2009年10月01日
Grant Stewart Quartet Live!
9月11日、Soka University of Americaでテナーサックスの注目株、Grant Stewart Quartetのコンサートを見てきた。SOAでは4週間足らずのうちにBennie Maupin & Buster Williams Duo、Phil Norman Tententが出演し、今回はニューヨークからグラント・スチュワートを呼び寄せるという快挙。5日前にWest Coast Jazz Partyで出会ったグラントのステージを、今度は約2メートルという至近距離で堪能することができた。
メンバーは、同じくNYからやってきた中堅ピアニストのTardo Hammerに、西海岸のリズムセクション、Bob Magnusson (bass)とRoy McCurdy (drums)が絡むという趣向。大ベテラン、ロイ・マカーディの強力なドラム、マグナッソンの堅実なビートとよく歌うベース、タルド・ハマーのユニークな(ややモンキッシュな)ピアノを背景に、グラント・スチュワートはテナーの王道をいくストレート・アヘッドな演奏を繰り広げた。
最近Sharp Nineから発売したエリントン・ストレイホーン曲集CDの収録曲とスタンダードを中心に、2セット13曲を演奏した。グラントのトーンは魅力的で、テナーの一番おいしい中域を多用し、頑ななまでにオーソドックスなスタイルを貫いていた。ハッとさせるようなショウマンシップは一切なく、もちろんその一徹さが彼の魅力ではあるのだが、ちょっと地味すぎじゃない?と思うところもあった。アレンジも含めてリズム面やハーモニー面でもう少し意外性のある工夫をするとか、テンポにもう少し変化をつけるとか。
グラントは日本での注目度が特に高く、Birds Recordsからすでに3枚のリーダーアルバムを出している。最新作"Plays Jazz Ballads"は9月16日に発売されたばかりだ。話してみると、イメージ通りの爽やかな好青年。これからますますの活躍と成長を期待したい。
<参考アルバム>
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メンバーは、同じくNYからやってきた中堅ピアニストのTardo Hammerに、西海岸のリズムセクション、Bob Magnusson (bass)とRoy McCurdy (drums)が絡むという趣向。大ベテラン、ロイ・マカーディの強力なドラム、マグナッソンの堅実なビートとよく歌うベース、タルド・ハマーのユニークな(ややモンキッシュな)ピアノを背景に、グラント・スチュワートはテナーの王道をいくストレート・アヘッドな演奏を繰り広げた。
最近Sharp Nineから発売したエリントン・ストレイホーン曲集CDの収録曲とスタンダードを中心に、2セット13曲を演奏した。グラントのトーンは魅力的で、テナーの一番おいしい中域を多用し、頑ななまでにオーソドックスなスタイルを貫いていた。ハッとさせるようなショウマンシップは一切なく、もちろんその一徹さが彼の魅力ではあるのだが、ちょっと地味すぎじゃない?と思うところもあった。アレンジも含めてリズム面やハーモニー面でもう少し意外性のある工夫をするとか、テンポにもう少し変化をつけるとか。
グラントは日本での注目度が特に高く、Birds Recordsからすでに3枚のリーダーアルバムを出している。最新作"Plays Jazz Ballads"は9月16日に発売されたばかりだ。話してみると、イメージ通りの爽やかな好青年。これからますますの活躍と成長を期待したい。
<参考アルバム>
プレイズ・ジャズ・バラード グラント・スチュワート | |
PLAYS THE MUSIC OF DUKE ELLINGTON AND BILLY STRAYHORN GRANT STEWART | |
シャドウ・オブ・ユア・スマイル グラント・スチュワート | |
リカード・ボサ・ノヴァ グラント・スチュワート |
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