オーディオ

2016年04月24日

オーディオ機器個人輸入のサポートの終了について

拙ブログの管理人である米国在住のjazzaudiofanは、かねてからオーディオ機器個人輸入のサポートを行っておりましたが、事情により終了させていただきます。これまで当方のサービスをご利用いただいた皆様方には深く御礼を申し上げるとともに、サービス終了によりご迷惑をおかけする方々に衷心よりお詫び申し上げます。
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2012年02月05日

T.H.E. Show Las Vegas 2012レポート(2)

1月10〜13日にラスベガスで開催されたCESとT.H.E. Show。僕はコンサート・フィデリティの一員としてT.H.E. Showの展示部屋に詰めっきりだったので、他の部屋はほとんど見ることができなかった。特に別の会場で行われたCESの方はまったくだめだったが、T.H.E Showの方は同じフロアの展示だけさっと見て回ることができたので、印象に残った部屋を紹介しよう。

ESS Labs
P1020278見るからにユニークな、大きなダイポール型のスピーカーを展示していたのはESS Labsというメーカーだ。ハイルのエア・モーション・トランスフォーマー(AMT)がミッドレンジ・ツイーターとして大きなバッフルの上部に取り付けられ、真ん中にはいくつものガラス板を連結して上下方向に振動させるユニークなツイーター、基底部にはアクティブ型のサブウーファーが格納されている。

P1020280音の方は特にどうということもなかったが、こんな方法で音を出すこともできるんだなと、妙に感心させられた。

Evolution Acoustics
P1020282主にスピーカーを作っているEvolution Acousticsの部屋は、入り口付近に置いてあったATR ServicesのATR102という大きなオープンリール・テープデッキにまずびっくり。MMMicroOneという比較的小さくペア2000ドル程度の安価なスピーカーに、DarTZeelのアンプ、Playback DesignsのCD/SACDプレーヤー/DACという高級機器の組み合わせで、価格バランスが全然取れていないのだが、テープデッキの再生ではかなりいい音が出ていた。

P1020283ちなみにDarTZeelのアンプは、Concert Fidelityのアンプと音質が似ていて、よく比較される。
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2012年01月18日

T.H.E. Show Las Vegas 2012レポート(1)

01-CF-system1月10〜13日にラスベガスで開催されたCESとT.H.E. Showに、コンサート・フィデリティ(CF)の一員として出展参加してきた。CFは今回初めてCES(The Venetian Hotel)とT.H.E. Show(The Flamingo Hotel)の両方に同時出展するという快挙をなしとげ、両会場共通のパートナー、エストニアのメーカーEstelonのXA Diamondという優秀なスピーカーとの組み合わせで、ハイレベルな音質での展示を実現した。

02-EstelonXA-Dショウ全体としては、不景気の影響でCES(ハイエンド・オーディオ部門)は3フロア予定されていた展示部屋が埋まらず、T.H.E. Showもキャンセルが出て展示部屋の数が減少。来場者数も昨年比で減少したようだ。今年の会期が火曜日から金曜日までの4日間で、土日が含まれなかったのも原因のひとつだろう。

03-DiamondTweeterこのような逆境ではあったが、CFは特に僕たちがセットアップしたT.H.E. Showの部屋の音は素晴らしく、多くの来場者から「今回のショウで最高の音」とのコメントを得た。XA Diamondとの組み合わせを念頭に置いてCFが投入した新製品は、モノブロックアンプのZL-120V2SE(ペア3万4000ドル)。従来のZL-120V2に、より大きくパワフルなZL-200の電源部(トランスと整流器の容量が2倍、コンデンサの容量は50%増)を搭載した「スペシャル・エディション」で、MOSFET出力デバイスの数が比較的少ないことから立ち上がりの瞬発力が高いZL-120V2の長所を保ちつつ、電流供給能力を高め、ウーファーをがっちり駆動できるようにしたものだ。
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2011年11月16日

ロイ・デュナン・トリビュート

04-DuNannLos Angeles Jazz Institute(LAJI)は特にウェストコースト・ジャズを中心とするジャズ・レコードや関連グッズを収集・研究し、年に1回、LAで主にビッグバンドをフィーチャーしたミニ・ジャズフェスを開催している。僕は数回このイベントに参加したことがあるが、ここ数年はご無沙汰していた。LAJIのケン・ポストンから突然メールがあったのは10月のことだ。

「ウェストコースト・ジャズをテーマにした今年のイベントで、ロイ・デュナンをゲストに迎えたトリビュート・セミナーをやるので、良かったら来ないか」というのである!

