こんにちは。放射能逃れに静岡に逃げたらその夜に震度6の直下型地震くらいましたw 列島は僕にお怒りのようです・・・。

 

さて、気になるのが原発の状態。日本での原発事故は初めてでなく、東海村臨界事故がありました。そのとき近隣にいて、避難された方のホームページがあります。「東海村事故の恐怖 」この1ページで得られる情報はかなり多い。すごく参考になりました。

気になったのが、

  • 体外被曝のみの検査で出された「安全宣言」は疑わしい(放医研職員の匿名証言)

今回の原発事故でも、枝野氏や保安員、またマスコミや専門家がしきりに「安全」と言い張る根拠は、体外被曝の値によるものです。

体内被曝をすると、放射性物質が体内に入り込み安定物質に変わるまで放射線を放出し続けます。体内で放射線を放出するので、皮膚などで防御されることなく、体内細胞の遺伝子が超近接で延々と傷つけられます。放射線は距離の二乗に反比例して減弱されます。つまり近ければ近いほど、甚大な影響を受けるのです。だから体外被曝より体内被曝の方が、何倍も恐ろしいのです。

テレビで比較される放射線値は、例えば飛行機に乗ってるとき浴びる値、CTスキャンで浴びる値などですが、これは当然「体内に放射性物質が入る余地のない」場合での安全基準です。放射性物質が飛来するような状況では話はまったく変わってくるわけです。「体内被曝しなければ(放射性物質を取り込まなければ)大丈夫」ということなんです。

 

枝野氏の会見で、気になったのは「ただちに人体に悪影響が起こるということはない」という発言です(「ただちに」を強調していたのが印象的でした。まるで裏を読み取れとでも言うような・・・)。この発言からわかることは二つあります。

ひとつは急性症状と、後々起こる症状の違いです。急激に放射能を浴びて起きる急性症状はだるさ、吐き気などです。もっと浴びると、白血球の現象など臨床値の変化が起きます。さらに浴びると・・・。腸管死や、骨髄死などの急性障害で数時間で死んでしまいます。ただちに起きる影響とはこのようなことかと思います。

一方で、長期的な目で起きる人体への影響は計り知れません。とにかく怖いのが発ガンリスクの上昇、妊婦の催奇です。僕は勉強不足なのであまり覚えてませんが・・・。放射能というのは、蓄積するものです。傷つけられた遺伝子は、同様に傷つけられた遺伝子を細胞分裂で生み出し、保存されます。ガンや奇形児が増えるだけではありません。広島の原爆投下では、逆に病人がピンピンに元気になった!ということがあったようです。まあこれは放射能が好影響を与えたレアケースですがwようするに「何が起こるかわかったもんじゃない」んです。一般に遺伝子が傷つけられると起きやすいのはガンですが、どう傷つけられるかによって影響はさまざまなのだと思います。放射能は、想像以上に恐ろしいものです。

もうひとつ、「人が1年に浴びて問題ない放射線の1/200に過ぎない(なので安心しろ)」という発言はマスコミ、東電、枝野氏口を揃えて言うんですけども、1年に浴びてよい放射線というのは「放射線の総量」です。そして情報開示される数値は「一時間に浴びる数値」です。ですから200時間浴びたら、もうどうなるかわからないんです。8日も浴びれば、身体症状が出てくる危険性があるわけです。僕はこのまま原発問題が収束するかと言えば、簡単にはいかないと思います。ありえないミスを頻発しているからです。だから、安全な値とはなかなか言えません。もちろん、きちんと屋内に居れば話は別ですが、被災者の方に施設に閉じこもっていろ、というのは難しい話です。食料や燃料を入手しなければいけないのですから・・・。

僕は正直、マスコミの情報は信用していません。僕が情報提供者だったら、正しい情報は流せないですから。例えば、避難範囲は20kmじゃぜんぜん足りない!だとか、首都圏にいる人は可能なら避難した方がいいよー!なんて、言えるわけがありません。圏内の避難所にいる老人やケガ人はどう移動すればいいの?ってことになるし、世界最大の人口密度を誇る首都圏では交通機能が麻痺!治安悪化!大パニック!なんてことになっちゃうからです。マスコミが情報を秘匿するのは当然です。だから

  • チェルノブイリの初期報道も「作業員3人が被曝し1人が死亡」程度だったが、最終的にはウクライナだけで13万人が死んでいる

これを読んだときは・・・やっぱり怖くなりましたね。復旧作業にあたっている作業員は、本当に無事なんでしょうか?けが人が出ているという発表はあります。しかし急性障害で亡くなった方は、本当にいないのでしょうか?そして30km圏内で自宅待機している被災者の方は本当に大丈夫なんでしょうか?チェルノブイリに比べれば今回は安全との情報がありますが・・・。とにかく無事を祈るしかありません。

今日のまとめです。マスコミが絶対に語らないこと。

  • 急性症状はなくても、遺伝子は確実に傷つけられている
  • 体内被曝のリスクが体外被曝より何倍も恐ろしいこと
  • 放射線総量と、"毎時"の値の違い。

マスコミが情報を出せない以上、提供される情報から、いろんなことを想定しなければいけないわけです。それで、この記事を書いてます。ほとんどだれの目につかない、ということを前提として。ちなみにこの手の情報を検討しようと某所に書き込んだら「風説の流布だ」とかいちゃもんつけられちゃいましたw だからここでひっそりと書きます。ちなみに僕は一応放射化学とその周辺を勉強しましたが、成績は良くないので間違っているところが多々あるかと思います。指摘していただければ幸いです。