古典にみられる動きの理法がある。それが「呼応」だ。
まさに呼びかけに応じるがごとき動きの組み立てに気づくことができるかどうか?

また、いま書こうとしている線は1つ前の動きがあっての今なのである。
その呼びかけに応じた動きの必然を筆触から理解しよう。
問題のある箇所を何とかするには1つ前の線の動きを点検せよ。

2年生には今日そんなことをアドバイスしてみた。
建中帖のモンガマエの縦画に納得のいかない部長のKさんは、縦画の前の横画の方向を修正しただけで筆毛の十分な手応えが得られたとよろこんでいた。