01-panelistsContemporary Recordsで50年代後半から60年代にかけてアート・ペッパーのMeets The Rhythm Sectionやソニー・ロリンズのWay Out Westをはじめとする傑作ジャズアルバムを録音した名エンジニア、ナチュラルなサウンドと空間表現においてルディ・ヴァンゲルダーを上回り、僕が個人的にジャズ史上最高のエンジニアとして崇拝しているロイ・デュナンに会うことができる!彼がまだ存命であることすら知らなかった僕は、10月22日、このセミナーに出席するためだけに、意気揚々とLAまで出かけていった。

07-ArtPepperパネリストは司会のケン・ポストン(KP)の他、伝説的なマスタリング・エンジニアのバーニー・グランドマン(BG)、Contemporaryのオーナー兼プロデューサーだったレスター・ケーニッヒの息子でクラシックのチェロ奏者でもあるジョン・ケーニッヒ(JK)だ。

08-Rollins90歳代ときいていたロイ・デュナン(その後調査したところ、現在おそらく90もしくは91歳だと思われる)は小柄で、どちらかといえば寡黙だが、目の輝きに頭の良さとユーモアのセンスを感じさせる。両耳に補聴器をつけていたが、それでも参加者からの質問などは聞き取りにくいようで、隣にいたケン・ポストンが直接彼の耳に向かって繰り返していた。
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2011年10月26日

RMAF2011レポート(3)

P1020164RMAF2011の他の部屋の印象をレポートしよう。僕は基本的にConcert Fidelityの部屋に詰めっきりになっていたのであまり時間がなかったが、それでも駆け足で同じセクションにある15ほどの部屋を回ってきた。このセクションにあった部屋は全体の半分以下だし、他のセクションで評判の良かった部屋は回ることができなかったので、包括的な評価はできていない。

ただ、見て回った中での全体的な印象は、僕個人の音の好みに照らして言えば、あまり良くなかった(爆)。自分で言うのも何だが、うちの部屋の音が余りに良かったので、それに比べると他の部屋はどれもイマイチ。というよりもむしろ、それぞれの部屋でそれなりに感心はしたのだが、Concert Fidelityの部屋に帰ってきた時に、「ああ、やっぱりこの音だ!こっちの方が断然いいよな!」という感想を抱いたのである。

僕の好み(スピードや解像度よりも音の質感、特に中域の正しさを重視。分析的で冷徹な表現よりも、ややウォームでナチュラルな実在感を重視)からすると当然とも言えるが、ソースはデジタルよりアナログ、増幅系はソリッドステートよりも管球式の方が印象が良かった。

同じデジタルでも、PC/サーバをソースにしていた部屋は最悪で、CD/SACDプレーヤーの方がまだ良かった(唯一の例外はMA Recordingsの部屋)。ハイレゾ音源かどうかにかかわらず、僕は未だにPC/サーバをソースにしたシステムでまともな音が出ているものを聴いたことがない。Concert Fidelityの津田さんも、今回のRMAFでもミュンヘンのハイエンド・ショウでも、同じ感想を抱いたと言っていた。PCオーディオ、うまくやればいい音が出る可能性はあるのかもしれないが、現状ではまだまだなのではないだろうか。続きを読む
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2011年10月25日

RMAF2011レポート(2)

517-1Concert Fidelityが出展した2つめの部屋は、エストニアの新興スピーカーメーカー、Estelon(エステロン)の部屋である。僕が最初に聴いたのは今年6月のT.H.E. Show Newportで、その時の記事こんなことを書いた。
「エストニアのスピーカー・メーカー、Estelon(エステロン)のXAは素晴らしかった。Marten Designなどと同じくAccutonのセラミック・ドライバーを使っているのだが、ユニークな形の優美なエンクロージャは大理石を主原料とする複合素材を高度な技術を用いて鋳型整形したもの。ショウが終了してからConcert Fidelityのプリアンプとパワーアンプを持ち込んで試聴させてもらったところ、ニュートラルで色付けのない、解像度の高い素晴らしい音を実現していた。昨年のRMAFでデビューしてからまだ1年も経っていないが、世界中で大きな反響を呼んでおり、注目のスピーカーだ。」
517-2このときの試聴が縁となり、今回アンプの貸し出しを依頼されたのだ。そして何と、エステロンは今回のRMAFで最新モデル「XA Diamond」を投入してきた。その名の通り、Accuton製の最新ダイヤモンド・ツイーターを搭載した高級モデルだ。このダイヤモンド・ツイーターは、B&WやMarten Designのスピーカーに使われているような白っぽいものでも、ハニカム状の枠組みに小さなダイヤモンドを取り付けたものでもなく、宝石のダイヤのように透き通った1枚の円盤で、妖しい美しさをもっている。ユニットの色にマッチしたマット・ホワイトの仕上げも最高だ。(仕上げは自動車用のペイントが使えるのでたくさんの色に対応できるそうだ。)

