読解力や文法力)があれば、900点以上はポイントを押さえればそれほど難しいわけではなく、今年帰国生入試を受ける生徒も950点以上取れている生徒もいますし、(toeflも100点超え。)year11でもすでに900点を超えている生徒もいます。

今回は時間配分やメンタル面に関してのアドバイスですので、親にも理解しやすいTOEICのテストで説明しています。帰国生入試で一番多くの大学がスコア提出を要求しているtoeflやieltsの解説はしませんのでご了承ください。

今回は、比較的点数が取れるリスニングは省略します。

リーディングを攻略するために理解してもらいたいこと。

問題数100問、テスト時間75分。

つまり1問当たり1分20秒。

問題で難しくなるのは、空欄を埋めるPART6のQuestion131から146まで、またPART7の問題の中のダブルパッセージとトリプルパッセージの10問。

対策として理解しておかなければならないこと

文法問題30問は10分以内で終えるのが必須。10分で1問当たりに費やせる時間は20秒。つまり考えている時間は限られており、悩む時間を入れてはいけないこと。9分以内で終えるのが理想。

PART7のトリプルパッセージの問題は、正直質問から先に読んで、その内容が書いてある文章のところを中心に読むような対策がなかなか使えないような気がします。速読で全体の意味を正確に理解することがとても大切です。

アドバイス

TOEIC、TOEFLやSATの対策を行う場合は、まず、過去問や予想問題で実際のテストと同じ時間で行うよりも、TOEICで言えば、一つの問題にどれだけの時間がかかっているかを生徒に理解させることがとても大切だと感じます。

その上で自分が精神的に安定している状態で問題を解けば十分に解けることを認識させることがとても大切です。長距離走のトレーニングで自分の体の中に正確なラップを刻むのと同じです。そのうえで、ライバルのペースに惑わされず自分の最高に力を出せる状態をレース中に冷静になって理解させる方法と、TOEICのテスト対策は私は基本的なことでは同じだと考えています。

やってみればわかりますが、TOEICのReadingのテストを一日一つの設問を解いてやれば、高得点が取れるものです。わからない問題で悩んで自分の思考回路を壊さないためにどのようなことをすればいいのか。

結局ネガティブな思考をしないことだと思います。それを自然にできるまで自分でトレーニングするしかないです。今までも何度も経験がありますが、他人の精神状態はやはり正確にはわかりません。自分の精神状態は自分が一番知らない場合もありますが、自分が一番知っていることも事実です。

今までSATの対策や大学受験対策をしてきて、ストレスをなくすことがいかに大切かを強く感じています。

大学入試は、そうは思いたくないかもしれませんが、入った大学で人生が決まる。と、言っても正直言いすぎではないような気がします。

これは合否発表が出るまでは、そう思っていてください。という意味であり、結果が出たら、100%結果に満足する人は少ないと思いますので、また次の試験に備えなければなりません。しかし、高校生にとっては、それくらい大学入試は大切だと理解させることが私の一番生徒にしてあげなければならないことだと感じています。

それは表面上ではなく、記憶にしっかりとしまいこめる内面的にということです。

jatcentre at 17:58|PermalinkComments(0) 帰国生入試 | 学習サポート

2018年06月20日

小論文対策 文章力だけをテストされているわけではない。

帰国生入試に小論文を課す大学、学部が増えました。

多くの生徒や親と話していると、小論文とは文章を書く力が問われると考えている人が多いことです。

論文の構成をしっかりと理解して書き、客観的に自分の伝えたいことを相手にわかりやすく説明すればいい。

確かにこのことは大切なことです。しかし、帰国生入試の小論文の中で大切なものの一つは知識です。

過去の帰国生入試の小論文の問題を見てください。

インセンティブとは何か?具体例を挙げながら説明しなさい。

まず、インセンティブの意味が分からないと文章を書くことすらできません。

日本の若年失業率がOECD加盟国平均をかなり下回る水準である理由について説明しなさい。

日本国憲法の保障する自由権と社会権の性質及び内容について論じなさい。

歴史を踏まえた上で、日本は東アジアとの関係をどのように構築していくべきだと考えますか。

結局知識がなければ、文章を書くことができません。オーストラリアに生活して感じたことを書きなさい。のような問題が出るわけではありません。また、知識もいろんな分野の知識が必要でかつ、深く理解しておかなければなりません。

ですので、生徒にはできるだけ勉強を教える時間だけでなく、いろんなトピックに関して私から質問をしたり、どのような考えを持っているかを聞いた上でいろんなことを教えていきます。

例えば、オーストラリアの裁判制度と日本の裁判制度の違い。などに関しても、オーストラリアの裁判制度がどのようになっているかだけでなく、過去の判例などを見て、日本との違いを説明したり、それだけでなく、費用に関して、弁護士になるためにはどのような試験を受けるのか、などを詳しく理解できるまで説明しています。

他にも非常に話題になる、地球温暖化に関しては、オーストラリアの学校の授業やアサイメントなどでも出ますので、実際の統計やいろいろな国がそれぞれどんな対策をしているのか、CO2の削減に関しても、どうして必要なのか、などをしっかりと理解して論理的にまとめる練習などもしています。

今週、ある生徒には、グローバリゼーションに関して、否定的な考えを持った意見、肯定的な考えを持った意見をそれぞれ出し合って、そのことに関して一つずつ深く二人で議論しました。

例えば、グローバリゼーションの進展は戦争の抑制につながる。生徒は考えました。それは、隣り合う国々が相手の考えていることを理解して紛争にならないような展開になると考えているからだと話してくれました。しかし、一方、特定の地域で起こっている紛争が安全な国にまで飛び火する可能性もある。と私が言いました。そうなると、その対策を考えなければなりません。他にも、経済面で大きなメリットを生む可能性がある反面、都市化が進むことは目に見えています。福祉面では高齢化社会に対してグローバリゼーションの進展は福祉の切り捨てにも結び付きやすい。

