Wincentってメーカー知ってますか?ヴィンセントと読みます。スウェーデンのメーカーで、ドラムスティックを作ってます。僕はというと、まるで知りませんでしたw
楽器屋でしきりに薦められたスティックです。その楽器屋では売ってなかったものの、どうやらその店員が自分の権限で販売させたようで・・・w どうやら非常に頑丈で長持ちする、良いスティックみたいです。他のスティックに比べて折れないそう。まあジャズ屋でスティック折るようなことはないと思うんですが・・・。いつも使っているプロマークのエルヴィンジョーンズモデルはよくチップの先が欠けて使い物にならなくなるので、好奇心もあり買ってしまいました。
僕が買ったのは比較的細身でチップの丸い7A型。持ってみると、非常に軽い!なんと重量39gでした。軽すぎ。でも他の軽量スティックと比べると重心の偏りもなく詰まった感じで不思議と好感が持てます。
また、同種のスティックをばらばらと眺めて、個体差があまりないのが印象的でした。重量さもエルヴィンモデルに比べると小さい。丁寧に作られてるんですね。
値段は二本で1600円ほど。決して安くはないんですが、なんでしょうね、楽器屋の店員と話込むと断れなくなるんですよねー。
さっそく持ち帰ってシンバルを叩いてみると、音がとてもブライトな感じです。僕が使ってるのはターキッシュのヴィンテージソウルですが、このダークさの塊のようなライドが明るく軽快な音を出します。素朴で自然に叩けるスティックですね。
素直で、上品。それでいて、他のどのメーカーでも出せないような音がなります。あくがなさすぎて逆に個性的です。値段が高いだけはあると思います。
この見知らぬメーカーも、 定番になる要素があると思います。高価なだけに妥協しないこだわりを感じます。スティックって値段がやけに偏ってますから、でーんとブランドイメージの強い高級スティックを出せば売れそうな感じがあります。