このXA Diamond、単にダイヤモンド・ツイーターを搭載しただけではない。中域のユニットやクロスオーバー、エンクロージャの内部構造や吸音材なども全て見直した全面改訂版なのだ。
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2011年10月20日

RMAF2011レポート(1)

550-110月14〜16日にデンバーで開かれたRocky Mountain Audio Fest (RMAF) 2011に行ってきた。僕の出展者としての参加は3回目。Concert Fidelityは、今回2部屋で展示を行った。まず、メインの550号室は1月のT.H.E. Show Las Vegas 2011とほぼ同じ布陣で、僕の自宅で預かっていた機器の多くをデンバーに送り込んだ形になる。

(注:当事者として関与している僕の意見には当然バイアスがかかっているので、その分、割り引いて読んでいただきたい。)

550号室展示機器
  • アナログプレーヤー:Denon DP3000(改)
  • トーンアーム:Denon DA305(改)
  • カートリッジ:Shelter 501
  • CDトランスポート:Esoteric X-05
  • フォノステージ:Concert Fidelity SPA-4C
  • プリアンプ:Concert Fidelity CF-080LSX2
  • パワーアンプ:Concert Fidelity ZL-200
  • スピーカー:Kaiser Acoustics Kawero!
  • ケーブル:Fono Acustica Armonico
  • 電源タップ:Fono Acustica Sinfo
  • ラック&アンプスタンド:Stillpoints
550-3全製品の小売定価を合計するとおよそ24万ドル(約1,800万円)になろうかという高価なシステムだから、いい音がして当然なのだが、今回は本当に良かった!Concert Fidelityがこれまでにショウで実現できた音としても最高だったし、僕自身、近くにある他の部屋(15部屋)を回り、そのどこよりもはるかに水準の高い音が出ていたことを確認できた。うちの部屋に来てくれたオーディオファイルや評論家からも、ショウ全体で最高または最高の部類に入る部屋だ、というコメントを得た。

550-4有力なオンラインマガジンSoundStage!の創設者・発行人であるDoug Schneider氏が「今回実際に聴いた部屋の中で最高の音」と絶賛してくれたし(記事(英文)はこちら)、カナダのオンラインマガジンAudiophiliaでも「(Magicoの部屋に続いて)第2位」という評価を得ることができた(記事(英文)はこちら)。
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2011年10月04日

オヤイデ HS-TF ヘッドシェル

OyaideHeadShell70年代に発売されたデノンのトーンアーム「DA-305」を使っている僕にはヘッドシェルが欠かせないが、アメリカではあまり良いものが手に入らない。アメリカのハイエンド・オーディオ業界では、ヘッドシェル一体型のアームが圧倒的に優勢なので、ヘッドシェルに対する需要がない。こちらのオーディオファイルに言わせれば、カートリッジ交換が簡単という利便性を優先して、メカニカルなリジッドさを犠牲にし、電気的接点の増加というコストを払うユニバーサル型のトーンアームは邪道なのだ。

この点、ユニバーサル型トーンアームが未だに幅をきかせ、様々な高級ヘッドシェルが続々と開発・発売されている日本は、市場の様相がまったく異なると言っていい。一時帰国の折りに入手した「季刊・アナログ」という雑誌の2009年秋号(Vol. 25)には山本博道氏の「ヘッドシェル道楽」という記事があり、なんと13種類のヘッドシェルを比較試聴しているが、こういう企画はこちらのオーディオ雑誌ではあり得ない。

デノンや、ロングセラーで定番とされるオーディオテクニカのAT-LH/OCCシリーズをいくつか持っているが、1万円以上するような高級ヘッドシェルはどうなのか?上記の比較試聴記事やネットでの情報を元に思案した結果、オヤイデHS-TFというモデルを取り寄せてみた。

