>おすすめクリスマス・アルバム

2005年12月24日

A GRP Christmas Collection4

B000006L5LA GRP Christmas Collection
Various Artists
Universal Special Products 1995-06-01

by G-Tools

カリフォルニアでは今日はクリスマス・イブ。これまで何枚か紹介してきたジャズのクリスマス・シリーズだが、メリークリスマスの気持ちを込めて、最後に1枚紹介しておきたい。

1988年発売ってことは・・・え、じゅ、17年前?マジ?^^;、と焦るほど古いアルバムである。デイヴ・グルーシンらが1982年に立ち上げたフュージョン・レーベルGRPによるコンピレーション。その頃はまだ「スムーズ・ジャズ」という言葉はなかったように思うが、現在はVerveの傘下に入っているGRPのウェブサイトを覗くと"the very best of smooth jazz"というスローガンが高々と掲げられている。

正直にいうと、僕は現在のスムーズ・ジャズはあまり好きではない^^;。「ジャズ」という言葉を使わずに、グラミー賞流に「インスツルメンタル・ポップ」と呼ぶ方が正確では、と思うこともある。(ちなみにアメリカで「僕はジャズが好き」というと、6割くらいの人はスムーズ・ジャズのことだと思うようで、そのたびに僕は「いや、そうじゃない」と説明しなければならないのが結構うっとうしかったりする^^;。)

しかしこのアルバムはまだフュージョンに力があった(と僕が思う)頃のもので、実際よくできたアルバムだと思う。ずっと聴いているだけあって、個人的な思い入れも強いのだけれど。ダイアン・シューアのThe Christmas Song、リー・リトナーのWhite Christmas、ゲイリー・バートンと小曽根真のO Tannenbaum、チック・コリア・エレクトリック・バンドのGod Rest Ye Merry Gentlemenなど、錚々たるミュージシャンによる聴きごたえのある演奏が目白押しで、ジャズ・スピリットも十分。

アマゾンJPを見たら、さすがに古いCDだけあって絶版になっているような気配。中古で5000円というエントリーがあって驚いたが、プレミアムがつくほど人気のアルバム、ということなのかもしれない。どこかで見つけたら即入手した方がいいかも。

皆さん、楽しいクリスマスをお過ごしください♪
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2005年12月01日

Manhattan Transfer / An Acapella Christmas4

B000657PDYアカペラ・クリスマス
ザ・マンハッタン・トランスファー
キングレコード 2004-11-26

by G-Tools
2004年のクリスマスに日本で発売されて話題になった、マンハッタン・トランスファー初のアカペラによるクリスマス・アルバム。意外だったけれど、実はクリスマス・アルバムに限らず、全編アカペラによるアルバムはこれが初めてという。僕はネットでこのアルバムが入手できたのは今年に入ってからで、こういうものはやっぱりシーズンに聴かなければいけないと、それからずっと「封印」していたのである^^。

1年近く待って聴いた感想は・・・正直にいおう。期待が高すぎたためか、また先日紹介したシンガーズ・アンリミテッドの名作『クリスマス』を聴いた直後だったからか、それほど「スゴイ!」という印象ではなかった。曲によってスイングがぎこちないとか、ハーモニーが甘いとか、人工的な感じがするとか、「パワーバラード量産機」David Fosterの曲が取り上げられているとか、色々不満に思う点があったのである。

しかし・・・時間をおいて何度か聴いているうちに、だんだん良くなってきた。Jingle Bellsは複雑なアレンジを見事に、実にジャズらしく歌いこなしているじゃないか。ハーモニーが甘いと思ったのは「別格」のシンガーズ・アンリミテッドと比べてのことで、それはアンフェアというものだろう。あまり好きではないDavid Fosterの曲もうまくアレンジすることで、それなりに聴けないこともない・・・。そう思えるようになってきた。