こんなように、生徒と勉強とは別にいろんな話をして、知識を増やすだけでなく、いろいろな角度で物事を捉えることもしっかりと学んでいかなければなりません。

客観的に物事を述べることの難しさ、自分の伝えたいことを論理的にスマートに伝える難しさを理解して、いろんな疑問が浮かんだらしっかりと生徒と話し合う環境を作ることをこちらから提供していかなければなりません。

このホリデーの期間も日本に帰国する生徒もいます。そのような生徒とは何度か会って、文章の構成力などに関して話すだけでなく、世界的な社会問題や日本で問題になっていることを取り上げて、いろんな話をしていく予定です。

小論文は塾だけで対応できるものではなく、費用のかからない環境を作って対応することが本当に大切なことを理解してもらいたいと感じています。

jatcentre at 15:09|PermalinkComments(0) 帰国生入試 | 学習サポート

2018年06月15日

exam week テスト週間

シドニーやクイーンズランド州は今週テスト週間で、これが終われば実質このセメスターは終了ということになります。来週のところもありますが、イグザムウイークが終われば実質授業も適当で、学校を休む生徒もいます。

来週、再来週からのホリデーで帰国する生徒も多く、帰国を楽しみにしている生徒も多いです。また、日本で私も多くの生徒と会う予定ですので、それも楽しみです。(勉強を教えるんですが。。。)

で、テスト週間まで、アサイメント(課題の提出)や数学や理科の計算問題の解き方など、本当に週末もショッピングなどにも行かずに私と勉強していた生徒もいました。

その中の一人が私にメールで

ma615


このようにテストの後にメッセージを送ってくれました。

正直とてもうれしかったです。

この生徒は、日本の中学生だった留学前は、数学は全くダメで本当にぜんぜん理解できていませんでした。私のアドバイスで選択教科を最難関のmath BCを選択して、今回は2度目のテスト。まだ完ぺきではなかったとは思いますが、あれだけアレルギーがあった数学が得点が取れるようになって、積極的に勉強してくれるようになりました。

高校留学は手続きや英会話の上達ばかりに関心が集まっていますが、大事なのはアサイメントなどの論文などの書き方や、テスト対策です。ただ、結局高校生レベルの数学や理科を英語で教える人が少ないために勉強の話題が完全に消されてしまっているのが現状のような気がします。

現在year10の生徒から来年度の教科選択の相談を受けている時も、やはり学校の先生は日本人の生徒に簡単な教科を取得するようにアドバイスをします。それが絶対に悪いとは言い切れませんし、英語のレベルも低いのでそのようにアドバイスをするのも仕方ないことかもしれませんが、数学で連立方程式の解き方を高校生で勉強してもしょうがないし、中学英語を駆使して英会話が上達したと錯覚して留学生活を送っているようでは何のための留学かわからなくなってしまいます。

先週も現在高校留学をされている方の親から相談を受けました。娘さんは一生懸命頑張っているけど勉強のことで相談できる人がいない。ということです。

現在家庭教師は完全に埋まっていてできる状態ではありませんが、週末や私が空いている時にわからないことを相談したり、文章の書き方や、数学や理科の計算問題などの解き方を質問するような形ならできると思いますので、もし希望者がいましたら遠慮なくご連絡ください。

親はなかなかわからないかもしれませんが、勉強についていけなくなると、学校自体もつまらなくなったり、アルバイトに集中してお金に走ってしまったりと、負の連鎖に巻き込まれてしまい進路で選択肢が狭くなってしまいます。

高校留学は、情報が少ないために、本当に大切なことをわからずに苦労している人が多いことを感じています。

jatcentre at 12:06|PermalinkComments(0) 学習サポート | オーストラリア高校留学関連

2018年05月28日

帰国生入試を視野に入れた教科選択

オーストラリアの場合は、year11 12 は自分が授業を受ける教科を選べます。自分の将来の進路や学力に合わせて教科選択を行い、その自分が選んだ教科の成績で入学できる大学、学部が決まります。ですので、すべての受験生が同じ教科で同じテストを受けて、その得点で合否が決まるのではなく、自分が選択した教科の学校の成績と卒業統一試験の得点を難易度で得点調整をして得点を算出して(ATAR)、得点上位者から希望する大学の学部に入学します。

ですので、オーストラリアの留学を終えて日本に帰国して、日本の大学に入学を希望している生徒にとっては教科選択がどうであっても、それほど大きな影響がないのも事実です。日本の大学に成績を提出する時にはオーストラリアの卒業統一試験の成績が確定していないために、学校内の成績の提出が基本で、高いレベルの大学では代わりにオーストラリアの留学生はSATの提出が義務付けられます。

ただ、year 11 12 の教科選択は帰国生入試を受ける人にとってもとても大切な選択です。

帰国生入試で受験した留学生の結果とオーストラリアの高校での卒業統一試験の結果は強い関連性があることは、今までの生徒の結果を見れば明らかです。また、卒業統一試験の結果とTOEFLの成績も大きな関連性があることも過去の結果から肯定できます。

今まで大きな伸びを見せた生徒は、敢えて難しい教科を選択してアサイメントもしっかりと取り組んでいました。質の高いアサイメントは、論理的な思考力を伸ばすだけでなく、問題提起や客観的な意見をきれいに伝える能力も付きます。