選定の基準は、実売価格が1万5000円程度、音は高解像度系、そして使いやすい指掛けを有していること。うちのプレーヤーにはアームリフターがないので、盤面まで自分の指で針を下ろさなければならない。特に盤の中程に針を下ろそうとする場合など、右手を支える支点がないので結構緊張するし、実際うっかり落っことしてヒヤッとすることもたまにあるのである。従って、指掛けが大きめでシェルの前方の使いやすい位置についており、アールがついているか、オーディオテクニカのようにチューブを被せるなど滑り止め対策がされているものでないと買う気にならない。同じオヤイデの類似モデル「HS-CF」を却下したのは、その指掛けがいかにも使いにくそうだったからだ。
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2011年10月02日

Denon DL-103 MCカートリッジ

DenonDL103デノンのロングセラーMCカートリッジ、DL-103を日本から取り寄せてみた。FM放送局用にNHKと共同開発したのが1965年、一般向け製品としての発売が1970年という超ロングセラーで、「業界標準」としてプロにも家庭用にも定着した人気機種だ。

普段Shelter 501を使っている僕がなぜDL-103を買ったかというと、信頼・尊敬する2人のオーディオの先輩(日本人)から勧められたからだ。2人の意見を集約すると、
  • 日本製のハイエンド・カートリッジは同じ工場でOEMベースで製作されており、製作技術に違いはなく、ものすごく高価なカートリッジを買うのは意味がない。
  • DL-103が安いのは大会社のデノンが大量に生産しているからで、コストパフォーマンスが非常に高い。
  • デノンの技術陣が1960年代にNHKと共同で開発したメカニズムは現在でも有効。
ということになる。

これに対し、アメリカのハイエンド・オーディオの先端を行く別の先輩(アメリカ人)は、
  • 現代のオーディオは60年代と比べて著しく進歩していて、カートリッジも例外ではない
  • 現代の水準で見れば、DL-103の音はローファイ
  • 現代のハイエンド・カートリッジでは、一般的に高い方が音が良く、いい音を得ようと思ったらそれなりの出費をしなければいけない
という意見で、DL-103の購入には反対だった。

さて、実際に購入してみて、どちらが正しかったのか?
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jazzaudiofan at 16:19|この記事のURLComments(27)TrackBack(0)

2011年09月25日

My Audio System(2011年9月現在)

僕のオーディオ・システムには、ここ半年ほどの間にいくつか変化があった。近々また変化があるかもしれないので、スナップショット的に現在のシステムを記録しておこう。

Systemまずスピーカーは、以前この記事で紹介したドイツ、Kaiser AcousticsのKaweroである。購入したのではなく、オーディオ・ショウのパートナーとして一時預かっている。来月のRocky Mountain Audio Fest (RMAF) でConcert Fidelityの製品と一緒に展示するが、その後このペアがどこに行くかは未定。本当に素晴らしいスピーカーで、予算さえあれば買いたいのだが…(笑)。

DenonDP3000アナログ・プレーヤーはConcert Fidelityの津田さんがレストア・改造したDenon DP-3000。1970年代、日本のオーディオ黄金時代の逸品で、現代アメリカのオーディオファイルが見向きもしないダイレクト・ドライブ方式。アームも同時期のDenon DA-305を津田さんがレストアしたもの。アンチスケーティング機能がないなどシンプルなアームだが、ヘッドシェルの交換が簡単で、VTFはその場で完璧に調整でき、以前使っていたVPIのユニピボット式のアームに比べてトラッキング能力が高く、歪んだレコードのトレース能力にも優れている。以前VPIのプレーヤー+アームを使っていた時より、アナログの再生品位は間違いなく向上している。

ElectronicsフォノステージはConcert FidelityのSPA-4C。おそらく世界で最もシンプルで信号経路が短いと思われる、半導体式のMC専用機。うちに届いたのは抵抗を通常のリード線付きのもの(といっても日本製の高級品)からチップ抵抗に変更した最新バージョンで、抜けの良さ、解像度、ミクロ・マクロ双方のダイナミクスが素晴らしい。価格差を考えれば当然ともいえるが、EAR 868に内蔵されている管球式フォノセクションは、これに比べるとモヤモヤと不透明でのったりしていて、全く勝負にならない。SPA-4CはMMカートリッジには対応していないので、お気に入りのLondon Referenceが使えないのが残念だが、この音の良さと引き替えなら、London Referenceを犠牲にしても構わないと思う。
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jazzaudiofan at 13:57|この記事のURLComments(3)TrackBack(0)
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jazzaudiofan
ジャズとオーディオが好きで、アメリカに住んでます。Audiogon等を通じてアメリカからオーディオ機器を個人輸入したい方をサポートしています。詳しくはこちらをご覧下さい。