そこで今日、気持ちをまっさらにしてもう一度聴き直してみたところ、ウン、これはとても楽しい良くできたアルバムだ。皆さんにおすすめする価値が十分にある、という結論に達したのである。
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2005年11月30日

Holly Cole / Baby, It's Cold Outside3

B00005O5UCBaby, It's Cold Outside
Holly Cole
東芝EMI 2001-10-24

by G-Tools
独特の音世界を構築しているカナダの女性歌手、ホリー・コールがクリスマス・アルバムを作ったらどうなるか、僕は少なからぬ興味をもってこのアルバムを聴いた。どことなくダークで気だるさの漂うヴォーカル、物事を斜めから見るシニカルな態度は、クリスマスの底抜けの陽気さ、楽観的な人類愛、あるいは厳粛な敬虔さといったものと相容れないのではないかと思っていたからだ。

しかし、どんな題材であろうと自分の音世界にグイッと引きこんでしまう才能はここでも遺憾なく発揮されていて、なかなか聴きごたえのあるユニークなクリスマス・アルバムに仕上がっている。

このアルバムのユニークなところはまず、おなじみの曲を自分色に染める編曲の妙。1曲目はヴィンス・ガラルディの名曲Christmas Time Is Hereだが、ベーシストがボディを叩くパーカッション奏法から始まる(この曲ではシンバル担当者がいるけれどドラマーはいない)。ピアノとベースの伴奏は無駄なものをそぎ落としたミニマリスト的な演奏だが、ピアノの和音は幻想的できわめて美しい。楽しげな歌詞なのに、なぜか寂しさとメランコリーが忍び寄ってくるところがいかにもホリー・コールらしい。

ベースとのデュオで歌われるSleigh Rideは、リラックスしたクラブでしか聴けなさそうな超ユニークな演奏。気だるそうなヴォーカル、自在に変わっていくテンポ、馬の足音を模したベースのパーカッション奏法など、まさに唯一無二の演奏である。
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2005年11月25日

Joe Pass / Six String Santa3

B000001VP5Six String Santa
Joe Pass
LaserLight 1992-08-06

by G-Tools
ジョー・パスというギタリスト、Virtuosoというアルバムが有名だけれど、まさに「名人」である。透明感のある軽やかなトーン、完璧なテクニックと正確なリズム感覚、洗練されたスイング感が特徴だと思う。

紹介するのはLaserLightというかなりマイナーなレーベルに残した晩年の作品で、録音された1992年当時パスは63歳。その2年後に惜しくも亡くなるわけだが、この作品に肉体的な衰えといったものはまったく感じられない。セカンド・ギターにジョン・ピサノという良き相棒(現在もロサンゼルスで活躍中)を迎え、ベースとドラムを加えたカルテット、ピサノとのデュオ、そして彼の恐るべきテクニックが発揮されるソロとさまざまなフォーマットで思う存分スイングしている。

新境地を開いたとか、彼の代表作と呼べるアルバムではないかもしれない。しかし、気心しれた仲間とリラックスして楽しんだ上質のセッション。数あるクリスマス・アルバムの中でも「ジャズ度」が高い、実にスインギーな作品に仕上がっている。以前紹介したケニー・バレルの個性が強烈なブルース魂だとすれば、パスの個性は軽やかで洗練されたスイング感覚といえるだろう。サングラスをかけた悪ガキではなく、落ち着いた大人のスイングである。
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2005年11月24日

Charlie Byrd Christmas Album4

B000008AI3Charlie Byrd Christmas Album
Charlie Byrd
Concord Concerto 1994-08-24

by G-Tools
これはどちらかというとマイナーな部類に属するのではないだろうか。アコースティック・ギターでジャズを弾く名手、スタン・ゲッツと共演した1962年録音のJazz Sambaでボサノヴァを米国に紹介し歴史に名を残したチャーリー・バードのソロ・ギターによるクリスマス・アルバムである。