これは、帰国生入試で得点の軸となる小論文や面接を伸ばすために不可欠なものです。

数学も教科選択では必須となっています。

数学の場合はどの州でも、だいたい4つのレベルに分けます。一番低い数学は小学校高学年から中学校低学年の基本レベルの授業です。このような授業を受けても正直何の意味もありません。宿題もほとんど出ませんし身になることはあまりありません。

一番高いレベルの数学は、日本の数学轡譽戰襪凌学まで勉強します。ただ日本の数学の授業とは異なり、とても実践的です。アサイメントも出ますが、それは問題を解くことではなく、社会に結びついた課題を出して、それをインターネットなどで資料を読み取って統計から数学的な証明をする問題や、三角関数や積分、確率などでは身近な例を自分で考えたりしながら課題を完成させます。

これは、理系の小論文の対策にもなり、SATの数学で満点近くの点数を取るためにも、高いレベルの数学で力をつける方法が一番高得点を取る近道です。また、最近の帰国生入試では、数学を受験科目に入れる文系の学部も増えました。帰国生は数学が苦手な人が多く、特にオーストラリアの留学生は留学期間も短い人が多く英語で不利を受けるので、条件が対等な数学で得点を取ることは大事です。

高学年になると、帰国生入試で高いレベルの大学を狙っている生徒は遊んでいる暇がないのが現状です。留学をすれば、聞き取りやスピーキングのレベルは上がります。ですので、ワーホリでオーストラリアに滞在している人たちと同じです。しかし、質の高いエッセイを書いたり、TOEFLで高得点を取ることや授業でいい成績を取ることは、単に生活の中に溶け込んで英語を使うことだけで解決することではありません。

英語の課題では、一冊の本を読んで、そこから自分で問題提起をして、客観的に物事をとらえて説明するようなことをしなければなりません。想像以上に大変な作業で私も一緒に生徒が課題に出された本を買って読んだ上でアドバイスをすることもあります。

帰国生入試で日本の大学を受ける生徒にとっても教科選択が大切だというのは、どの教科を取る。ということがメインではなく、それぞれの教科でどのような授業が行われ、どのような課題を出されるのか。

音楽であっても美術であっても、単に楽器を演奏したり、絵を書けばいいだけではなく、曲のテーマに関することを分析したり、その絵の作品が生まれた時代背景や作者の性格などを考慮に入れて、何を表現したいかを生徒の視点で考えて文章を書かなければなりません。

ですので、単に物理は苦手なので生物を取る。とか、勉強が好きではないので芸術科目を取る。のような安易な発想で教科選択をすると帰国生入試自体が厳しくなってしまいます。

今年year12で帰国生入試を受ける生徒も、この時期になると現状の厳しさを感じてきています。

今年帰国生入試を受ける生徒の一人は3年前以上からしっかりと対策を立てて、苦手な数学もあえて選択して、アサイメントもこなすのではなく、しっかりと取り組んできました。TOEFLの得点もSATの得点もすでにしっかりと取り、高いレベルの大学を目指しています。

わからないことがあれば積極的に聞き、アルバイトも英語の勉強と都合のいい解釈をしないで、常に危機感を持つことがとても大切です。

教科選択でわからないことがあれば遠慮なく聞いてください。

jatcentre at 14:41|PermalinkComments(0) 帰国生入試 | オーストラリア高校留学関連

2018年05月23日

留学生に本当に大切な学習サポート

今年から一人留学生の学習サポートをすることになった生徒がいます。

最初はすでに家庭教師がいっぱいで断っていたのですが、すごくまじめな印象を受けたので週末の空いている時間にやることを前提に始めました。

今5か月経ちましたが順調にいっています。(本当に生徒面接は必要だと感じます。)

今英語の課題で Looking for Aribrandi というタイトルの本を読んでレポートを書いてプレゼンテーションをしなければならないのですが、実はこの本、300ページあるんです。この作品は州関係なくアサイメントに出る定番の本ですので何度かやったことがあるのですが、まだ留学して2年目の生徒にとっては一般の人が想像する以上にハードワークなわけです。

しっかりと訳すことができないと最後まで物語を理解できないので、今までは友達などに話を聞いて繕ってきましたが、今回は時間をかけて、上手く訳せないところは私に聞いて完読して、自分の力でレポートを書くことができました。

数学も、難しいレベルの数学は毎回ノートに授業の内容を書いて私に提出してくれます。

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そうすると、どのような授業をやったかが理解できますので私も説明しやすくなります。

お母さんからも

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前回話した時に、去年とは違って本当に留学が充実していると連絡がありました。

去年までは、わからない問題があっても聞ける人がいなくて諦めていたことで授業についていくのが大変だったようです。しかし、今年からわからない問題があったり、聞きたいことがあれば自由に相談できる環境があるだけで留学生活が本当に変わっていくわけです。

学校の選択やホームステイのトラブルなどに高校留学の関心が向かいますが、留学生活は学校の授業が中心であることが前提です。これは高校留学を体験した生徒でなければ本当にわからないことで、このことが高校留学を考えている親が理解してくれれば、留学は本当の意味で前向きになります。

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このように聞きたいときに自由に相談できる環境が留学生活を充実させる一番大切なことだと感じます。

高校留学を考えている人で、そのようなことが不安であれば遠慮なくご連絡ください。

jatcentre at 16:06|PermalinkComments(0) オーストラリア高校留学関連 | 学習サポート

2018年05月15日

SPI対策 社会人が数学の発想を鍛えるには? 

