2006年11月22日

Art Audio, Dynamic Design

19日の試聴会報告(Pioneer S-1EX)の続きです…。

Art Audio Quartet
Art_Audio_Quartetシングル3極管(SET)アンプで有名なArt Audioは、アメリカ東海岸、ロードアイランド州にある。今回は、社長のJoe Fratus氏自ら、送信管845を使った純A級プッシュ・プル型のモノブロック・アンプQuartetを持ってきてくれた。出力は50Wで、お値段は約1万3,000ドル。出力トランスを始め、音楽信号が通るトランスは全て手巻きだそうだ。すべて手作業で磨き上げているというクローム・メッキの筐体が美しい!

送信管はノイズが問題なのだが、このモデルでは電圧を低くして高い電流を取り出す工夫によって、ノイズ・レベルを通常の10分の1以下に抑えているという。出力管は中国のValve Art製で、ペア100ドル程度と比較的安いが信頼性が抜群とのこと。ネガティブ・フィードバックをゼロにするスイッチがついていて、試聴はすべてNFBゼロの状態で行った。

Gill Audio Design Alana
Gill_Audio_Design_Alanaプリアンプは、Art AudioのDACやプリアンプの設計を担当しているDavid Gill氏の名前を冠した姉妹会社、Gill Audio Designの「Alana」で、これも真空管式。音楽信号が抵抗等の素子を通らない、独自開発のデジタル制御式ボリュームが特徴だ。お値段は4,500ドルなり。

Art Audioのアンプは、S-1EXとの組み合わせで素晴らしい音楽を奏でていた(プレーヤーには、Bel Cantoのユニバーサル・プレーヤー「PL-1」を使用)。845プッシュ・プルの50Wというパワーに不足はなく、コントラバスなどの低音も、ドラムなどのトランジェントもばっちりだ。最初は曲によって、ウーファーの制動力に欠けているのかな、と思える場面もあったが、3時間くらいの試聴の間に暖まってきたのか、どんどん改善されていった。特に女性ヴォーカルと弦楽器の音色は、身震いするほど深く艶やかだ。

考えてみれば、845を使ったパワーアンプをじっくり聴いたのは、これが初めてかもしれない。Quartetは真空管アンプにしてはパワフルで、とても魅力的だと思う。しかし、値段が高いな〜^^;。

Dynamic Design

Dynamic Designは2000年に設立された新興ケーブル・メーカー。同好会の会員がディストリビューターをしている関係で、今回の展示はすべて同社のケーブルを用いることになった。フラッグシップのNebulaシリーズと、中間レベルのHeritageシリーズを使用したが、Nebula THBパワーコードは電池を使ったアクティブ・シールド式で、コネクタ近くにLED電球が点灯していたのが印象的だった^^。

システム全体として良い音が出ていたので、たぶんケーブルも優秀なのだろうが、その特徴は、差し替えての比較をしていないので何ともいえない。Dynamic Designがスピーカーケーブル2セット(小売価格で計4,500ドル相当)をくじ引きの景品に寄付してくれたので、かなり気合いを入れてくじを買ったのだが、当たらなかった。残念!

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この記事へのコメント

1. Posted by 845single   2006年11月25日 07:57
845singleですか、姿形が美しいですね。クロムメッキが光輝いているのが特徴ですね。一度このようなプッシュプルの大出力も聴いてみたいです。でもさすがに高価。
2. Posted by jazzaudiofan   2006年11月25日 09:50
845singleさん、コメントありがとうございます♪ このアンプ、とても美しいし、音も素晴らしいのですが、僕には高すぎて、とても手が出ません^^;。

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ジャズとオーディオが好きで、アメリカに住んでます。Audiogon等を通じてアメリカからオーディオ機器を個人輸入したい方をサポートしています。詳しくはこちらをご覧下さい。