セゴヴィアにギターを学んだバードがConcord Concertoというコンコードのクラシック系レーベルに吹き込んだ1枚で、アマゾンでもクラシックに分類されているようだ。実際「ジャズ度」は高くないが、ストリングスやビッグバンドを加えたゴージャスなアレンジの多いクリスマス・アルバムをたくさん聴いた後では、一服の清涼剤のように感じる。

清らかで純朴な演奏である。アレンジも比較的単純だし、(もちろん難しいことをやっているのだけれど)テクニックを見せびらかすところもないし、演奏上の完璧さを求めている風もない。チャーリー・バードが普段着のまま、何の気負いもなくただギターをつま弾いている、そんな光景が目に浮かんでくる。なのに、アルバムを聴き進めるうちにじわじわと心の中が暖かくなってくる。
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2005年11月20日

Ramsey Lewis Trio / Sound of Christmas3

B00030EJS6Sound of Christmas
Ramsey Lewis Trio
Verve 2004-11-02

by G-Tools
シカゴの聖歌隊指揮者だった父から受け継いだゴスペル/ブルース魂とクラシックの技能の両方を備えるジャズ・ピアニスト、ラムゼイ・ルイスがエルディー・ヤング、レッド・ホルトと共に<ラムゼイ・ルイス・トリオ>を結成したのは1955年。同じトリオで録音したライブ・アルバム『ジ・イン・クラウド』が大ヒットしたのはその10年後、1965年のこと。

その間も、ラムゼイ・ルイス・トリオは地元シカゴのライブハウスで活躍しつつ、Argoというレーベルからアルバムを出していた。今回紹介する『サウンド・オブ・クリスマス』は1962年に発売され、事実上、同グループ最初のヒット作になったらしい。

『ジ・イン・クラウド』は有名だから、聴かれたことのある方も多いだろう。その当時ヒットしていたポップ・チューンであるタイトル曲から映画『スパルタカス』の「愛のテーマ」に至るまで、実に多彩な曲を、洗練されたアレンジとブルース感覚溢れる演奏で料理した、エンターテインメント性の高いノリノリの作品である。

今回の『サウンド・オブ・クリスマス』も感覚的に共通しているところがある。前半5曲がピアノトリオ、後半5曲がストリングス入りという構成で、ルイスが書いた2曲のオリジナルを除き、基本的にはおなじみの曲が並んでいる。
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jazzaudiofan at 18:59|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)

2005年11月18日

The Singers Unlimited / Christmas5

B0000046J8Christmas
Singers Unlimited
Verve 1990-10-25

by G-Tools
ア・カペラという言葉をご存じだろうか。もともとイタリア語でa capella、英語にするとin chapel style、つまり「礼拝堂スタイルで」ということになる。 ルネサンス時代の教会合唱の様式だったそうで、それが現在では意味が拡大し、楽器伴奏なしで行う合唱一般を指すようになった。

ジャズの世界でコーラス・グループというのは多々あれど、ア・カペラで歌うグループはそう多くない。その中でテクニック的に、そして残した作品の質という点で最高峰に位置するのは、今回紹介するシンガーズ・アンリミテッド(以下シンガーズと略)だと僕は思っている。

日本では比較的よく知られているが、念のため紹介しておこう。1950年代に活躍した男声コーラス・グループ「ハイローズ」の主要メンバーだったジーン・パーリングが、同じくハイローズ出身のドン・シェルトンと共に、スタジオ・シンガーとして活躍していたレン・ドレスラーと紅一点のボニー・ハーマンを加えて1967年にシカゴで結成。男3人女1人の4人組である。

ア・カペラで吹き込んだデモテープがオスカー・ピーターソンの手に渡り、彼が当時関係を有していたドイツのMPSというレーベルに紹介される。1971年にピーターソン・トリオと共演したIn Tuneでアルバム・デビュー(ちなみにIn Tuneとは「音程が合っている」という意味^^)。その後1982年までに15枚のアルバムを発表した。当時最新鋭の録音設備を使い、多重録音を駆使してまさに「限界のない」独自の音世界を作り出した。ライヴ活動は一切せず、スタジオワークのみによるレコード芸術を追求した点でもユニークなグループである。