数週間前、以前留学していた方から連絡があり、会って話したいことがある。とのことでした。

2年間ほど会っていなかったこともあって、楽しみにしていました。

で、会って本題に入ると。。。

数学の解き方を教えてほしい。

とのことでした。

彼女自身が、転職を考えていて、いくつかの会社の面接を受けたようですが、その時にspiのようなテストがやった会社があったのですが、数学の確率の問題や計算問題、文章題などが出題されて数学分野が全滅に近かったことで相当ショックを受けたようです。

英語が出来ればどうにかなる。

のような発想はすごく古い考えで、企業が求めているのは、読解力、教養、論理的思考、問題発見能力、表現力などの力で、英語に関しても話せることが大切ではなくて、表現力や教養の方を担当者はチェックしているわけです。

今は外国人で日本語を流ちょうに話せる人が多いので、英語が武器。はすごく違和感があります。

で、spiの数学分野の問題ですが、以前も大学生で就活をしている生徒と話した時に話題になったことがあって、例えば出版関連の会社を受けた人は、文学的な問題はマニアック過ぎてクイズ研究会にでも所属しないと無理。とか、数学も問題を見た感じはそれほど難しいと感じる問題ではないが、解き始めると、どうして解いたらいいのかわからない問題がほとんどのようです。

例えば確率の問題であれば、

5個のサイコロを同時に振って、少なくとも2個のサイコロの目が一致する確率は?

のような問題が出たとしたら、どのように解きますか?

確率の解き方を教える場合は、まず確率はすべての可能性を集めたら1になることを教えます。そのうえで、少なくとも2個という表現であれば、少なくともですので、2個の可能性、3個の可能性、4個の可能性、5個の可能性。といくつも計算しなければならなくなります。だったら、逆に全く一致しない可能性を求めて、全体の1からその全く一致しない確率を引けば、自動的に少なくとも2個に一瞬でたどり着けるわけです。

全く一致しない確率は 1/6 の5乗。それに、異なる目を並べる順列が 6P5 になります。で、5/54 になり、1- 5/54= 49/54となります。

順列と組み合わせの意味をしっかりと理解することも、確率や場合の数を勉強する上でしっかりと理解することが必要です。

つまり、

6人の中から3人並べる。

6人の中から3人選ぶ。

この違いを理解しなければならないわけです。

SATも似たような思考が必要で、今度のホリデーに帰国する生徒にも直接会った時に細かく解き方のコツを説明しなければなりません。

数学の場合は、文章でやり取りして説明を理解してくれるのはとても難しいのでホリデーに帰ってきてもらって私が直接教えるようにしています。

社会人の人や大学生でも確率だけでなく、方程式の文章題、四則計算などの壁にぶち当たっている人がいたら、基本的な法則や数学の問題を解くために大事な、問題の文章の起伏を理解することやポイントになる型の説明などしますので遠慮なくご連絡ください。

数学の場合は、できるだけ多くの問題を解くことは大事ですが、ただ問題を解けばいいのではなく、理解しなければならないポイントを押さえた上で、自分の実力ではちょっと大変。このちょっとレベルの問題を解くことが大切です。

ネットで検索したら出た問題で

ある会社の70%が男性、30%が女性でした。男性が5名増えたため、女性の割合は24%となりました。

問)今現在の社員数は何名でしょうか?


のような問題がありました。

男性7割、女性3割をどのように表すか?

難しいですよね。

これは、比率を使うのが一般的だと思います。

X:Y= 7:3 X男性 Y女性

男性5名増えた X+5 女性24%になった  76%: 24%

つまり
X+5:Y = 76:24

これを連立で解けばいいだけです。

無駄を出さない式を作ることが大切ですね。

苦手だと勝手に思えばやらなくてもよくなるかもしれません。今学期帰ってくる生徒たちも数学が嫌いだった生徒が多く、ただ、高校でmathCやextension2をやった問題のわからないところを細かく説明していきながら理解して、テストで高得点を取って自信を持って数学が強くなってきたわけです。

わからないことは、自分で考えるのは効率的ではない場合もあります。遠慮なく聞いてください。

jatcentre at 16:59|PermalinkComments(0) 学習サポート | 心理学

2018年05月08日

3連休の集中勉強会

昨日クイーンズランド州は laborではなく labour day(労働者の日)で3連休。 このlabour dayはオーストラリアの場合、州によって異なり、3月の州もあれば、10月の州もあります。で、私もゴールデンウイークで仕事がなかったので、この3連休、ある生徒の親から頼まれて、ある生徒とこの3日間6時間ずつ集中勉強をしました。(3時間x2回x3日)

英語はバーバル対策もあって文法を中心に分詞構文、時制、受動態、比較などをやりました。

ちょっとクイズ形式で解いてみてください。

Don't touch the flowers.を受動態にしてください。

She said to him " Are you going to leave here tonight." これを間接話法にしてください。

The matter has been amicably settled and they went away here soon. 分詞構文にしてください。

少し難しいかもしれませんが、基本的な文法がしっかりと理解できていないと仕事で生かせる英語が身に付きません。テストや点数を意識してしまうと、実践的な英語が身に付かない場合もあります。

答えはこのブログの最後にあります。

留学をすると、リスニング力は自然と高くなります。ですので、見た目は相手の話していることも十分に理解出来て、会話もそれなりになっているように感じます。しかし、現実的には、会話は簡単な英単語をつなぎ合わせて話している場合が多く、留学生の書いた英文を見ると、日本の高校生の方がレベルの高い文章を書いていると感じてしまう時もあります。

文法を気にしたら英語が伸びない。と思うかもしれませんが、高いレベルの仕事をする場合は、文章に表現力の高さを要求されます。また、実際にSATなどのテストを受けたり、学校の英語の授業を受けたりすればわかると思いますが、高度な文章になれば、一つ一つの単語を深く理解していかないと訳すのが難しいし、詳細な心理状況や場面設定が理解できない場面に出くわすことが増えると思います。