オーケストラからビッグバンド、スモール・コンボなど、様々な伴奏陣を従えてバラエティに富んだ作品を残したシンガーズだが、やはりその魅力を一番良く味わえるのは4枚のア・カペラ・アルバムだろう。本作はその4枚のうち時系列では2番目に位置する。伝統的なキャロルが多く「ジャズ度」は決して高くないけれど、数あるクリスマス・アルバムの中でも個人的に一番思い入れがある、大好きなアルバムなのだ。
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2005年11月17日

Nat King Cole / The Christmas Song4

B000B19AUEThe Christmas Song
Nat King Cole
Capitol 2005-09-27

by G-Tools
クリスマス・ソングを扱った各種のコンピレーション・アルバムに必ずといっていいほど収録されるのが、ナット・キング・コール。まだお持ちでなければ、本家本元のこのアルバムをぜひ聴いていただきたい。

ストリングス入りのフル・オーケストラや混声合唱団をバックにしていて、「ジャズ度」は決して高くない。編曲もまぁ、豪華ではあるが多少古くささを感じる。しかし、コールの見事な歌唱はそんな点をすべて補ってあまりある。30年代以降に作られたポピュラー・ソングだけでなく、ある意味でよりアメリカらしい、本物のクリスマスを感じさせる伝統的な歌もとりあげられているのが嬉しい。

聴きどころはまず、メル・トーメが作曲し、1946年にコールが録音して一躍有名になったThe Christmas Songの再演。46年録音の方がいいといわれるが、これもこの曲の決定版といっていいんじゃなかろうか。伝統的なキャロル(聖歌)では、Adeste Fideles、O Tannenbaum、O Holy Night、Away in a Manger、The First Noelなどがお気に入り。僕はキリスト教徒ではないが、音楽の美しさに思わず感動してしまう。体の芯からホカホカと幸せになれる名盤である。
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2005年11月15日

Ella Fitzgerald / Ella Wishes You a Swinging Christmas4

B00005HPVZスウィンギング・クリスマス
エラ・フィッツジェラルド
ユニバーサルクラシック 2000-11-18

by G-Tools
今回紹介するのは、女性ジャズ歌手の女王、エラ・フィッツジェラルドが絶頂期の1960年にフランク・デヴォル・オーケストラと録音した実にスインギーなクリスマス・アルバム。僕はエラの大ファンなので、全曲一緒に歌える自信があるほど長年愛聴しているお気に入りである。

1960年といえば、大名盤"Ella in Berlin"が録音された年。フランク・デヴォルといえば、これも名盤に数えられる"Like Someone in Love"(1957年録音)や"Hello Love"(1957・59年録音)でチームを組み、気心知れた名アレンジャー。この組み合わせで悪いわけがないのだが、このアルバムではタイトル通り、ぐいぐいスイングする曲が多く、エラの魅力が最大限に発揮されている。

僕のお気に入りはまず1曲目のJingle Bells。この曲はもともとジャズの観点からは決しておもしろい曲ではないのでアレンジの才能が問われるのだが、このスピード感と強烈なスイング感はどうだろう! 混声コーラスやパーカッションを効果的に使用して仕掛けも上々、最初から最後までまったく飽きさせない。エラも実に楽しそうだ。

他にもSanta Claus Is Coming to TownやLet It Snow! Let It Snow! Let It Snow!、Frosty the Snow Manなど、おなじみの曲を実に楽しく聴かせてくれる。スローな4曲目What Are You Doing New Years Eve?も僕は大好きで、ここでのエラの歌唱はこの曲の決定版ではないかと思っている。