今回一緒に勉強した生徒も、SATの勉強や学校のアサイメントをしていく中で、高いレベルの文章を正確に理解する大切さや、学校に提出するアサイメントの文章ができるだけ自分が考えている詳細を伝えたいという気持ちから徹底的に勉強したいと思ったわけです。

数学は 行列の マルコフ連鎖( Markov chain)、で基本的には天気予想などを題材にしてアサイメントが出ていたようでしたのでやりました。コルモゴルフの方程式を使うのですが、正直こんなことをやって意味があるのかと思ってしまいます。私個人の意見では、ギャンブル確率でやるとすごくいいような感じがします。(つまりいかにギャンブルは勝てないかをきれいに証明してくれるので)

日本の高校生やいくつかの州では行列は高校数学では勉強しません。ただ論理的な思考をレベルの高いものにするための勉強としてはすごくいいような気がします。

数学では他にも立方体の対角線の交わる角度を求める課題がありました。三角関数などを使って求めるのですが、オーストラリアでは答えだけでなく、過程もしっかりと説明して、さらに問題提起をしながらディスカッションをすることもあります。日本の数学の授業とは本当に違います。

やる気のある生徒は、長い時間勉強しても、本当にその勉強が必要だと感じれば不思議と長時間も克服できるものです。今回のような集中トレーニングは今までも多くの生徒がやってきましたが、勉強するクセを付けるにも効果があります。

いつも感じることですが、親が私の考えていることに理解を示していただかないと成立しないことで、例えばすでに1年留学してTOEFLで現在30点台の生徒が2年後の帰国生入試の時に90点以上を取るレベルを目指す場合は、常識的な戦略では目標を達成できないことを理解していただけることが大切だと思います。

英語答え

Don't let the flowers be touched.
She asked him if he was going to leave there that night.
The matter having been amicably settled, they went away here soon.

jatcentre at 13:31|PermalinkComments(0) 学習サポート | 帰国生入試

2018年05月01日

学校の授業でわからない問題を自由に質問できる環境

英語で受ける授業は本当に大変です。

ある生徒が、理科の化学の授業でrelative isotopic mass とかrelative atomic massに関しての授業を受けました。このrelative atomic mass のような単語はなかなか翻訳されずにいて、辞書で調べても詳しく出てこないのが現状です。

生徒も頑張ったのですが、意味が分からないので私のところにメールが来ました。

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原子の相対質量に関しては、生徒に日本語で質問してあげると吸収しやすいものです。これは計算の仕組みが単純だからです。しかし、そこから物質量を調べる時にmolを使い始めると面倒な計算をしなければならないので、基本をしっかりと学ぶことは大切です。

その知識が、HSCなどの卒業統一試験でも大切になっていきますし、それが帰国生入試の合否にも関わってきます。

数学もレベルの高い授業を受けている生徒は、質問も自然と出てきます。

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ベクトルの問題から、余弦定理などを使って距離を出す問題や、行列を使って連立方程式を解く、積分で回転体の体積を求める問題、統計の問題。どうしても英語の使い方や、問題の解き方でわからなくなってしまう場合は必然的にあります。

新しい学期が始まり、多くの生徒が質問をメールでよこしてくれます。

私自身も勉強を教えることよりも、生徒が気軽にわからない問題があったらメールや通話などで相談してくれる環境を作ることがとても大切だと考えています。

授業で躓いて、授業が理解できなくなるということは、せっかくの留学にとってもマイナスになります。ただ、学校の授業の問題がわからなくなった場合に気軽に相談できる環境がないことが高校留学を考える上でマイナスになっていることも事実です。

高校留学を考える場合に、手続きのことや、学校の選択、英語力の問題などは考えますが、学校の授業の内容に関してはほとんど知識がない状態であるのが現状です。

しかし、高校留学にとって学校の授業のサポートが、本当に必要なことであることは実際に留学をしている生徒は留学をしてく中でわかってくれるのですが、親の方はなかなか理解してもらえないのが現状です。

海外での留学は、学習サポートが本当に意味で必要不可欠なことが理解してくれる方が増えてくれると本当にうれしいのですが。

jatcentre at 10:59|PermalinkComments(0) 学習サポート | オーストラリア高校留学関連

2018年04月26日

英語の課題 アサイメント

日本人にはなじみのとても薄い学校でのアサイメント。アサイメントとは課題。ということです。

テーマを決めて、そのテーマに関していろいろな角度から調べて、それをまとめ上げ最後にみんなの前で発表する。

英語や社会科などのアサイメントは6週間から8週間くらいかかる場合もあります。

今学期のある生徒の英語のアサイメントは、その生徒が化粧品の会社の広報として、会社の開発した新しいマスカラを得意先に売り込むためのプレゼンテーションの書類作成。

彼女の選択した商品は メイベリンのウォータープルーフ キャットアイ。

簡単にネコ目が作れ、まつげを一本一本太く強くしてボリュームアップ、コラーゲン配合で一線で働く女性をさらに引き立たせる商品。

プレゼン書類のストラクチャーは

まず自己紹介 会社の紹介 そして今回の商品の簡単な紹介

次に商品説明

商品説明は

広告の説明
ターゲットの年齢
どんな広告媒体を使うか
季節はいつかいいか
広告のレイアウト
キャッチコピー

などを説明します。

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最後にプレゼンテーションの締めを行います。

これを5分以内でまとめあげるのが今回のタスクです。

これを日本人でそれなりのクオリティーで仕上げるのはかなり難しいです。

例えば、まつげが滑らかに野生のネコのような目に仕上がります。のようなものを英文に留学生がするのはとても大変です。
achieve a cat eye look with no clumpy finish.

としましたが、日本語を直接英語に変えるのではなく、英語の表現を自分の伝えたいことにどのようにからめるかを大切にしています。

ですので、私がアサイメントを手伝う場合も、どうしたら生徒自身が伝えたいニュアンスをきれいに英文にまとめることができるかを教えていきます。

私の場合は、マスカラに関しての知識が全くないので、そこからしっかりと生徒に教えてもらって、マスカラだけでなく、化粧品全体に関して、今回は教えてもらいました。どんな商品が日本では流行っているのか、どんなメーカーが人気か、年齢によって服のように人気にばらつきはあるのか、外国の化粧品と日本の化粧品の違いはどんなところか。

おかげで、それなりにはマスカラに関してのことはわかるようになってきました。

このようなアサイメントをサポートする場合は、生徒自身が日本語でしっかりと伝えたいことを細かなニュアンスまで話してもらって、それを私と一緒にどのような英文表現にしたらいいのかを考えながらプレゼンを作っていくことです。特に、英語のプレゼンの場合は、自分の伝えたい日本語をそのまま英語にするのではなく、単語ごとに訳すのではなく、文章全体を見通して、文章全体で訳を完成させるやり方を学んでもらいたいわけです。

このような一つ一つのアサイメントを通して、しっかりと英語力をつけることが大切です。

日本ではあまり授業では行われない学習方法ですが、将来のことを考えたらとても実践的でいい勉強だと感じます。

親がこのような学習方法がいかに生徒にとってハードルが高い勉強で、これを生徒一人の力で行うのが難しいかを理解してくれれば私も説明しやすいのですが、なかなか難しいものです。

jatcentre at 09:02|PermalinkComments(0) 学習サポート | オーストラリア高校留学関連

2018年04月18日

SATの数学を攻略する 基礎編

シドニーは今週からスクールホリデーが始まった学校が多く、ブリスベンやゴールドコーストは公立はすでに2学期が始まっていて、私立も来週から始まる学校もあります。
ホリデー期間中は、来学期学ぶことの予習をしたり、SATや小論文の帰国生入試の対策などに充分に時間を取ることができるので行っています。
寮生活をしている生徒の中でシドニーの生徒一人とゴールドコーストの生徒一人は、日本に帰国しており、私の自宅とも近いので普段のLINEでの勉強とは違って直接会ってみっちりと勉強しています。

英語はLINEでも問題ありませんが、数学の場合は理解しにくい問題の場合は、会った時に説明する方がわかりやすいので、この機会にしっかりと数学を中心にやっています。

今年から留学を始めた一人の生徒と初めてSATの勉強をしましたが、英語の問題量と数学の持ち時間の少なさを実感したようです。ただ、英語も数学も対策次第で十分に点数が伸びることも理解してくれたと思います。

今日はSATの数学の計算機無しの問題の中から基本問題の問題をどうしたら効率よくできるかを解説したいと思います。基礎的な問題ですが、SATの問題は解けるだけが問われているのではなく、正確でかつ素早くが求められています。

今日は、基礎的な問題を解説したいと思います。

3x + y = 7
5x - 2y = 19 
What is the solution (x,y) to the system of equations above?
A) (3, -2)
B) (1, 4)
C) (-1, 2)
D) (3, 0)
このような連立方程式の解き方ですが、加減法、代入法の2つのやり方があります。
この問題の場合は,鯑麈椶靴yを消して、xの値を求めてxの求めた値を代入してy値を求めるやり方が普通です。

しかし、4つの選択肢を見ると、yの値はどれも違っていますが、xの値はA,Dが3で同じです。つまり、最初にxを求めるやり方をすると、その後でyの値を求めなければなりません。SATの場合は時間との勝負ですので、どの問題もできるだけ素早くやることが大切です。そうすると、xを消す方が早くできると感じます。

ただ、早く解答を出す場合は、△茲x>0 ,y<0であることも理解できます。(x,y<5)また、yが0でないことも理解できます。

そうすれば、計算をしなくても答えはAであることはわかると思います。この問題は選択しより適する答えを選ぶ問題ですので、計算をする必要がない場合もあるわけです。そうすれば、答えはAであると5秒で解くこともできるわけです。

今回帰国した生徒たちに教えたことも、解き方というよりも、どうしたら時間を有効に使って正答を導くことができるかをいろんな角度から教えたわけです。SATの数学の問題は、問題を解くことよりも、どのように答えを早く的確に導き出すかであって、それがアメリカの教育のような気がします。オーストラリアの場合はそのような発想はありません。

SATの数学を教える時に、私は生徒に

どのような解き方が一番時間が節約できるか?

を考えさせます。このようなことは、日本でもオーストラリアでもあまりやらないことです。しかし、その発想が数学の必要性の大きなものであり、今後はこのような入試問題が日本でも行われるような気がします。

数学靴鬚笋辰討い訐古未覆蕕錣ると思いますが、積分にしても、複素数にしても極限にしても解き方は複数ある場合が多く、一つのやり方に固執すると広い視野で問題を解くことができないことを毎回のように私は教えます。

SATの数学は満点が取れる問題であること。そうすれば、帰国生入試でかなり得点が有利に運べることを理解してほしいです。


jatcentre at 19:43|PermalinkComments(0) 学習サポート | 帰国生入試

2018年04月11日

夢を追い続けてること

最近は、とても忙しくブログの更新もしなければならないことはわかっているのですが、その時間もなかなか取ることができません。いろいろと、高校留学の学習面を中心とした細かな情報や帰国生入試の情報なども伝えていきたいと思います。

今留学している生徒や家庭教師をしている生徒と話したりメールをしたりしていると話題になるのが、第二外国語のことです。今ホリデーで日本に帰っている生徒と勉強をしている時も、大学の入学が先ですが、どの言語を学ぼうかいろいろと考えている話が出ます。

今の時代は、高校を卒業する時に英検の準1級を取得しても、

そうなんだ!