唯一「おなじみ」でない曲はGood Morning Bluesだろうか。これはカウント・ベイシーとジミー・ラッシングが1937年に録音したオリジナル・ブルースだが、そういえばこれもクリスマスの曲だった。ここではオリジナルとまったく異なる意表をついたアレンジ(ロック調といいたくなるアップテンポの8分の6拍子)で楽しませてくれる。

これ以上言葉を費やす必要はないだろう。ジャズ好きのクリスマス・アルバム・コレクションには欠かせない1枚である。

なお、上記のリンク先は値段が安い国内盤だが、Verveが最近出したリマスター盤はボーナス・トラックを収録、ジャケット・デザインもおそらくオリジナルLPを踏襲したものと思われる。こだわり派にはこちらの方をオススメしたい。↓
B00006WL1QElla Wishes You Swinging Xmas
Ella Fitzgerald
Universal 2002-10-29

by G-Tools
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2005年11月14日

Kenny Burrell / Have Yourself a Soulful Little Chirstmas4

B0000CDUIEHave Yourself a Soulful Little Christmas
Kenny Burrell
Verve 2003-10-21

by G-Tools
おすすめクリスマス・アルバム第4弾は、ソウルフルなギターもので攻めてみたい。1966年シカゴで録音。オリジナルのLPはCADET Recordsというマイナー・レーベルから出て、その後長らく絶版になっていたが、2003年にVerveのLP Reproduction Seriesの1枚としてCD化された。

ギターの神様ケニー・バレルが、ブラスやストリングスを含むオーケストラをバックに大活躍する快作である。編曲者以外にミュージシャンがクレジットされておらず、ソロを取るのはバレルのみというマッチョな^^アルバムで、さまざまなセッティングで彼の魅力が存分に楽しめる。

まず、1曲目のLittle Drummer Boyはジャズ・ミュージシャンが好んで取り上げる曲だが、ここではラヴェルの「ボレロ」を重ねあわせた編曲が巧妙。ドラム、ベースとピアノが例の「ボレロ」のリズムを刻み、静かに曲は始まる。バレルは最初、抑制された美しいトーンでメロディを奏でるが、ソロに入るとブルース感覚丸出しのキラー・フレーズを連発^^。その後ろでブラス・セクションがすーっと入ってきて、終盤にかけてどんどん盛り上がっていくところはゾクゾクするほどカッコイイ。わずか3分32秒でフェードアウトしてしまうのが残念で、もっと聴いていたいと思わせる名演だ。

他にもブラスセクションが活躍するアップテンポの曲がいい。My Favorite Thingsは、サングラスをかけてクールに決めたバレルがちょっと不良っぽく、「これでどうや!」と言わんばかりにホットな演奏を繰り広げている様子を想像してしまう^^。ベース奏者も誰だかわからないけどブイブイいわしてます。ゴスペル風のアレンジとオルガンが効いている黒人霊歌のChildren Go Where I Send Theeは、思わず踊り出したくなるくらいファンキーだし、アルバムの最後を飾るMerry Christmas, Babyはオルガン・トリオとブラスをバックにしたディープなブルースで、僕などは最初から最後まで「足パタパタ、首フリフリ」状態になってしまう^^。

このアルバムは、ブラスセクションをバックにしたアップテンポの曲と、ストリング・オーケストラをバックにしたスローな曲が交互に収録されている。スローな曲では、バレルはときどきアコースティック・ギターに持ち替えて、抑制美の見本のような演奏を繰り広げる。美しいメロディを不必要に崩すことなく、とても素直にシンプルに弾いているのだが、豊かなトーンとフレーズの端々に滲み出る洗練されたブルース感覚が魅力的だ。

ところどころ歪みっぽい録音に時代を感じるが、全体的な音質は決して悪くないし、ときどきハッとするほどいい音が入っている。編曲も優秀で古さを感じない。題材・編曲・演奏が三拍子揃った優秀盤として、コアなジャズファン、特にブルースが好きな人にオススメしたい。
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jazzaudiofan at 17:04|この記事のURLComments(0)TrackBack(0)
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jazzaudiofan
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