で、終わる時代です。

英語が話せるだけでは、目立たない時代になって来たようです。

で、今日2年前に留学した生徒からメールが来て、

an


大学期間中に中国留学中です。

彼女は、高校留学をしている時から中国語を選択して、私も彼女に中国語を教えたりしていました。2年前から抱いていた夢を忠実に実行しているメールをもらうととてもうれしくなります。

中学生までは、親のアドバイスに従って勉強してきた生徒も、高校生になると、だんだん自分から将来について調べるようになって、いろんな選択肢を考え始めます。

そして、その選択肢を考えることで、自分が大学でどんな勉強をしたいかが具体的になってきて、英語の勉強や数学の勉強のモチベーションも上がるという感じです。

本当に成長期の身長の伸びと同じで、勉強の場合は、高校生の時期が伸びる生徒は一気に伸びます。それは、目的が不明確だったり単なる願望が夢だった中学生までと違って、しっかりと自分で進路を考えて何をしなければならないかが明確になってきて、エンジンがかかるような感じだと思います。

今新しい生徒を取れないほど忙しいですが、生徒の将来のために自分がアドバイスができること、多くの生徒が相談してくれることを自分も恵まれた環境にいると感じて、いろんな話をしていきたいと思います。

とにかくブログの更新頻度を増やすことが目標です。

jatcentre at 19:26|PermalinkComments(0) 個人日記 | 通訳 英語上達の方法

2018年03月21日

先を読むことの大切さ 

明日香さん(仮名)は今年の1月からオーストラリアの高校で寮生活を始めました。順調な留学生活でしたが、留学が始まってから3週間が経過した先週頃から大きな悩みを抱えてしまいます。

明日香さんの学校の同じ学年に瑞穂さん(仮名)という日本人留学生がいます。右も左もわからない明日香さんに瑞穂さんはいろいろと学校のことなどを教えてくれました。

留学生活が始まって1週間ほど経った頃から明日香さんは瑞穂さんのちょっと変わった性格に気が付き始めます。

瑞穂さんって、人の悪口ばかり言っている。私のことに関して何も聞いてくれない。明日香さんが瑞穂さんって日本でどこに住んでいたの?と聞くと、東京。と言うが、普通なら、明日香ちゃんは?って聞くのが普通だけど、聞いてくれない。ランチタイムには、日本の中学にいた時に瑞穂さんが憧れてる先輩の話を毎日話す。毎日のランチタイムは同じ学年の生徒の悪口と、瑞穂さんが尊敬している、私の全く知らない先輩の話しか話さない。

瑞穂さんは、私以外の生徒と全く話さない。英語力もこれですでに1年間留学していたと思えないほど英語力もない。そして選択教科もすべて私の選択した教科に変えた。なので、寮を出てから学校ではずっと瑞穂さんと同じ。瑞穂さんがずっとくっついているから、他の生徒も明日香さんに話しかけてくれない。そして、寮の担当の先生に瑞穂さんは、明日香さんと同じ部屋にしてもらえるようにリクエストを出している。

明日香さんは、親や友達と相談して、瑞穂さんと話さないことに決めました。授業の移動時も瑞穂さんを無視して、他の同級生と積極的に話すようにしました。しかし、瑞穂さんはそれでも微妙な距離を置いて明日香さんの近くにずっといます。

明日香さんは、直接瑞穂さんに、せっかくの留学だから日本人と話さないことに決めた。と、瑞穂さんに伝えました。しかし、瑞穂さんは英語が上手に話せないために、日本語の先生に明日香さんが瑞穂さんをいじめているような話までしました。

おそらく瑞穂さんは、中学でも同じようなポジションだったと思います。他人の話に興味がなく、自分の話だけをひたすらすることが、彼女にとっては意識的に行っているものではないので、なぜ瑞穂さんは明日香さんが距離を置いているのかも理解できていないようです。

これは実際にあったことを参考にして、当事者たちには気づかれないように文章を作ったものです。

高校留学を希望する生徒は変わった生徒が多いのも事実です。過去20年生徒を送った中で、1年留学をした生徒の中に性格上で大きな問題があった生徒はいませんが、長期留学を希望した生徒で性格上大きな問題があったと感じる生徒はとても多かったです。

ほとんどの性格に問題がある生徒に共通していることは、他人に興味がない。ことです。家庭内でわがままに育てられているために、他人の話を聞けない。自分の話だけをする。自分に合わない人がいれば、親には自分を正当化した話をして、親もそれを鵜呑みにして私に文句を言う。最終的には私の責任という結論になる場合も多くありました。

現在高校留学を考えている生徒は、自分の英語力のことや、学校での友人関係、将来の進路などを中心に考えて準備していると思います。しかし、同じ学校にいる日本人のことや、学校での授業のことの方が、ずっと大事だとすべての生徒が口を揃えて言います。しかし、これは留学前に理解できるものではありません。

高校留学に限らず、先をしっかりと読むことはとても大事だと思います。学校の勉強で言えば、目先の定期テストのことばかりに目が行くと思いますが、大事なのは入学試験なのです。

同様に、学校選択なども当然大事ですが、学校によって校風など違っていて、一概に進学率だけで学校を選ぶのは危険で、また、どんな生徒が学校にいるかをしっかりと損得なしに正直に話してくれる人がいるとすごくいいと思います。

学校のスタッフは入学前は当たり障りのないような対応しかしません。実際に留学した生徒の感想は参考にはなりますが、本人の主観によるものが多いので、その点はしっかりと見抜かなければいけません。生徒の親ですと、自慢話になりますので聞かない方がいいと思います。

ではどうすればいいか?となりますが、you tube などで学校の雰囲気を理解したり、学校ごとの掲示板などもありますし、公平な立場でコメントしてくれる人を探すしかありません。

ただそれが無理なら、留学して、生徒が合わなかったら転校する。極論で言えば、高校留学をあきらめる。1年留学に変更する。などの対策にするしかないと思います。

日本の中学生活が充実していれば、一部の生徒を除いて、卒業留学は考えないと思います。親のプライドが高いから、英語力のない生徒を卒業留学させている。と考えることも大事だと思います。

もちろん順調に高校留学生活を送っている生徒もたくさんいます。ただ、日本の学校に比べて性格に問題のある生徒が多く卒業留学を希望していることを理解して高校留学考えることも本当に大切だと今までの経験から私は感じています。


jatcentre at 17:19|PermalinkComments(0) オーストラリア高校留学関連 | 100校の学校に生徒を送った経験から

2018年03月17日

7年間同じ生徒を教えたこと

先週、大学の合格発表があり、私が小学校から教えてきた生徒が無事合格をして、7年間の長い家庭教師が終わりました。

これは、体験した人でないとわからない感覚かもしれませんが、合格の知らせを聞いても特にこみ上げることがあったわけでもなく、

終わったんだな。

のような淡々としたものです。

来年も、現時点で5年ほど勉強を教えている生徒が3名大学を受験します。(1名はオーストラリア高校留学中)、そして再来年は中学から教えている生徒と、去年高校留学を始めて、すごく頑張っている生徒が控えています。

長く続けてかつ結果を残すには、適当にやるのが一番いいわけです。私の場合は、自分に用事があれば、他の時間に変えてもらいます。そうすれば、生徒も用事があれば、他の日時に変えることで気が引けることもなくなるわけです。また、自分がわからなければわからない。と正直に話して一緒に問題を解けばいいわけです。正直医学部の数学の問題は難しいです。それを無理して事前に時間を潰して私が予習すれば時間の無駄です。ストレスが溜まります。そうしたら正直にわからないから一緒に頑張ろうでいいわけです。

結局、7年間問題が起こることもそれほどなく終わりました。言い方は悪いですが、例えば結果が出なくて、私自身は彼女や親からやりたくない。と、言われても気にしなかったと思います。つまり相手の希望をすべて受け入れてはだめだと思うし、そこまで向きになる必要はないわけです。自分の教え方に自信がないと受け身になるわけです。

大学入試は本当に大切です。中学入試や高校入試とはレベルが違います。

なので、7年間教えたことよりも、大学入試に合格したことが私にとってはうれしいことでした。

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2018年02月27日

女子生徒の中に数学に苦手と思い込んでいる生徒が多いのはなぜか?

去年新しく3名の女子生徒の家庭教師を始めました。小学生、中学生、高校生それぞれ1名ずつです。

最初の面談の時に3人全員から自信満々に数学は苦手だと言われました。また、すでに2年以上勉強を教えている女子生徒たちも同様のことを最初の面談の時に言われました。

しかし、去年から教えている生徒も今までの生徒と同様に数学の成績はしっかりと上がっています。しっかりと上がっているからずっと家庭教師を続けていけるわけです。

私個人の考えですので批判もあるかもしれませんが、私は以下のように考えています。

女子生徒は、日常生活でも常に周りを意識して行動するために、自分の発する言葉にも細心の注意を払っています。当然相手の話す言葉にもしっかりと耳を傾けます。ほんの少しでもニュアンスに疑問があれば過剰に反応する場合もあるわけです。

また読書も好きな生徒が多く、それらのことから必然的に言語能力が高くなって、英語や国語の成績が数学に比べて高くなっていきます。

男子生徒が逆に国語が苦手なのは、物事を深く考えないからだということが関わっていると感じます。今ある3人兄弟の生徒に数学のみ教えていますが、お母さんからはとにかく国語ができないと言われます。数学や英語の得点と比較して、同じ生徒の点数か?と思われるほど国語の点数は低いそうです。

数学の場合は瞬発力が大切で、いかに能率よくやるかが大切になってくるので、公式理解が本当に大切になってきます。極論で言えば、公式の仕組みさえ理解できれば、どんな問題にも対応できるのですが、公式ではなく、一つ一つの問題をしっかりと理解しようとすることが多い女子生徒の場合は私から見て無駄な時間を数学の勉強に使っているように感じます。

ですので、その発想を数学が苦手な生徒に伝えれば、数学に費やす時間を効率的に使え、わからない問題のみをやっていき、どんな種類の問題にも対応できるようにすることさえわかれば自然と数学の点数も上がってくるはずです。

女子生徒の場合は、私のように男性目線から見ると、とにかく、得意、苦手をはっきりと分ける傾向があります。

私はショートヘアは似合わない、私はグレイは似合わない。この人とはどうしても話が合わない。恋愛ドラマしか興味がない。ディズニー映画が大好き。そのあたりのことは、私がどうこう言えるところではないので自由にやってもらえればいいのですが、数学に関しては、苦手ではなく、数学の取り組み方を変えればどうにかなるわけです。

今、国立二次試験と、3月2週目にあるSATの試験の対策で本当に忙しいですが、結局、国立二次試験の生徒もSATの生徒も、以前苦手だった数学が得点源になって、それ以外の教科に時間を割けるようになっているという現実があるわけです。

文系だから数学が必要ない。という時代ではもうありませんし、SATなどがいい例で、数学の比重が大きく帰国生入試にも関わってくることを理解して数学に取り組んでもらいたいと思います。


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